湖底

爆裂ハートフルコメディ

結局、Run Girls, Run!とは何だったのか?

一周忌ということで、解散直後くらいに書き始めて途中で下書きに眠ってた記事を放流します。RGRアドベントカレンダーが開催されるならそのネタにしようかと思っていたのですが。

 

早いもので、Run Girls, Run!の解散から1年が経ちました。

この間に林鼓子さんの躍進もあり、初めてRun Girls, Run!という存在を知った方もおられるかもしれません。

 

ファイナルライブの感想は前回書いたので、今回はRGRの5年半を振り返り、何が魅力だったのかをまとめてみたいと思います。

 

 

3人の個性が輝き、ファンと共に高め合う場

僕が何故Run Girls, Run!を5年半も推し続けられたのかと考えると、それはこのユニットが林鼓子森嶋優花厚木那奈美という3人がそれぞれの個性を発揮して輝ける場だったからだと思います。

 

声優ユニットには大きく分けて2種類あり、作品発の劇中ユニットとしてキャラクターを演じるものと、特定の作品に依存しない声優本人が主体のものとがあります。RGRは前者として出発したものの、活動実態としては後者でした。

 

Run Girls, Run!は「Wake Up, Girls!新章」の劇中ユニットとしてデビューしましたが、ライブのステージに立つ3人は、ごく初期を除けば二次元RGRをなぞったものではありませんでした。同様に、3人とも「キラッとプリ☆チャン」のメインキャラクターを務めていますが、プリティーシリーズには作品としてのライブが別にあるため、RGR単独のイベントでは、林鼓子森嶋優花厚木那奈美の3人としてステージに立ってくれました。その3人の自然体のパフォーマンスがとても好きだったんですよね。

 

そして3人とも、ライブ中に客席とのコミュニケーションをすごく楽しんでくれるタイプのアーティストでした。オタクが楽しそうにしてると本当に嬉しそうにしてくれるんですよね。適度にレス返してくれるし。

ファイナルの感想にも書きましたが、オタク一人一人の反応が直接ステージ上に伝わり、それを演者がパフォーマンスで返してくれる。ステージから客席への一方通行でなく、相互に高め合うことができたのがRun Girls, Run!のライブでした。

コロナで長らく制限されてしまったものの、常識の範囲内であれば跳んだり叫んだりすることもウェルカムな雰囲気で良い現場でした。5周年ツアーとかファイナルでは最後の方オタク全員鬼マサイしてましたからね。

 

特定作品の世界観を表現する場ではなく、素の3人が個性をぶつけ合い、ファンと共に自らの物語を作り上げていく場。それがRun Girls, Run!でした。

 

今後3人が再びライブのステージに立つことになっても(一人はもう立ってますが)、個人としてアーティストデビューでもしない限りはコンテンツのイベントにキャラクターを背負って出ることになるので、なかなかこういう空気感にはならないのかと思うと少し寂しいですね。

もちろんコンテンツの力を使ってRGRでは辿り着けなかった大きな舞台に立てることは素晴らしいことですし、声優としてはむしろそれが王道だと思うので、3人ともそういう未来が来るなら喜ばしいことです。まさか夢だった武道館を飛び越えて東京ドームに立つ日が来るなんてね。

 

曲・パフォーマンスが良い

あとは曲が良かった。タイアップ曲が良いのはもちろんですが、カップリングも含めて「捨て曲」と言えるような曲は1曲も無かったと感じています。途中で制作体制が一新*1されたものの、デビュー曲「カケル×カケル」から、「ランガリング・シンガソング」「無限大ランナー」を経て最後のリリースとなったGet set, Go!収録の「Believer Switch」まで、疾走感溢れる楽曲群でRGRのコンセプトを貫き通せたのは良かったと思います。

 

また、RGRは声優アーティストにしては距離が近く、地下アイドルとしてはパフォーマンスが良すぎるユニットでした。接近イベントはそれほど頻繁に行われた訳ではありませんが、何度か話せば普通に認知が得られ、ライブや出演作品の感想から雑談まで気さくに話すことができました。一方でライブパフォーマンスは流石のavex仕込みで、激しい振り付けを伴いながらの生歌の安定感ではそんじょそこらの声優ユニットやアイドルたちには負けないものを見せていたと思います。

 

 

アイドルフェスに出る機会も多くありましたが、基本的に対バンで特典会はやらない方針だった*2のでその場で新規を獲得することはほぼ無く、逆に他の出演者の特典会でランガのオタクはどんどん釣られて流出していきました。初期のオタクは大半が地下に潜っていきましたね……。

 

アイドルの対バンって特典会までがセットでドルオタもそのつもりで来てるので、接近やらないなら出る意味あんまり無かったなと今でも思います。パフォーマンスで客を呼びたいならもっとアニソンの対バンに出てほしかったところですが、コロナ禍に入ってアニサマANIMAX MUSIX以外の中小規模アニソンイベントがほぼ全滅してしまったのが痛かった。かつて駆け出しのアニソンアーティストはそういうイベントで場数を踏んで経験値とファンを増やしてきたんですけどね。アニマには2回出演*3しましたが、アニサマはけやき広場止まりで本選出場ならず。

その中で「京Premium Live」は毎年呼んでくれて本当にありがたかったですね。しかもほぼ全出演者に4〜5曲の枠を用意してくれ、タイアップ曲以外も聴ける素晴らしいイベントです。

 

アニソンアーティストとしては、a社は他レーベルよりも自社アニメの枠が少なく、それを先輩ユニットら他の所属アーティストと奪い合う状況で、プリチャン以外はなかなか主題歌を歌えませんでした。何本か得た深夜アニメタイアップも総じてアニメのクオリティが低くヒットには至らず。曲は良かったんですが……。

 

そのほか1stツアーで強気すぎる箱を選んでガラガラ、2ndで一転絞りすぎて落選祭り、3rd*4と4th*5以外は単独公演の映像が残っていない等々運営には不満タラタラだったのですが、それでも声優ユニットが現れてはすぐ消えていくこの時代に、5年半も活動を続けてくれたことには感謝しかありません。本人の意向を尊重したソロ曲の制作やバースデーソロイベントの開催など、巨大コンテンツに属さない声優としてはかなり恵まれた環境だったと思います。

 

 

何より、僕が最初から最後までこのユニットから離れられなかったのは、3人の真摯な人間性によるものが大きかったと思います。

 

厚木那奈美さんという推しメンこそいるものの、本当に3人とも良い子で、誰一人無視できる存在ではなかった。だからこそ写真集クラファンで15万1人ではなく30万で3人を呼んだんですよね。今思えば45万円払ってもよかったなとちょっと後悔してますが。

 

それはファイナルライブでのお手紙や、Run Girls, Run!として最後の日に更新された3人のブログからも読み取れるはずです。

 

 

3人の実力や人間性を鑑みれば、それぞれRGRではない別の形でデビューしていても全然おかしくなかったと思います。ひょっとしたら、最初からもっと売れて人気声優になっていた世界線があったのかもしれません。

 

でも、この3人がRGRとしてデビューし、僕の目の前に現れてくれて本当によかった。

RGRじゃなかったら、この3人を3人とも追いかけることはなかっただろうし、この3人じゃなかったら、RGRがこんなに好きなユニットになることもなかったでしょう。大好きな3人が、大好きな曲ばかり歌ってくれて、近い距離でコミュニケーションが取れる。本当に奇跡みたいな5年半でした。

爆売れしなかったからかもしれないけど、こんな実力派のユニットを手を伸ばせば届くような距離で眺めることができたのは幸運でした。

 

だから、いま林鼓子さんが立て続けに大きな作品の大きな舞台に立っていることも何ら不思議ではなくて。

 

もちろん、仮にRGRが爆売れしていたとしても3人は変わらずファンと真摯に向き合ってくれていたと思うし、今後もそうあり続けてくれると信じています。ラブライバーやバンドリーマーの皆様も安心してください、林鼓子さんは裏切りません。もちろん、森嶋優花さんと厚木那奈美さんも。

 

ダラダラと綴ってきましたが、結論としては、Run Girls, Run!「ちょうどいい」ユニットだったんだと思います。少なくとも自分にとっては。

実力と距離感のバランス、3人の個性のバランス、楽曲のクオリティ、タイアップ作品との相互作用、その全てがちょうど良かった。

 

オタクの輪

メンバーが仲良かったのかどうかはわかりませんが、オタクは仲良しでした。でも仲良くなったのは割と終盤になってからでしたね。

元々WUGとプリティーシリーズという2つのルーツを持つユニットなので、オタクもそのどちらかを出自とする者が大半でした。そしてワグナーとプリのオタクは、表立って敵視はしていなかったけど、相互不干渉という感じが長く続いた気がします。僕自身、長らくプリ出身のオタクとはあまり絡まず、WUGからの身内とばかりつるんでいました。さらにコロナ禍でオタクの交流がなかなか進まず、融和が進んだのは解散直前の2022年ごろから。コロナ禍による断絶で初期からのオタクが減った一方、活きの良い新規オタク達が流入してきたことが刺激となり、「ランナー」としてのまとまりが出てきたように思います。その矢先に解散発表があり、最後は一枚岩になってラストスパートを駆け抜けられたかなと。

解散後もランナー同士でキャンプ行ったりユニバ行ったりと仲良くしてくれてありがたいです。みんな女性声優のオタク辞めても友達でいてくれよな。辞められんか。

 

まとめ

Run Girls, Run!の活動は決して順風満帆ではなかったですし、先輩のように最後に目指していた場所に到達して終われたとも思えないのですが、それでもRGRはRGRなりの輝きを残して役目を終えたと思っています。今は林さんが一歩先に進んでしまいましたが、3人とも、それぞれのペースでそれぞれの道を歩んでいった先の世界で、ふと振り返ったときに「Run Girls, Run!をやってて良かったな」と思うことができたのなら、このユニットは成功だったのだと思います。

 

ファイナルライブの感想にも書きましたが、一つのユニットが誕生した瞬間から最後の日まで、5年半も追いかけることができたのは本当に幸せでした。我がオタク人生に一片の悔いなし。

 

今は無きゲーマーズ京都店にて(2017年10月)

*1:立ち上げ時のプロデューサー村上貴志氏の退社に伴い、「Run Girls, World!」から木皿陽平氏ディレクションを担当

*2:2018年11月の「わーすた presents わんわんにゃんにゃん秋祭り」など例外も

*3:2019大阪、2019神戸

*4:コロナ禍で計3回の配信。「ドリーミング☆チャンネル!」LIVE盤に最終公演を収録

*5:「Get set, Go !」LIVE盤に東京夜公演を収録

快適な睡眠環境とおしゃれな花飾り:2023年のおすすめアイテム

↑記事タイトルははてブのAIタイトルアシストが考えてくれました。

 

今の住環境は2022年でほぼ完成したので2023年はあまり劇的な買い物をしなかったのですが、いくつか買ってよかったものを紹介します。

 

2022年の記事

 

ニトリ Nウォーム ぴったりフィットマルチシーツ

暑がりだけど冬は毛布派の自分にとってちょうどいい暖かさと肌触り。伸縮性のある生地でシーツを丸ごと包むので寝てるうちにズレて冷たい部分が出てくるということがなくて快適です。

 

Miriyon 踏み型デスクヒーター

https://amzn.asia/d/5spJxRl

前に普通のホットカーペットを買ったけどあまり暖かくなくて買い替え。ホットカーペットは足裏しか暖かくないけど、これは横からも熱が来るので膝下が全体的に暖かい。ブランケットを被せれば下半身がかなり暖まります。オマケでダサめの柄のブランケットが同梱されていましたが、僕は着る毛布と併用して無敵の暖かさを手に入れました。

 

ニトリ ボールランプ(PLANETA C-116TL)

我が家は天井照明がスポットライトタイプのシーリングライトなのですが(前年の記事参照)、部屋の隅にもう少し明るさが欲しかったので導入。ニトリなので安くて良い。

最初60Wの電球を入れたら眩しすぎて雰囲気が台無しになって40Wにしたら良い感じになりました。SwitchBotのスマートプラグでアレクサに対応しています。

 

SONY Xperia 1 Ⅴ(XQ-DQ44)

SO-01BからのXperia厨なので。前使ってた1Ⅱは購入当初から望遠側カメラの調子が悪くほとんどピント合わなかったのが爆速で合うようになりストレスが大幅に軽減されました。画質はハイエンドモデルとしては可もなく不可もなくというレベルだと思います。当初はタッチパネルの感度がめちゃくちゃでゴーストタッチやタッチ切れが頻発していましたがファームウェア更新でだいぶマシになった気がします。

まあ正直20万円の価値があるかと言うとうーんだけどXperiaが好きだからこれしか選択肢が無い。

スタンド付きの純正カバーが質感良く、カメラ撮影時のグリップにもなってお気に入りです。

 

Run Girls, Run!FINAL LIVE ~新しい道の先へ~ シューレースセット

人気スポーツブランド「Run Girls, Run!」の靴紐です。3色セットのうち水色を手持ちのonのスニーカーに着けたら良い感じになりました。残念ながらこのブランドは2023年3月末で解散してしまったようです。

 

峯田茉優 1st PHOTOBOOK AURORA

峯田茉優さんが石垣島竹富島で撮影したフォトブック。5月の発売直後に行った鈴木このみのオタク達との石垣島旅行に持っていきました。川平湾や竹富島の西桟橋など定番スポットだけでなく、のばれ岬の絶景カフェなどこれのおかげで知れた場所も多く、ガイドブックとして非常に役立ちました。何よりどの写真も本当に素晴らしくて、旅行メンバー誰一人としてだまゆに真剣なオタクではないにも関わらず全員観光そっちのけで聖地巡礼に勤しんでました。

その結果2023年最大のバズツイを獲得

 

ちなみにこちらのアイテムも石垣島旅行のガイドブックとして非常に有用です。

 

青木陽菜と立石凛のひなりん夏祭り パスケース

hinapiyo face……(圧倒される……)

 

青山吉能トーク&ライブツアー2023「こぼればな(し)」 花瓶

そろそろ部屋に花の一つでも飾ろうかなと良い感じの花瓶を探していたところ青山吉能さんのライブに行ったら売ってました。会場に入場したら椅子の上にメッセージカードとお花(造花)が置いてあったのでそのまま挿して飾っています。「よ」のロゴがダサくて良いですね。大きめのグラスとしても使えるそうです。

 

 

いかがでしたか?ニトリと女性声優は生活の質向上に寄与してくれますので皆様も積極的に活用していきましょう。

 

 

おわりだよー(o・∇・o)

 

 

P.S.

AI作成のタイトル案には「青山吉能さんのダサくて良い花瓶でお部屋を彩ろう!」という最悪のパターンもありました。

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買ってよかった2023

2023年ライブ10選

 

今年のライブ10選をX(旧Twitter)にまとめたのですが、140字では書ききれない感想もあったので完全版を書いていきます。

 

以下、時系列順です。

 

 

1/28 DIALOGUE+ Zepp Tour 2023 「Superday |Longitude|」大阪

「走れ」をようやく生で聴けてよかった。ランナーなので。名古屋も行ったけどセトリ的にはツアー後半(―)より前半(|)の方が好きでしたね。走れ→ガガピーとか、やかちゃんの見せ場多かったし。

D+さんは最近の曲があんまり……なのですが、今後も年一くらいで近場のライブに遊びに行きたい所存です。

 

3/25 Run Girls, Run!FINAL LIVE ~新しい道の先へ~

別記事参照。お疲れ様でした。

 

7/16 鈴木このみ Standing Live 2023 〜CALL〜

コロナ明け初のオールスタンディング*1。久しぶりに最前の柵と後方から押し寄せるオタクの圧に挟まれて死を感じた。死に近付くことでこそ生きていることを実感できるんですよね(Theater of Life)。

これでもかと熱量のある曲をぶつけてきて、これぞ鈴木このみというライブでした。

これは本公演後に20分一本勝負でやったRESPONSE公演

 

8/12 ELLEGARDEN Get it Get it Go! SUMMER PARTY 2023 大阪

2023年最大の目標だった「エルレのライブに行く」を達成――。

風に吹かれながら風の日を、赤く染まる空を背にMissingを、星空を見上げながらスターフィッシュを浴びられて感無量でした。やはり野外ライブしか勝たん。

学生時代、ちょうど聴き始めた頃に活動休止したバンドが10年越しに活動再開して15年越しにライブに行けるなんて、長生きすると良い事もあるもんですね。

 

8/13 鈴木このみ ALL REQUEST LIVE 大阪公演

クソ暑い中リリイベに通った2015年の夏を思い出してガチの感情になりました。久しぶりにライブで高まりすぎてメガネ破壊した。

 

8/19 プリキュアシンガーズ Premium LIVE HOUSE Circuit! vol.3 <2004-2008 First 5 Years ~東京公演~>

2023年にこんなセトリのライブ行けるんだ。チケ当たらなくて干す気マンマンだったけど直前に譲ってくれたオタクに感謝。

大阪の2009~2018公演にも行って『イェイ!イェイ!イェイ!』で爆踊りしてきたんですけど、僕がオタクになった真の原点は「ふたりはプリキュアMaxHeart」で、中高生時代狂ったように聴いていた曲たちを20年越しにライブで味わえるなんて……。

無印の曲だけでなく、『「笑うが勝ち!」でGO!』とか『ワンダー☆ウインター☆ヤッター!!』のコールをライブで叫べる日が来るとは。長く続いてるシリーズなのでOPだけは今でも歌われる機会がそこそこあるけど、EDやキャラソンはこの機会を逃すともう聴けなさそうなので本当に行ってよかった。

 

8/27 Animelo Summer Live 2023 -AXEL- DAY3

アニサマには毎年文句ばっか言ってるけど、今年の3日目は良かった。僕の好きなアーティストが集まってたし、ちゃんと新旧の人気アニメの曲をアニメ映像と共にやってくれたた。

何よりオートリマサヨシさんが完璧でした。ツカミは代表曲『君じゃなきゃダメみたい』で、自身の提供曲であり今年の覇権アニメの曲である『サインはB』をセルフカバーし、『uni-verse』で全てを一つにして大団円。グリッドマンは未履修なのですが、この曲マジで良かったですね。曲知らなくても誰でもすぐシンガロングできるわかりやすい作りで、歌詞もアニサマの原点であるONENESSを感じさせるものでした。アニメ映像に歌詞を出した演出も偉い。

さらに今年のテーマソングの前に、1年延期を経て披露されるも声出しが叶わなかった自身作詞作曲のアニサマ2020テーマソング『なんてカラフルな世界!』。これは掛け値なしに感動しました。今年の大トリがオーイシさんで本当によかった。

そしてMyGO!!!!!は見事に爪痕を刻んできましたね。5人のキャラクターとしてのパフォーマンスを貫き通して強い曲をメドレーでやりきった。アニメで注目度が高まる中で完璧にオーディエンスの心を掴む内容だったと思います。

 

9/17 NAGANO ANIERA FESTA 2023 Day2

野外フェス、最高〜✌

推しの出番以外は芝生で酒飲んで強い曲が来たらステージ前にダッシュするこの感覚ね。DAYS of DASHで数億年ぶりに走り回れたのも良かった。🈁の🌈の姿も見れたし。アニソンフェスのトリにいるFLOW、デカすぎる。

ステージ終わりで外歩いてるsgrmyとすれ違いざま謎に目が合って事務的な会釈を交わしたり、FLOWやAngelaに一般客として突入してきたsgrmyを至近距離で眺めたりと貴重な体験ができたのもよかった。

前日のオタクとのコテージ泊も楽しかったですね。

 

11/4 BanG Dream! 12th☆LIVE DAY2 : MyGO!!!!!「ちいさな一瞬」

間違いなく今年ベストイベントです。アニメ終わった直後にアニメをなぞった内容でライブやるのは正義なんだよな。顔出し後のワンマンは初参加だったけど、ステージ上に萌え萌え女性声優5人とMyGO!!!!!のキャラクター5人の両方が確かに存在していた。

詩超絆は今後のライブでやっても同じ演出は二度と無いと思うので本当に生で目に焼き付けられてよかった。アニメを見た熱量のままこれを目撃できたのは幸せです。

 

マツウラさんの感想ブログがめちゃくちゃ良かったので貼っておきます。

 

11/12 第6回「京都アニメーションファン感謝イベント」 KYOANI MUSIC FESTIVAL ―トキメキのキセキ― DAY2

両日参加でしたが、2日目はなんと最前ほぼドセンという神席。最前でSOS団5人とハレ晴レを踊る日が来るとは……。学校そっちのけでアニメを貪ってた青春の思い出が蘇る数々の名曲を味わい、人生の総決算が完了。本編ラストの『時を刻む唄』が終わった後、静まり返った会場内の各所からオタクのすすり泣く音が響いていたのが印象的でした。そうだよな、これが俺達の”””人生”””なんだよな……。

eufoniusさんもやっと初めて生で聴けたのが嬉しかったし、帰り際に京都駅でお土産を買う姿を見て微笑ましく思ったりもしたのに、まさかこの数日後に訃報を目にするなんて。心より菊地創さんのご冥福をお祈りいたします。

 

まとめ

今年の参加イベント総数は53でしたが、うち7回はユーフォの舞台挨拶なので実感としては50以下に抑えられたかなという感じです。MyGO!!!!!にドハマりしなければもっと減っていたはずですが……。

何より4月以降遠征する数をだいぶ絞ったのでかなり楽になりました。もうヤコバには乗りたくない。その分近畿圏で開催される今まで行けなかったアーティストにも手を伸ばせました。

あと10選を見てもらえばわかると思いますが、今年は僕の人格を形成したコンテンツ・アーティストの復活公演的なものに多く足を運べたので、人生の棚卸というか、一度は見ておきたいものを消化できてよかったですね。終活を進められました。

 

2024年は真剣にオタク引退するのでよろしくお願いします。

 

それではまた来年、MyGO!!!!! ZEPP TOUR 2024「彷徨する渇望」と蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜でお会いしましょう。

良いお年を!

 

*1:実際には7/1にスタンディングでFC限定ライブをやってるのですが

BanG Dream! It's MyGO!!!!!は令和最大級の「優しいアニメ」だ

マツウラさんが一気見した勢いのまま良い感想ブログを投下してくれたので僕も勢いで書き殴っていこうと思います。なるべくネタバレ無しで。

 

僕自身、バンドリはポピパ初期(最初の武道館あたりまで)に一時期どっぷりハマったものの、アニメはCG臭さが受け入れられずに1期で離脱して、音ゲーが苦手なこともありコンテンツ自体からも離れていました。

そんな僕でも、女性声優の顔に釣られて見始めたMyGO!!!!!は毎週夢中になって追っかけているので、より多くの人にこの作品の魅力が伝わればと筆を執りました。

 

さて、先日MyGO!!!!!を「鬱アニメ」と評した記事がリリースされ、賛否両論で話題になったのは記憶に新しいところです。

 

個人的には「鬱アニメ」という表現には少し違和感がありますが、今までのバンドリアニメとは違う世界観であることを端的に表現したパワーワードでもあり、ややミスリードではあるものの興味を引く見出しとしては上手いなあと思いました。実際に話題になり、これまでバンドリがリーチできなかった層にも届いたなら勝ちですしね。

 

ただ僕の印象としては、このアニメはとても「優しい」作品だと感じています。

 

MyGO!!!!!の主人公5人を簡単に紹介すると、以下のような方々。

 

・Vo 高松燈(CV:羊宮妃那):幼い頃、自分が好きなダンゴムシを良かれと思って友達にプレゼントして嫌がられるなど、他人と趣味嗜好がズレている。他の人と同じものを見て同じように笑ったり泣いたりできないことにコンプレックスを抱え、「人間になりたい」という気持ちをノートに書き殴っていたらバンドにスカウトされてしまった。字が汚い。

 

・Gt 千早愛音(CV:立石凛):目立ちたがりのお調子者。転入先のクラスで燈をバンドに誘うが、「こいつとバンドを組めばウケる」という打算によるもの。ギターは下手。コミュ力は高いので揉めてる相手にもガンガン対話を促す。

 

・Ba 長崎そよ(CV:小日向美香):周囲を見守るお姉さんキャラ。お嬢様学校の吹奏楽部に所属。常に優しく微笑みを振り撒いているが……。過去に囚われた女。

 

・Dr 椎名立希(CV:林鼓子):イラチで常にケンカ腰。燈ガチ恋勢。燈がいればそれでいい。相手の本質を突く一言を放ちがち。作曲担当でライブハウスでバイトしてる。

 

・Gt 要楽奈(CV:青木陽菜):野良猫。ギターを弾きたいときだけ現れて天才的な腕前を披露するが、音楽以外での他人とのコミュニケーションに興味なし。スマホは持っているが通知画面を見るだけでろくに使えない(ねこあつめは入ってる)。

 

とまあ見事にバラバラでみんなコミュニケーションに難を抱えているんですが、それでも誰も「排除されていない」んですよね。

特に燈や楽奈なんて悪い言葉で言えば完全にコミュ障で、今時なら何らかの診断名がついてしまうような特性かもしれないけど、周囲の人はそれを「個性」と受け止めていて、それを理由に意地悪するようなことはしない。そういうことを変に強調せず、ごく自然に描かれている。

 

散々言われているようにこのアニメはギスギスと揉め事が起きまくるのですが、それは互いの意見や価値観がぶつかり合うからであって、決して一方的な悪意は無いんですよね。ケンカはあるけどイジメは無い。

 

最近は現実世界でもSNSでも、揉め事が一切無いことを良しとするような、過剰な平和主義が蔓延しているという印象があります。揉め事を回避しようとするあまり、他人に意見をぶつけられない社会になっている。表面上取り繕ってなあなあで済ませがち。

 

でもこのアニメは、人の個性や意見がぶつかり合うことを真正面から描いてくれます。それぞれ譲れないことがあるから、簡単に解決する問題じゃない。だからギスギス、ドロドロする。でも人生において、時にはそういうことも必要だと思うんですよね。特に大人になってからはなかなか人とケンカできないので。このアニメはそれを肯定してくれる作品です。

 

簡単にわかりやすく見ていて気持ちのいいアニメを作るなら、揉め事を長々と引っ張る必要は無いのに、このアニメは登場人物一人一人の気持ちをとても大切に描いていて、だからこそ泥沼になっていきます。正直見ていてしんどいし万人受けはしないと思うけど、僕はこういうアニメが大好きなんですよね。ストーリーのためにキャラクターの意思を犠牲にするのではなく、キャラクターの意思からストーリーが紡がれている。

 

そして、最後には(まだ放送途中ですが)ちゃんと分かり合える。言葉で話し合っても通じなかった相手とも、音楽でなら分かり合える。一つになれる。その尊さがしっかりと描かれていました。このアニメは、魂を込めてそういうメッセージを伝えてくれています。本物の音楽アニメ、ロックンロールアニメです。

 

バンドリに興味が無くても、CGアニメが嫌いでも、一度見てほしい素晴らしい作品です。まだ最終話を迎えていないので全然追いつけます。木曜の深夜、一緒にハラハラキリキリしましょう。

 

それでは皆さん、ご唱和ください。

 

BanG Dream! It’s MyGO!!!!!、BanG Dream! It’s OMORO!!!!!すぎる!!!!!

【ネタバレあり】映画「君たちはどう生きるか」感想

宮崎駿の新作映画を予備知識一切無しで受容できる」という人生でおそらく最初で最後のチャンスを逃すのは勿体無いなと思って初日に鑑賞しました。

 

平日午前にもかかわらず流石の埋まり具合でしたが、見た感じほとんどが30代以上の男性だった気がします。ジブリファンの高齢化を感じる。

 

以下、ネタバレ込みの感想を書いていくのでご注意ください。

タイトル元の書籍を含め、事前知識一切無しで1回観ただけなので事実誤認・解釈違い等多々あるかと思いますがご容赦ください。

 

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やっと、名前を呼べたね。「Run Girls, Run!FINAL LIVE ~新しい道の先へ~」感想

本当は解散日である3月31日までに書き上げたかったのですが、残念ながら間に合いませんでした。今はもうRun Girls, Run!がいない世界だけど、かつてこの世にRGRというユニットが存在し、最後まで全力疾走で駆け抜けたのだというその足跡を、ここに書き残します。

 

大切な思い出なのでライブ前後の出来事も記録していますが、長いので本編の感想まで読み飛ばしてもらって構いません。

 

  • 開場前のワイワイ
  • 入場
  • ライブ本編
  • グリーティング
  • まとめ
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夜行バス完全攻略マニュアル

こんにちは。2022年は女性声優に会うために36回夜行バスに乗車した30代異常独身男性こと僕です。これでもだいぶ減った方で、全盛期にはほぼ毎週乗ってて4夜連続夜行バスということもありました*1

 

 

いつも現場で「往復ヤコバだよ~ん」って言うと「マジか」みたいな反応をされるのですが、慣れればこれほど効率的に移動できる乗り物は無いので、ぜひもっと多くの人に上手く活用してもらいたいと思って教訓をまとめることにしました。

 

なお、快適性よりもコスパ重視の遠征オタク視点という偏ったレビューであることをご了承ください。

 

  • 夜行バス移動のメリット
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*1:連休取れなくて労働→舞台→労働→舞台→労働

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