湖底

爆裂ハートフルコメディ

仙台巡礼その1(初日編)

Wake Up, Girls! 4thライブツアー「ごめんねばっかり言ってごめんね!」宮城公演に参加するため、8月5~6日に仙台を訪れてきました。2013年3月以来4年ぶり3回目、ワグナーになってからは初の仙台巡礼です。

まだツアー中のため、ライブ以外の部分を中心にレポートしていきたいと思います。まずは初日の模様から。 

夜行バスで東京入りし、東京駅でオタクと合流してやまびこ125号で一路仙台へ。WUG単独ライブは初めてということもあり、もう初めてディズニーランドに連れて行ってもらう幼児のようなテンションでした。

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午前9時半すぎ、仙台駅へ到着。6日から「仙台七夕まつり」が開催されるため、駅構内もすっかり七夕ムードです。

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駅2階の仙台市観光情報センターで新章記念の巡礼ガイドとスタンプラリー台紙をゲット。今回は時間が無くスタンプはこの1ヶ所のみでの回収となりました。

 

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午前10時、ライブ会場の仙台サンプラザホールに到着。物販列は階段下で折り返して再度階段の途中まで上がる程度に伸びており、並んでいる間にビブスとキーホルダーのあいりVer.が完売。まあ地元だから仕方ないね……。大阪で完売のまゆビブスはラスト2着くらいをギリギリで確保できました。

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こんなに物販に金使ったライブはいつ以来だろうか。東北イオン限定のWAONカードも無事入手し、「7 Senses」と「雫の冠」の現地購入特典ブロマイドはみゅーちゃんのサイン入りが当たりました(後日宅配)。

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物販のブロマイドは3パック買ってめちゃくちゃダブった。

 

12時過ぎに物販を終え、開演までは1時間半ほどしかありませんでしたが、とある“ブツ”があるとの情報を得た我々は急いで地下鉄に乗り込みました。向かった先は、仙台国際センターで開催の「仙台アニメフェス1st」です。

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ゲーマーズブースで売られていたのは、現在では入手困難となっているWUG初の企画DVD「夏合宿、やらせてください!」と「声優ゆめ日記」シリーズ。中古品も軒並み1万円を超える中、なんと定価販売!どうやら再生産分が先行販売されていたようです。これを定価で買えただけで入場料分の価値はありましたね。

 

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サンプラザホールへとんぼ返りし、いよいよライブ本番。詳細はまだ書きませんが、まぁ~エモかった……。昼はアリーナ上手側見切れ席でしたがめちゃくちゃステージが近く、夜は逆にアリーナ中央最後列で後を気にすることなく跳べ、昼夜で違う角度からフォーメーションを確認できて最高でした。仙台限定のジョジョコラボ曲も振り付けがバチバチにキマってて格好良かった……。

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ライブ後の打ち上げは、「味の牛たん喜助 駅前中央店」へ。テレビアニメ3話の食レポロケで実波、真夢、菜々美が訪れた店です。

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店内はライブ後のワグナーと一般客が半々くらいという感じ。

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「特切り厚焼定食」、うんめぇにゃ~でした。牛たんのボリュームがすごくて肉だけでお腹いっぱい。

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退店時には空いていたので、アニメで3人が座っていた席も見ることができました。

 

霧雨に包まれた仙台の夜景が幻想的で綺麗でした。

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“嬉しくって見つめあいたい ペデストリアンデッキで 頬染めて笑った 16歳のアガペー

 

続きます。

『Wake Up, Girls! 新章』新キャスト&新キャラクター発表会

前回の記事での宣言通り、7月30日に幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル」にて、WUG新章の新キャスト&新キャラクター発表会を見てきました。

イベントの概要については各媒体でレポートが出ていますので、自分なりに感じたこと、考えていることを中心にお伝えします。なお公平を期すため(?)今回のイベント中はイヤホンで山本寛「前」監督のツイキャス*1を聞いていたので、そちらの反応も交えて書いていこうと思います。

イベントレポート

ステージ開始時には結構な数のワグナーが集まっていました。まあ別ステージにななみん出てたり隣のFGOフェスにみにゃみいたりしますしね。僕みたいにこれだけ見に来た人間がどれだけいたかは不明。

お馴染みのBGM「前を向いて、走れ!」と共に、MCの安野希世乃さんが登場。今回は「I-1 Clubの小早川ティナ役」としてではなく、終始「司会のお姉さん」といった雰囲気で進行していました。

まず、2013年夏のワンフェスのステージでWUGのメンバー7人が発表されてからの作品の歩みが紹介されたのですが、スクリーンに映し出された4年前のメンバーお披露目の写真を見て山本監督が「俺がいない!見事なトリミングだ!」とか言ってて面白かったです。

続いて新章スタッフの板垣伸監督と、MONACAから神前暁田中秀和広川恵一の3氏が登壇。板垣監督はかなり緊張した面持ちで、イベント中も言葉は少なめでした。もともとそういう人なのかな?

そしていよいよ新キャスト3人が登場。自己紹介の後、ユニット名「Run Girls, Run!」が発表されました。オーディションの裏話もあり、課題曲が「7 Girls War」と「言の葉 青葉」だったことが明かされました。また安野さんは前日夜に吉岡茉祐さんから「うちの後輩達をよろしくお願いします」とLINEがあったことを報告。会場から歓声が上がります。

お披露目に続き、3人による初めてのライブステージが行われました。この時ばかりはヤマキャスのイヤホンを外してステージに集中。

1曲目は「16歳のアガペー」。WUGのライブではサビ終わりの「まっすぐ きみの名前を呼ぼう」で推しの名前を叫ぶコールが定番ですが、さすがのワグナー達も新メンバーにはすぐ対応できず、名前コールは少なかった印象。

1曲目が終わった時点でMCを挟み、3人ともめっちゃ息切れしているのが初々しい。林鼓子さんはまだ15歳ということで、「16歳なってないアガペー」と発言して会場の笑いを誘っていました。

そして2曲目は「タチアガレ!」。ジャンプやポジションの入れ替わりなど難しい振り付けもちゃんとこなしていて、かなりの練習量を積んだことが伺えました。

 イベント後に公開された「踊ってみた」動画。上手いですね。

新キャストの印象

前にも書いたように自分は今年ワグナーになった新参なので、WUGちゃんのデビュー当初の様子と比較することはできませんが、ランガちゃん*2の3人はすごく受け答えがしっかりしていて、緊張しつつも人前に出ることには慣れているような印象を受けました。ライブパートでは歌声こそ震えて上ずっていましたが、振り付けは揃っていて踊りながら笑顔もキープできており、初めてのステージにしては上々の仕上がりだったと思います。

特にセンターの林さんは最年少ながら一番自然体でステージに立っているように見え、「この3人の中で推すならこの子かなぁ~」などと思いながら見ていました。まゆしぃとは全く違う方向性のセンターになりそうですね。京都出身の森嶋優花さんも、隣県民として今後の活躍に期待しています。もちろん厚木那奈美さんも。

さて、近年開催される声優やアニソンのオーディションでは、最終的に合格しなかった参加者が後に別の形でデビューする例が多く見られます。特に選考終盤になれば参加者の平均レベルは高く、ほぼ全員が合格ライン付近にいるわけです。その中から選ばれるための要素は技術面よりも、作品やレーベルとのマッチングになってくるのではと想像しています。

今回の3人の中にも過去他のオーディションに参加していた方がいるようですが、それがこのWUG新章で「Run Girls, Run!」としてデビューする意味とは。今はまだわかりません(WUGも最初はそうだったと思います)が、これから「RGRがこの子たちでよかった」「この子のデビューがWUG新章でよかった」と思える展開になることを期待しています。

新章に望むこと

ライブ後は新章のストーリーも公開されました。

仙台の弱小芸能プロダクション「グリーンリーヴス・エンタテインメント」に所属するWUGは、
数多の挫折を経験しながらも、国民的アイドルグループ「I-1club」を「アイドルの祭典」で破り、優勝した。
一躍トップアイドルに・・・と思ったのもつかの間、「アイドル経済不況」が叫ばれてきたこのご時世、現実は甘くない。
7人は地道なアイドル活動に追われる日々が続いていた。
一方、仙台市の中学に通う速志歩・守島音芽・阿津木いつかの3人は、次第にアイドルに憧れを持つようになり…。*3

ということで、「Wake Up, Girls!Festa. 2015 Beyond the Bottom Extend」で発表された「I-1 ClubがWUGを吸収合併する」という話は無かったことになったのかな? なおヤマキャスによると、「3人組の後輩ユニット」という構想自体は山本監督の発案だそうです。ただし「こういう風になるとは思っていなかった」とのこと*4。後輩ユニットが登場するという大まかな話は監督交代の有無に関わらず規定路線だったんですね。もっとも、山本監督が作ったからといって新章が成功していた確証はなく、板垣監督の新章が失敗作になるという確証もありません。

ただ、このイベントに参加して不安を覚えたのは、板垣監督から「熱」を感じなかったことです。あまり多くを語らないタイプの方なのかもしれませんが、作品を通じてどんなメッセージを伝えたいのか、RGRをどういうユニットに育てたいのか、そういう思いが一切伝わってきませんでした。少なくともこれまでのWUGは明確なメッセージを持った、熱いアニメーション作品です。まゆしぃのブログにもあるように、ユニットとしてのWUGも作中と同様、常に「WUGらしさとは何か」を自問自答し、全力でステージに立ってきました。その熱量が、今のところ新章からは伝わってこないのです。

もちろんまだ放映前ですしネタバレ回避もあるでしょう。監督交代のドタバタもあり、あまり波風を立てたくないのかもしれません。でも、あまりにも「守り」に入りすぎている気がします。監督が変わったのはこの際仕方ない。制作陣が変われば作品の方向性が変わるのも仕方ない。それなら新しい方向性は何なのか、監督なりプロデューサーなりがしっかり示してほしい。中途半端にWUGモドキを作るくらいなら、全部捨ててもっと攻めてくれというのが個人的な思いです。

私は新章に成功してほしいと思っています。いちアニメファンとして面白い作品を見たいというのはもちろんですが、3人の若い女性が人生を賭けてこの作品でデビューするのです。自分と同じ苗字のキャラクターを背負って。そして先輩の7人も、まだまだ発展途上にあります。これまでのWUGの縮小再生産のようなことをしていては、せっかくの芽を潰してしまいかねません。新章がこれまでのスタイルを踏襲するかどうかはともかく、覚悟を決めて「真摯で、正直で、一生懸命な」作品にしていただきたいと思っています。それが「WUG」の名を引き継ぐ上での最低条件ではないでしょうか。

*1:ゲスト:山崎雄太(演出家、BtB副監督)、伊藤光彦(わぐZOOアシスタントプロデューサー、Ordet→マカリア→?)、近岡直(旧章キャラクターデザイン・総作画監督)、澤田知世(旧章衣装デザイン)

*2:まゆしぃのブログに準じた表記

*3:WUG3公式サイト「STORY」より

*4:脚本は2話までできていたが残っているかは不明

Wake Up, Girls!にハマった

こんばんわぐ~👐

 

はい。Twitterをフォローしいていただいている皆様は既にお気付きでしょうが、最近「Wake Up, Girls!」にハマってしまいました。実に3年遅れですが、アニメ、ユニット共に完全にドハマりしております。毎日WUGのことばかりツイートしています。

自分自身、急に推しが7人も増えて色々と追いつかなくなっている部分もあり、4thツアー参加を前に、ここで一度なぜ私がWUGにハマったのか、WUGの何が好きなのかを整理して書いてみようと思います。

序章

2014年の放送当時、「アイドルオタクのヤマカンが新人声優でアイドルアニメを作る」という話は耳にしておりましたが、視聴には至りませんでした。何故か?湖底にはテレ東系の電波が届かない*1からです。

京まふ2014やアニサマ2015でユニットとしてのWUGちゃんを見かけたときも「なかなか良い曲だな」と思う程度で、そこまで興味を惹かれませんでした(当時は今ほど若手女性声優に真剣じゃなかったのかもしれない)。

ところが2015年以降鈴木このみさんの現場に足しげく通うようになる中で、オタクたちの間で「鈴木このみ吉岡茉祐似てる説」*2が流れ始め、その影響か周囲のこのまにあ達が徐々にWUG堕ちし、事あるごとに良さを語ってくるようになりました。外堀が埋まってきましたね。

大阪城ホールの奇跡

そんなこんなでWUGを意識しだし、曲も少し聴き始めた矢先の2017年1月14日。大阪城ホールにて開催された「ANIMAX MUSIX 2017 OSAKA」で事件は起きました。

WUGソロパートでは「僕らのフロンティア」と「7 Girls War」を歌い、MVと寸分違わぬキレの良いダンスを披露。初めて間近で見る7人の完成度に圧倒され、あまりの可愛さに頬が緩みっぱなしになります。

さらにライブ終盤にはこの日最大、いや2017年最大(7月現在)といっても過言ではない衝撃が訪れました。

聖地巡礼アニメSELECTION」と銘打ち、作品の舞台となった町を紹介してから曲に移るこの日の特別企画で、スクリーンに映し出された「宮城県 仙台市」の文字。会場がざわめいた後、流れ出したのは「タチアガレ!」のイントロ(生バン)(激エモ)。絶叫に包まれる城ホで、ステージに現れた少女交響曲衣装の7人は背景のアニメ映像と同じダンスを繰り広げます。初めて生で見るタチアガレ!は全てがエモかった……。これまでに見てきたどの声優ユニットとも違う格好良さを感じました。

ショートVer.のタチアガレ!を歌い終えた7人がフォーメーションを変え、延長されたアウトロが続く中、ステージ中央から現れる人影。スポットライトに照らされたのは、つい2ヶ月前に幕張でのバースデーライブで披露した振袖風衣装をまとった推しの姿でした。

気がつけば悲鳴を上げ連番オタクと抱き合い床に転がっていたのですが、耳に飛び込んできた「パーッとパーッと晴れやかに」の歌詞に飛び上がります。完全に推しが8人に増えた瞬間でした。

f:id:koteijing:20170714145303j:plainありがとうANIMAX MUSIX

その後、DアニメストアAmazonプライムビデオでアニメ全作を一気に視聴し、全音源に加え舞台「青葉の記録」やその他諸々のDVD、書籍等をかき集めるなど完全にWake Up, Girls!というコンテンツの虜になったのでした。

WUGアニメの魅力

 続いてアニメ「Wake Up, Girls!」の魅力について話そうと思います。ワグナーの中でもアニメの評価は二分されている感がありますが、私はかなりハマりました。というのも「よみがえる空」や「SHIROBAKO」、「響け!ユーフォニアム」等のように、リアル志向で登場人物たちが地道にステップアップしていく作品が好きだからです。

「リアル」なアイドル像

アニメ全部見太郎じゃないので確信はありませんが、今までのアイドルアニメはアイドルの「理想像」であり、現実のアイドルが持つ汚い部分はほとんど排除されてきたように思います。しかし本作では現実のアイドルグループをモチーフにしつつ、アイドルが本人達にとっての夢*3であると同時に、事務所やレーベルにとっては商品であり、全力で推してくれるオタクもいればアンチもいるという側面までもを描きました。特に劇中のWUGオタクとして強烈な個性を発揮する大田邦良は随所で情熱的な名台詞を残し、オタクの鑑のような存在として扱われています。

山本 OPにオタクが出てくるアイドルアニメは初めてだと思います(笑)。これは、意図的にやりました。「オタクの姿を見たくない」というのは、やはり打開すべきだろうと思ったんです。(中略)アイドルを応援するって素晴らしいことだよ!というメッセージを込めています。だから大田はデザインはああでも、絶対にカッコいいはずだと僕は確信しています。*4

もちろん泥臭いだけでなく、理想も語られます。TVシリーズ最終回の「アイドルの祭典」開会式でI-1Clubゼネラルマネージャ白木が「エンターテインメントの真髄」を語った開会宣言など、作中の大人たちが掲げるアイドルへの希望は山本監督が持つアイドル論の代弁でしょう。セリフや演出の端々にクリエイター側のメッセージが現れるところにも惹かれるものがあります。

山本監督のアイドルへの思いや、WUGで目指したもの、そして新人声優7人をどのように見出したのかは以下のページに記されています。最近は何かとトラブル続きでネガティブな印象が先行していますが、少なくとも私は「WUGの生みの親」としての山本監督はきちんと評価されるべきだと思っています。

なおこの時インタビューしたライターとも既に絶縁した模様。このページもいつまで残るかわからないので早めにチェックしておきましょう。

 

アニメ的にも、「七人のアイドル」はシリーズ全体の序章でありながら1本の映画として起承転結が綺麗にまとまって見ごたえのある作品になっていますし、テレビシリーズも山あり谷あり紆余曲折しながら7人が成長しアイドルの頂点を目指す姿が丁寧に描かれました(作画的にはやや険しい部分もありましたが)。そして続・劇場版2作がシリーズ全体の「転」「結」となって物語は大団円を迎えます。あまりにも綺麗に終わりすぎていて新章には不安しかないのですが、まああまり期待せずに見守りたいと思います。

アニメの演出論的な視点からは、はばたくキツネ氏が素晴らしいレビューを書かれているのでこちらもぜひご一読ください。

 

震災と真正面に向き合った作品

もう1点、忘れてはならないのは、WUGが宮城県を舞台にした東日本大震災と深いつながりを持った作品であるということです。

小説版などで明かされた設定では、キャラクター7人中3人が被災者ということになっており、それがアイドルを目指す動機にも繋がっていきます。一方でアニメ劇中では被災地という側面を強調しすぎることなく、東京VS地方という構図をアイドルアニメのストーリーに上手く取り入れて展開しており、巧みな構成だと感じました。

そしてテレビアニメ第9話「ここで生きる」では、初めて被災地(気仙沼)の生々しい姿が映し出されます。劇場版からテレビ8話まで、片山実波を取り巻く石巻仮設住宅の人々を除いてほとんど震災に関する描写が無かっただけに、初見時は衝撃を受けました。私自身も震災後に一度気仙沼を訪れたのですが、そのとき目にしたのと同じ光景がアニメに描かれています。東日本大震災は後のさまざまな作品テーマに影響を与えましたが、テレビアニメで真正面に現実の被災地を捉えた作品は他に無かったのでは。

f:id:koteijing:20170714143939j:plain2013年3月撮影の気仙沼市街。写真左奥は9話でWUGが宿泊した旅館「大鍋屋」

f:id:koteijing:20170714144530j:plain気仙沼港。沈んだ桟橋の向こうに真夢と夏夜が語り合ったベンチがある(写真見てまた泣きそう)

音楽面でも、特に「タチアガレ!」や「言の葉 青葉」はアイドルの心情と被災地への思いが重なった、強いメッセージ性を持った素晴らしい楽曲だと思います。特に「言の葉 青葉」は“絆”のような陳腐なワードを使わず、真摯に言葉を紡いだ歌詞に心が打たれます。

現実のユニット活動でも、毎年ライブツアーで仙台公演を行うなど現地でのイベント出演も積極的に行い、東北イオンや東北楽天ゴールデンイーグルスとのコラボなど、作中のWUGと同様あるいはそれ以上にご当地アイドルとして活躍しているのが嬉しい。新章以降も、WUGの地元は仙台であるという原点を大切にしてもらいたいですね。

私自身は宮城と縁もゆかりもない人間ですが、仙台は震災前後に何度か訪れたことがあり、都会と緑の調和した美しい街であるという印象を抱いていました。8/5の4thツアー仙台公演へ参加できることになり、再び仙台を訪れるきっかけをくれたWUGに感謝しています。

f:id:koteijing:20170714143738j:plain仙台駅前のペデストリアンデッキ。Loftの街頭ビジョンは後に撤去された。

声優ユニット「WUG」の魅力

声優ユニットWake Up, Girls!」は特殊なユニットです。というのも、通常のアニメ作品の出演者が例え新人でも既に事務所に所属している人間の中から集められるのに対し、WUGはアニメのためにエイベックスと81プロデュースによる「第2回アニソン・ヴォーカルオーディション」を開催し、全くの新人を7人集めたからです。また同オーディション第1回では「i☆Ris」がデビューしていますが、こちらは当初から特定の作品とのタイアップだけでなく幅広い活動を志向しています。作品名とユニット名が同じで、自分と同じ名前のキャラクターを背負ってデビューした声優ユニットは唯一無二の存在ではないでしょうか。今後7人がどのような活動をしていくにしても、おそらくWUGは名刺代わりの作品としてずっと背負うことになるでしょう。

さて、小説版には「個人戦か、団体戦*5」という話がありましたが、現実のユニットの方も「団体戦」型じゃないかと思っています。特定のメンバーの個性が牽引するというより、全体の雰囲気がいいんですよね。個人的にi☆Risは各メンバーが強烈な個性を放つ「個人戦」型ユニットだと感じているので、すごく対照的です(どっちが好みかは人それぞれだと思います)。

デビュー以来、声優業やライブだけでなくバラエティ番組やゲーム実況などあらゆるジャンルの仕事に挑戦し、また毎年メンバー自身で企画するソロイベントを開催するなどセルフプロデュース能力に磨きをかけているところも今後に期待できるポイントです。

前述の通り私がWUGにハマったのはつい最近のことであるため、結成当時の様子などは映像や書籍でしか知りません。イベント経験値もほとんどなく、まだまだ彼女達のことを理解できているとは言えませんが、現状で私なりに7人をどう捉えているかメモ代わりに記しておきたいと思います。

吉岡茉祐:圧倒的センター感。イケメン。ステージでの立ち振る舞いにオーラがあり、ダンスは重心が低く格好良い。一方で褒められるとすぐに照れる、ホラーが苦手など乙女なところもあり、ギャップが最高に可愛い。あとテンション上がると関西弁全開になるのも良い。子役出身で創作の才能もあるので、今後は声優だけにとどまらない幅広い活躍が期待できそう。

永野愛:舌足らずな話し方が可愛い。林田藍里と同様、ユニット全体を見渡す母親的なポジション。毒舌のツッコミ役。振り付けやわぐらぶ編集長など縁の下の力持ち的にいろんな場面でWUGを支えていると思う。野球の話してるときが一番楽しそうだし、今年はあいちゃんの笑顔のためにも楽天は勝ち続けて欲しい。

田中美海:オタク。絶妙なロリ顔。3年前はヤマカンが「本当に田中美海は裏がない子なんですよ。(中略)それぐらい実波そのものの存在です」と絶賛していたけど、最近FGO関連などで本性が表れてきた気がする。WUGちゃんねるでバイオハザードやったときにゾンビに対して暴言を発しまくってたのが最高。

青山吉能:デビュー当初と比べると急激に可愛くなった。何があったんだ。番組では常にボケや顔芸を入れてくるので目が離せないが、何も考えてなさそうでいて実はしっかり自分を持ってる子だと思う。熊本への思いとかね。「恋愛暴君」で初主演を務めて経験を積んだことで、さらにステップアップしていくことでしょう。あいちゃんへのイジり方が好き。

山下七海:「おへんろ。」のおかげで唯一3年前から存在を知っていたメンバー。もともと声優志望じゃなかったとのことだが、声優にならないのは勿体無いくらい声が可愛い。徳島弁の破壊力は半端ない。あと全体的に可愛い。メンバー内で一番おしゃれで料理スキルも高いなど育ちの良さが感じられる。

奥野香耶:貴重な同い年(90年度)女性声優。声や仕草がいちいち可愛い。菊間夏夜とは間逆でメンバー内でも大人しい性格だが、思ったことはちゃんと言うタイプ。ちょっと闇を抱えてそうなところがまた良し。スイッチが入ったときの思い切りがすごい。もっと本音のところを知りたくなる存在ですね。

高木美佑:オタク。みにゃみがザ・女オタクという感じなのに対し、みゅーちゃんは少年系のオタク。アニュータのオフィシャルプレイリストの選曲は信用の塊だった。生粋のゲーマーでプレイが上手いのはもちろん、魅力を的確に伝えながら実況するスキルも高い。身体能力も優れ、バレエ経験のおかげで回転系のダンスがすごく綺麗。振りの激しい曲中も笑顔を絶やさない。マチアソビのハッカドールお渡し会では神対応を頂き好きになりそうでした。

誰を推すのか問題

WUGは団体戦型ユニットであるがゆえに、7人の中から誰か一人推しを選ぶとなると非常に難しい。別にハコ推しでもいいじゃないかと思われるかもしれませんが、公式FC「わぐらぶ」入会時に推しメンの選択欄があるのです*6

そして結局私が選んだのは、吉岡茉祐さんでした。やはりライブステージにおける圧倒的な存在感やWUGだけに留まらない活躍へのポテンシャルに強烈なエモさを感じさせられます。料理下手など隠し切れない不器用さもまた魅力です。あとやっぱり自分も関西人なので関西出身声優は応援したいですね。

ちなみに最期まで迷ったのは永野愛さんでした。4thツアーのグッズに選んだ数字「313」*7に込めたメッセージなど、やはり地元仙台出身者としてこの作品に強い思いを持って臨んでいるんだなと感じさせられるからです。

本当なら4thツアーの会場で最終的に推しを選びたかったのですが、会報誌の発送対象が7月中の入会者までだったので泣く泣く決断しました。この判断が後にどう影響してくるのか楽しみですね。

 

※追記

仙台公演翌日の始球式を見て完全に永野愛理推しになりました。

別に推し変したわけじゃないんです。吉岡茉祐さんは「推す」対象ではなく、リスペクトの対象であり、むしろ彼女のパフォーマンスに僕が「推される」側だったと気付いたんです。許して。

 

まとめ

最初に「整理して書いてみます」とか言ったくせに、この半年間抱え込んだ感情を吐き出していたら6000字オーバーの全くまとまりのない記事になってしまい自分でもドン引きしているのですが、とにかくこれが2017年7月末現在の、私のWUGへの思いです。今後、4thツアー参戦などを通じて新たに感じたことがあれば、都度ブログに記していく予定です(本当か?)。

そして新章についてですが、不安ばかりを口にしていても仕方ないので、この目で新キャスト発表会を見届けてくるつもりです。生みの親であり7人の育ての親である山本監督が離れたWUGが今後どんな展開を迎えるのか、なるべく最後まで見守っていければと思います。

*1:日本のBBCことびわ湖放送が子供向けを中心にテレ東の一部アニメを放送しているが、深夜アニメは滅多に流さない

*2:確かに角度によっては似てる。鈴木このみ若井友希似てる説もある

*3:当初は必ずしもそうではない

*4:「WUGpedia」p.79

*5:「小説版Wake Up, Girls!それぞれの姿」p.170

*6:ソロイベの当選確立などに影響するらしい

*7:「311」から一歩踏み出した、次の素数。そして「3」「1」「3」を足すと「7」

鈴木このみ3rdアルバム「lead」全曲レビュー

ついに鈴木このみ3rdアルバム「lead」が発売されました。フルアルバムとしては「18 -Colorful Gift-」以来2年ぶり、ミニアルバム「18 -MORE-」から数えても1年半ぶりのリリースです。

YouTubeに公式動画が上がっているものは貼り付けていますが、それ以外の曲もiTMSやmora等で視聴できるので気になったらチェックしてみてください。

 

01. Love is MY RAIL

作詞:畑亜貴 作編曲:白戸佑輔

 代表曲「DAYS of DASH」と同じ布陣で、走り出したその先を描いた一曲。この曲の良さは1番Bメロの「大好き 感じる未来へ向かえばいいんだね」の歌詞に凝縮されていると思うのですが、DoDの頃からは成長した姿を見せながら迷いを捨てて走り続ける様子を歌っています。何気にドラムがかなりテクニカルだったり、聴けば聴くほど味が出てくるスルメ曲な気がします。

ライブでは落ちサビでUOの夕焼けが広がってエモさMAXなので、ぜひ皆さんもUOを持って春ツアーに行きましょう。数回だけ披露されたロングイントロVer.もいい感じなのでまた聴ける機会があるといいですね。

 

02. 「わたし」をくれたみんなへ

作詞:深青結希 作編曲:奈良悠樹

昨年春の2ndライブツアーで初披露されて以来お気に入りの曲です。適度なコール&レスポンスが楽しい。奈良悠樹さんの曲に外れなしですね。歌詞も「一人になることで 関わりあうことで 芽吹いた想いたち 未熟な強さ 成長させていくんだ」など1stツアー後、大きな舞台を経て成長し続ける鈴木さんに寄り添った内容で非常に良い。

歌い方も本アルバムで一番焦燥感というか必死さがにじみ出ていて心に訴えかけてくるものがあります。本人ブログによると約1年前にレコーディングしてたのを改めて録り直したとのことなので、違いを聴き比べてみたいところです。

 

03. yell!~くちびるからはじまる魔法~

作詞:橋本みゆき 作曲:milktub 編曲:宮崎京一

初のキュート路線で「え、このみんこんなんできんの?」という驚きがありました。「君だけの『1番』ください」の「い」がポイントです。こういう方向性の曲も歌えるんだとアピールして、声優アーティストに負けずガンガンタイアップ取っていってほしいですね。 

 

04. One day sky
作詞・作編曲:白戸佑輔

白戸佑輔さん作の空をテーマにした曲ということで「Love is MY RAIL」にも通じる爽快感ある一曲。こちらは電子音中心でラップも入っていたりしてかなり趣が違いますが、落ちサビのエモさはLiMRに引けをとらないと思います。 

 

05. Tears BREAKER with piano -inst-
作曲:奥井康介 編曲:山崎泰之

11thシングルのカップリングのインスト版、というか原曲は4thシングルですね。鈴木さんのCDは比較的過去の曲のアレンジ版やライブ音源などを収録してくれることが多いように思います。 

昨年11月の20歳バースデーライブではキーボード岸田勇気さんが見事な生演奏を披露してくれたのですが、残念ながら特典DVDには未収録でした……。

 

06. MY SHINING RAY
作詞:坂井⻯二 作曲:山崎真吾 編曲:山崎泰之

プラネタリウムで歌えるような曲を」というリクエストを受けて作られたナンバー。初披露は2015年12月のラクーアでのフリーライブなので、丸1年以上経ってようやく音源化されました。上記のTears BREAKER with pianoのアレンジや「竜星鎮魂歌」の作編曲、「オラシオン」の編曲でおなじみの山崎泰之さんによる編曲で、この曲も壮大なオーケストラ調になっています。

動画の2ndツアーではミラーボール、バースデーライブでは高さ9mのタワー上での歌唱とライブでも壮大な演出が定番となっていますが、個人的には昨年6月のサンリオピューロランドで星空のような空間で歌っていたのが印象に残っています。いつか本当のプラネタリウムでライブやってもらいたいですね。

 

07. BE THE ONE
作詞:坂井竜二 作編曲:谷本貴義

 「THE・鈴木このみ」という雰囲気ですが、聴き比べてみると意外に過去のどの曲ともそんなに似てないんですよね。

 

08. Absolute Soul
作詞:坂井⻯二 作曲:若林充 編曲:村井大

8thシングル表題曲。2ndアルバム「18 -Colorful Gift-」にはアレンジ版が収録されていますが、原曲の方が圧倒的に良いので今回改めて収録されたことを喜ぶ人も多いのでは。もともとデュエット曲として作られてるので、掛け合いの歌詞を覚えてライブに臨むとより一層楽しめます。

 

09. 東のシンドバッド

作詞・作編曲:ANCHOR(Nizista)

個人的には本アルバム最強のキラーチューンでした。BPM速めのメロディに小気味良いリズムで歌詞が乗ったサビは一度聴くと病み付きになります。あえて似てる曲を挙げるなら「セルリアンスカッシュ」(相坂優歌)が近いと思う。

サビの歌詞も「東のシンドバッド 明日を掴め 夜はもうたくさんだ(中略)空を飛べるような翼が無くても 僕らにはこの足があるんだ そうだろ?」と大変にエモくなっております。

さらにこの曲だけ何故か演奏陣がゲストだらけでめちゃくちゃ豪華です。

Gt:Kuboty(TOTALFAT)&イシダレイジ(The Naked Sun.)、Ba:堀江晶太PENGUIN RESEARCH)、Dr:ピエール中野凛として時雨

とにかくこの1曲だけでもぜひ聴いてもらいたいです。

 

10. Beat your Heart
作詞:AIJ、松浦勇気 作曲:松浦勇気 編曲:宮崎誠

心臓の鼓動を表現したビートがアツい一曲。特に2番のサウンドと歌詞がお気に入りです。ライブでは鈴木さんが「滾れ~!!」と煽ってくるので思いっきり跳びまくりましょう。

 

11. Redo
作詞:ミズノゲンキ 作編曲:宮崎誠

YouTubeでのMV再生回数が370万回を超える近年最大のヒット作。ヒロインを助けるために何度も「死に戻り」を繰り返す主人公の姿を描いた歌詞は「これぞアニソン」と言えるハマり具合です。惜しむらくはアニメでOPが流れる回数が極端に少なかった(1クールで5回)ことで、作品の話題性の割にCDの売り上げは伸びませんでした……。ただ、moraの年間ランキングアニソン部門では20位に入っています。

個人的にもこの作品のMVが今までで一番好きです。白鈴木VS黒鈴木のコリドール(ボードゲーム)が良いですね。

 

12. Moment
作詞:深青結希 作曲:鈴木このみ奈良悠樹 編曲:奈良悠樹

初の本人による作曲。 最初に思いついたというサビのメロディーがすごくポップかつキャッチーなのが印象的です。カウントダウンライブで初披露され、推しが作った曲を聴きながら年越しを迎えるという非常に素晴らしい体験ができました。

2017年の目標は「作詞作曲」とのことなので、こちらも楽しみです。歌声以外にも表現の幅が広がっていくのは頼もしいですね。

 

13. 全部君がいたから知ったんだ
作詞・作曲:no_my 編曲:eba

本アルバムのリードトラック。「歌でみんなを導きたい」との思いが詰め込まれた歌詞ですが、特に2番の「百の優しさに触れて 千の愛を返したい これから先の道を照らして行くよ もっと」がグッと来ます。

MVには過去のCDや衣装が登場し今までの歩みを振り返る内容になっていて、この曲が鈴木このみにとって一つの節目なのだということがわかります。すでに本人ブログ等で明かされていますが、特典DVD収録のフルサイズMVの終盤では、今までに贈られたたくさんのファンレターや色紙などが飾られています。僕はこのシーンを見て涙をこらえることができませんでした。「全部君がいたから知ったんだ」というタイトルの「君」は、ファンのことだったんですよね。それをこういった形で表現してくれるのは本当に嬉しいです。

 

特典映像

初回限定盤のDVDには「全部君がいたから知ったんだ」のMVとメイキングに加え、昨年11月5日の20歳バースデーライブの模様が収録されています。改めて映像で見ると、ステージバックのスクリーンや大きな花道、そして無数のペンライトで埋め尽くされた会場と、これまでとは一線を画した規模のワンマンライブだったんだなぁと感慨深くなります。

ただDVD画質である上、約3時間半あったライブのうち収録されているのは後半を中心に30分弱と、ミニアルバム「18 -MORE-」特典の2ndワンマン(オフショット含む)が約100分、シングル「Redo」初回限定盤収録の1stツアーファイナルも1時間以上収録されていることを考えても寂しい印象があるのは事実です。アカペラで歌い上げたアンコールの「あなたに」など、BSフジの特番で放送された曲でもカットされた部分があるのは残念です。

あまりにも出し惜しみしているので、ひょっとしたら単体リリースの可能性があるのかもしれませんが、いずれにせよこのCDが売れないことにはライブ円盤が出る可能性も無くなってしまうのでCDを買いましょう。もちろん収録されているライブパフォーマンス自体は素晴らしいものです。

 

総評

過去2作のアルバムはタイトルが年齢から取られていることからも分かる通り、その時点での鈴木このみを表現する曲を集めたものでした。本作はそれに加え、前述したように「歌でみんなを導く」という明確なコンセプトがあったため、「20」ではなく「lead」と名付けられました。大好きを感じる未来に向かって走る「Love is MY RAIL」に始まり、君と目指す明日へと振り向かないで走る「全部君がいたから知ったんだ」で終わる構成が象徴的で、全収録曲が同じ方角を向いたブレないアルバムになっていると感じます。

20歳になった鈴木このみが導く先にどんな未来が待っているのか、ぜひ皆さんもこのアルバムを聴きながら想像を膨らませてみてください。

 

 

2016年イベント回想

まだ1月だから去年を振り返っても許される気がするので去年参戦した主なイベントを振り返るやつやります。

 

イベンターノートのまとめも併せてご覧ください。

koteijingの2016年参加イベント一覧 (73) Eventernote イベンターノート

koteijingさんの2016年まとめ

 

・1/11 新春このみーてぃんぐ

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サイン入りエプロンを着ていったところ推しから直筆のお手紙を頂き、公式フリー素材になってしまいました。
上京を告白してからのI to Iがめちゃくちゃ心に響いた。LINE LIVEアーカイブされてるので是非ご覧ください。

 

 

・2/13 ANIMAX MUSIX 2016 OSAKA
「海色 / 鈴木このみ」の映像化はまだですか?

 

・3/26-27 AnimeJapan
計12ステージを回した充実の2日間。AJ Nightでは初めて水瀬いのりさんの生歌を聴いて一発で墜ちました。

 

・3/27 Yui Makino 30 Selection

初の牧野由依さんワンマン。J-POPカバー中心のライブで、アニソンでは「パズル」が聴けたのが嬉しかったです。アンコールでは「ウンディーネ」「もどかしい世界の上で」で昇天。音もめちゃくちゃ良かったので「横顔」を回収しにまた牧野さんの公演行きたいですね。

 

・4/29 鈴木このみ 2nd Live Tour 2016〜Meet your Heart〜 名古屋公演
入社以来最大の激務で大橋彩香ワンマンやバンドリ1stライブのチケットが闇に飲み込まれる中、何とかこの日だけ休みを確保。ようやくRedoを生で聴くことができました。

 

・5/4 鈴木このみ 2nd Live Tour 2016〜Meet your Heart〜 神奈川公演
大阪には行けず、神奈川もギリギリになって休みを確保。席はやや後ろになってしまいましたが、炎を使った演出などこの時点では最大のボリュームで満足度は高かったです。
Redoを白に染めるため開演前に白リウムを配りまくったのもいい思い出。

 

・5/28-29 鈴木このみ19歳ヒトリタビ! 金沢&福岡

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最高のオタク旅でした。金沢城DAYS of DASHしたり兼六園見たりノドグロ食べたり推しと同じ飛行機乗ったり牧のうどん食べたり博多ラーメン食べたり……。もはや観光がメインでしたがライブも楽しかったです。金沢の「フラジャイルな君」がいつも以上に良かった。

 

・6/19 鈴木このみ スペシャルライブ ~ハロー!キティちゃん~ in サンリオピューロランド
飲酒して入園しライブを見てアトラクションに乗るという貴重な経験ができました。年甲斐もなくキティちゃんグッズを買い漁る程度には楽しかったです。
初披露のLove is MY RAIL、このときはまだピンと来なかったけどこの後聴く度に好きになっていきました。

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はしゃぐ限界オタクの様子です。

 

・7/9 小倉唯 1st LIVE TOUR 「High-Touch☆Summer」 千葉公演1日目

鈴木さんの浜松町無銭ライブの翌日が空いてたので急遽参戦。スタンドだけどステージめっちゃ近くて唯ちゃんめっちゃ可愛いかった・・・・・・。

 

・8/20 京都アニソンスペシャルライブ presented by KBS京都

オタクに誘われて当日券で入場。大好きな鎌倉アニメの一つ、TARI TARIのOP「Dreamer」が聴けてよかったです。千菅春香さんを好きになりました。

 

・8/26-28 Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-

別記事参照。


・9/4 かどみゅ!

NEW GAME!音ゲーの宣伝コーナーがクソ長かったのとOP映像でハルヒ流しておきながら「長門有希ちゃんの消失」の曲しかやらなかったこと以外は楽しいイベントでした。

 

・9/22 NANA MIZUKI LIVE PARK 2016

初の水樹奈々ワンマン参戦。本編ラストの「BRAVE PHOENIX」から凄まじい豪雨になり、ずぶ濡れになりながらもサックスで「六甲颪」を生演奏、そして「恋想花火」で急に雨が止み花火が打ち上がるという猛烈にエモいライブでした。

 

・10/14 2016年国際航空宇宙展

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オタクライブじゃないけど楽しかったので掲載します。F-35Aの実物大モックに乗れるというめったに無いチャンスをものにするべく、全く無関係の業種からビジネスデーに参加。

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ロッキードマーチンのおっちゃんが写真撮ってくれました。

会場内はヘリの実機とかいろんな機体やミサイルのモックがゴロゴロ転がってて楽しかったです。

 

・10/14 スポーツ・オブ・ハート・ミュージックフェス2016 1日目

JA2016から回した無法地帯。ガラガラの代々木第一体育館で裸のオタクが乱舞する地獄でした。

 

・10/22 鈴木このみ バースデーライブ前夜祭!!! 〜10代ラストライブ〜

幕張イベントホールでのバースデーライブを前に、思い出の阿倍野ROCKTOWNで10代最後のライブという時点でもうエモい。サプライスゲスト奥井雅美さんとのアブソ、大人への決意を込めた「NOT PYGMALION」と魂揺さぶる曲が続き、アンコールのMCでは普段あまりステージ上で涙を見せない彼女が大粒の涙を流しながら地元への感謝を述べる場面も。心から立ち会えてよかったと思える大事なライブでした。

 

・11/5 鈴木このみ Birthday Live 2016 ~Cheers!!!~

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そして迎えた20歳当日。記憶が鮮明なうちにブログに感想を綴りたかったのですが、なかなかまとまらずに年が明けてしまいました・・・・・・。

既に各メディアにレポートが載ってるので詳細は割愛しますが、10代ラストライブから一転して、終始笑顔で大舞台を楽しんでいる姿が印象的でした。Wアンコールでマイクを外して歌った「あなたに」を忘れることは無いでしょう。今まで鈴木このみを信じて来てよかった、これからも信じてついて行こう。そう思えるひとときでした。

終演した瞬間に感情があふれてボロ泣きしてしまったのですが、隣のオタクが自分以上にボロ泣きしているのに気付いて涙が止まりました。本当にありがとうございました。

 

・11/13 BanG Dream! Second☆LIVE Starrin’ PARTY 2016!

4月のライブを仕事に殺され、ようやく念願が叶いました。アニサマを経て格段に演奏レベルが上がっており、アコースティックやカバーなど見所盛りだくさん。今後ますます売れていくユニットなのでアニメ前に現場へ行けてよかったです。ティアドロップスはエモい。

 

・11/26 西沢幸奏トーク&ミニライブ Vol.2 “Face to Face”

1年間色んなところで西沢さんを見てきたものの聴くことができなかった「ピアチェーレ」を回収するために参加。トークパートでは特技の即興作詞作曲を披露しましたが、スタッフの重い(家庭の)悩みに対してすぐにちゃんとしたメッセージを音に乗せていくセンスに脱帽しました。

この時点では未発表でしたが1stアルバムとライブも決まったので、2017年は本格的に応援していきたいです。

 

・12/18 Anison-R presents Special Xmas LIVE 2016!!

またまた楽しいオタク旅。鈴木さんと西沢さんのツーマンと聞けば札幌まで飛ばないわけにいきません。

残念ながら2人のコラボは実現しませんでしたが、ジンギスカンにリボンナポリンに海鮮にスープカレーと北の食を満喫し、大雪の狭間で奇跡的に天候が良く、雪原での乗馬というアクティビティも楽しめて大満足の旅でした。

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海を眺めながら雪原を駆るオタクたち。

 

・12/30-31 コミックマーケット91

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いつもどおりメカミリと声優島中心に攻略。

 

鈴木このみ COUNTDOWN LIVE 2016~2017

新春このみーてぃんぐで2016年の目標の一つに掲げられた、念願のライブ。私自身もカウントダウンライブは初めての経験だったので新鮮でした。

ほとんどの代表曲に加え、ライブ初披露曲だらけの凄まじいセトリで、極めつけは本人作曲の新曲「Moment」の曲中で年越しカウントダウンをするというエモエモのエモ太郎。ハイヒールで登場しスタンドマイクを撫で回しながら全英語詩の「I believe」を歌い上げる姿は確かに大人っぽかったです(歌以外で全然大人っぽさ感じないのがまた良い)。

2016年最後の「Nice to Me CHU!!!」の後、新春このみーてぃんぐのことを思い返してたら鈴木さんが「2016年最初のラッキーさんは湖底人さんでした!湖底人さん今日は来てますか~?」というありえん爆レスを放ってきて腰抜かしそうになりました。ラッキーさんに始まりラッキーさんに終わる最高の1年間でした……。

 

 

#絶対イベ減するぞ2017

 

 

ご挨拶。

あけましておめでとうございます。
2017年もよろしくお願いします。


いつも応援してくださる皆様、
お世話になっている関係者の皆様へお知らせがございます。

 

 

 

いやまあ特に無いんですけどね。

バースデーライブの感想とか2016年のイベントを振り返るやつとか書きたかったのですが、結局めんどくさくてほったらかしにしてるうちに年を越してしまいました。すみません。

皆様はどのように年越しを迎えられましたでしょうか?私はZeppブルーシアター六本木でのカウントダウンライブで、鈴木このみさんに突然名前を呼ばれて奇声を上げていました。今年1年分の運気まで使いきってしまったような気がしますね。

 

詳細なライブ回想は気が向いたら改めて更新しようと思いますが、簡単に2016年を振り返ると、1月の新年一発目イベントでラッキーさんに指名され、福岡から北海道まで飛び回り、大好きな曲にたくさん出会えた年でした。今までで一番遊び尽くした1年だったように思います。

 

本格的に鈴木このみさんのイベントに通い始めて2年目でしたが、昨年は会場でサイリウムを配ったりコール本の制作に携わったりと、より能動的に現場を盛り上げる活動に参加できたのがよかったです。

今年はどれだけ現場に足を運べるかわかりませんが、1人でも多くの人にライブに来てもらい、楽しんでもらえるようなお手伝いをしていけたらと思います。

 

鈴木さん以外では、以前から気になっていたバンドリのライブに初めて参加できたのが大きかったです。「Come with Me!!」に人生を変えられたオタクとしてはやっぱり女性声優のバンドは正義なんですよね。メンバーの演奏技術もどんどん上がっていて、特に大塚紗英さんの髪を振り乱しながらのギタープレイは一見の価値ありです。TVアニメも始まり、今年一気にブレイクする可能性大のユニットですね。

 

アニメの方は、年間で全話完走したのが「Re:ゼロから始める異世界生活」「響け!ユーフォニアム2」の2作品のみと相変わらず全然見られてないので、今年は1クール1本くらいは完走したいところです。

劇場版アニメでは、「君の名は。」「聲の形」「この世界の片隅に」の2016年御三家を観に行きましたが、ダントツで「この世界の片隅に」が良かったです。「戦争映画」というより「戦時下の日常アニメ」という感じで、重々しすぎず、かといって描写は手を抜かず、本当にすごい作品です。過去数年で一番心を打たれた映画でした。

実写映画では「シン・ゴジラ」も面白かったです。軍事、重機、ビルマニアとしてはニヤニヤが止まらない作品でした。

 

充実したオタクライフを送った一方で、仕事のモチベーションはどん底まで落ちていた1年だったので、今年はもうちょっと頑張りたいところです(去年も同じこと言ってた)。

 

今年の目標は、

推しを増やさない

・仕事のやりがいを見つける

・車を買う

の3つを上げていこうと思います。1番目が一番難しそうですね。

 

それでは今年もインターネット上やイベント会場で出会う皆様、2017年も何卒よろしくお願いいたします。

鈴木このみのライブに行こう!(初級編)

11月5日に開催される「鈴木このみ Birthday Live 2016 ~Cheers!!!~」の本番が近づいてまいりました。

今回は、「このみんには興味あるけど、ライブの雰囲気がわからなくて不安」「そもそもアニソンのライブにあまり行ったことがない」という初心者の方に向けて、鈴木このみのライブ現場がどういう感じなのか、どういう用意をしていけばいいのかをまとめてみようと思います。

公式サイトにてTOKYO MXで放送されたカウントダウン番組が公開中ですので、そちらも併せてご覧ください。現場の様子がよくわかると思います。

会場

会場は幕張メッセイベントホール。中央にアリーナがあり、スタンド席が取り囲む形で、全席指定席です。スタンディングではないので、初心者でも安心だと思います。

なお、過去には一部イベントで「通路を走る」などの迷惑行為がありましたが、2016年以降の単独ライブは全て指定席で行われていることもあり、現在そういった行為は全く見られません。実際に女性ファンの来場も多いので、「激しいライブは苦手」という方でも大丈夫かと思われます。激しいのがお好きな方は自席で周りの迷惑にならない範囲で激しく楽しみましょう。

また座席は非常に狭くなっていますので、大きな荷物は会場周辺のコインロッカーに預けるなどして可能な限り身軽で入場することをオススメします。

座席配置やロッカー等、詳細は以下のサイト様が参考になるかと思います。

幕張イベントホール 座席解説 -- livehis

予習

2016年9月現在、鈴木このみディスコグラフィーはシングル11枚、アルバム3枚(ミニアルバム含む)が発売されており、バージョン違いやゲストヴォーカル曲などを含めると、約60曲の音源が存在します。

これらを全て予習するのは大変ですが、基本的にはアルバム3枚と、最新シングル3枚(Beat your Heart、RedoLove is MY RAIL)を聴いておけば大半はカバーできると思います。公式でMVが公開されているので要チェックです。

それ以外では、8thシングル「Absolute Soul」のカップリング曲「Deep red heart」はアルバム未収録にもかかわらずライブで歌われる頻度の高い曲です。

また、アニソンプロデュースチームQ-MHzの1stアルバム「Q-MHz」に収録の2曲も歌われる可能性がありますが、仮に歌われなくてもめちゃくちゃ良い曲だし他の収録曲も粒ぞろいなので聴きましょう(ゴリ押し)。

 

持ち物

一般的なアニソンライブと同じですが、特に持っていくべきものを列挙します。

・タオル

汗拭き用はもちろんですが、2ndアルバム収録曲「LLL: CONNECTION」ではタオルを振り回すことが恒例になっています。これも公式の振付動画があるので予習しておくといいかもしれません。

・ペンライト

無くても楽しめますが、あると綺麗です。ペンライトを使うかどうかも含めて個人の自由なので強制はできませんが、個人的には会場の色が揃っていると後の映像化の際も楽しめて良いと思っています。

※追記※

待望の公式ペンライト発売が決定しました!

このみんの基本カラーは「」ですが、曲ごとにイメージカラーがあるので色を変えられる電池式ペンライトがあると捗ります。以下はその1例です。

これを全部覚えるのは無理だと思うので、客席の雰囲気を見ながら合わせていけばいいと思います。

一つだけ、ぜひ覚えてもらいたいのは最新曲「Love is MY RAIL」。基本は水色で、間奏後の「自分らしくあろうと~」からオレンジを一斉点灯することが定着してきています。MVやアニメOPの夕日をイメージしているので、よかったら一緒にやってみてください。オレンジのケミカルライト(折ると光るやつ)を数本持っておくと便利です。

コール

いくつかの曲でコール(リズムに合わせて掛け声や手拍子を入れること)が定着しています。直近では「Redo」の2番で公式のコールが定められており、このみんがブログで解説しています(YoutubeのMVでも確認できます)。

その他の曲についてはここで書くと長くなるうえ、著作権の問題もあるので割愛しますが、当日はこのまにあ有志で制作した「コール本」(コールを解説した小冊子)が配布されます。詳細は今後、以下のTwitterアカウントにて情報発信される予定ですので、興味のある方はフォローをお願いします。

なお、コール本の制作・配布は非公式のファン活動ですので、運営側への問い合わせ等はお控えください(歌詞の引用にあたっては然るべき手続きを行います)。

まとめ

以上、長々と書いてきましたが、ライブで一番大事なことは「楽しむこと」です。ペンライトの色やコールを合わせることよりも、このみんの曲を聴いて楽しむことを優先しましょう。もし残念なことに周りに厄介なオタクが来てしまったとしても、イライラを募らせるより、ステージを見て自分が楽しむことを一番に考えましょう。

このみんはこれからもたくさんのライブを開催してくれるはずですが、20歳のバースデーライブは2016年11月5日の一度きりです。大事なことなのでもう一度書きますが、鈴木このみの20歳バースデーライブは今回限りで二度とありません。

幸いにも、チケットはまだ一般発売中です(9月24日現在)。

まだ迷っているという方も、ぜひ11月5日は幕張メッセで、20歳の誕生日という鈴木このみさんの人生の大きな節目を一緒に祝ってあげましょう!

 

※その他わからないことなどがあれば、コメントしていただければ可能な限りお答えしようと思います。