湖底

爆裂ハートフルコメディ

なぜWake Up, Girls!は“エモい”のか

元号が変わり、令和の御代を迎え1ヶ月以上が経った今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は相変わらず、平成日本にかつて存在した声優ユニットのことを毎日考えています。元メンバーが出るイベントに足を運ぶ度、顔見知りのワグナー達と3月8日の遺品である草ブレードを持ち寄って想い出話に花を咲かせています。

 

この3ヶ月間、ずっとWake Up, Girls!を総括する文章を書こうと考えていました。ファイナルライブの感想は書きましたが、僕がこの数年間全力で推していた理由は何だったのか、WUGの魅力とは何だったのか、改めてまとめる必要があると感じました。

 

しかし、いくら考えても答えが出ないのです。彼女達の魅力を簡単な文章に落とし込むことなんて不可能でした。そう、まさにファイナルライブ「想い出のパレード」の公式サイトにあった紹介文のように。

 

──アンコールが鳴り止まない。

 

Wake Up, Girls!(ウェイクアップガールズ)は、
2013年から2019年3月まで活動した声優ユニット
メンバーは、吉岡茉祐永野愛理、田中美海青山吉能山下七海奥野香耶高木美佑 の7人。

 

ステージ上で魅せるライブパフォーマンスを、単純な一言で飾るのは勿体無い。
ユニット名を叫ぶアンコールは、いつもライブで鳴り止まなかった。


──そのくらいの話だっていい。
それでも私達はその日の7人を誰かに伝えていこう。
みんなで過ごしたその瞬間。
想い出のパレードを。*1

 

でも敢えて、WUGをこれ以上なく簡単で陳腐な一言で表現すると、「エモい」。

この言葉に尽きると思います。

 

 

WUGに数々の楽曲を提供してきた広川恵一氏もこう仰っています。

しかしこの「エモみ」は昨今多用されるような安っぽい意味合いではありません。

 

 

“二つ以上の相反する感情が複雑に混じり合った結果生まれる焦燥感や哀愁”

 

これです。これこそがWUGちゃんを見て感じる特別な感情なのだと、このツイートを見て理解しました。

 

他のアーティストのライブに行って高まることはあれど、腕を振ることもできず呆然とステージを見つめることしかできなくなったり、ライブ後に感情が溢れ出してため息しか出てこないような状態になったりしたのはWUGだけでした。

 

ただ「楽しい」「可愛い」だけじゃない、複雑な感情の巨大な集合体。それは解散発表前から感じていたものですが、あの2018年6月15日以降は輪をかけて強くなりました。

 

なぜ、Wake Up, Girls!はこんなにもエモいのか。その理由は、彼女達の一筋縄では行かない、紆余曲折に満ちた6年間の道のりにありました。

ここで6年間どれほど逆境に次ぐ逆境だったか書こうかと思いましたが、どれだけ書いても書ききれないし野暮なのでやめておきます。ただ一つ言えるのは、それを乗り越えてきたからこそ、7人の絆は最強と呼ぶに相応しいものになったのだということです。

その姿が、アニメ劇中で何度も挫折を味わいながらも輝こうとするキャラクター7人にも重なって、エモーショナルな感情が生まれてくるのです。

  

また、楽曲もその魅力を最大限に引き出してくれました。

 

奥野香耶さん(以下、奥野):7人で激しくダンスをして、雰囲気もすごく楽しそうなんだけど、どこか儚さがあるというか。明るい中にそういった影みたいなものが見え隠れするのが、『WUG』の楽曲っぽさなのかもしれないなって思います。

(中略)

ーー哀愁感というか、そういったものでしょうか?

田中*2:哀愁という言葉では必ずしもないのですが、作曲家としての演出意図としてそのポイントはあります。曲で人の心をどう動かすのか?ということを常に踏まえながら、作っていますので。奥野さんが仰ったように僕たちは『WUG』の楽曲について、「ただ明るいだけの曲」を制作していないのは事実です。

僕たちが『WUG』の曲を作る時に、聴いてくれている方たちを「明るいだけの気持ちに引っ張っていく」ようにしないことが、『WUG』の楽曲らしさにつながっているのかもしれませんね。どう?合ってる?

広川:合ってると思います。エモみってことですかね?

田中:エモみって言うと、急に俗っぽくなるね(笑)。

広川:感情の熱さというか。そういったところはありますよね。*3

 

そして、東北への想い。ただのアニメ聖地以上に重い意味を持つ土地を背負って、彼女達は活動を続けてきました。

 

 

 

アニメキャラを背負ったユニット、ビジュアルが可愛いユニット、曲が良いユニット、歌が上手いユニット、ダンスが綺麗なユニット、仲が良いユニット、東北に向き合ったユニット、挫折を味わったユニット、大人に裏切られたユニット、最後に夢のステージへ辿り着いたユニット……

 

それぞれ個別の要素を見れば、他にも同様の声優ユニットやアイドルグループはたくさんいるのかもしれません。でもこれらや、ここには書ききれないくらいたくさんの要素が相互に複雑に絡み合って生み出されるものが、WUGの「エモ」でした。そのどれか1つでも欠けていたら、3月8日の光景はまた違ったものになっていたのかもしれません。

 

そのファイナルライブ「想い出のパレード」のBDが間もなく発売されます。

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中にはこの円盤で初めてWUGちゃんを見るという人もいると思います。全然WUGを知らなくても、初見で純粋に楽しめるライブ映像になっていることは間違いないでしょう。

でも、もし今からでもWUGちゃんを「良いな」と思ってくれたなら、少しでもWUGのパフォーマンスに「エモみ」を感じたのなら、その背景にあるアニメと6年間の出来事をぜひ遡ってみてください。

 

Wake Up, Girls!は知れば知るほど面白くなるコンテンツです。彼女達の6年間の歩みに目を向けることで、楽曲やライブ映像はどんどんエモみを増していくはずです。

 

 

※この記事は「トキノドロップ」さんのWake Up, Girls!記事連続投稿企画「はじめましてのパレード」に参加しています。

 

tokinodrop.tokyo

Wake Up, Girls!FINAL LIVE ~想い出のパレード~

開演前の記録はこちら。

 

本番

タチアガレ!

制服姿の7人がそれぞれの地元からSSAに集うOP映像(この時点でもうボロ泣き)に続いて、もう何度も何度も聴いてきたイントロが流れ出す。やっぱりな、そうじゃなきゃな。想い出のパレードの先頭は、始まりの曲から。

後光が差すような背景を前に、リフトアップされた制服衣装の7人が登場。「Wake Up, Girls!」の叫び声と同時に花火が弾け、一気にテンションが上がる。

僕はちょうど通路席だったので、今までで一番激しく振りコピしました。悔いのないように全力で。全力でやりすぎて早速腰を痛めた。

まゆよぴのソロ合戦、過去最高でした。

 

16歳のアガペー

久々にイントロで崩れ落ちた。HOMEツアー終盤には曲順も読めてしっかり立ったまま聴けるようになっていましたが、セトリが変わるとやっぱりダメだった。

「名前を呼ぼう」ではギリギリまで迷ったけど、最後は「WUGちゃん」と叫びました。アガペーはもう聴けないけど、推しの名前を叫ぶ機会はまたあるはずなので。

7人は途中からセンターステージに。初期の曲を初期の衣装を着て広大なアリーナの真ん中に立って歌っている姿はなんとも不思議で、これがWUGのワンマンなんだなぁと徐々に実感してきました。

そしてSSAに響く落ちサビでの推しのソロ。噛み締めました。

 

7 Girls War

そのままセンターステージで横一列に並ぶフォーメーションにガッツポーズ。「行くぞ!がんばっぺ!Wake Up, Girls!」のコールも最後か。7色に輝く客席の真ん中で歌う姿はまさに1期OPの再現。そんな大舞台でも7人がちゃんと楽しめている様子はしっかり伝わってきました。原点回帰の「涙ファ~」もごちそうさまでした。

 

ゆき模様 恋のもよう

そう、これも設定上は初期の曲。「青葉の記録」は見に行けなかったけど、「青葉の軌跡」の想い出がよみがえる。これまでのホールツアーとは桁違いの音圧で広川恵一サウンドを全身に浴び、どんどん気持ちよくなっていく。

 

言の葉 青葉

背景には撮り下ろしの仙台の映像。つい2週間前には実際に仙台で聴いて風景も見てるのに、それでもやはりグッと来る。ツアー千秋楽でのまゆしぃソロは想いが強すぎてもはや歌と呼べるような状態ではなかったけど*1、この日はしっかり歌として完成されていました。

ラスサビはMVと同じ光のページェントの映像を背負って。去年のクリスマスイブにワグナーと見た光景を思い出し、こみ上げるものがありました。

この曲はツアー岩手公演で一緒に歌ってくれたイーハトーヴシンガーズさんが歌い継いでくれていて、SSA2日後の岩手県宮古市での復興支援コンサートでも歌われました。解散後も地元の人々がWUGの曲を歌い続けてくれるなんて、こんなに嬉しいことがあるでしょうか。6月の盛岡公演でも歌うことが告知されているので、ぜひ足を運んでみてください。僕も行きます。

 

ここで7人は一旦下がり、「七人のアイドル」から「Beyond the Bottom」までのアニメ映像が。「WUG最高~!」の映像をここで流してしまうとは意外でした。もしかしてBtB歌わないの?それは嫌だな。映像の最後は「そして物語は次の1ページへ」という言葉。ここから新章楽曲かと思いました。

 

One In A Billion

なるほど、ここからはアニメとしてのWUGのライブではなく、ユニットとしてのWUGのライブということですね。7人を照らすメンバーカラーのスポットライトの中央にはっきりと白色の筋が見えて、May'nちゃんへのリスペクトを感じました(というか出てくるのか!?と思った)。アウトロで飛び跳ねる永野愛理さんが好きすぎる。

僕はWake Up, May'n!は解散していない説を採用しているので、またいつか8人で同窓会のように歌ってくれる日が来るといいなぁと思っています。

 

素顔でKISS ME

ヘドバン。この曲が売れないなんて、劇中世界の人間見る目が無さすぎるのでは?

 

恋?で愛?で暴君です!

楽しい、ひたすらに楽しい。もうWUGちゃんに「オレモ~!」って叫ぶことは無いけど、WUGナイターの「オレモ~!」タオル*2は今後もいろんな現場で活用していくよ。

アウトロのよぴちゃんの膨れっ面、今日も最高に可愛かった。

 

キャラソンサビメドレー

ハジマル

始まった瞬間飛び跳ねて喜んだ。キャラソンを聴けるのはもう愛知公演が最後だと思ってました。最高に楽しかった去年の大阪ライブを思い出した。ありがとう。

可笑しの国

ちょうどトロッコが目の前に来て嬉しかった。この後も一番来てほしいタイミングでトロッコが来る席だったので結果的には良い席でした。ありがとう。

ステラ・ドライブ

キャラソンで一番好きなこの曲を最後に聴けてよかった。ありがとう。

スキ キライ ナイト

7連番のうち2人の限界かや推しオタクが崩れ落ちていた。最後に「かやが好き~!」って叫べてよかった。ありがとう。

オオカミとピアノ

GREEN LEAVES FESで人気上位だったおかげでキャラソンの中でもこれだけすごい頻度で聴いた気がします。たくさんシャンシャンさせてくれてありがとう。でも「snuggery」と「ドラマチックを君と」ももっと聴きたかったなぁ。

歌と魚とハダシとわたし

思えばこれが最後の「うんめぇにゃあ~」だったのかな。片山実波ちゃんの歌、全部大好きでした。ありがとう。

WOO YEAH!

アリーナや2階席や3階席どころじゃないよ、400レベルまでエアーじゃなく満員だよ。最高のエンタメをありがとう。

Non stop diamond hope

予想外すぎて連番と抱き合って喜びました。この曲の7人Ver.は無理だと思ってたけど、サビだけなら可能だったんですね。まさか最後に聴けるとは思わなかった。ラスサビのブレイクでこの日一番の全力ジャンプした。ありがとう、ありがとう。

「7人全員で歌える時間を長くしたい」という意向があったのをどこかで聞いていたけど、キャラソンパートに7台のトロッコで繰り出すことによって、この日は常に7人全員でワグナーの前に出てきてくれたんですよね。僕らも最後は7人一緒にいるところをずっと見たいもん、分かり手すぎるよ。

 

ワグ・ズーズー

あれもこれもそれもどれも想い出になるんだよなぁ……。サメのパペット持ってくるの忘れたことをちょっと後悔しました。

 

WUGちゃんねる特別編

ここで再びメンバーが掃け、スクリーンにはお馴染み「WUGちゃんねる」のロゴが。なんとSSAで奇跡の復活!しかも大好きな「ぺらじ」*3とのコラボ。もう感謝しかありません。

ライブはWUGの魅力のうち半分くらいで、もう半分は7人がわちゃわちゃしてるときの空気感なんだけど、それを一番魅力的に伝えてくれたのがこの2番組でした。これがなかったら僕はここまでワグナーになってません。MCがほとんど無くて普段のわちゃわちゃ感が出せない中、WUGちゃんねるを使ってそれを見せてくれる構成には脱帽です。やっぱりWUGジャージなんだよな。

前日発売のファミ通で超大ボリュームの特集を組んでくれた上、そのインタビュー完全版を無料公開(全人類は読むべき)してくれる大盤振る舞いとかどんだけWUGちゃんのこと好きなんだよファミ通さん。しかも解散決まってから個人の番組用意してくれるし……本当にありがとうございます。これからも7人をよろしくお願いします。

 

HIGAWARI PRINCESS

5周年衣装でHIGAWARI PRINCESS全員Ver.。2018年4月1日、SENDAI GIGSでの5周年ライブを思い出す。あの時はWUGはもう少し続くんだと思っていたけど、でもこんなに幸せな終わりが来るなんて全く予想もしていなかったよ。

 

スキノスキル

この曲まだリリースから1年なんですってね。もう遠い昔のように思えます。あれから1年、完結してたはずの世界を変え続けて僕らはここにいる。

1サビ終わりと落ちサビの永野愛理さんのソロが大好きです。貴方の歌声は僕をたくさん癒してくれました。チカラになってくれました。ありがとう。

 

僕らのフロンティア

WUGに興味を持ち始めていた2016年末、楽曲10選のために改めて1年間のアニソンを聴き直す中で出会い、WUGを「アーティスト」として認識するきっかけとなった1曲。今でも1,2を争うくらい好きな曲です。初の外部タイアップ曲でありながら、7人の歌声のハーモニーが本当に爽やかで、横一列での軽やかなステップが尊くて、WUGらしさに満ち溢れた曲。

2番頭で円陣組んだり、「いつまでも競争しよう」で殴り合ったり、毎公演連番と遊べたのも楽しかった。「ならんでのんで笑いあった」でまゆよぴが遊ぶところではクレーンカメラにアピールしてましたが、会場のモニターには抜かれませんでしたね。BDでは使われるのでしょうか。

ラスサビのみにゃみソロでは結構な割合で黄色に染まって、でも水色も残っていて、その色合いがとても綺麗でした。

 

7 Senses

思えば僕が初めてWUGのワンマンに参加したのは4th仙台で、あの頃は7GWの劣化版みたいな印象でした。メンバーも最初は「WUGっぽくない」と思っていたらしいけど、それが今やWUGに欠かせない、まさに7人の個性を繋ぎ合わせた曲になってるんだから不思議です。ずっと約束の地、約束の時って何なんだろうと思っていたけど、今日この日のことだったんだよな。やっと辿り着いたよ。

 

極上スマイル

実は最初にアニメを見たときはそこまで刺さらなかった曲。でも今はこれを聴かないとWUGのライブじゃないってくらい必要不可欠な曲になりました。シンドイ季節を知ってるから、かわらぬ笑顔を愛でるんだよな。HOMEツアーPart3で、どんなにしんみりしても最後は極上の笑顔に変えてくれる、魔法のような曲でした。あの覚醒剤キメて作ったとしか思えない狂気の映像、狂おしいほど好きだったな。

1番Bメロではみゅーちゃんが2番を歌っちゃうミスもありましたがご愛嬌。

 

ここでI-1 Club、ネクストストーム、Run Girls, Run!の3組のキャストからWUGちゃんへの贈る言葉が上映されました。大坪さん含むI-1の皆さんは素敵なフラスタも出してくれて、愛を感じました。ランガちゃんはWUGみたいに重いものは背負わずにのびのび羽ばたいてくれたらいいと思ってるけど、でもWUGでデビューしたこと、WUGという先輩がいたことはずっと忘れずにいてほしいですね(言われなくても忘れないだろうけど)。

 

雫の冠

ここからMEMORIAL衣装。いよいよ終わりが近付いてくるのを感じる。HOMEツアーから導入された4面モニターの裏、この曲とBtBのときだけ使われる白の線状のライトがとても綺麗で大好きでした。最後に一粒だけ光が残るのが良い。

「雫がつくる冠がほしい」。すなわち、一瞬の芸術を永遠に残したいという意味(だと僕は思っている)。それは叶わぬことだけど、魂のようなものは続く。

 

少女交響曲

この曲はツアーPart2岸和田公演で化けたと思います。以前はライブでそこまで大騒ぎする曲ではなく、どちらかといえばじっくり聴く方の曲だった印象だけど、あのバケモンみたいなFANTASIAの最後、テンションがぶっ壊れたワグナーをテンションがぶっ壊れたWUGちゃんが煽り倒してアホみたいに盛り上がって以来、凄まじい爆発力を持つ曲に変わりました。そのおかげでPart3では1曲目からバチバチに盛り上がりましたね。

やはりこの日のまゆよぴソロは過去最高。アニサマ2015で初めて聴いたときから「いい曲だな」「アイドルなのに割と歌上手いな」と思ったけど、まさか3年半後にSSA単独公演でこんなパフォーマンスを見られるとは。

 

Beyond the Bottom

ついに来た。絶対にSSAで歌わないといけない曲。

愛知公演あたりから完全にパワーインフレ起こしてて「もはやこれは歌なのか?」という状態でしたが、この日はただならぬ気合いが入っているのが見て取れました。ずっと限界突破していたまゆしぃだけでなく、他のメンバーまでいつもとは違うオーラを放っている。ちょっと力みすぎじゃないかとも思っていましたが、1番終わりの「WUG最高~!」を機に肩の力が抜けたような気がします。そうか、みんなこの瞬間をずっと待っていて、緊張していたんだな……。来るとわかっていてもこの台詞で泣き崩れました。予告通りにホームランを打たれた投手の気持ちです。負けました。

2番後の間奏、HOMEツアーでは真っ白に光る階段を前に踊る7人をシルエットで強調する照明演出が天才的だったのですが、SSAでは逆にステージの照明は全て消え、白いペンライトの海の中センターステージで踊る7人だけがスポットライトで照らされ、神々しさを越えた7人の女神がそこにいました。

今後どんなに歌や躍りの上手いアーティストが現れたとしても、この世界観を生み出すことはできないでしょう。永遠に忘れたくない光景でした。

 

海そしてシャッター通り

ここから新曲の「MONACA組曲」。ツアーPart3では各公演1曲ずつの披露でしたが、4曲立て続けに聴くことで、より「起承転結」をはっきりと感じられました。

僕はこの曲に対しては仙台というよりも気仙沼石巻のような、町の規模に比してより大きな悲しみを背負ってしまった土地のイメージを抱いていたのですが、モニターに気仙沼陸前高田の風景が映し出されていたのを見てやはりそうだったのかと思いました。それも一番大きな画面は使わず、階段横の小さな画面で控えめに流していたことが印象的。直接言及されることはありませんが、東北、そしてWUGへの鎮魂歌だと思っています。

 

言葉の結晶

Wake Up, Girls!が6年間鍛え上げてきたライブパフォーマンスの集大成。視覚・聴覚をフル動員しても受け止めきれないくらいの力が伝わってくる。中でも永野愛理さんのダンスはマッハ5で動いたかと思えば時間が止まったかのように完全に静止する、他を圧倒するキレで目が離せません。

Part3大阪公演からは「もの言わぬ声だった」後の無音でペンライトを消灯する流れが生まれましたが、流石にSSAの規模ではよく訓練されたワグナーは少数派でした。しかしその後の4つ打ちの低音だけが響くパート、熊本公演の初披露では思わずクラップが発生してしまったところでも、天井に反射した残響まで聴こえるほど客席は静まり返っていました。7人の圧倒的なパフォーマンスには13000人を黙らせる力がありました。

照明演出もバチバチに格好良く、個人的には無音パートで一瞬鼓動のように響くところで光が瞬く(伝われ)のが大好きです。そしてラスサビで爆発する歌と光。これがもう見納めなのかと思うと本当に惜しいですね。

最後の青山吉能さんの絶唱、史上最強の絶唱でした。

 

土曜日のフライト

新曲4曲の中で一番歌詞が刺さる。メンバーも「只野さんは私たちが言えないことを歌詞にしてくれる」という旨の話をしていましたが、この曲なんて意訳したら大変なことになりますよね。まさに起承転結の「転」。

歌詞に合わせて飛び越えたり行き交ったり棘を抜いたりする振り付けも好き。あと2番Bメロのまゆよぴのコーラスが美しい。

最初に聴いたときは田中秀和っぽくないなと感じたのですが、ライブが終わった後も一番耳に残っているのはこの曲。流石です。

 

さようならのパレード

MONACA組曲の、そしてWake Up, Girls!の6年間の結びの曲。明確に別れを突き付けてくる一方で、悲しみではなく温もりを感じる曲です。歴代の振り付けが取り入れられていますが、サビ終わりの7GWが特にグッと来ますね。

予想では、この曲はSSAならではの演出を入れてくるんじゃないかと思っていました。間奏のWUGロゴがはためくところで、映像ではなく実際に旗を持ってゆかりの人々(I-1とかランガとか)が行進するみたいな。パレードだし。

でもそんな特別な演出は一切無かったし、不要でしたね。7人の歌とワグナーの声だけで十分でした。

カーテンコール、愛知公演での初披露時は涙が止まらず呆然と立ち尽くすことしかできなかったのですが、3回の予行演習を経てやっと笑顔で送り出せるようになりました(ちょっと泣いたけど)。本編ラストに相応しい、清々しい最後でした。

 

アンコール

SHIFT

あとはお気持ちになって終わりだと思ってたのに、「まだまだ遊び足りないだろ?」と言わんばかりにブチ込んでくるWake Up, Girls!さん、大好きです。市原公演開幕時、ANIMAX MUSIX 2018 YOKOHAMAに次ぐ3度目の衝撃。

ブロードウェイを描いた映像演出やきらびやかな照明がSSAの大舞台に映える映える。ストライプと水玉がキュートな衣装とも再会できて嬉しい限り。落ちサビの山下七海さんは世界遺産です。

 

地下鉄ラビリンス

この流れ、もしや……と思いきや案の定。天才のセットリスト。

またもトロッコでアリーナに繰り出す7人。そういえば事前に書いたブログ記事ではHOMEツアーの客席演出を強調してメンバーが近くに来てくれるぞと煽ったのですが、さすがにSSAではトロッコが精一杯で通路を走り回るようなことはありませんでしたね。もし期待していた方がいたらごめんなさい。でも心の距離は間違いなく近かったでしょ?

最後にババーンと画面に映し出されるクソデカWake Up, Girls!ロゴがツアーよりもさらにデカくて最高でした。

 

TUNAGO

WUGの主題歌でも挿入歌でもキャラソンでもなく、他アニメタイアップ曲でもない。元はカップリング収録の、イオンのCM曲。そんな楽曲で最後の舞台のアンコールを締め括ったことが、何より7人による東北へのメッセージだと思います。

この曲が無ければ、4thツアーのテーマがこの曲でなければ、僕はこの日SSAにいなかったでしょう。

 

Wアンコール

7人からの手紙の朗読。ファミ通さんの記事に全文書き起こしがあります。

www.famitsu.com

  

高木美佑さん

「ありがとう」の連打にやられました。この日初めて来た人にも、6年間応援したワグナーにも、メンバーにも裏方にも等しく感謝を伝える優しさ。表から見えるだけでも試練だらけだったプロジェクトで、きっと裏側では想像を絶するほどの苦労があっただろうに、それも感謝に変えられる強さ。シンプルな言葉からたくさんの想いが伝わりました。コール&レスポンスもみゅーちゃんらしくてとても良かったですね。

Keep smiling.なみゅーちゃんの笑顔に何度救われたことか。いつも最高の笑顔をありがとう。

 

山下七海さん

ここでも紫推しへのファンサを忘れないサービス精神は流石。すでに声優として独り立ちしている山下七海さんから「WUGは核になるもの」と言われると説得力があります。「絶対つないでいく!」との力強い言葉に勇気付けられました。

余談ですが、仙台2日目昼公演の山下七海さんの挨拶はすごく胸に来ました。たくさんの現場を経験した上で「こんなに自由にさせてもらえる現場、WUGしか無いんだから」と惜しむ姿に涙が止まりませんでした。WUGを愛してくれて、たくさんの人をWUGに連れてきてくれてありがとう。

 

田中美海さん

みにゃみも仙台昼での「楽しかった……楽しかったなぁ……(涙)」で僕の涙腺をぶっ壊しましたね。この日は「片山実波ちゃん」で声を詰まらせたところでダメでした。

ファンミでオーディション映像を見ましたが、最初から声優としての能力は頭一つ抜けていました。WUGを受けなくても必ず別の形で人気声優になっていたでしょう。でもみにゃみはいつも「WUGでよかった」と言ってくれましたね。こちらこそ、WUGでデビューしてくれてありがとう。

貴方はこれからますます声優として大きく羽ばたくはず。田中美海の名声が高まるにつれ、Wake Up, Girls!という歴史はさらに伝説的になっていくことでしょう。

 

吉岡茉祐さん

仙台では泣きじゃくっていたけど、エクストラステージはいつもの格好良いまゆしぃでしたね。最強の7人の、最強のセンターです。

僕もWake Up, Girls!に出会ってからの日々が人生で一番幸せでした。特にこの1年間、寂しさもありましたが、何より楽しかった。たくさんの幸せをありがとう。

これからのWake Up, Girls!は任せてください。僕達は絶対に忘れることなく、WUGの物語を、キャラクター達を、生かし続けます。

「何でも屋になる」という挑戦、心から応援しています。

 

永野愛理さん

反語を使ったあたりがすごく永野愛理さんらしいですね。

「いま気づかれなくてもいい。5年でも、10年でも、20年先でも、WUGってすごいグループだったと言ってもらえる自信があります」との言葉、その通りだと思います。僕はこれからも何度も東北に遊びに行きますが、もし誰かにそのきっかけを聞かれたら、20年後でも自信を持って「Wake Up, Girls!という最強のユニットがいたから」と答えられます。

桜のような人間に「なります」と断言してくれてありがとう。最後のブログではさらに具体的な夢を語ってくれましたね。絶対に実現できると信じています。

Wake Up, Girls!という花が散っても、永野愛理という桜は再び咲き誇る日が来ます。これからも一緒に桜を咲かせていきましょう。

 

奥野香耶さん

Part3以降、しんみりしがちなMCの流れを変えてくれたのはいつも香耶ちゃんでしたね。「90%の人が理解できないことをしているときに輝ける」とのことですが、間違いなく輝いていました。盛岡公演で全部出し切って、肩の荷が下りたからなのかな。

「びっくりさせちゃうんだから!」の一言、ありえん可愛かったです。まさか最後のこの時間にこんな萌え台詞を聞けるとは思いませんでした。ごちそうさまでした。

そして、一番中の人と正反対のキャラクターである菊間夏夜と真剣に向き合って、誰よりも愛してくれてありがとう。背格好も髪の色も違うけれど、間近で見た「青葉の軌跡」の舞台上にいたのは間違いなく菊間夏夜でした。また気仙沼にも遊びに行きますね。

 

青山吉能さん

へっぽこで、おちゃらけてて、泣き虫で、MCはグダグダで、よく立ち位置間違えて、いつも変顔してて、感情むき出しで、不器用で、歌が上手くて、真摯で、正直で、一生懸命で、最後は謎のエモさを残すよっぴーがWUGのリーダーで本当によかった。

盛岡で放った「私達、ファンと演者の一線越えちゃった」との発言にはヒヤヒヤしましたが、でもまさにその通りで、HOMEツアーを駆け抜ける中で僕達は完全に分かり合えた関係になれました。それこそ家族以上に。それは貴方がいつでも全力で感情をぶつけてくれたからです。ありがとう。

僕もSSAで人生に一区切りついたような気がします。お互い第2章頑張っていきましょう。未来はいつだって無限の解放区。貴方なら光を掴めます。

 

Polaris

SSAのセンターステージで7人が輪になって踊った瞬間、どうにかしてこの時間、この空間を永遠に保存できないかと思った。それくらい尊い世界がありました。

一面の白から一面の赤へ、そして7色の海へ。文句のつけようのない、正真正銘の満天の星空。最後の肩組みは偶然僕の横だけ手すりが途切れていたので、通路をまたいで一つになることができました。1万人以上が肩を組んで一つの音楽に身体を揺らす体験、おそらく今後二度と味わうことはないでしょう。

 

トリプルアンコール

タチアガレ!

デビュー曲に始まり、デビュー曲で終わる。最初のライブと最後のライブでのみ許されるセットリスト。これを待っていた。「灰になる準備はいいですか?」って聞かれたら毎回「ハーイ!!」って答えてたんだけど流行りませんでしたね。

今度はフォーメーションも振りも関係なく、広大なステージを駆け回る7人。最後の舞台を心ゆくまで楽しむ姿がたまらなく愛おしい。もう3時間以上飛び跳ね声を出し続けてるけどこっちも負けじと全力で立ち向かう。

気が付けば客電が点いていて誰もが歌っていた。WUGちゃんもソロパート関係なく全員の合唱に。あのときSSAにいた約13000人と7人、全員がWake Up, Girls!でした。

 

拍手が鳴り止み、ステージに整列する7人。いつもの挨拶「以上、Wake Up, Girls!でした!」をきっかけに、手を振りながらリフトダウンされていくWUGちゃんを、姿が見えなくなるまで「Wake Up, Girls!」のコールで見送りました。

 

再登場を願うコールではなく、SSAで「優勝」を成し遂げた7人に対する鳴り止まないWake Up, Girls!コール。まさに続・劇場版「Beyond the Bottom」ラストシーンの完全再現でした。

 

お見送り会

全員に「ありがとう」と伝え、推しとは「これからもよろしく」「よろしく!」と言葉を交わしました。

 

あとがき

本番を迎えるまで、終演後の自分がどうなっているか想像できませんでした。そのためワグナーの打ち上げ企画にも参加表明できず、万全を期して会場横のホテルを押さえていたくらい。

でも終わってみれば、もう思い残すことは何も無い。完全にやりきって、ただただ「楽しかった」という感想です。こうして1曲ごとの感想を思い出して書けるくらいには平常心でライブを楽しめました。たぶん仙台2日目昼公演でメンバーと一緒に寂しい気持ちを全部吐き出しちゃって、夜公演は全力で最高のツアーファイナルを遊び倒してHOMEツアーを完走したからだと思います。まさにSSAはただ楽しむだけのエクストラステージでした。

僕がワグナーになってからは2年。WUG6年間の歴史のうち3分の1に過ぎませんが、今振り返ってみても4thを前にしたあの時期にWUGと出会えたからこそここまで熱中できたし、あのタイミング以外にありえなかったと思います。出会ってからは、行けるイベントにはほとんど行き、Wake Up, Girls!を楽しみ尽くしました。後悔はありません。

そして最後に最高のライブを見せてくれました。あの2018年6月15日には想像もしていなかった華々しいラストでした。これ以上の終わり方を望むことはできないでしょう。

Wake Up, Girls!は「伝説になる」と宣言し、本当に伝説になってしまいました。

永野 (略)思い出とか歴史はいつまでも受け継がれると思うし、だからこそ教科書で私たちも学んだりするじゃないですか。そういうふうに後々「こんなすごいユニットいたらしいよ」って、思ってもらえるような1日にしたいと思っています。

青山 伝説。

――伝説を作りにいくと。

永野 簡単なことじゃないと思うんですけど、それぐらいこの6年間にかけてきた思いとか、Wake Up, Girls!に対する思いとか、やっぱり大好きな気持ちは一生変わらないので、そこに私は歴史を作りにいきたいと思います。*4

 

2019年3月8日、さいたまスーパーアリーナ。約束の地で、7人が起こした伝説を僕は忘れません。その当事者の一人として、これからも語り継いでいこうと思う。

 

 ──アンコールが鳴り止まない。

Wake Up, Girls!(ウェイクアップガールズ)は、
2013年から2019年3月まで活動した声優ユニット
メンバーは、吉岡茉祐永野愛理、田中美海青山吉能山下七海奥野香耶高木美佑 の7人。

ステージ上で魅せるライブパフォーマンスを、単純な一言で飾るのは勿体無い。
ユニット名を叫ぶアンコールは、いつもライブで鳴り止まなかった。


──そのくらいの話だっていい。
それでも私達はその日の7人を誰かに伝えていこう。
みんなで過ごしたその瞬間。
想い出のパレードを。

wug-portal.jp

 

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P.S.

Wake Up, Girls!に関わった全ての皆様、本当にありがとうございました。吉岡茉祐さん、永野愛理さん、田中美海さん、青山吉能さん、山下七海さん、奥野香耶さん、高木美佑さん、そしてワグナーの皆様の未来が希望に満ちたものになりますように。

Wake Up, Girls!FINAL LIVE ~想い出のパレード~(前編)

大切な想い出なので開演前の雰囲気も含めて書こうと思ったらめっちゃ長くなったので分割します。本番の感想だけ読みたい方は次の記事へ飛んでください。

 


まえがき

僕が初めてSSAでライブを見たのは、2011年2月20日に開催された『TVアニメ「けいおん!!」ライブイベント ~Come with Me!!~』。声優イベント自体初めての体験でしたが、8年経って500回ほど声優イベントを見た今でも「伝説」だったと断言できる最高のライブでした。この時の体験が忘れられずにアニソンのライブに通い続けていると言っても過言ではない。

Come with Me!!から1ヶ月ほど経った2011年3月11日に東日本大震災が発生。僕自身は東北と縁もゆかりも無く、当日は京都の大学にいて揺れに気付くことすらなかった。数日後、SSA原発事故の影響で全村避難となった福島県双葉町の受け入れ先に。あの日最高の音楽を浴びた場所に無数の避難者が横たわる映像はとてもショッキングだった。

その後、KING SUPER LIVE 2015や2015年以降のアニサマSSAは毎年訪れていましたが、単独ライブで訪れることはありませんでした。

 

あれから8年。ワグナーとなった僕はいよいよSSAで2度目の単独ライブを経験する。この日再び「伝説」に立ち会うんだと、確信を抱いて。

 

 

物販

偶然にも公演前日が休みだったので、万全を期して前日入り。秋葉原ゲーマーズのBtB衣装展を見た後、会場を下見して大宮に前泊しました。前日は雨だったので、アニサマ2014パンフレット特典映像「Wake Up, Girls!の目指せ!さいたまスーパーアリーナ!!」を感じてエモくなりました。

ホテルでは7人宛てに手紙を書くつもりだったけど、想いをまとめきれずに結局全員分は書けずじまい。

HOMEツアー終盤では物販の枯れ方が尋常じゃないくらい早かったので、SSAも警戒して始発で会場入り……のつもりが準備に手間取り1本遅れで午前5時ごろに会場着。既に長蛇の列ができていました。

物販開始まで4時間あったが、ツアーを一緒に駆け抜けた顔見知りのオタクたちと話していたらあっという間だった。思えばWUG現場に通いだしてから約1年半、ワグナーと積極的に関わるようになってからは約1年しか経ってないのに随分知り合いが増えたものです。

開始数分前になって「ブロマイドは1人7点、缶バッジは1人10点、それ以外は1人1点まで」という情報が流れてきて待機列がざわめく。当然僕も友人に代行を頼まれていたのであちこちに連絡を飛ばしていると、30分ほどで購入の番が回ってきました。レジの数が多く、購入数制限もあっていつもの物販よりはかなりスムーズだった印象。

僕は前泊が功を奏して無事に全種類のグッズを購入できましたが、1限にもかかわらずその後続々と完売していき、昼ごろには売るものが無い状態になっていたのはひどい。パンフレットなんて普通は余るくらい刷るだろうに……。6時間以上並んだCome with Me!!でもパンフと缶バッジくらいは買えたぞ。後に事後物販がアナウンスされたけど当然の対応です。

物販2万円購入特典の抽選は当然のように外し、HOMEツアーからの連敗記録を更新。CD物販の特典メッセージカードは全63種という鬼仕様だったけどライブ円盤の予約で9枚だけ入手。物販積めなかった腹いせにアニマックスとTSUTAYA TVも入ってブロマイドをゲット。昔はこんな女性声優のブロマイドに真剣なオタクじゃなかったのにな……。

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公開リハーサル

わぐらぶ会員限定の公開リハ。僕はHOMEツアー市原公演前の公開リハにも参加しましたが、ネタバレ要素はほとんど無く、翌日の本番では開幕のSHIFTから初見と同じように引っくり返ってました。なので今回もその点は全く心配なく参加できました。

リハの座席は216扉11列目で、本番の座席とほぼ同位置。せっかくなら違う視点から楽しみたかったけど、まあ仕方ない。参加人数は2600人とのことで、アリーナはCブロックまで、スタンドも200レベルの前方中段までしか入れていませんでした。アリーナモードでもこの人数はちょっと寂しい。

舞台監督の挨拶に続き、7 Senses衣装の7人が登場。ジャージ姿だった市原と比べるとリハ感は薄めですが、この衣装も見納めということなんでしょうね。挨拶しながらマイクを確認*1し、7 Sensesを1番まで歌ってイヤモニの音量などを確認。PAとのやり取りなど普段のライブでは見られない姿が見られて良い。奥野さんの業務的な口調が新鮮でよかった。

続いて「本番では歌わない2曲を」ということで、「止まらない未来」と「リトル・チャレンジャー」を披露。ここで本番ではI-1曲を歌わないんだと悟る。最後のリトチャレを心に刻みました。

さらに「スキノスキル」「僕らのフロンティア」。曲の合間には音や立ち位置、照明などを確認しながら雑談も。「本番ではほとんど喋る時間がない」とのことで、メンバーも最後の団欒を楽しんでいるようでした。ここに来てよっぴーが「極スマの2番、美海のサビ前のところみんな何言ってるの?」とか言いだして笑ってしまった。ステージ左右に伸びた花道も本番では駆け足なので、ゆっくり歩きながらスタンドとクレーンカメラにアピール合戦。このメンバーとワグナーの家族のような空気感がたまらなく愛おしい。

リハの最後は「せっかくの衣装だから」、7 Sensesをもう一度フルで。連番が組めなかったのでコールは大人しめ。本番はどんな空気になるんだろうか。

 

 

けやきひろば

けやきひろばに集まった無数のオタクを見て、この全員がWUGを見に来ているという事実に感慨深くなる。毎年幕張のWUGフェスで開催されていたというキャベツオフにも少しだけ参加できました。

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ユニフォームオタクで集合写真。

思えば永野愛理さんの始球式に感激してAIRI 313ユニを作って、WUGフェス2017でユニフォームオタクの集合写真に乱入したのがワグナーとの交流の始まりでした。あれから1年ちょっとだけど、本当にたくさんの人とのつながりをくれたWUGちゃんに感謝。

これは何?

 

WUG現場、いろんなバックグラウンドを持ついろんなオタク達が集まってるのに割とみんな仲良くて、この日も多種多様なワグナーが和気藹々と語り合ってる光景がとても温かくて楽しかった。個性はバラバラでも仲が良くて、一つになると物凄いエネルギーを放つのはWUGちゃんと同じですね。やっぱり家族だから似てくるのでしょうか。

 

開場30分前の午後5時、ワグナーの大円陣に参加。

続いて身内でも円陣。

2016年からの数回の共演、そして2017年1月14日「ANIMAX MUSIX 2017 OSAKA」でのコラボが無ければ僕はここにいなかっただろう。鈴木このみさん、WUGちゃんに出会わせてくれてありがとう。

 

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行くぞ、ファイナル。

 

開演前

入場してまず驚いたのは、花の数。6年間お世話になった関係者から、そしてワグナーから贈られた無数のフラワースタンドが並び、歩いても歩いても途切れることがない。アニサマでもこんな数見たことないよ。もうこの時点で泣きそうでした。

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自分も7人宛てに出させてもらいました。僕をWUGに引きずり込み、2年間ずっと連番してくれたオタクと連名で。「幸せをくれてありがとう」は4thのTUNAGOの映像からの引用です。

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偶然にも、僕らの花の隣にはメンバー7人のお母さん「Wake Up, Mothers!」からのお花が。

本当に身近な人から遠くのワグナーまで、たくさんの人に愛されてきたユニットなんだなぁと胸が熱くなりました。

 

入場すると、公開リハとは全く別の光景が広がっていました。ステージサイドから400レベル最後方まで埋め尽くされた光。予想以上でした。直前に追加発売分を叩いたら400レベル2列目とかが出たので上までは埋まらないと思っていたのですが、アリーナモードとはいえ、現実は間違いなくさいたまスーパーアリーナを満席にしていました。

おそらく5000人も入らなかったであろう去年の「Green Leaves Fes」から、1年で3倍の集客を実現した理由。それは「解散ブースト」の一言では片付けられない、7人がHOMEツアーやフェスで最高を更新し続けることによって勝ち取った信頼によるものだと思います。

 

陰ナレは丹下社長と松田マネージャー、そして早坂さんが7人を送り出すというもの。一言聞いて、これは新章のパワハラ社長ではなく以前の優しい丹下社長だと思ったのですが、やはり脚本は待田さんでしたね*2

 

さあいよいよ“エクストラステージ”の開幕です。

約束の地、約束の時へ。

 

後編へ続く。

*1:順番はマイク順。吉岡→永野→田中→青山→山下→奥野→高木

*2:伝説(虎>ω<)美海 | Wake Up, Girls!オフィシャルブログ Powered by Ameba

ふるさとが にぎわい広がっていく

WUGの最後のツアー「Wake Up, Girls! FINAL TOUR -HOME-」が、2月24日の仙台公演をもって閉幕しました。

僕は去年の6月15日午後3時過ぎ、わぐらぶからあのメールを受け取った直後に全通を決め*1、体力と有給と預金残高を限界まで擦り減らしながらも、なんとか全12会場・18日間・33公演を完走することができました。

本来であれば各公演についてちゃんとしたレポートを書きたいところなのですが、僕の記憶力と文章力ではWUGちゃんのライブの楽しさをお伝えしきれません。

なので、別の形でこのツアーがいかに素晴らしかったかを記録していきます。

 

 

~ PART Ⅰ Start It Up, ~

2018年7月13日(金)わぐらぶ限定公開リハーサル


2018年7月14日(土)千葉・市原市市民会館 大ホール


2018年7月28日(土)神奈川・ハーモニーホール座間 大ホール


2018年7月29日(日)神奈川・ハーモニーホール座間 大ホール

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湯花楽 厚木店*2


2018年8月04日(土)埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール


~ PART Ⅱ FANTASIA ~

2018年10月06日(土)大阪・岸和田市立浪切ホール 大ホール

PARTⅡがFANTASIAすぎて度肝抜かれた上に夜公演が中央通路最前ドセン0ズレという神席で完全優勝してしまったため、金に糸目をつけずに肉を貪った。全公演通しても一番思い出深い打ち上げ。

 

2018年10月07日(日)大阪・岸和田市立浪切ホール 大ホール

 

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串かつ えべっさん りんくうタウン駅中店(岸和田・和泉・泉佐野/居酒屋) - ぐるなび

翌朝は和歌山港からフェリーで徳島マチアソビへ。

 

2018年12月09日(日)岩手・岩手県民会館 大ホール

前々日(松島~気仙沼

 

 

永野愛理さんが温泉むすめ「松島名月」役に抜擢されたおかげで、また松島を訪れる機会がありそうです。嬉しい限り。

 

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前日(気仙沼~雫石)

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5年ぶりに訪れた気仙沼は景色が一変していましたが、WUGの足跡も残っています。

一旦盛岡でレンタカー返してオタクと合流し、雫石の宿へ。


当日(盛岡)

5年前の東北旅行で立ち寄った洋食屋さん。以前は少し離れた裏通りにありましたが「ななっく」の地下に移転してました。って書いてたらななっく閉店とかいうニュース*3が入ってきたんですが……。


良い感じの居酒屋はどこもオタクで溢れてたので適当に入れた店で打ち上げ。


2018年12月22日(土)神奈川・横須賀芸術劇場 よこすか劇場



~ PART Ⅲ KADODE ~

2019年1月05日(土)熊本・市⺠会館シアーズホーム夢ホール 大ホール

青山吉能さんオススメの店*4



2019年1月12日(土)大阪・⼤阪国際交流センター 大ホール

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ライブ後に寒空の下2時間待ちで死にそうになった。


2019年1月13日(日)大阪・⼤阪国際交流センター 大ホール



2019年1月14日(月・祝)大阪・⼤阪国際交流センター 大ホール


野生の頭おかしいオッサン達と飲むの楽しすぎる。しかし肉ばっか食ってるな俺。


2019年1月27日(日)長野・ホクト⽂化ホール 中ホール

時間無くて会場近くのラーメン屋に。


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長野も馬刺しが名物だとは知らなかった。


2019年2月09日(土)徳島・鳴⾨市⽂化会館




前日入りしたWUGちゃんと偶然連番*5したオタクから情報を入手し、同じラーメンを。高木美佑さんは鯛塩と雲丹潰しの2杯食べて翌日また食後の〆に雲丹潰し食べに来たとのこと*6。ダイソンの名は伊達じゃない。


2019年2月16日(土)愛知・⼀宮市⺠会館

大宮二郎の元店主が名古屋で始めたうどん屋。ほぼ二郎。



2019年2月17日(日)愛知・⼀宮市⺠会館


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推しからのチョコお渡し会が発生して一生思い出に残るバレンタインになりました。

 

2019年2月23日(土)宮城・仙台サンプラザホール

前日

永野愛理さんのブログに度々登場*7するお店です。アニメに登場する38mitsubachiさんは家庭的なパンケーキ生地ですが、こちらは「ふかふかでぎっしりジューシー」*8な生地が特徴。

 

 

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「大好きだ」が散りばめられている街。

 

2013年夏、7人がお披露目直後にヒット祈願に訪れた大崎八幡宮

 

初期の奥野香耶さん似の店員さんがいて某み○づきさんが口説こうとしてました。


当日

イオン仙台店で3/31まで掲出中。

 

仙台来たときは大体ここ。シンプルに美味い。

 

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2019年2月24日(日)宮城・仙台サンプラザホール

 

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僕は夜行バスの時間が迫ったので先に帰ったのですが、残ったオタクによると直後になんか見覚えのある女性数人*9が入ってきたらしい。後泊しなかったことを死ぬほど悔いました(居合わせても気まずいけど)。


まとめ

時間の都合等で適当に済ませたときもあるものの、基本的には「良いライブの後は良いものを食べる」をモットーにツアーを駆け抜けてきたのですが、Wake Up, Girls!さんが毎公演最高を更新していくために毎回どんどん美味いものを食べる羽目になってしまいました。おかげで金欠に拍車がかかってもうスッカラカンです。

でも、人生で最も充実した約8ヶ月間でした。ツアー以外のイベントも含め、ほぼ毎週最高のライブを楽しみ、仲間と日本中の美味いものを食べ歩く。こんな日々が一生続けばいいのにとさえ思いました(金と体力が持たんが)。

このツアーで訪れた12ヶ所全てが、思い出深いHOMEになりました。今後の人生でこれらの場所を訪れる度に、WUGちゃんと駆け抜けた最高の日々を思い出すはずです。

 

東北と共に歩んできたWake Up, Girls!の歌は、この全国ツアーを通じて、普遍的なふるさとへのメッセージへと昇華しました。ふるさとの空気、食べ物、日常。当たり前のものがいかに尊いのか、WUGちゃんが改めて教えてくれました。

僕は滋賀県民なので、夜行バスで東京に遠征する度に都民をうらやましく思っていましたが、自分のハンドルネームにするくらいには地元のことを愛しています。仕事も割と地域密着です。そんな僕がワグナーになってからの約2年間、たくさんの楽しい思い出を貰ったWUGちゃんにできる恩返し。それはWUGが発信してきたメッセージを伝え続けることだと思いました。

 

自分のふるさとを愛し、にぎわい広げること。

そして、東北とも想いをつなぎ続けること。

 

まだまだオタクはやめられそうにないけど、自分にできる範囲で頑張っていけたらと思います。

その前に、3月8日のさいたまスーパーアリーナ。“エクストラステージ”で、7人が生み出す最後のパフォーマンスを、Wake Up, Girls!が伝説になる瞬間を、しっかりと見届けてきます。

 

 

P.S.

各地の女性声優ゆかりの店の巡礼に際しては、ゴミ箱さんのブログおよび同人誌「ワグナーの歩き方」を大いに参考にさせていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

53ningen.com

WUGに興味を持ってくれたあなたへ

WUGのファイナルライブちょっと気になるけど、平日だしな~、よく知らないしな~と思っているそこのあなた。行こうと思ってるけど何から予習すれば……とお思いのそこのあなた。ここではそんな皆様が胸を張って3月8日のさいたまスーパーアリーナSSA)へ行けるよう、順序を追って疑問にお答えしていこうと思います。

長いので「それは間に合ってる」という部分は適当に読み飛ばしてください。

 

 

新規だけど最後だけ行っていいの?

いいに決まってる。大歓迎です。一人でも多くの人たちに彼女達の勇姿を見てもらいたいと思っていますし、彼女達に一人でも多くの応援を届けたいと思っています。WUGが解散した後も、WUGを見た人の記憶は残り続けます。それを一つでも多く残したい。

HOMEツアー全12会場33公演を全通した身として自信を持って言えますが、Wake Up, Girls!は最高を更新し続けています。最新のライブが最高のライブです。つまり最後のライブはWUG史上最高のライブになります(予言)。それを見ないなんて勿体無い。

「ニワカが席を埋めたら本当に行きたいファンが行けなくなるのでは……」との心配もあるかもしれませんが、WUG単独でのこれまでの動員実績は最大で5000人程度で、今回はSSAのアリーナモードなので最大で約4倍のキャパがあります。「全てのワグナーさんともう一度ライブがしたい」がコンセプトのSSAライブです。そこにはあなたも含まれています。

 

チケットはどこで買えるの?

2/9より一般発売開始です。

wug-portal.jp

 「SSAの一般発売分とかどうせクソ席じゃん」とお思いのあなた。Wake Up, Girls!を信じてください。HOMEツアーでは1000~2000席程度のホールを回りましたが、「え、そこ通るの?」という普通の通路を使い、ありえないくらい近くに来てくれました(参考画像,)。横須賀は5階席で見ていて気付いたらすぐ横に田中美海さんがいました。そんなことある?SSAの演出プランがどうなるかわかりませんが、WUGちゃんはきっと裏切らないはずです。

また、WUGのライブパフォーマンスの魅力の一つは複雑なフォーメーションダンスです。7人全員が並ぶことで生まれる美しさは、ステージ全体を俯瞰で眺めてこそ見えてきます。前方には前方の楽しさがありますが、WUGに限っては遠い席も決してハズレではないと思っています。

どうしても良席が欲しいなら先行で7連申し込んで余らせてるワグナーがいるはずなので探してみましょう。

 

※追記※

 Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~ チケット追加発売情報

2/25から追加販売が始まりました。一部プレイガイドでは完売していますが、まだ購入可能です。

 

予習はした方がいい?

ぶっちゃけ予習なんかしなくても大丈夫です。山下七海さんも「笑顔を持ってきてくれたらOK!」って言ってました。楽しむ気持ちさえあればいい。コールやペンライトの色を合わせることに気を取られて、目の前のWUGちゃんのパフォーマンスに集中できないのは勿体無い。

でも逆に予習してしっかり楽しみたいという方もいるでしょう。以下はそんな方に向けて書きます。

 

曲は何を聴けばいい?

 

Wake Up, Best!MEMORIALを買ってください。だいたい全部入ってます。以上。

 

というのは流石に雑すぎるのでもう少しちゃんと書きますが、MEMORIALはCD8枚組+全MV収録のBDが付いて税込8,399円なので1枚あたり1000円以下という超特価です。なんならアニュータとかApple Musicとかの定額配信サイトでも聴けるのでとりあえずこれを聴いておけば間違いないです。

ライブでほぼ間違いなく歌われるのは、まずアニメWUGの主題歌&劇中歌(MEMORIALでいうところのDisc1・6)と他作品タイアップ曲(Disc7)。そしてSSAではDisc8の新曲4曲も披露されるはずです。この4曲はMONACAの4人*1と作詞の只野菜摘さんからのWUGちゃんへの最後の贈り物で、単なるアニソンやアイドルソングの枠に留まらない、WUGにしか歌えない4曲です。ライブパフォーマンスはダンスや照明等の演出も含め、WUG6年間の集大成として他の追随を許さないレベルにまで到達しています。ぜひSSAで目に焼き付けてください。

アニメ発のライブにもかかわらず、キャラソンは比較的披露回数が少ない*2のですが、どれも良曲揃い。Disc2収録のユニット曲(セブンティーン・クライシス*3、プラチナ・サンライズ*4、outlander rhapsody*5、タイトロープ ラナウェイ*6)はライブのために作られた曲ということもあり、バチバチに高まる曲ばかりです。

WUG名義の曲はMEMORIALに全部入っていますが、「I-1 Club」など劇中のライバルユニットの楽曲も良曲揃いです。過去ほとんどのライブではWUGが何曲かずつカバーを披露しています。こちらはWake Up, Best!1~3に収録されており、CDだけでなく各種配信サイトでも聴くことができます。WUGはシングルを集めなくてもいいので楽曲の予習は比較的楽だと思います。

 

ライブの雰囲気を知りたい

1stツアーから4thツアーまでのライブBD-BOXとHOMEツアーPart1のBDが3/29に出るのですがSSAには間に合わず……。エイベックスは商売が下手。

しかし、我らがアニマックスさんがやってくれます。2/25にはHOMEツアー大宮公演の密着スペシャルが、SSA直前の3/4には大宮公演ライブスペシャルが放送されます。現在のWUGのライブパフォーマンスを知るにはこれを見るしかありません。

今からライブ円盤を買うとしたら、オススメは「Wake Up, Girls!新章」のBD第1巻です。定価3780円(Amazonなら2900円)と破格でありながら、BD-BOXには未収録の「Wake Up,Girls!Festa. 2016 SUPER LIVE」が全編収録されています。ライブの規模感としても、スタンディングのライブハウスだった3rdや4thの東京公演よりもSSA公演に近いと思います。なお新章BD第7巻には「Wake Up, Girls!Festa. 2017 TRINITY」が収録されているので、より最近の曲を予習できます。

手っ取り早く見れるものでは、公式が一部のライブ映像をYoutubeで公開しています。「Wake Up, Girls!Festa. 2015 Beyond the Bottom Extend」の少女交響曲は比較的長めに(2番まで)公開中。見所は前髪を切りすぎた高木美佑さんです。

その他1stツア~3rdツアーの数曲(ショートVer.)があります。

1stの頃マジでおイモちゃんだな……。みんな大人になったね……。ちなみに1stではタチアガレ!の落ちサビを歌うメンバーを公演ごとに変えていました。映像(東京夜公演アンコール)では青山→吉岡と、通常の逆パターンになっています。

2ndの「言の葉 青葉」はプロジェクションマッピングが印象的です。

3rdの生バンは最高……SSAも生バンだといいな……。いやでも歌に集中したいからな……。

 

コールは覚えたほうがいい?

覚えなくてもいいです。覚えて楽しみたい方は頑張ってください(雑)

いや声優ユニット現場なので当然バンバンコール入るんですが、別に覚えてこなきゃいけないものではないと思うので。どの曲にも定着しているコールはありますが、それが「正解」という訳ではありません。もちろんみんなで一斉に叫ぶのは一体感があって楽しい。

WUGで特筆するとしたら「7 Girls War」と「7 Senses」。Aメロの各メンバーのソロで「○○○○!よっぴー!」というように名前を叫ぶコールがあるのですが、この「○○○○!」には決まったセリフがありません。リズムに合わせてノリで叫びましょう。「超絶可愛い!」とか「お前が一番!」とか「サクサクジューシー!*7」とかそんな感じです。

他は書くとキリが無いので他サイト様を参考にしてください。

tokinodrop.tokyo

shryamaneko.hateblo.jp

ameblo.jp

 

TUNAGO

コールではないのですが、振りを覚えておくことをオススメする1曲があります。

「TUNAGO」です。公式の振付動画があります。

この曲はWUGが架け橋となってたくさんのつながりができるように、との想いで歌われている曲です。ぜひSSAでもみんなでつながりましょう。なお振りは左手で、演者と鏡映しになるように踊ってほしいと振付師の永野愛理さんが言っていました。

TUNAGOについての僕の考えは解散発表の翌日に書いた記事があるので、こちらもご一読いただければ幸いです。

  

ペンライトって何色振ればいいの?

WUGは基本的には推しの色振ってればOKです。ただ、ワグナー的にはなるべく色を揃えたい曲がいくつかあります。初心者の方には大変お手数をおかけしますが、これだけは覚えてもらえると嬉しいというものをいくつか紹介します。

繰り返しになりますが、色を合わせることよりもステージを見て歌を聴くことを優先すべきなので、強制ではありませんし、やらなくても大丈夫です。

 

できれば合わせてほしい曲

Polaris

WUG7人で作詞した新章の劇中歌。基本色は白で、試聴動画にはありませんが、落ちサビのまゆしぃソロ(ひと粒の瞬きが~)で会場が一面のに染まります。これは鳥肌立つくらい綺麗な光景です。

公式ペンライト(ルミエース)は次の色を予約できるので割と簡単なのですが、キンブレなどの順番に色を替えるタイプでは慣れが必要です。初見では難しいかもしれないので、色替えに気を取られてまゆしぃのソロを聴き逃すくらいなら白を隠すだけでいいと思います。ソロパート後、ラスサビは各自の推し色を振っている人が多い印象です。

ペンライトではありませんが、ラスサビの後半はWUGちゃんが肩を組むのに合わせて客席のワグナー達も肩を組みます。HOMEツアー終盤ではほぼ全員が肩を組むレベルまで広がりました。知らないオタクと肩を組むのは躊躇するかもしれませんが、最後のSSAでは2万人全員で肩を組みたいと思っています。僕の連番になった人は容赦なく肩を組みに行きますのでよろしくお願いします。

 

Beyond the Bottom

こちらも白色統一。これは続・劇場版の劇中ライブ(舞台はSSA)の再現です。落ちサビで赤に替える人もいますが、大多数は最後まで白です。

 

・言葉の結晶

上記試聴動画には含まれていないのですが、音源の2分39秒、「もの言わぬ声だった」後の無音に合わせて消灯し、会場に「無」を作り出します。これはHOMEツアーPart3大阪公演でメンバーから提案がありました。初見では難しいと思いますが、周りに合わせて消灯してもらえると嬉しいです。音が爆発するラスサビで再点灯します。

 

その他

ある程度色が統一されているものを記載。他は各々好きな色でOKです。

ちなみに4thツアー以降販売されている公式ペンライトには濃い緑と淡い緑の2種類がありますが、基本的には濃い方がかやたんの個人カラー、淡い方がWUG全体色という位置付けです。

僕らのフロンティア

水色→ラスサビのみなみソロで黄色

言の葉 青葉

雫の冠、TUNAGO

WUGグリーン

・ゆき模様 恋のもよう

I-1 Club曲

I-1は島田真夢・岩崎志保がセンターを務めた初期の曲(シャツとブラウス、リトル・チャレンジャー、ジェラ、Knock out)は、志保と鈴木萌歌がセンターを争った「運命の女神」では、萌歌がセンターを勝ち取った「止まらない未来」はになります。新章の2曲(君とプログレス、Jewelry Wonderland)については特定の色に染まる感じではない印象です。

 

アニメは見なきゃダメ?

当然見たほうがいいと思いますが、見なくてもライブは十分楽しめると思います。これは個人的な印象かもしれませんが、現在のWUGは他のアイドルアニメ作品とは違い、ライブがアニメの再現を目的としていません。どちらかといえば7人の人間のライブです。ステージ上でキャラクターを意識的に演じる場面も少ない。

でもそれは決してアニメを蔑ろにしている訳ではなく、あえて演じる必要が無いからだと思っています。WUGという作品のためにデビューし、6年間キャラクターを背負ってきた7人はキャラクターと一心同体なのです。もちろん島田真夢が吉岡茉祐のようなイケメンではないように、それぞれ別人格ではあるのですが、ふとした瞬間に声優7人の中にキャラクターの魂が生きていることを実感できる。それがWUGの魅力の一つなのかなぁと思っています。それを感じるためにはやはりアニメを見た方がいいかもしれませんね。SSAでは当然アニメを意識した演出もあるでしょうし。

 

でもヤマカンでしょ?

WUGの生みの親は山本寛です。これは揺るがない事実。でももしアニメを見たことが無いなら、ネットでイキり散らしてるあのオッサンとその評判のことは一旦忘れて、ぜひ自分の目で評価してください。

作品の順番としては、劇場版「七人のアイドル」→TVアニメ1期(12話)→劇場版「青春の影」→続・劇場版「Beyond the Bottom」→TVアニメ新章、という流れ。

そんなん全部見れねーよという方は、とりあえず「七人のアイドル」だけ見れば7人のプロフィールと作風は掴めるはずです。個人的には、1本のアニメ映画として、アイドルを描いた作品として、とても綺麗にまとまった作品だと思っています。

さらに時間が無いという方には公式が「7分で分かるWake Up, Girls!」という七人のアイドル~青春の影までの超ダイジェスト動画をYoutubeに上げているので、これだけ見てBeyond the Bottomと新章を見るというのも手です。

決して万人受けする作風ではないと思います。ざっくり言うと、どん底から這い上がってまたどん底に落ちてまた這い上がる……を繰り返すストーリー。ヤマカンらしい悪趣味な演出も人を選ぶでしょう。作画も昨今の作品と比較してお世辞にも良いとは言えません(特にdアニメなどで配信されているのはリテイク前の放送版)。

でも、アイドルオタクの山本寛が信念を持って描いたアイドルの世界がそこにはあります。辛い思いをしたキャラクターもちゃんと救われます。しんどい場面もありますが、どうか最後まで見て評価してもらいたいと思っています。特にBeyond the Bottomの舞台はSSAなので。

さらに一歩引いたところから作品を俯瞰すると、ヤマカン作品というレッテルを貼られ敬遠され、その生みの親が今では敵となって刃を向けてくる、そんな状況でも輝こうとする7人の姿そのものがWUGの物語です。山本寛がこの作品に込めた「アイドルとは物語である」というメッセージは、皮肉にも自身が作品を追われることによって体現されたと言えるでしょう。

新章は比較的オーソドックスなキャラクター重視のアニメなのでとっつきやすいかもしれませんが、こちらも放送版は作画があまり芳しくなく……。ただBtB以降の三次WUGの実績がキャラにフィードバックされているので、声優とキャラのつながりを感じる上では抑えておきたい作品です。特に最終回のライブシーンは見応えがあります。

  

やっぱなんか面倒くさそう…

じゃあ上に書いたことは全部無視してOKです。来て、見て、楽しむ。それだけでいい。

何も予習しなくても、何も考えなくてもきっと楽しめるはずです。今のWUGにはそれだけの力がある。あなたが楽しければWUGちゃんも喜んでくれます。

そもそも声優ライブの雰囲気が苦手という方もいると思います。無理しなくて結構です。黙ってじっと見ててもOKです(実際ライブ会場にはそういう人もたくさんいます)。

年度末の平日です。チケットも安くはない。そこまでWUGに熱狂的にハマっていなければハードルの高いライブだということは承知しています。

 

でも行けば伝説の目撃者になれます。WUGを知らずに来たオタクに一生マウント取れます(オタクはすぐマウントを取りたがる)。4月以降、新たに応援したいと思える推しが見つかるかもしれません。

ぜひ皆さんも、WUGの最後の舞台を照らす満天の星空になりましょう。3月8日、さいたまスーパーアリーナで皆さんと肩を組めることを心待ちにしています。

「永野愛理」という物語

 

「アイドルとは、物語である」

 

アニメWake Up, Girls!の劇中で語られたこのセリフが象徴するように、声優ユニットWake Up, Girls!7人のデビューから現在に至るまでの道程もまた物語である。7人それぞれに物語があり、どれもがドラマチックで魅力的なのだが、今回は誕生日を祝して僕の推しである永野愛理さんの物語を紐解いていく。

なお当然ながら僕はいちオタクでしかなく、彼女のことは各種メディアやイベントで目にしたことしか知り得ないので、以下の文章はただのポエムである。事実誤認、解釈違い等が含まれている可能性が高いことを予め断っておく。

 

One In A Billion

ここで改めて、7人がWUGのオーディションを受けた動機をまとめてみる。

 

吉岡茉祐:幼少期から芸能界を志望し、劇団ひまわりに入団。らき☆すたの舞台出演をきっかけに山本監督の新作オーディションを知り応募。

田中美海:声優になるのが小学生の頃からの夢で、WUGに落ちたらミルキィホームズフェザーズを受けるつもりだった。

青山吉能:同じく声優志望。第1回avex×81アニソン・ヴォーカルオーディション受験組。ミルキィの「エリーを探せ」オーディションも受けていた。

山下七海:歌手志望で、徳島のスクールに通っていた。2012年には徳島のカラオケ大会で準グランプリ獲得*1。AAAに憧れていたことから、エイベックス主催のWUGオーディションに応募。

奥野香耶:元々声優志望で、専門学校入りを親に反対され大学進学するも、オーディションを受け続けてきた。4年になり、ラストチャンスとしてWUGに応募。

高木美佑:第1回アニソン・ヴォーカルオーディション受験組。最終選考で落選し、周囲の合格者らに刺激を受け再挑戦。

永野愛:漠然と声優に憧れていたが、大学卒業後は就職するつもりだった。地元が舞台の作品ということで受けてみたところ合格。

  

永野 まゆしぃみたいな芸能の世界への憧れみたいなのは私の中にもあったんです。ダンスもやっていたし、表舞台に立ってみたいって気持ちはありました。でも大学にも入って、流石にもう落ち着いて、いずれ就職してOLになって……みたいなイメージだったんです。

─大人になるにつれてだんだん現実に寄っていく。

永野 そうなんです。でもそんな時に地元の仙台を舞台にしたアニメがあって、『涼宮ハルヒの憂鬱』の山本寛監督で、しかも二次審査で仙台までオーディションに来てくれるという話を聞いて。それなら受けてみようという、結構軽い気持ちでした。なので受かるとは1mmも思っていなかったです。ちょっとでもアニメに出られたらいいなと思っていたら、気づいたらWUGのメンバーになっていました。*2

永野愛理さん以外の6人は第2回アニソン・ヴォーカルオーディションがWUGという作品でなくても応募していただろうし、WUGが無くても別の形で表舞台に出てきていた可能性が大いにあった。しかし、彼女だけはこの作品が仙台を舞台にしていたから応募に至り、声優デビューを果たしたのだ。WUGが無ければこの子は大学を卒業後、そのまま仙台で一般人として人生を送っていただろう。

 

これは奇跡だと思う。

 

2018年8月、わぐらぶファンミーティングでWUGオーディション時の映像が公開された。オーディション時のあいちゃんが「暗かった」という話は以前から何度か話題に上がっていたが、実際に映像を見たら予想以上だった。あんな低いテンションで「星間飛行」を歌う女性は未だかつて見たことがない。ただ、姫カット永野愛理さん(19)はメチャクチャ可愛かった。

失礼を承知で言えば、アイドルアニメの主役級オーディションで受かるとは思えないレベルだった。だが、その暗さや平凡さが林田藍里というキャラクターとのハイパーリンクを生み出した。

──最初はあまり上手くなかったのを敢えて採用したのは、何か光るものがあったわけですよね。

山本 まずひとつは、やはり仙台を舞台にした作品で仙台出身の子がいないと話にならないということですね。もうひとつは、直感です(笑)。実は彼女と別のある子が最後まで競り合っていて、なかなか決まらなかった。最後の決め手はやはり彼女が藍里だな…というひらめきですね。藍里はとりえのない普通の子という設定は決まっていて、ぱっと見たイメージやキャラクター性が合うのは彼女だということで決まりました。*3

Wake Up, Girls!という仙台を舞台にしたアニメのオーディションが一般募集で行われ、Wake Up, Girls!に林田藍里というキャラクターがいたという奇跡に導かれて、永野愛理は声優になった。

 

ヒカリキラリミルキーウェイ

「声優」とは無敵の肩書きだと僕は思っている。作品とキャラクターを背負うことで、通常個人の力では立てない大きなステージに立つことができるからだ。そして最低限アニメやゲームで何らかの役を持っていれば、歌ったり踊ったりしていても、舞台に出ようが写真集を出そうが好きな野球や餃子の話をしていようが許される。

逆に「声優」という肩書きを失った途端に、同じことをしていても勝負する相手が声優界だけでなく有象無象のタレント全員になる。作品から個人へ、個人から作品へとファンが循環する声優界にいることは、タレント活動を行う上で大きなアドバンテージを持つ。

そんな無敵の肩書きを持つWake Up, Girls!の一員となったことで、永野愛理さんは多彩な才能を開花させる機会を手に入れた。

小4から磨いてきたダンスの能力は、MONACAをはじめとする強力なクリエイター陣による最強の楽曲と7人編成の華麗なフォーメーションを得て、これ以上無いと思えるほど素晴らしい形で日の目を浴びることになった。いくらダンスの腕を磨いてきても、ダンサーとしてではSSAのような大舞台で主役としてスポットライトを浴びることは無かっただろう。

もう一つの彼女の大きな武器が「野球」だ。声優になっていなければ、ただの野球好き女子で終わっていたはずだ。しかしWUGでデビューし、そのWUGが東北楽天ゴールデンイーグルスとコラボしたおかげで彼女の深い野球愛は広く知られることとなり、文化放送ホームランラジオへの出演、そしてパっとUPというレギュラー冠番組の獲得という道が開かれた。

2017年8月には始球式投手としてKoboパーク宮城(当時)のマウンドに立ち、嶋基宏のミットめがけてボールを放つという快挙を成し遂げた。僕もスタンドから見守ったが、この日の永野愛理さんは本当に輝いていた。夢を叶えた女性の姿はこんなにも美しいのかと。この時の弾けるような笑顔が、僕が愛理推しになる決定打となった。

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もちろん与えられただけではない。彼女の存在はまた、Wake Up, Girls!という作品・ユニットをより強くした。

林田藍里同様、一歩引いた視点でメンバーを俯瞰する優しさ。他メンバーのボケに素早く突っ込む瞬発力。常に周りが見えていて、いつもどうすれば観客が喜んでくれるのかを第一に考えている。

7人の中でも随一のキレを誇るダンスが、WUGのステージパフォーマンスをグッと引き締める。まゆしぃの低重心なイケメンダンスとも、みゅーのバレリーナダンスとも違う、指先まで神経を研ぎ澄まされた全身を使っての感情表現(鷲崎健はそれを「人生」と評した)は他の追随を許さない。

彼女が担当した地下鉄ラビリンスやoutlander rhapsody、タイトロープ ラナウェイ、ハートラインの振り付けは多くの人を虜にした。特にTUNAGOやPolarisのようなメッセージ性の強い楽曲において、与えられた振り付けをこなすだけでなく、メンバー自身によるクリエイティビティを持ったことの意味は大きい。

また先日の記事にも書いたが、彼女が本気で楽天を愛していたからこそWUGは単発のコラボではなく5年連続でコラボナイターを開催するまでに至った。

そして何より、東北への思い。4thツアーの主題に「TUNAGO」を据え、グッズの数字「313」に込めたメッセージ。わぐらぶバスツアーでワグナーを閖上に案内するという決断。Polarisの歌詞に「波」という言葉を入れた覚悟。彼女がいたから、WUGは5年間真摯に東北と向き合い続けたユニットになったのだと思う。

 

あとひとつ

2018年3月18日、宮城県 石巻 BLUE RESISTANCE。仙台からさらに車で1時間かかる石巻のライブハウスで開かれた永野愛理ソロイベントは約300人のワグナーで満員だった。

ライブはダンサー2人を従えたダンスパフォーマンスで開幕。ユニットでのダンスとは違う、本気のソロダンスを存分に見せつけた。ソロ曲「桜色クレッシェンド」「minority emotions」を交え、15曲を披露した。例年通り、WUGの曲は1曲も歌わなかった。

 

彼女は「歌は苦手だし自信ないけれど、それでも伝わるものがあると思って歌う」と語った。その通りだった。「栄光の架橋」なんてどう考えても音域も合わないし明らかに苦しそうだった。最後の「あとひとつ」は最初から泣いててまともに歌えていなかった。

でも、間違いなく思いは伝わった。東北の地に生まれた彼女が、3月の石巻でこれらの曲を歌う意味。震えた歌声や必死の表情から痛いほど伝わった。

この日、永野愛理は石巻に満開の桜を咲かせた。

ameblo.jp

 

Like a SAKURA

ソロイベで彼女は「私は桜の幹になりたい」と言った。ファンという桜の花を咲かせられる存在になりたいと。

今になって、もう一つの意味があるんじゃないかと思う。

Wake Up, Girls!という花は今年3月で散ってしまう。それでも、永野愛理という幹が残っていれば、また新たな花が咲くはずだ。

昨年12月、舞台Stray Sheep Paradiseで生き生きとルクル役を演じる彼女の姿を観て、僕はもっともっと「役者・永野愛理」の姿を見たいと強く思った。先日は「温泉むすめ」の松島名月役が決まり、今後も宮城ゆかりの作品と歩んでいくことになった。今年は「八月のシンデレラナイン」のTVアニメも始まる。まだまだ桜の花は咲かせられる。

それが春とは限らない。スロースターターな*4彼女のことだし、次に花が咲くのは秋かもしれない。オレンジの紅葉の中、一つだけ桜が咲いていてもいい。

 

「自分らしさから生まれた景色を、信じて、感じて、愛して、それでいいんだよ」

  

*1:なお、このときのグランプリは現A応Pの堤雪菜さん

*2:第2回【永野愛理 インタビュー】 – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

*3:山本寛監督 vs「Wake Up, Girls!」 特別インタビュー企画|Wake Up, Girls!

*4:「私スロースターターで、中学時代にやっていたバトミントンの部活とかでも、最初はレギュラーになれなかったのが、3年生になったら一番手になって区で優勝したりしてたんです。私ダンスも最初は本当に下手で、一番下のクラスだったので…やっぱり、ずっと自分のペースで頑張ってるタイプではあるかもしれません」山本寛監督 vs「Wake Up, Girls!」 特別インタビュー企画|Wake Up, Girls!

「SENDAI光のページェント」ワグナーメッセージ企画 報告&御礼

twipla.jp

みなさん、こんにちわぐー!

先日、「SENDAI光のページェント」でワグナーからWUGちゃんと仙台の街への感謝のメッセージを流すという企画を立ち上げたところ、多数の参加者のご協力を賜り、無事に成功させることができました。参加者の皆様および温かく見守ってくださった方々に深く御礼を申し上げるとともに、改めて企画実施の経緯をご報告させていただきます。

 

 

企画概要

仙台の冬の風物詩である、定禅寺通りのイルミネーションイベント「SENDAI光のページェント」。Wake Up,Girls!TVアニメ1期及び新章のED映像や「言の葉 青葉」のMVにも登場するなど、WUGとも関わりの深いイベントです。

www.kahoku.co.jp

そんなヒカペーですが、作業費高騰や企業協賛の減少などによる資金難で、今年は開催期間が例年より6日間短縮されることになりました。例年12月最初の週末からスタートしていたので、岩手公演前に見に行くつもりだったワグナーさんも結構いたのでは。

readyfor.jp

昨年からは開催資金を募るクラウドファンディングが実施されているのですが、今年はその返礼品に「スターライトウィンク使用権」が初めて加わりました。スターライトウィンクとは、すべての明かりが1分間にわたって消灯した後、再び一斉に点灯するイベントで、その際に事前に録音した30~45秒程度の「大切な人に感謝を伝えるメッセージ」を流すというものです。

で、これ5万円をワグナーで割り勘して来年解散してしまうWUGちゃんに感謝の気持ちを叫べばいいんじゃないかと思って呟いたところ、某ま○ドムさんから「やりましょう」と圧をかけられたので、言いだしっぺの責任として僭越ながら企画を立ち上げさせていただきました。

当初は一口1000円で50人集まればいいかと思ったのですが、あっという間にTwiplaが埋まってしまったので急遽700円に値下げして70人に拡大*1しました。この手の企画を主催した経験が無く、あまり大人数になると自分の手に負えないし、実質クラウドファンディングの切り売りで利益を出す訳にはいかない中でキリのいい値段設定を狙ってこうしましたが、結果的にTwipla上で69人の参加となり、ちょうど良かったのかなと思います。なお、音声収録に参加できないにもかかわらず参加費を負担して応援してくださった方も多数おられました。本当にありがとうございます。

 

音声収録

企画を立ち上げたのが11月3日で、音声データの送付期限(開催5日前)までに大勢のワグナーが集まる機会が11/17のANIMAX MUSIX横浜か12/9のHOMEツアー岩手公演くらいしかなかったのでその二択でアンケートを取ったところ、わずかに岩手の方が参加者数が多かったので岩手公演にあわせて収録することになりました。

収録は昼夜公演の間に、ライブ会場の岩手県民会館に隣接する「緑の広場」にて実施しました。会場のすぐ隣にちょうど良い感じの場所があって助かりました。

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この日の盛岡は最高気温1.7℃という厳しい冷え込みの中、ライブの合間にもかかわらず、目測ですが50名ほどの方に参加していただきました。本来ならお一人ずつにご挨拶すべきところ、バタバタしていて出席確認もできず申し訳ありませんでした。

30~45秒というメッセージはいざ喋ってみると結構長く、この人数で一斉に叫ぶと絶対に揃わないと思ったので、最初と最後以外は代表の方を募ってお願いしました。

「誰か滑舌に自信ある人いませんか?」と雑に投げかけたところ、仕事でナレーション経験があるというイルリキウムさんに立候補いただき、また男だけではむさ苦しくなると思ってその場にいた女子ワグナーさん4名にもお願いしました。クリスマスイブの仙台の街中にオタクの雄叫びを流すなんて暴挙をして大丈夫なのだろうか……と思っていたのですが、おかげで爽やかな雰囲気になったと思います。ご協力ありがとうございました!

最後の「いくぞ!がんばっぺ!Wake Up, Girls!」は物凄い声量で、あんまり何テイクも録ると近所迷惑になりそうだったので(あとクソ寒かったし)、練習のつもりだったけど上手くいったのを使うことにしました。50人であの声量なんだから何千人ものワグナーが叫ぶ声がイヤモニを突き抜けてWUGちゃんの耳に届くのも当然です。

 

放送本番

放送日時は12/23の21時、12/24の20時と21時の中から選べたのですが、映画「七人のアイドル」劇中の勾当台公園ライブ(2013/12/24の19:45~)に近いという理由で24日20時にしました。

私は22日にHOMEツアー千秋楽となる横須賀公演、23日にアニメJAM2018を堪能した後、24日は池袋で今年のイベント収めとなる「Run Girls, Run!とクリスマスカードを作ろう!の会」に参加してから仙台へ向かいました。我ながらクソイベンターすぎる。

twipla.jp

19時過ぎに勾当台公園へ着くと、すでにたくさんのワグナーさんが集まっていました。なとりさん主催で毎年行われている「伝説のステージ集会」。アニメWUGがデビューした日に、始まりの地である勾当台公園のステージに集まるワグナーたち、エモすぎませんか。

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勾当台通りに面した広場はマジックショーやビアホールなどで賑わっているにもかかわらず、石段を上がったステージ周辺は人気がほとんど無く、ワグナーだけの空間ができていました。カイロや気仙沼土産の配布もあって嬉しかったです。

そして2013年12月24日、「SENDAI学生メタルバンド祭」でWake Up, Girls!の出番が始まった19時45分。ステージ上に置いたパソコンを囲んでライブシーンを鑑賞し、大田邦良の気分を追体験しました。

大田と一緒に「アンコール!アンコール!」までやってから急いで定禅寺通りへ。

20時少し前に明かりが一斉に消え、ナレーションに続いてメッセージが流されました。実際どんな感じになるのか不安だったのですが、「いくぞ!がんばっぺ!Wake Up, Girls!」の掛け声に続いて明かりが一斉に再点灯する様子は予想以上にグッときました。WUGちゃん達にこの声が届いたかはわかりませんが、仙台の街にWUGちゃんがいた証を少しでも刻めたのかなと思います。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!また現地に来てくださった方や、動画を見て温かいお言葉を掛けてくださった皆様にもお礼申し上げます。

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私は光のページェントに始めて訪れたのですが、今まで見たどのイルミネーションよりも美しかったです。写真では伝えきれない。人工のオブジェではなく、ケヤキ並木の樹形そのままに光が連なる様はまさに「杜の都」ならでは。WUGの聖地であることを差し引いてもまた訪れたいし、いつまでも続いてほしいイベントだと感じました。

晩翠通りを超え、「せんだいメディアテーク」付近まで来ると人ごみも和らぎ、ゆったりとした雰囲気になります。そしてここが、「言の葉 青葉」のMV撮影地。

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iPad miniにMVを入れていたので流してみましたが、映像に合わせて画面を動かすと完全にVRです。ワグナーは一度試してみてください。今年のSENDAI光のページェントは12月31日まで開催されています。

クラウドファンディングは終了しましたが、光のページェントを続けていくためには継続的な支援が必要です。これからもできる範囲で応援していけたらと思います。

 

参加者一覧

(順不同、お名前はTwipla登録上のもの)

timp.(@timp94222182)

まみドム @ やました(@mamidom)

リバーヴ(@WickedLaser505)

🦅👐烏瓜☘♨️(@karasuuri_pad)

ポイポイ兄さん(@poipoibrother)

てんぴー(@61tP)

イチ@ここが僕のホーム。🍀(@ichi_wug_love)

GARLIC@にんにく☘(@garlicNinNiku)

るり👐26日MUG!(@rurichan_0122)

たくみP(@takumiP)

サケハノムベシ(@sakewanomubeshi)

おこげ@山下七海のダーリンになりたい(@tabe773)

もんちゃん(@running_moyashi)

DRILL★STAR(@DRILLSTAR)

SIRIUS@12/22鹿・わぐ(@saqsirius)

しそろ@(@folk_1230)

ゴミ箱@1日目東H47a(@gomi_ningen)

オーパス(@opus_nmthk)

水棲・池月☘️(@61280KD000)

あんず(@lcumis2)

よねぽん(@yonepon_pp_idol)

ペガサス(@pegasus1109)

日陰のみかげん(@RaLilligant)

アルティ(@alty_o)

フロンティア@Never give up(@yunohanomori)

すみちゃん@1日目東H46b(@shsmta)

仁(@JiN_CRST182)

まつい(壁(@yasuchin76)

しみこー😎(@bakagamiru21)

joe@WUGツアー盛岡昼夜(@joe_wugaccount)

いずみ︎✈︎(@akihabara0310)

イルリキウム/43Tc(@I_verum43)

三重のトナカイ(非実在)(@mieyasuji)

だってマチャムネ☆横須賀、熊本、長野、愛知、仙台(@notGirlButWUG)

ゴメ(@gome719)

ちーくん@ワグナー兼わんこ蕎麦(@tiikun39)

レン(@harenntit)

昼鴨(@hirugamo)

ほむんくろの(@aryaryagi124)

おるば(@oruba_carp)

だいごろう(@daigolow_1)

タケシ(@9Parabellum)

足湯♨️(@aszwkamakura)

眠気覚ましドリンク(@kamisumuchi_k2)

カズ(@Bs21_kt)

小泉璃乃(@SU_____HO)

寝袋(@FarusAccd)

むさしたあ@インフルA型の為年内閉店(@aDfc5MgWaF6uTFx)

オバマ(@starlitsky_rin)

おはもち(@ohagimochimochi)

ゾウリムシP/デレ6th西武現地10、1(@zourimusi64)

こうが(@hgfbrz_)

水色スキーなエト(@tryangle_canvas

みそみそピーナツ とみー。 🐏SSP 🐑全通だよ!!(@misopii_tommy)

えぬつー(@enutun_WUG)

ておりあ(@_theoria)

いつき(@WUG_Itsuki)

千葉のあいうえお@未来の永遠さに僕たちは苦しむ(@aiontwt)

ツカサ(@Tsukasa_OTHAsd)

kawanoyou(@kawanoyou)

お灸の灸(@ohisashi_kyu)

yossino(よっしーの)(@yossino

(とり)(@yugiri73)

ひるっち→ハッカドールお渡し会(@MiYuW_MUNB)

シクロ(@Cyclo4888)

キョン(@kyon_wug)

ブレスコア(@rge_wug)

ふぁうんど(@FaunddD)

 

連絡が遅かったりロクにご挨拶もできなかったりと至らぬ点も多々あったかと思いますが、皆様のおかげで無事に企画を成功させることができました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!!

*1:50000円-自己負担分1000円の49000円÷70人=700円