湖底

爆裂ハートフルコメディ

2017年オタクイベント10選

振り返るシリーズ第2弾。
イベンターノートでの集計によると、2017年のイベント参加数は131回(前年比 179%)でした*1。もう増やしたくないですね。
それぞれのイベントにかけがえのない思い出があるのですが、全てを語るのは難しいので楽曲と同様に10選という形で振り返っていきたいと思います。これも絞り込むのは難航しましたが、2017年終了時点で強く記憶に残っているイベントを時系列順にピックアップしてみました。
 

1/14 ANIMAX MUSIX 2017 OSAKA

2017年初っ端からブチかましてきたバケモンフェス。年間優勝はもちろん、人生においても僕をアニソンライブ現場オタクへと引きずり落とした「けいおん!! ライブイベント ~Come with Me!!~」に次ぐインパクトのあるライブだったのでは。
KOTOKOによるハヤテのごとく!メドレー、大橋彩香による衝撃の「ワガママMIRROR HEART」、鈴木このみ×Minamiによる「少女迷路でつかまえて」のコラボなど豪華すぎるラインナップで見所盛りだくさんでしたが、一番は何といっても初めて間近で見たWake Up, Girls!のパフォーマンス、そして鈴木このみとのコラボ。一連の経緯は別記事にまとめていますが、これに参加してなかったら年間100イベントを超えるような事態にはなっていなかっただろうことを思うと本当に罪深いライブでした。


4/30 SHIENA NISHIZAWA 1st LIVE “Break Your Fate

何度か別記事でも触れましたが、僕が2017年に参加した中で最も激しいライブでした。1stライブにしてソールドアウトし1300人で満杯になった会場は身体が宙に浮くほどの圧縮で、普通の声優ライブなら「一歩下がって」「周りの人に優しく」などとMCが入るところ、「もっとかかって来いよ!」と煽る20歳の小娘。最高か。

セトリはほぼ1stアルバム準拠でしたが、最初の「Break your fate」→「Shark」→「Gemini」の流れはあまりにも危険。中盤でバラードをまとめて消化した後、ラストスパートで「Brand-new World」「The Asterisk War」を続けて投下し本編ラストを「Feel This Morment」の大合唱で〆る構成も最高でした。終演後のフロアに粉々になったキンブレの破片が無数に散らばっていた光景は忘れられません。

この1stライブに続き、2017年は全国12ヶ所のライブハウスを回る武者修行ツアーを敢行し、2018年は「ラーメン大好き小泉さん」EDタイアップ「LOVE MEN HOLIC」で言葉遊びを巧みに取り込んだアニソンらしいアニソンを書き上げるなど、ますます表現の幅を広げている西沢幸奏さん。今後も目が離せない存在です。

 

7/23 RAYVE FINAL 2日目

上記記事でもレポしていますが、初めて目の当たりにした「卒業」でした。ちょっと寂しいけど、幸せなラストステージだったと思います。今度札幌に行く機会があれば是非お店のほうにもお邪魔したいですね。

 

8/5 Wake Up, Girls! 4th LIVE TOUR「ごめんねばっかり言ってごめんね!」宮城公演

こちらも詳細は↑にて。千秋楽の東京公演とどちらを選ぶのか迷いましたが、初のWUGワンマンへの参加であり聖地公演でもあるこちらをチョイス。特に夜公演での「言の葉 青葉」→「Beyond the Bottom」は言葉を失うほどのエモさで呆然と立ち尽くしていたことが強く印象に残っています。果たして今年は何回仙台へ行くことになるのでしょうか。

 

8/6 東北楽天ゴールデンイーグルス VS 千葉ロッテマリーンズ(扇屋商事~宮城ふるさと~BLACK EAGLES DAY)

推し声優によるプロ野球公式戦での国歌斉唱&始球式というレアイベント。最近はアニメ作品とのコラボによる声優の始球式もちょくちょく見かけるようになりましたが、ミズノでオーダーした自前のグローブとシューズ*2でマウンドに上がり、ワンバウンドでのミットインに本気で悔しがる女性声優はそうそういないのでは?

永野愛理さんの2018年の目標は「もっともっと多方面で、自分の個性も出しながらお仕事できるように頑張りたいと思います!!たくさんのことに積極的に挑戦して、私永野愛理にしかできない活動ができたらなと思います!」*3とのことなので、今年もいろんな野球関連イベントがあるといいですね。もちろん声優としてのお仕事も。

 

8/25 Animelo Summer Live 2017 -THE CARD- 1日目

3日目も強かったですが、やはりSOS団やこのみ×幸奏など総合的な強さで初日に。

 

10/7 鈴木このみ Standing Live Tour 〜Bring It〜 東京公演

感想書こうと思って書けてなかったスタンディングツアー。鈴木さんのライブレポは終演後にオタクと飲み散らかす中で発散して満足してしまい文字に残せていないことが多いのでダメですね……。

最初はオルスタでわちゃわちゃやってても演者が売れるにつれて全席指定になり、ライブ経験の少ないライトなファンが増え(それ自体はとても良いことです)いつの間にか警察だらけでレギュレーションがガチガチに……というのが最近のアニソン現場の空気になりつつあります。2017年は初めてLiSAさんのワンマン*4に参加したのですが、演者があんだけパワフルに激アツな曲歌ってるのにマジで誰一人床から足を離さず全員ただ光る棒振ってるだけの光景に唖然としました。これがメジャーアーティストになってしまうことなのか……。と思ってたらこの記事を書いてる最中にライブハウスツアーの開催が決定してました。いいねぇ~。

さて鈴木さんも例に漏れず、2015年秋の1stツアーを最後に国内の単独公演は全て座席指定での開催となっていました。 もちろん座席指定にもメリットはあり、長時間並ばなくていいし荷物はある程度持ち込めるし疲れたら座れるし誰もが自分の場所でライブを集中して見れるしで色々と楽なんですけど、やっぱりオルスタでわちゃわちゃする楽しみも欲しいんです。そんなオタク達の想いを汲み取ってか久々に開催されたスタンディング公演。セットリストは各公演ほぼ共通でしたので下記サイトをご参照ください。

最初の大阪公演は幸奏1stに次ぐぐらいハードで、自分のポジションを保つのに必死でしたが、これがオルスタの醍醐味だなあと再確認。今回のツアーはほとんどMC入れずに畳み掛けていくスタイルで、「Bring It」(かかってこい)の名にふさわしく演者と観客の真剣勝負のような雰囲気がありました。続く名古屋公演では、アンコールで「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」をバンドメンバーのパートを変えてワンコーラス演奏するサプライズがあり面白かったです。

そして迎えた東京公演。開場は1stワンマンライブの会場だった新宿BLAZEです。1stは最後までチケットが入手できず参加できなかったので、個人的には3年半ぶりのリベンジとなりました。番号はあまり良くなかったのですが、2曲目の「Redo」で一気に圧縮がかかり前方へ運ばれ、その後7曲目「Join us」あたりで最前に辿り着くことができました。この辺りまで必死でほとんど記憶がない。

その後の「I to I」「メビウス」の流れは良かったですね。I to Iは2016年10月の10代ラストライブ以来約1年ぶりに本ツアーで披露されましたが、オルスタ映えする曲です。メビウスは今までは箸休めの曲という印象だったのですが、今回最も化けた曲でやたらとエモかった覚えがあります。

アンコール明けでは、1stワンマンでの横断幕企画を再現するというこのまにあからのサプライズを行ったのですが、その後このみんからもサプライズ返しをされてしまいました。スタッフにも内緒で練習してきたという「フラジャイルな君」のキーボード弾き語り。10代ラストライブなど大切な場面で披露してきた思い入れの強い曲を「歌以上のものを届けたい」と考えて一生懸命披露してくれたことがとても嬉しかったです。

 スタッフさん、バンドメンバーの皆、
そして何よりもファンの皆さんへ。
言葉じゃどうしても足りないと思ったので、
今すぐに精一杯の返せるものが欲しくて
「フラジャイルな君」の弾き語りを
こっそり練習しました。
レコーディングの時に、ちょっと苦手なハモを
ミニ鍵盤で教えてもらう時間が温かくて私は好きで、
それを思い出してキーボードにしました。
きっしーと白戸さんに、教えてもらいました
ちゃんと伝わったかなぁ。*5

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とても楽しく、思い出深いツアーになりました。

 

11/4 2017Honda祭り

こちらも鈴木このみ案件。おそらく初の野外ライブ、しかも普段非公開のホンダ栃木四輪R&Dセンター内でのイベントと聞けば車オタクとして行かない訳にはいきません。

屋台で飯食ってたら急にリハが始まり、しかも一発目に当時音源発売前で2016年11月のバースデーライブ以来1年ぶりの「Love is MY RAIL -running start-」*6が来たもんだからひっくり返りました。偶然にも到着直前の車内でライブ円盤から抜いた音源流してオタクとロングイントロの良さを語り合ってたから私信すぎた。

リハ後は応募していた高速周回路同乗走行に当選したのでNSX(NA2)の助手席へ。

JGTCグランツーリスモ4で育ったオタクなので本当に夢のような時間でした。時速180kmでバンクに貼り付く走行、斜め下にGがかかるという今までに味わったことのない感覚だった。

そうこうしているうちに本番ステージの時間になったのですが、入場時の青空が嘘のように空から大粒の雨が。そんな中始まった1曲目は「Moment」。雨脚が強まる中、「円陣準備はいいかな?」の詞に合わせてびしょ濡れのオタクで円陣組んだのが最高に楽しかった。結局5曲歌ったところで中止になり本番でのLove is MY RAILはお預けとなったのですが、それも含めて異様にエモいライブでした。

 

12/10 Wake Up, Girls!Festa. 2017 TRINITY

初のWUGフェス。オフィシャルJTBツアーに課金した結果、2017年最高の席運を発揮してセンターステージ最前でした。目の前で躍動するWUGちゃん、I-1 Club、ネクストストーム(おれは高野麻里佳さんのオタク)……最高でした。

特筆すべきはGYAO!でのアンコール配信があったことで、通常ライブ円盤が出るまで数ヶ月は待たされるところ、終演直後に全編フルの映像を観ることで鮮明な記憶をそのまま固定することができました。いつものライブ後はだいたい記憶喪失になってしまうので、今後もっと多くのライブで採用してもらいたいですね。

一番印象に残っているのは、「雫の冠」の2番終わりで7人がセンターステージからメインステージに戻るところで、客席に背を向けて颯爽と歩く後ろ姿を見て「格好良いなぁ」と思ったことを覚えています。あとは安野希世乃さんの紙吹雪舞う「DATTE」やI-1の新曲「Jewelry Wonderland」も強かった。

10選には入れませんでしたが、12/24のアニメJAMもWake Up, May'n!(WUM)によるWham!の「ラスト・クリスマス」が聴けて感激しました。4年越しで「七人のアイドル」での原作ネタを回収するとは。

 

12/28 MUSIC B.B.Presents アニソンB.B.

全日本アニソングランプリ出場者3人が一堂に会するライブ、逃すわけにはいかない。特に河野万里奈さんは同い年で関西出身ということもありデビュー当初から気になる存在だったのですが今までライブに行けておらず(この1ヶ月ほど前にチェキだけ撮った)、楽しみにしていました。

あとむらたたむさん、初めましてだったんですが何となく吉岡茉祐さんに似てるなぁと思っていたら声も割と似てて、連番したワグナーと「島田真夢じゃないか!」って叫んでしまった。

河野さんが“アニソンシンガー”としてステージに立てている嬉しさを噛み締めるように歌う姿が本当に幸せそうでした。snowdropのコラボが始まったときは隣の見知らぬオタクが床に転がりだしたので思わず握手して喜びを分かち合ってしまった。みんな待ってたんだよな。

最後は出演者全員で「君の知らない物語」。この出演者でこの選曲、刺さりすぎる。

ありがとう、MUSIC B.B.。おかえりなさい、河野万里奈さん。またアニソンのステージでお会いできる日を楽しみにしています。

*1:Anime Japanやマチアソビ等の細かいステージイベントが集計されてるので実際に足を運んだ回数はもっと少ない

*2:文化放送ホームランラジオ パっとUP!」の企画で製作

*3:謹賀新年!あいり|Wake Up, Girls!オフィシャルブログ Powered by Ameba

*4:10/21 LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~「そしてパレードは続く」滋賀公演

*5:鈴木このみ 公式ブログ - 「Bring It」ツアーファイナル!!! - Powered by LINE

*6:2017年12月20日発売、ベストアルバム「LIFE of DASH」に収録

2017年オタク楽曲10選

皆様あけましておめでとうございます。

2017年も残すところあと僅かとなりました。楽曲リリースも年内はほぼ出揃ったところで、恒例のオタク曲10選をやりたいと思います。 ここまで書いたところで年が明けてしまいました。仕事とイベントでほとんど家にいなかったから仕方ない。

ちなみに去年はOPED縛りで以下のような結果でした。

昨年はTVアニメをほとんど見ていないので、「2017年に初リリースされたオタクコンテンツタイアップ曲、または声優・アニソンアーティストによる楽曲」を対象に選んでいき、レギュレーションは「1名義1曲」とします。選出基準としては純粋な音源の仕上がりだけでなく、多分に推し補正や現場補正がかかっていますので悪しからず。

 

ではリリース日順にいきます。

 

・Smiling Spiral / 内田真礼

作詞/作曲:田淵智也UNISON SQUARE GARDEN) 編曲:eba

1/11リリース、ミニアルバム「Drive-in Theater」収録

THE田淵曲という感じですが、底抜けにポジティブな歌詞も相まって聴くとすごく元気の出る1曲です。MVも可愛い。ミニアルバム「Drive-in Theater」収録曲はどれも個性が際立っていて、その上でレトロ感漂う1枚のアルバムとしてコンセプトがまとまっていて良いですね。クロス克彦ファイアもお気に入りです。

2月の2ndライブに参加しましたが、「Shiny drive, Moony dive」で車に乗って登場し、「モラトリアムダンスフロア」では巨大和太鼓&着物ダンサーズが現れるなど声優ライブらしいド派手な演出に度肝を抜かれました。「Smiling Spiral」はコール&レスポンス多くて楽しいですね。若鷹軍団口上もっと流行ってほしい。

 

ワガママMIRROR HEART / 大橋彩香

作詞:真崎エリカ 作曲:加藤裕介 編曲:酒井拓也Arte Refact

1/18リリース、5thシングル「ワガママMIRROR HEART」収録

2017年の幕開けとともに年間を通しても最大級の衝撃を楽曲派界隈にもたらした問題作。視聴動画での予習もそこそこに行ったアニマ大阪、MVと同じ制服姿で目の前*1に現れた(あやか)が腰を振りながら歌う姿に卒倒しかけました。「だから強制!」からの4連跳びポとかライブで楽しい要素が散りばめられてる上に歌詞も振り付けも良いという2017年最強のバケモン曲でした。

2月の1stワンマンツアー「OVERSTEP!!」大阪公演では本編トリで披露され、あまりの高まりに2年間あらゆる現場に被っていき自身のアイデンティティとしていた「KING SUPER LIVE 2015」キャップが行方不明になる事態となりました。今も探し続けているので見つけたら教えてください。

 

・東のシンドバッド / 鈴木このみ

作詞/作編曲:ANCHOR(Nizista)

3/8リリース、3rdアルバム「lead」収録

前情報ほぼ無しでアルバムに収録され、一度聴いただけで病み付きになりました。爽やかな朝焼けを想像させるイントロで始まり、サビでは小気味よいリズムで歌詞が刻まれ、全体的に清々しい疾走感とちょっと切なさも帯びているのが「DAYS of DASH」に始まる鈴木このみのポップチューンの系譜に連なる気がします。

ライブで聴いても非常に楽しい曲なのですが、特に12/2に熊本城で開かれた「くまフェス」では青空が広がる野外ステージで歌われてメチャクチャ気持ちよかったのが印象的でした。2018年5月には日比谷野外音楽堂で初の野外ワンマンも決定したので、ぜひそこでも聴きたい1曲です。

動画にもあるように、演奏陣はGt:Kuboty(TOTALFAT)&イシダレイジ(The Naked Sun.)、Ba:堀江晶太PENGUIN RESEARCH)、Dr:ピエール中野凛として時雨)と異様に豪華です。作詞作編曲のANCHOR氏は詳細不明の存在でしたが、後にピエール中野氏らと新たなクリエイターユニット「ZING」を結成しています*2

 鈴木さんの2017年リリース曲はどれも強く、特に「Blow out」と「THERE IS A REASON」もそれぞれ違うキャラクターの曲で大好きなだけに1曲選ぶのは非常に苦心しました。この2曲も選出したかったところですが、ここに試聴動画を置くことでその代わりとさせていただきます。

 

・Shark / 西沢幸奏

作詞:西沢幸奏 作曲:LOTH 編曲:WEST GROUND

3/15リリース、1stアルバム「Break Your Fate」収録

いま鈴木このみと双璧を成す、あるいはそれ以上の熱さを持つ女性アニソンアーティストである西沢幸奏。 1stアルバム「Break Your Fate」は表題曲をはじめどの曲もゴリゴリのロックで激アツなのですが、個人的にはサメをモチーフにした攻撃的な歌詞が印象的なこの曲がお気に入りです。育ちの良さそうな20歳そこらの女子がこんな歌詞を紡げるなんて可能性の塊としか言いようがない。

このアルバムを引っ提げた赤坂BLITZでの1stワンマンは僕が2017年に経験した中でも最も激しいライブでした。猛烈な圧縮で地に足は着かないし後方はモッシュで大変なことになってるにもかかわらず演者はニコニコしながら楽しそうに歌っててバケモンの片鱗を見せつけられました。僕は不参加でしたが12月のFCライブはサークルWODダイブ何でもありでさらにヤバかったらしいので2月の大阪公演が楽しみです。警察だらけで規制ガチガチのライブが増える中、本物のロックを楽しめる貴重なアニソン現場を大切にしていきたいですね。ケガだけは気をつけていきましょう。

 

DEAREST DROP / 田所あずさ

作詞/作曲:Q-MHz 編曲:増田武史

4/26リリース、6thシングル「DEAREST DROP」収録

運命ジレンマ」だけ予習していったツアー大阪公演で聴いて衝撃を受けました。ゴリゴリのタドコロックも好きですが、こういうストリングス曲に弱い。切なげな歌詞・曲調がころあずの歌い方と良くマッチしていると思います。

 

シャドーロールの誓い / ナリタブライアン(CV.相坂優歌)

作詞/作編曲:Haggy Rock

5/3リリース、ウマ娘 プリティーダービー「STARTING GATE 06」収録

2018年の覇権コンテンツとなることが約束されている[要出典]ウマ娘ですが、 まぁ~強い曲が多い。中でもこの曲はサビ前の「負けない…!」「ブッちぎる!!!」が相坂君の力強い声と相まって最高にアツい曲です。ウマ娘の曲はどの曲も実際の競走馬の生涯を落とし込んだ歌詞が非常にエモく、JRAや馬主と良好な関係を築けていればと惜しまれます。ぜひ聖地栗東でもイベントを開いてもらいたいですね。

 

・ブレイヴシンフォニア / システィーナ=フィーベル(CV:藤田茜)、ルミア=ティンジェル(CV:宮本侑芽)、リィエル=レイフォード(CV:小澤亜李)

作詞/作編曲:三好啓太

5/24リリース、TVアニメ「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」EDテーマ「Precious You☆」収録

EDの方も強いのですが、カップリングのこちらに一票。静かに始まったAメロからBメロにかけて徐々に盛り上げ、サビで爆発する定番の展開が気持ち良い。落ちサビ~大サビは思わずUOを炊きたくなる仕上がり。あと歌詞もめっちゃ良い。

ちなみにこの曲、鈴木このみさんが一度テストでレコーディングしていたという話が「Blow out」のリリイベで明らかにされました。ぜひ鈴木さんVer.も聴いてみたいですね。絶対やばい。

 

・TUNAGO / Wake Up, Girls!

作詞:只野菜摘 作編曲:広川恵一MONACA

5/24リリース、6thシングル「恋?で愛?で暴君です!」収録

完全に思い出補正による選曲です。純粋に楽曲の良さで選ぶと同シングル収録で制作布陣も同一の「ゆき模様 恋のもよう」になるところですが、込められたメッセージ性の強さでこちらに軍配が上がりました。

アニメの制作体制が一新され、これからのWUGがどうなるのか一抹の不安を抱えて参加した4thツアー。しかしライブは石巻・仙台で撮影されたムービーで幕を開け、本編のトリを飾ったのはこの曲でした。メンバー自ら話し合って構成を決めたという今回のツアーで、この曲がメインテーマに選ばれたことによって僕の中でWUGへの信用は確たるものになりました。

新章のアニメ本編はあのザマで仙台以外の話もすっかり出なくなってしまいましたが、三次元の活動では3月に東北6県でのソロイベントといわきでのチャリティーライブを開くなど、より東北に寄り添った活動が増えているWake Up, Girls!。これからもさまざまな人の思いをつなぐ活動に期待したいユニットです。

 

One In A Billion / Wake Up, May'n!

作詞:藤林聖子 作曲:渡辺未来 編曲:R・O・N

8/9リリース、シングル「One In A Billion」収録

名義もレーベルも違うから許して。まずはMVを見て欲しいんですが、めちゃくちゃ可愛くないですか???WUGちゃんのMVはどれも素晴らしいけど、これは珠玉の可愛さだと思います。永野愛理さんのポニーテールは最高。

そして曲もめっちゃ良い。WUGは元々吉岡茉祐青山吉能という2トップのボーカルを中心にしたユニットですが、そこにさらにMay'nという圧倒的な柱を据えたことによって凄まじいパワーを手に入れました。音源ではMay'nと7人のコーラスに聴こえますが、ライブだとまゆよぴのツインボーカルもしっかり存在感を放っていてMay'nとの相乗効果を生み出しています。

歌詞も、相思相愛で実現したこのユニットを象徴するように出会いの奇跡を歌っていて良いですね。

単発でのコラボかと思いきや、アニュータ限定配信の「ハートライン」(これまた良い曲なんだ)やアニメJAMでのWUMによるWham!ラスト・クリスマス」のカバーなど、予想以上の活動を見せてくれました。2018年も新たな展開があるといいですね。

 

・純情エモーショナル スゥシィver. / スゥシィ・エルネア・オルトリンデ(CV:山下七海)

作詞/作曲:buzzG 編曲:やしきん

9/20リリース、「異世界はスマートフォンとともに。キャラクターソングVol.3 スゥシィ&リーン」収録

僕が2017年に見た数少ないアニメの一つが「異世界はスマートフォンとともに。」でした。某アニメ新章を取り巻く大人たちのゴタゴタなどで心を磨り減らす日々の中、イセスマは難しいことを一切考える必要のないストーリーで、ただ美少女達が無条件に主人公を好きになって可愛い姿を見せてくれるというストレスとは無縁の快適なアニメでした。複雑に練り込まれた重いストーリーのアニメも良いですが、これはこれで疲れた現代人の心に染み渡る清涼剤のような価値ある作品だったのではないでしょうか。

そして毎回変わるEDはまさに純情な恋する乙女のエモーショナルな気持ちを歌った名曲です。6種類ある中でスゥシィVer.を選んだのは単純に一番好きだからですが、2番の歌詞を本当に切なそうに歌う山下七海さんの表現力が素晴らしい。キャラソンの「ワックワクがとまらない!」( 作詞/作編曲:キノシタ)も電波キャラソンとして素晴らしい1曲となっています。擬音の使い方が天才。

2018年はもう安易に東京へ行くのは控えようと思っていたのですが、冬コミの公開生放送で高野麻里佳さんと福緒唯さんによる各キャラソンの解説を聞いた結果、気付いたときには1/27開催「『異世界はスマートフォンとともに。スペシャルイベント~まるでライブだな~」の昼夜公演のチケットをその場で購入していました。今年もイベ減への道のりは険しそうです。

 

番外編

・カケル×カケル / Run Girls, Run!

作詞:只野菜摘 作曲:神前暁 編曲:広川恵一MONACA

2018年3月28日リリース、ベストアルバム「Wake Up, Best!3」収録予定

アニュータ独占配信のみで年内の音源リリースとならず、惜しくも選外に。2018年3月リリースのベストアルバム「Wake Up, Best!3」に収録予定ですが、ここでは2017年の曲として扱いたいと思います。なぜなら2017年7月30日にお披露目された「Run Girls. Run!」にとって初めての持ち曲で、9月24日開催のショーケースイベントVol.1で初披露された曲だからです。WUGという偉大な背中を追いかける駆け出しの女性声優ユニットという、まさに今この瞬間にエモさを発揮している曲です。曲名や歌詞は「追いかける」「駆ける」姿、そして3人を「掛ける(×)」ことによる強さを描いています。

デビュー以来、RGRはWUGのカバー曲を披露してきました。ワンフェスでのお披露目ステージからアニサマのけやきひろばなど、場数をこなすにつれて徐々に固さは抜けてきましたが、それでも先輩の曲を借りていることに対する緊張のようなものを常に漂わせていたような気がします。

残念ながら僕は初回のショーケースイベントに参加できなかったのですが、10月28日開催のVol.2で初めて聴くことができました。そこで見たのは、初めての持ち曲を本当に楽しそうに歌う3人の姿でした。カバーで見せていた緊張は解れ、肩の力を抜いてステージを全力で駆けながら歌う姿に強く心を打たれました。

がむしゃらに前へ進むんだという思いを歌った曲を、デビューしたばかりの新人ユニットが全力で歌う姿、エモーショナルとしか言いようがありません。さらに11月のショケイベVol.3ではさらに成長してよりパワフルに歌いこなしていました。

2018年には初のタイアップ曲「スライドライド」*3でCDデビューが決まったRun Girls, Run!。きっとどんどん成長した姿を見せてくれることでしょうし、WUGにとっての「タチアガレ!」のように、RGRにとっての「カケル×カケル」もまた歌われる度に新たな意味合いを帯びていくことでしょう。

 

総括

推しコンテンツに偏りすぎた感があるので、2018年はもっと幅広く楽曲を摂取していきたいですね。今年もたくさんの素晴らしい楽曲と出会えることを楽しみにしています。

第2回仙台WUG巡礼

ANIMAX MUSIX 2017 YOKOHAMAの前日、11/22が休みで何の予定も無かったので、仙台へWUGの聖地巡礼に行ってきました。ワグナーになってからは今年8月の4thツアー宮城公演時以来2回目の巡礼となります。

湖底から仙台へは普通に行くと新幹線の方が安くて楽なのですが、今回は4thライブツアーで披露され感銘を受けた「TUNAGO」のMV撮影地を巡りたかったので空路を選択。初めて格安航空券サイトで購入したのですが、新幹線とほぼ同額でスムーズに手配できてこれなら気軽に飛行機乗れるなあと思いました。

今回写真が大量にありますのでご注意ください。

※以下、MVおよび本編の画像は全て比較研究目的で引用しており、著作権エイベックス・ピクチャーズおよびGreen Leaves/Wake Up,Girls!3製作委員会に帰属します。

f:id:koteijing:20171127195311j:plain8:15伊丹発のNH731便で仙台へ。機材は737-800(JA71AN)で、平日朝なので機内はガラガラでした。

f:id:koteijing:20171127201432j:plain10ヶ月前、自分がWUG沼に突き落とされた思い出の地である大阪城ホールを眺めつつ北へ。

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f:id:koteijing:20171127201708j:plain復興工事の槌音が響く沿岸部を掠めながら仙台空港の滑走路へアプローチ。

f:id:koteijing:20171127202531j:plainここに降り立った瞬間、ツアーのOP映像を思い出して泣きそうになりました。そういえば仙台空港と4thのロゴマークってそっくりですよね。

まずは空港内で山下七海さんパートの舞台を巡ります。

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f:id:koteijing:20171127234555j:plain国際線チェックインカウンター前。ここは人も少なくほぼMV通りの画が撮れました。

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f:id:koteijing:20171127235743j:plainこちらは国際線側から駐車場方面へ伸びる歩道橋内。

ななみんパートが空港になったのは続劇場版「Beyond the Bottom」を踏まえてのことだと思いますが、今回は出発側には行けなかったので残念ながらアニメの聖地巡礼はできませんでした。

続いて仙台空港駅へ。

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f:id:koteijing:20171128000558j:plain駅構内には「鉄道むすめ」の仙台空港アクセス線キャラ「杜みなせ」と林田藍里のコラボイラストが掲出されていました。杜みなせは「Wake Up, Girls!の宮城PRやらせてください!」で永野愛理さんがCVを務めて林田藍里と共演しています。

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せっかくなのでクリアファイルを購入。

 

駅ホームではTUNAGOの永野愛理さんパートが撮影されました。

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f:id:koteijing:20171128011819j:plain2番線ホーム。

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f:id:koteijing:20171128011841j:plain(撮影位置ちょっと間違えました)

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f:id:koteijing:20171128011900j:plainこちらは1番線。人がいない状態を撮るには到着便の少ない時間帯を狙わないと難しそうです。

仙台空港駅発車メロディーはWUGの「言の葉 青葉」が使われています。これを聴くのも楽しみにしていたのですが……。

 車両側の発車メロディー(water clown)が思いっきり被ってしまいました……。

 

なお、TUNAGOの高木美佑さんパートは空港から徒歩十数分の沿岸部で撮影されています。今回は時間が無く見送ったのですが、今になってやっぱり行けばよかったなぁーと思っています。吉岡、田中、奥野さんパートやサビ部分のロケ地である石巻にも行きたいし、今度は車でリベンジしたいですね。

 

電車に乗って仙台駅へ。

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f:id:koteijing:20171128014508j:plain東口の駐車場は新章6話でバスツアーの集合場所になっていました。

 

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7 Girls War」の舞台、榴ヶ岡公園まで歩いてきたのですが、ステージでガチのJKがダンスを練習していたので撮影は断念。でも実際に地元の女子高生が踊るような場所でWUGちゃんが踊っていたと考えるとリアリティがあって良さを感じましたね。

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さらにグッズを買いにKoboパーク宮城に行ったものの、ファン感謝祭前日でお休みでした……。グッズは仙台駅前のイーグルスショップで買いました。

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f:id:koteijing:20171128023450p:plainおなじみの仙台駅西口ペデストリアンデッキ。「7 Senses」のMVでは永野愛理さん演じるお天気キャスターが登場します。

f:id:koteijing:20171128021224j:plain「七人のアイドル」で松田が寝てたベンチ。実際は寝転べません。

f:id:koteijing:20171129011310j:plainお昼はWUGとコラボ中のアニメイトカフェへ。仙台でカフェなら「ビジュゥ」さんにも行きたかったところですが、水曜日は定休日でした。

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f:id:koteijing:20171129011605j:plain店内はこんな感じでWUG一色。入店時は自分のほかに客がいなかったので撮り放題でした。

f:id:koteijing:20171129011706j:plain訪問時(11/22)はサイン入りの席がランガちゃんしか無かったので迷わず着席。各キャラクターの席に各キャストがサインを入れていますが、1番テーブルのみ3人全員のサインが書かれています。めっちゃ端っこにサイン書いてる厚木那奈美さんの控えめなところが良さみ……。

f:id:koteijing:20171129012008j:plain「仙台マーボー焼きそば」と「タチアガレ!Wake Up, Girls!のパフェ」、「ずんだまん」、「Run Girls, Run!カプチーノ」を注文。マーボー焼きそばが程よいピリ辛で美味しかったです。一昔前と違って最近のアニメコラボカフェは味や量もしっかりしていて良いですね。パフェに刺さるキャラはランダムとのこと。

途中で女子中高生っぽい3人組が来店したのですが、ちゃんと地元の若いファンにもWUGが愛されてるのかと思うと嬉しくなりました。

f:id:koteijing:20171129012457j:plain食後、一人で来たオッサンであるにもかかわらず恥を忍んで店員にキャラのパネルとの記念撮影をお願いしたのですが、4日後(11/26)のお渡し回の合間に来店した愛ちゃんとみにゃみもここで写真撮ってて一緒に写った気になれたのでよかったです。

 アニメイトカフェが入ってるE BeanSビルにはアニメイトらしんばんゲーマーズソフマップなどオタクショップが集約されてて地元のオタクには便利そうでした。神戸のセンタープラザ西館みたいですね。なお「Beyond the Bottom」劇中に登場したE BeanSのサテライトスタジオは2ヶ月ほど前に閉鎖されたようです。

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同ビル1回のカードショップで「BBMベースボールカード Fusion」を5パックだけ購入してみたところ、見事に愛ちゃんの始球式カードを引き当てました。仙台パワーに感謝。推し声優が野球カード(ベースボール・マガジン社製)になるなんて滅多に無いことですからね……。

f:id:koteijing:20171129020642j:plain午後は「タチアガレ!」のMVや新章EDにも登場するレトロ調のバス「るーぷる仙台」で仙台城跡へ。

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最初のキービジュアルから一貫して、仙台のアイドルであるWake Up, Girls!を象徴する地として登場するこの場所。ついに訪れることができました。キービジュアルと画角を合わせて撮るには相当高い脚立が必要になりそうです。

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f:id:koteijing:20171129021341j:plain杜の都」ですね。本当に都会と自然が調和した綺麗な街だと思います。

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f:id:koteijing:20171129023617j:plain新章1話冒頭のカットも近い画が撮れましたが、実際はもう少し南側から眺めるのが正解のようです(日が暮れてきてじっくり探索できなかった)。Googleマップでも確認できます。

f:id:koteijing:20171129024243j:plainわぐばん!」でもお馴染みの伊達政宗像。

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f:id:koteijing:20171129024623j:plainBeyond the Bottom」に登場した東屋。写真は撮ってませんが伊達武将隊の皆さんも実際にいました。

f:id:koteijing:20171129030443j:plain日没が迫るなか足早に山を下り、約1キロ離れた仙台国際センターへ。8月の「仙台アニメフェス」で訪れた際は、まさかここでMVが撮影されるなんて予想もしていませんでした。

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f:id:koteijing:20171129030642j:plainあんまり画角合ってないけどまあ雰囲気で……。よぴちゃん可愛い……。

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f:id:koteijing:20171129031739j:plainかやたんパートは地下鉄「仙台国際センター駅」2階のカフェスペース。「高木美佑のSMKM」もここの丸テーブルですね。

f:id:koteijing:20171129032211j:plainこれマジでめちゃくちゃ幸せな気分でコーヒーを味わえるので皆さんも是非やりましょう。

f:id:koteijing:20171129032456j:plain7 Senses」のまゆしぃパートと「雫の冠」は駅2階の屋外テラスで撮影されました。

日が暮れた&疲れ切ったので写真はほとんど撮ってないのですが、動画で「雫の冠」を再現してみました。

追いかける被写体がいないので余計に難しく、一人で虚しく何度も撮り直してました。WUGちゃんは一発OKだったとのことで、さすがですね。

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f:id:koteijing:20171130003813j:plain3ヶ月ぶりに熊谷屋さんも再訪。某アニメ実写番外編のスタッフの代わりにゆべし買って翌日の横浜で配ってきました。 

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前回品切れだった「菓子 林田藍里」(正式名称)も購入。素朴な味で美味しかったです。聖地云々の前に熊谷屋さんは普通に超美味しいので仙台へ行ったら是非訪れてください。

 

f:id:koteijing:20171201024001j:plain明かりが点いてると中にWUGちゃんや松田や社長がいるような気がしていいですね(現実にはただの学習塾)。

f:id:koteijing:20171201024126j:plain例のガスト。

f:id:koteijing:20171201025000j:plain勾当台公園ステージは何者かが野宿してたので近付けませんでした。

f:id:koteijing:20171201025317j:plain7 Senses」みにゃみパートなどで登場する一番町。今回はじっくり歩けませんでした。

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杜の都仙台の象徴、定禅寺通りRun Girls, Run!のキービジュアルにも登場します。

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f:id:koteijing:20171201031517j:plain「TUNAGO」にも。

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f:id:koteijing:20171201033244j:plainそして「言の葉 青葉」。位置的には「せんだいメディアテーク」の前です。

WUGのMVで一番好きだったり、8月の4th宮城公演では仙台でこの曲を聴けたことに感極まってしまったりと思い入れのある曲で、この地に立てたことが本当に嬉しくて写真もあまり撮らずエモを感じていました。

ぜひMVと同様「SENDAI光のページェント」開催期間中にも訪れたいですね。

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f:id:koteijing:20171201041432j:plainf:id:koteijing:20171201044443j:plain夕食は菊間夏夜の元バイト先、「餃子の天ぱり」さんで。夏には来られなかったのでようやく念願が叶いました。全く意図していなかったのですが、「わぐばん!」(旧)で永野愛理さんが座った席に着席。

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定番の久留米ラーメンと天ぱり餃子。近所にあったら普通に通うレベルの美味さでした。特に餃子は具がたっぷり入っててジューシー。

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交流ノートには新章初回直前特番の収録で訪れたランガちゃんの足跡も。

f:id:koteijing:20171201042052j:plain夜行バスまで時間があったので丹下社長行きつけの居酒屋「仙壱屋」で飲もうと考えたのですが、満席のため入店できず……。ここもリベンジしたいですね。なかなかディープなところにあり、ここに目をつけた山本監督は流石だと思いました。

f:id:koteijing:20171201042544j:plain今回の仙台探訪は以上です。アニメや7Sensesに登場する日立システムズホールや新章の舞台である中山エリアにも行きたかったのですが、今回は時間の都合で足を伸ばせませんでした。まだまだ周りきれていないし、何度訪れても良い街なので再訪を誓いたいと思います。石巻気仙沼にも行かなくては。

新章も折り返し地点を過ぎましたが、どうか血の通ったキャラクター描写でさらに訪れたい場所が増えるような物語を紡いでいってほしいですね。

「Wake Up, Girls!新章」第1話の感想

いよいよWake Up, Girls!新章が始まりましたね。本記事を執筆している現在、テレ東では2話まで放送が終わっていますが、私は配信組なので第1話時点での感想を書いていきます。

 

まず、ストーリーについて。1話のあらすじは続劇場版「Beyond the Bottom」で描かれたアイドルの祭典での優勝から2年が経った2017年現在のWUGの立ち位置を紹介するもので、アイドル界に不況が訪れ「男鹿なまはげーず」が解散し「I-1 Club」も仙台シアターを閉鎖する状況にあることや、WUGは相変わらず素人感が拭えず、久々の歌番組出演でもあわや遅刻というミスを犯す姿が描かれました。そして、アルバム発売に向け全国ツアーが決定したところでエンディングという流れ。

一体どんな話になるのかと不安に思っていましたが、続編の第1話としてはこんなものじゃないでしょうか?テレビアニメ第1期は実質的に劇場版「七人のアイドル」の続編でしたが、劇場版を観ていないとWUGの置かれた状況や登場人物の関係が分かりづらい構成だったのを省みると、新章はこれまでの話を知らない人間でも比較的入りやすいのではないかと思います(個人的には説明過多でない旧章の作りが好きですが)。

寄せ集めのメンバーが衝突を繰り返しながら社長の資金持ち逃げや悪徳プロデューサーによる水着営業、スキャンダル、ケンカ、メンバー脱退、ケガ、メジャーデビュー失敗など数々の試練を乗り越えてきたこれまでのWUGを知っている人間にとってはヌルく感じるかもしれませんが、歌番組でいきなり失敗するローカルアイドルというだけでも他アイドル作品とそれなりに違う雰囲気を醸し出させたのでは。今後どのような試練が描かれるかに注目したいです。

 

一方、演出面。これは正直言ってガッカリです。まず色々と言われているライブシーンについて。CG自体のクオリティについては私の中の基準が数年前のプリキュアEDで止まっているのでそれほど酷いとは思いませんでしたが、カメラワークがセンス無さすぎ。ライブの再現でもなく、歌番組の再現でもなく、ただ無意味にカメラをぐわんぐわん動かしているだけに見えました。今回のCGはWUGメンバーからモーションキャプチャしたとの事ですが、それならば実際のライブに近いカメラワークにしないと「二次元と三次元の融合」を視覚的に訴えられません。

そもそもモーションキャプチャについても、ただ実際の動きをそのまま再現しても何も面白くない。モーションキャプチャしたらその通りに動くのは当たり前ですからね。たとえば中の人の永野愛さんはWUGメンバーの中でも特にダンスが上手いのですが、演じる林田藍里は旧章ではダンスが苦手でメンバーの足を引っ張ってしまう存在でした。それが新章では永野愛理さんそのままのキレのある踊りを披露しているのです。キャラクターがこの2年間で成長した姿を描いているならいいのですが、新章劇中の林田藍里はメンバーを気遣うあまり自分の支度が後回しになったり、忘れ物をして出番に遅れそうになったりとむしろ旧作以上にポンコツ感が強調されており、ダンスシーンでの姿には違和感があります。

いくらWUGメンバーがキャラクターと一心同体とはいえ、同一人物ではない。なのにキャラが中の人と同じ動きをしてしまうと、声優が地声でアフレコするようなもので、「演技」が無いんですよね。実写のモーションをベースにした上で、もっとキャラに合わせた調整をしていく必要があるのでは。

 

これは全くの偶然で、本当に運命の悪戯としか思えないのですが、WUGが始まる前の2012年に某有名アニメ監督がモーションキャプチャのCGダンスアニメについて語ったインタビュー記事があります。

 

山本:涼宮ハルヒの憂鬱』(2006)で、主人公のハルヒが他の女子高生達と一緒に バンド演奏するシーン(※7)があって、そこで ロトスコープ(※8)を使ったことがありました。演奏しているオッサン(笑)のプロミュージシャンをビデオカメラで撮影して、その映像を 1 コマずつプリントアウトして、アニメーターにトレースしてもらいました。そのうちある原画マンに楽器を演奏してる手のアップの原画を担当してもらったのですが、「実写をそのまんまトレースしただけだと、納得いかない」と言われたんです。もちろん、オッサンの手を女子高生の手に描き換えてはいるんですが、それだけじゃなく、タイミングも変えたいと。実際には、実写の方が真実なわけですが、彼女の進言通りにお任せしてみたら実にいい動きになったんです。そのとき「こいつはアニメーターの目を持ってるんだな」って思いましたね。これが 2D と 3D のちがいかもしれないなと。ある種 3D が甘えてる部分じゃないかな。

※7:バンド演奏するシーン
涼宮ハルヒの憂鬱』(2006)12 話「ライブアライブ」での「God knows…」演奏シーンのこと。

※8:ロトスコープ
実写映像を 1 コマずつトレースし、アニメーションを作成する手法。忠実に動きを再現する場合もあれば、一見して同じだとは判らないほど、動きをアレンジする場合もある。ライブアクションとも呼ばれる。

野口:3D がモーションキャプチャを信じきってしまうことが、魅力のないアニメーションになる原因ではないかと?

山本:2D だと線 1 本から、全部想像して描かなければいけない。でも 3D って、なんとなく作れてしまって、嘘をついてないから、それで良いんだと思い込んじゃう。確かに、パースもデッサンも嘘はついてない。だから想像力が欠落しちゃうんですよ。でもね、2D のアニメーターは真実を目の前にして乗り越えようとするんです。あえて 3D を批判すると、そういう想像力がシステム上喚起されない部分があるんじゃないかな。一番感じるのは、最近流行りのダンス演出ですね。ほぼ 3D で作ってて、モーションキャプチャのデータをキャラクターに流し込んでる。これ以上の真実はないって思ってるかもしれないけど、そこから想像力を盛るのが本来のクリエイターの仕事なんです。でも、その手前で終わっちゃってる。

野口:僕も最初は気持ち悪いと感じたんですけど、あれは着ぐるみショーだと思うようにしてますね。

山本:2006 年に僕が演出した「ハルヒダンス」を、6 年経った今でも学生が文化祭とかで踊ってくれるのは、そういうことなんだろうなって思います。ハルヒダンス以降、色んなキャラクターがダンスを踊ったけど、火はついてない。自分たちのタイミング、自分たちの気持ち良さ、自分たちの想像力をどこまで盛れるかが、クリエイターの仕事なのに、モーションキャプチャを流し込んで終わってる。

 

 5年後に自分が監督から外された自作の続編でモーションキャプチャのCGダンスが描かれてしまったことを思うと本当に諸行無常という感じがしますが、ここで山本監督が語っていることは非常に的を射ていると思います。

有名な話に、映画「ブラックホーク・ダウン」(2001)では、ヘリコプターの墜落シーンを実物大模型を使って撮影したものの、重量感が足りずに結局そのシーンはCGで作り直したというものがあります。映像作品における「リアル」とは観客が感じる「リアル」さであり、必ずしも現実をそのまま映せばいいわけではないという好例です。

 

もう1点、ちょっと言いがかりに近いかもしれませんが、1話冒頭の仙台の風景を写したカットについて。

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青葉城址から仙台市街地方面を見渡す景色で、おそらくロケハンで撮影した実写をベースに起こしたのでしょうが、なんかいまいちパッとしない画です。確かに3月の仙台なので山が落葉してて色彩に欠けるというのはある意味「リアル」なんでしょうけど、仙台という舞台を伝えるのに、あえてこのカットを選んだ理由がよくわかりません。3.13という「3.11から一歩進んだ」*1日付を強調するなら、もう少し望遠で市街地越しに海が映るような構図でもよかったのでは。

 

 私は、アニメーションの魅力は「画面に映るものや音声の全てを人間が作る」ことだと思っています。実写の物理的な制約を受けることなく、背景からキャラの動き、カメラの置き方、環境音、声優の演技、全てを制作者の意思によってコントロールできるのです。

私がWUGにハマった理由の一つは、旧章の画面の端々、セリフの一言一言から山本寛監督のアイドルへの想いを感じたからです。山本監督本人の発言やらはともかく、少なくとも旧章やこれまでの作品で、確かな想いを持って作品を形にしてきたその実績を私は評価しています。(そもそもアニメーション監督に正しい人格を求める必要があるのか?マトモな脳味噌した人間が面白いアニメを作れるのか?と思っています。WUGちゃんの活動を妨げる発言は謹んでほしいところですが)。

 

残念ながら今のところ、新章からはあまりそれを感じることができていません。もちろん私の受け取り方が下手なだけで、制作側は画面に想いを込めまくっているのかもしれませんが、実感として乏しいというのが正直な感想です。

これから話が進むにつれて、新章が板垣監督ならではの目線でWUGを映し出した、想いの伝わる作品になっていくことを望みます。

*1:4thライブツアーのグッズにつける数字をメンバーが選んだ際、「313」を選んだ仙台出身の永野愛理さんが語った理由

#最高の夏2017

WUG4thツアーを終え、この夏のオタクイベントが一段落したので個別記事を書いていなかったイベントについても振り返っていきます。

 

・7/1 ウマ娘 1st EVENT「Special Weekend!」

湖底人なので、近江八幡賀茂神社で祈祷した絵馬とお守りが欲しくて行ってきました。初アンフィということで、オタクとディズニーシーで遊んでから入場。ライブパートでは「EMPRESS GAME」「シャドーロールの誓い」で無事死亡し、「Silent Star」で成仏。トークパートでは、ニコ生アンケートを使ってキャストによるイラストの人気投票したときに会場のオタクが一斉に声援(怒声)送って競馬場を再現してたのが面白かった。18人もの女性声優がいる中、おれの彩香が!とおれの麻里佳が!の存在感がダントツで、今後も自信を持って推していけると再確認できた有意義なイベントでした。次は聖地栗東でイベントやってほしい。

 

・7/17 SHIENA NISHIZAWA LIVE TOUR “Break Your Fate” 大阪公演

4月の1stワンマンぶりの西沢幸奏さん。1stは個別記事を書くタイミングを逃してしまったのですが、終演後のフロアに粉々になったキンブレの残骸が無数に散らばるほどハチャメチャに激しいライブで死ぬかと思いました。今回は去年の鈴木このみヒトリタビと同様、最小限のスタッフで地方の箱を回るという武者修行要素が大きいツアーで、大阪公演は阿倍野ROCKTOWNと比較的大きい会場。鈴木さんのイベントで何度も来た箱だけど、何気に本格的なオルスタのライブは初めて。

ツアータイトルと同名の1stアルバムがゴリゴリのロックナンバー尽くしでライブ映えしまくりです。特に「Break your fate」「Shark」あたりはオルスタで暴れるための曲みたいな感じだし実際幸奏もオラオラ煽ってきて最高。本編は圧縮に耐えながら前方で見て、アンコールは後方でわちゃわちゃと遊んだのですが「Gemini」→「Brand-new World」でまぁ~楽しかった。

今回のツアーでは毎回客席から単語を募集して即興ソングを作るコーナーがあったのですが、本公演では私の提案により「週末都民の歌」が爆誕しました。

 

・7/23 RAYVE FINAL 2日目

単独公演には行ったことがなかったものの、各地のイベントで何度も楽しませてもらったRayさんの最後の雄志を見届けるため、WUG大阪公演を蹴って文京シビックホールへ。

アンコールまではいつも通りの明るい笑顔のRayさんで、でも1曲1曲との別れを惜しみながら噛み締めるように歌い上げているような印象を受けました。そしてダブルアンコール。こらえきれずに涙が溢れ出した最後のMCを終え、最後のアルバムの最後の曲「マリンスノー」を披露。アンコールでのMCで「今日でRayは卒業だけど、曲は残るからふとしたときに聴いて思い出してほしい」という趣旨の話をされていたのですが、この曲の「私はここにいるよ 想いはここにあるよ」という歌詞はまさにそんな想いが込められているんだと思います。アウトロが続く中、ステージ奥へ階段を上ったRayさんが手を振りながらゆっくりとリフトダウンされて姿が見えなくなり、5年半に渡ったアーティスト活動が終わりました。

その後ステージに誰もいなくなり、客電が点いてもずっと拍手が止まずに鳴り響き続けたのは今まで見たことのない光景で、感動的でした。私自身も「この拍手が止むと本当に終わってしまうんだ」という気持ちでやめることができなかったのですが、一人のRayオタクから「最後にみんなで“Rayちゃんありがとう”と言いましょう」との呼びかけがあり、ついに終わりを迎えました。

初めて「卒業」というものを目の当たりにしましたが、突然活動終了したり、何年も新曲が出ないまま自然消滅してしまったりするアーティストもいる中で、「最後の舞台」がきちんと用意されて別れを告げられるというのは、ある意味では幸せだったのではないかと思います。そして、自分の推しが今も新たな舞台に立ち続けられていることを改めて嬉しく思いました。いつの日か「終わり」が来ても後悔の無いよう、全力で推し事に取り組んでいきたいです。

いつまでも いると思うな 親と推し

 

・7/30 ワンダーフェスティバル2017[夏]

悪いオタクなのでフィギュア見ずに女性声優だけ見て帰りました。

 

・7/30 SHIENA NISHIZAWA LIVE TOUR “Break Your Fate” 岐阜公演

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ワンフェスから新幹線で岐阜へ。場末のスナックのような見た目の激渋のハコで、中に入ると最前に柵が無く、開演前にオタクがペットボトル倒したらそのままステージ上に転がっていって面白かったです。天井も跳ぶと手が当たりそうなくらい低かった。圧縮がかかると事故確定なので赤坂や大阪に比べるとだいぶ平和でしたが、距離が近くて会場の熱気は最高でした。

事後物販で本人と接近できたので「滋賀に来てください」とお願いしたところ、直後に竜王町での謎のアイドルフェス*1に出演決定して笑いました。そのフェスは結局仕事でライブに間に合わず物販で話すだけになってしまったので、ぜひまた滋賀に来てください。

 

・8/5-6 仙台

 

・8/9 『One In A Billion』リリース記念イベント

上司に嫌な顔されながら無理矢理午後休を取って参加。もともとヴィーナスフォートパレットプラザ(野外ステージ)で予定されていたものの、天候不良のため急遽屋内の教会広場へ変更に。優先エリアには入らず上から眺めるつもりだったので困ったなぁと思いきや、教会広場横2Fの居酒屋にテラス席を発見。店に聞くと料理を頼めばイベント観覧OKとのことで、オタクと飯食いながらリリイベを見るという異世界食堂の主題歌にぴったりの爆アド体験となりました。教会広場内の優先エリアは狭く、整理番号が後ろのほうだと歌声もまともに聴こえない広場外の通路に追いやられる状況でしたが、1500円の課金で余りある人権を手に入れてしまいました。

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優越感が半端無い(イベント開始前に撮影)

One In A Billion」だけでなく、貴重なWUM8人Ver.の「タチアガレ!」やサプライズ初披露の「ハートライン」も聴けて大満足。「王様のカデンツァ」もめっちゃ良い曲なのでまたどこかで歌ってほしいです。ライブ後のお渡し会は超高速オタクベルトコンベアで、CD3枚積みましたがほとんど何も話せませんでした。くっそ可愛いワンビリ衣装姿を間近で見られただけでもよかったです。

 

・8/12 コミックマーケット92 (2日目)

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例によって声優島とメカミリ島を中心に攻略。今回は比較的ちゃんと二次元イラストが描かれた本を買った気がする。ハッカドールの接近が可愛すぎて本当に生きてて良かったって感じです。はぁ……山下七海さん……。

 

・8/12 リスアニ!PARK Vol.01

コミケから回して当日券で参加。オタクに「有明から新木場ならタクシー乗っても1000円くらいだから早く来て」って言われて乗ったら1600円かかって泣きました。着いたのが16時ごろなのでほとんど演者は見られなかったのですが、トリのDJ「みとさとろっく」(ミト from クラムボン神前暁meg rock)が全員ヤバい曲持ってくるので最高でした。タチアガレ!で神前暁に無限推しジャン。

 

・8/21 BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館

†ティアドロップスの墓†

楽しかったんですけど、もっと「武道館」らしい規模を期待していただけに、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。まず曲数が少ない。平日19時開演で公演時間の制約があったり、生演奏中心で転換に時間がかかったり、練習期間が足りなかったりとか色んな理由があってのことだと思いますが、メドレーがあるとはいえアンコール含めて14曲はちょっと寂しいです。あとアンコールを映像演出で煽ったのはダメですね。あくまでも客が求めて演者が応えるのがアンコールの本質なので、セトリ上予定していたとしても、客に対してアンコールをお願いするのは間違っていると思います。

ただ、披露された彼女達のパフォーマンス自体は素晴らしいものでした。一番刺さったのは「走り始めたばかりのキミに」のアコステVer.で、5人が向き合ってお互いの顔を見て息を合わせながら歌い演奏する姿は最高にエモかったです。そのほかの曲も演奏はめちゃくちゃ安定していて、オケのライブとなんら変わりなく安心して聴くことができました。1st(品川)の頃まで不安定だった愛美のヴォーカルも今は完璧。最近はしんみりした曲のリリースが続いていたポピパですが、新曲の「Time Lapse」は久々にティアドロップス的なBPM早めの曲で格好良かったです。ティドロップスも聴かせて……。

メディアミックス的にこのタイミングでデカいライブをやってコンテンツの勢いに火を付けたかったのはわかるけど、やっぱりバンドの実力としては武道館はちょっと早かったと思います。ぜひリベンジして、もっともっと凄いステージを見せ付けてほしいですね。

 

・8/25,27 Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-

 

・9/9-10 鈴木このみ Standing Live Tour 〜Bring It〜 大阪&名古屋公演

これについては東京公演完走後に改めて書こうと思います。

 

Wake Up, Girls! 4th LIVE TOUR「ごめんねばっかり言ってごめんね!」東京公演

 

以上が #最高の夏2017 のラインナップとなります。社会人5年目だというのに、今までで一番楽しんだ夏でした。本当に素晴らしい思い出をくれた女性声優&アーティストに感謝です。 #最高の秋2017 もカチ上げていきましょう。

Wake Up, Girls! 4th LIVE TOUR「ごめんねばっかり言ってごめんね!」

Wake Up, Girls! 4thライブツアーの宮城公演と東京公演に参加しました。1月のANIMAX MUSIXを機にワグナーになり、念願の単独公演への参加です。仙台遠征時のブログではまだツアー中だったのでライブ内容についての感想を省略していたため、今回改めて両公演の感想を綴っていきたいと思います。

宮城公演まではセトリなどの前情報を極力目にしないようにして、どの曲が来ても対応できるように3rdツアーのBD等でしっかり勉強して参加しました。大阪での公式DJイベント*1に参加したのもいい予行演習になりました(しかも7人のサイン入り色紙が当たるというオマケ付き)。

 

思えば、ランガちゃんたちのお披露目後、まゆしぃからワグナーへの宣戦布告がありました。

他のどんなグループとも比べることなんてできない、WUGにはWUGにしかできないパフォーマンスがあるんだって、見せたいわけ。

具体的に何かってのは、受け取ってくれるワグナーさん一人一人が持つ考え全部が正解だから、特に上げられないけど。

 

全国のみんな!!

これは宣戦布告だぞ!!笑

百聞は一見に如かず!!

 

今のツアーは、本当にいい機会だと思う。

WUGの再確認ツアーだな。

誰が欠けても成り立たない、この形だからできるライブを。

私たちの歌を、ダンスを、パフォーマンスを。

 

そして、皆の思いをぶつけに来て欲しいと思っているよ、私は。

ちゃんと受け止める準備は出来てるしさ。*2

 

結論から言うと、WUGちゃんの圧勝です。完膚なきまでに叩きのめされました。 Wake Up, Girls!、とんでもないユニットでした。

 

セットリスト

今回のツアーでは基本的なセトリは各公演共通で、昼夜公演での入れ替えが2曲、各会場限定曲が1曲ずつあるという構成でした。記憶があやふやなところもあるので、特記ない場合は各公演の感想をごちゃ混ぜで書いていきます。

 

・ウェイクアップショッピング

宮城はショッピング永野さん、東京はショッピング吉岡さんがゲストとトークしながら雑にグッズを紹介するVTR。宮城は昼夜とも入場が遅れて途中からしか見られなかったのですが、七十七銀行とかローカルなネタを交えていてクスっと来ました。東京はショッピング吉岡さんの完成度と「ファイナルビブス?」の破壊力がヤバすぎて爆笑。

 

・お約束たいそう

3rdでは「PERFECT HUMAN」をパクったリスペクトしたVTRでしたが、今回は予想通りブルゾンよしのでした。ただでさえ上手いモノマネがメイクと衣装まで完璧に寄せてて笑う。with田中&永野のパンツスーツも素晴らしかったです。

 

・オープニング映像

日和山公園から臨む石巻の風景に始まり、劇場版BtBのフィナーレを飾ったSSAに立つまゆしぃに続いて仙台や仙台空港石巻の被災地からメンバーが登場して集うというもの。これまでのライブのダンサブルでテンションを上げてくる映像とは違い、今回のテーマである「TUNAGO」への強い思いを感じさせるものでした。みにゃみが石巻、ななみんが仙台空港から登場というのもアニメとリンクしていて良かった。

私は仙台で初めてこれを見て感動するとともに、今後のWUGに抱いていた一つの不安が解消されました。というのも、新章のRGR3人が「仙台の中学生」という設定を見て、仙台以外のことを忘れていないか?と勝手に心配していたのです。でもそれは杞憂でした。これからも東北と一緒に歩んでいくというWUGちゃんの決意を改めて感じるオープニングでした。

 

01. ゆき模様 恋のもよう

過去のツアーではアニメ主題歌を1曲目に持ってきていましたが*3、今回は一転してしっとりとしたスタート。舞台「青葉の記録」では制服姿でしたが、今回の白い衣装だとより一層透明感が増して尊みがありました。小指を立てるなど、「16歳のアガペー」をモチーフにした振り付けも非常にかわいらしい。東京では大サビから雪が降る演出があり、夏ツアーなのに完全に心がクリスマス・イブ(山下達郎)になってしまいました。

今回のセトリはメンバーからの提案だそうですが、1曲目にこれを持ってくるのは勇気の要る決断だったと思います。1発目の盛り上がりよりも、伝えたい世界観を優先したその決断に拍手を送りたいと思います。


02. 16歳のアガペー

文脈を踏まえた選曲、最高……。この振り付けが大好きなので無限にフリコピオタクと化していました。東京夜では2番Aメロでななみんが「ありがとっ♥」をブッ込んできて失神。仙台では終演後にペデストリアンデッキ歩いて心地良い余韻に浸ることができました。


03. タチアガレ!

じわじわと暖めてきた会場のボルテージがここで一気に爆発します。何度聴いても本当にエモい曲です。ここまでストーリーライン上は初期の曲、かつTwinkle作曲(設定上)で繋げてきてるのもテーマ性があって良いですね。


04. 僕らのフロンティア

自己紹介MCもそこそこに、すぐさまタイアップ曲コーナーへ。このテンポの速さとWUGちゃんの体力にも驚かされました。この曲も振り付けがすごく清楚で、衣装とすごくマッチしてましたね。1番Aメロのよっぴーのブレスが好きすぎて毎回耳を澄ませていました。あとDメロの「いつまでも競争しよう」で連番とネコパンチするのが楽しい。


05. 恋?で愛?で暴君です!

はいかわいい。「ダイスキだーい\オレモー!/」とか「イエスとイエスと言ってごらん\イエス!/」とか回を重ねるごとにコールが浸透していってて面白かったです。

 

06. 【宮城・東京夜】One In A Billion (Wake Up, Girls!Ver.)

May'nちゃんパートをまゆしぃとよっぴーが分担しているのですが、かなりギリギリの声域で搾り出すように歌っていて、その必死さもまた良いものでした。個人的お気に入りポイントは1番Aメロのななみんの「スキ?キライ?」です。

 

【東京昼】ハートライン (Wake Up, Girls!Ver.)

千秋楽はMay'nちゃん来るだろうなーと予想してたのでワンビリと違うイントロの時点でアンコールでのサプライズが読めたのですが、代わりにハートラインを持ってくるのは想定外でした。お台場でのWUMリリイベで聴いて一発で好きになった曲なので、またライブで聴けてめっちゃ嬉しかったです。サビ後半のブレイクで跳ぶのが楽しすぎる。

ちゃんあい先生による振り付けがこれまた可愛くて、7人Ver.は実質藍色センター曲だと思うのですが有識者の皆さんいかがでしょうか。2番Aメロで\あいちゃーん!/入れてるオタクいて感心しました。

 

07. 【宮城・東京昼】キャラソンメドレー1

ハジマル

まさか今回のツアーでキャラソンやると思ってなかったので初見の宮城昼ではイントロで発狂してました。盛り上がるワグナーを見ながら歌うまゆしぃの表情がすごく満足げでよかったです。

ステラ・ドライブ

メドレーでは各曲のアウトロで次のメンバーが登場し、イントロを一緒にやって退場という流れだったのですが、このイントロではまゆよぴによるハモりが尊すぎて最高でした……。1stキャラソンの中でも特に好きな曲なのですが、音源よりもよっぴーの歌唱力がかなり上がっていて、最後の「Uh~」では心震えました。

歌と魚とハダシとわたし

みにゃみ~

スキ キライ ナイト

毎回イントロでかやたんが「お前らまだまだ行けんのかぁ!!」みたいな煽り入れてくるのが最高でした。宮城では勢い余って歌い出しミスってたけどそれもまた可愛い。

可笑しの国

イントロであいちゃんとかやたんが並んで両手を左右させる振り付けするのがめっちゃ可愛かった……。思わず踊りたくなっちゃう曲ですね。

オオカミとピアノ

ワグナーによるシャンシャンの圧がやばい。コール多すぎて覚えきれなかったのが悔やまれます。

WOO YEAH!

「アリーナや2階席や3階席も、見える!今はまだエアーだけど」のところを、3階席まで埋まった仙台サンプラザホールで「エアーじゃない!」に変えたのが良すぎて感動。最後はメンバー全員が登場して一緒に「YEAH! YEAH!」を叫ぶのですが、東京でテンション上がりすぎてタイミング逃してたのが実にみゅーちゃんらしくて可愛かった。

 

【東京夜】キャラソンメドレー2

It's amazing show time☆

ここまで参加した3公演が全部キャラソン1だったので、最後は2を聴きたいと望みをかけて挑んだ夜公演。ワンビリ後、まゆしぃではなくみゅーちゃんが「まだまだ盛り上がれるよね?」と煽って階段を上がったところで勝利を確信しガッツポーズしました。

それいけオトメ

テンション上がりすぎて何故か連番とMIX入れてしまいました。大変失礼いたしました。元気の出る曲です。

ヒカリキラリミルキーウェイ

これも可笑しの国と同様に\あいちゃーん!/が入ると思うのですが、2ndキャラソンは披露された回数が少ないからか全体的にまだコールが完成されてない印象を受けましたね。

Into The Light

キャラソンの中でも屈指の格好良さを誇る1曲。アイドル界の荒波に立ち向かう菊間夏夜の強さを表現した歌詞が最高です。思わず打ちたくなる曲調ですが、幸いヲタ芸のスキルを持ち合わせていなかったので迷惑行為を働かずに済みました。

青い月のシャングリラ

この曲もですが、2ndキャラソンは挫折を繰り返しながら這い上がる「青春の影」以降の世界観が織り込まれていて本当に良い。ステラ・ドライブ同様、一昔前のavex感あふれる曲調がキャラクターやよっぴーの声との親和性がバツグンです。

snuggery

ずっとこの曲が聴きたかった……。これぞキャラソンというアニメ見た人間の心に響く歌詞で、2ndの中でも格別の思い入れがある曲です。歌い出しの「夕陽のオレンジ」に合わせてオレンジのライトを光らせるのが広まったのも良いですね。落ちサビUOはよくあるけど、逆もまたエモい。

走り出したencore

1stメドレーとは逆に、まゆしぃがトリを務めます。今まで以上にすごく島田真夢を感じた気がしました。

 

08. 【昼公演】HIGAWARI PRINCESS (PRINCESS Mayu Ver.)

プリンセス制度の無い今回まさかこれが聴けるとは思わず、ステッキが出てきたときは目を疑いました。本当にお洒落で可愛くて最高の曲です。生で観るステッキ捌きも格好良かった。

 

【夜公演】地下鉄ラビリンス

宮城公演では「仙台で聴きたい曲ありますよね?」のMCから始まってここ一番の大盛り上がり。「満員電車それが人生の」など、コミカルでキュートな振り付けが大好きです。振付師ちゃんあい先生は天才。

 

09. 【昼公演】素顔でKISS ME

東京でイントロ終わりにミョーホントゥスケ👏ワイパー入れてるオタクいて笑ってしまいました。ここに入るとは新発見です。

 

【夜公演】言の葉 青葉

絶対に仙台で聴きたかった曲。地下鉄から間を置かずに始まったのでイントロで崩れ落ちました。2サビ後の間奏では、メンバーカラーのスポットライトに照らされながら一人一人が思いを受け渡し、純白に照らされたまゆしぃがソロパートを歌い上げる演出。泣きました。

 

10. Beyond the Bottom

エッモ……。仙台では言の葉 青葉からの流れがあまりにもエモすぎて腕を振ることもできず放心状態で立ち尽くしていました。声優のライブはここまで人の感情を揺さぶることができるのかと恐ろしくなります。その後のアニサマではさらに上回る激エモのパフォーマンスを繰り出したんだからとんでもない曲です。東京公演では落ちサビからステージ上に羽が舞う演出が加わり、神々しさが倍増していました*4


11. 7 Senses

これまでのWUGアニメを振り返る映像と新章PVが流れ、新衣装に着替えたメンバーが登場。個人的に映像は3rdのBtBから遡るやつが最強だったと思ってるのですが、ここで新章パートに繋ぐためには必要不可欠な演出ですね。

第一印象としては、「7 Girls War」ほどのエモさは無いかな、という感じでした。しかし7GWも曲として完成されたのはTVアニメ最終回を経てからです。これから新章劇中とのハイパーリンクやライブ披露を重ねるにつれ、エモい曲に化けていく可能性は十分にあります。東京公演ではまゆしぃがブログに書いていた通り*5、最後はみんなで合唱できて感慨深かったです。あと、間奏で7GWの“超人大会”の進化版みたいなのやるところで馬跳びするのがめっちゃ良いですね。


12. 雫の冠

ピアノ主体だった「言の葉 青葉」に対し、ストリングスが印象的なバラード曲。サビ後半の感じが切なくて好きです。まだ歌詞をちゃんと把握できていないので、どういうメッセージが込められているのかしっかり読み解いてみたいですね。最後の雫が1滴落ちる演出、宮城ではちょっと音が大きくて興ざめだった*6のですが、東京ではちょうど良い感じで余韻に浸ることができました。


13. TUNAGO

今回のツアーのテーマ曲。宮城と比べると東京はほとんどの客がフリコピしていて感激しました。メンバーも左右いっぱいに広がったフォーメーションで、ステージの前方に寄ってワグナー一人一人と目を合わせながら一緒に踊ってくれて、会場全体が一体感に包まれていました。

イオン「にぎわい東北」のキャンペーンソングであり、復興に向けて一歩ずつ進む今の東北への応援歌であるこの曲。スクリーンにはOP映像と同じく宮城ロケのMVが手書きの歌詞とともに流され、東北とも思いが繋がります。それと同時に、7ヶ所14公演を、これまでのWUGと新章とを繋ぐんだという思いがひしひしと伝わってくるパフォーマンスでした。このPVは本当に素敵なので、ぜひまたどこかでお披露目してもらいたいものです。

本編の最初と最後が落ち着いた曲になりましたが、すごくストーリー性のあるセットリストで良かったですね。成熟したライブという趣があります。

 

<アンコール>

ストーリーに沿った本編に対し、アンコールはまだまだ盛り上がり足りないワグナーのために用意された第2部といった雰囲気でした。個人的に、予定調和でただ盛り上がりを出し惜しみするだけのアンコールはあまり好きではないのですが、こういう明確なテーマのある構成なら全然アリです。

 

EN1.【宮城】CRAZY NOISY BIZARRE TOWN

あんまりジョジョ知らないので適当に構えてたのですが、凄かった。この場限りの披露であるにもかかわらず、歌も振り付けもキレッキレで完璧な仕上がりでした。最後のジョジョ立ちの格好良さは半端無かった。ぜひ円盤化の暁には各会場限定曲を特典映像として収録していただきたいですね(セブンティーン・クライシス聴きたかった)。

 

【東京昼】One In A Billion

予想通り、May'nちゃんがサプライズ登場。ヴォーカルの厚みが7人Ver.とは桁違いで、鳥肌ものでした。愛から生まれた本当に幸せなコラボレーションで、May'nちゃんには感謝しかありません。

 

【東京夜】ハートライン (Wake Up, Girls!Ver.)

実は東京夜にはランガちゃんが来るのでは?と予想していました。「コールしたくなる曲」の踊ってみた動画公開が予告されていたので、極スマでサプライズ登場だろうと読んでいたのですが、見事に外れました(動画はレザレクションだった)。ランガちゃんとの競演はお預けになりましたが、May'nちゃんとのコラボも昼公演だけにして、ツアー千秋楽の締めくくりをWUGだけでやり遂げたのは素晴らしいことだと思います。


15. 少女交響曲

「笑顔だけは今日もチャージして」の振りが好きすぎる。Dメロのまゆよぴは生で聴くと尊みがヤバイですね。いっぱい悩んだ日々は決して無駄じゃないんだよなぁ……。


16. 極上スマイル

一番メンバーが好き勝手にわちゃわちゃ動いてた曲で、ワグナーの盛り上がりも最高潮に。東京公演では風船が客席に投入される演出があり、とにかく楽しかった。

 

17. 7 Girls War

メンバーの挨拶を経て、最後の1曲。やっぱこれだよなぁ~という安心感のある1曲。賛否両論の3連かやコール、個人的には好きですが、さすがに歌が聞こえない音量になってしまってはね。ななみんのとこは前日のブログタイトル*7の語感が良すぎて「サクサクジューシー!ななみん!!」ってコールするのが楽しかったです。

東京夜公演、アウトロに被せてメンバー一人一人が最後の挨拶をする中、まゆしぃが放った「これがWake Up, Girls!だ!!!!」の言葉に心を撃ち抜かれました。今回のツアーはこの言葉に尽きます。4年間の集大成。今のWUGにしかできない全力のパフォーマンス。それをこんなに自信満々に見せ付けられたらもう完敗です。一生ついていきます。

 

・エンディング映像

TUNAGOのインストに合わせて、今回のツアーに向けたレッスン風景など舞台裏の映像が流されました。宮城公演ではみんな割と静かに観ていた記憶があるのですが、東京ではメンバーのありえん可愛い姿が映るたびに歓声が上がり、そしてTUNAGOの大合唱が巻き起こりました。ツアー後半から広まってきたようですが、こういうのが自然発生的に始まって会場が一つになるのは本当に素晴らしいライブだと思います。

 

ツアーを終えて

今年ワグナーになってよかった。心底そう思います。4thツアーにもアニサマにも新章にも間に合いました。過去のイベントの映像やレポを見る度に「もっと早くワグナーになりたかった」と思うのですが、もし新章が始まってからWUGにハマっていたらもっともっと後悔していたと思います。今のWUGちゃんは間違いなく「最高」を更新し続けています。脂が乗りに乗った極上の仕上がりのパフォーマンスを堪能できました。

仙台では聖地効果もあってあいちゃんがメチャクチャ輝いていたのですが、ツアーを通して一番心に残ったのはやはりまゆしぃの歌と言葉でした。7月にわぐらぶに入会したとき、悩みに悩んでまゆしぃを推しに選んだのですが、正解だったと思います。

新章やこれからのWUGへの不安を抱えているワグナーを勇気付ける言葉がメンバーから聞けたことも嬉しかったです。仙台でまゆしぃが言った、「WUGはこの7人以外ありえない」、東京公演でのみにゃみの「不安もあるかもしれないけど、ついてきてほしい」、まゆしぃの「今日でツアーは終わるけど、WUGは終わらない。終わらせない」。そして、あの言葉。

この夏のセットリスト。

新章に向けてTUNAGOのテーマのもと、みんなとの思いをつなぎたい思いが詰まっていました。

そして、WUGがWUGであるために。

今、WUG自身が、その芯をしっかり持って表現できないと、新章に不安をもたせて夏を終えることになると思ったから。

それだけは何としても避けたくて。

 

けどそんな不安もいらなかったかもしれないなってみんなの顔を見て思いました!笑

みんなの極上スマイルのおかげです!!

だからこそ言えた、「これがWake Up, Girls!だ!」なのかもしれないね~

みんなが引き出してくれたんだな、きっと。*8

 

未来と今を、夢と命を、みんなの想いを、愛をこめてつないだライブツアーでした。最高の夏をありがとうございました。

 

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Animelo Summer Live 2017 -THE CARD- 3日目

2日目は推しがいなかったので体力温存のためスルーしたのですが、個人的にはセトリ見た限り行けばよかったと後悔するほどではなかったので安心しました(行ったら行ったで十二分に楽しめたと思うけど)。

 

さて、いよいよ3日目。WUGちゃんの出番です。

f:id:koteijing:20170902214906j:plain新章の絵柄にはまだ慣れていませんが、このイラストは可愛いですね。 

f:id:koteijing:20170902215003j:plain「アイドルの祭典」本番前に振りを確認していたのはこのE2ゲートの中でした。

f:id:koteijing:20170902215533j:plainいざ、聖地「I-1アリーナ」へ。

 

本番

この日の座席はB8ブロックの通路席で、センターステージも近くて最高でした。

 

・01 crossing fieldChase the world / LiSA×May'n

WUMコラボでMay'nさんがシクレ登場するのは予想していましたが、初っ端から中部地方を代表する女性アニソンアーティスト同士のこのコラボは激アツ。一発でテンションがブチ上がりました。

 

・02 Inner Urge / 上坂すみれ

自称「キングレコードの下ネタ担当」だそうです。早く水着写真集出してください。

 

・04 Beyond The Dream / アイドルマスター SideM
・05 MOON NIGHTのせいにして~HIGH JUMP NO LIMIT~Study Equal Magic! / アイドルマスター SideM
・06 DRIVE A LIVE / アイドルマスター SideM

お初にお目にかかりましたが、曲良いし格好いい……。

 

・09 Starry Wish / 水瀬いのり
・10 アイマイモコ / 水瀬いのり

客層の違いもあるでしょうが、アニマ大阪など全盛期と比べるとStarry Wishの家虎も落ち着いてきた気がします。ソロデビュー当初の頃と比較して随分歌っている最中の表情が柔らかくなり、ソロでは初出場の大舞台でものびのびと歌声を響かせていて、自分が見た中では今までで一番のパフォーマンスでした。本当にどんどん進化しているので12月のワンマンでの仕上がりが楽しみです。

 

・12 ガーネット / 奥 華子

本人による弾き語りをこんな大会場で、しかも間近に聴けるとは……。真っ青だった会場が次第に赤く染まっていく様子が印象的でした。

 

・13 Future Strike / 小倉 唯

前奏のピアノソロで一気に頭に血が上ります。俊龍は神。

・14 ハイタッチ☆メモリーHoney♥Come!! / 小倉 唯

センターステージでめっちゃ近い!衣装かわいい!俊龍

 

・16 VERMILLION / 黒崎真音

舞台に初挑戦した今年の成果を見せつけるということで、役者による本物の殺陣をステージ上で披露。最後はセンターで島津豊久土方歳三の一騎打ちが繰り広げられる中、本人も感情を全身で表現しながら歌い上げるという凄いステージでした。いいものを見させてもらいました。これもアニサマならではですね。

 

・19 Last Proof / ZAQ

映像演出でWUGカラーの7枚のカードや4thツアーのシンボルそっくりの鳥が出てきたのでこれはコラボだと思って急いでビブスを着用したのですが、全然関係なかったようです。何だったんだあれは……。それはともかく、口笛がすごかったです。一昨年の「OVERDRIVER」ラップバトル、昨年の「hopeness」ピアノ弾き語りに続き、今年も“アーティスト・ZAQ”の強さを見せつけられた気がします。

・20 Alteration / ZAQ

曲に入る前のMCがめちゃくちゃ格好良かった。もともと客として来ていた自分が出演する側になり、テーマソングまで書かせてもらえた。そして「次は君の出番だよ」と。アニサマが日本最大のアニソンライブとして長く続いてきたからこそのドラマですね。

 

・21 Sparkling Daydream / ZAQ feat. 内田真礼上坂すみれ

滋賀県の美しい風景を描いた中二恋1期OPがSSAの大スクリーンに流れているのを見て感動しました。今シーズン最高のUOグルグルでした。

 

・22 無敵*デンジャラス / B-PROJECT
・23 Hungry Wolf~dreaming time / B-PROJECT
・24 永久パラダイス / B-PROJECT

女オタクを「小鹿ちゃん」、男オタクを「オオカミさん」って呼んでるのが面白かった。

 

・25 One In A Billion / Wake Up, May'n!

WUGちゃんは4thツアー衣装、May'nちゃんもそれに合わせた白衣装で登場。7人Ver.もいいですが、やはり8人揃ったワンビリは強い。

・26 恋?で愛?で暴君です! / Wake Up, Girls!

よっぴー(グリ声)の「この曲で盛り上がらないと……死にます!」で極上スマイルになっちゃいました。ワンビリもですが、タイアップ作品のOP映像を背負って歌い踊る姿を見ると、アニソンアーティストとして一皮剥けた感じがありますね。

・27 Beyond the Bottom / Wake Up, Girls!

ついにこの日がやってきました。歌ってくれたらいいなと思っていましたが、イントロを聴いた瞬間に頭を抱えて床に跪いてしまいました……。前2曲の感想があっさりしてるのはBtBがエモすぎて記憶があまり残っていないからです、すみません。

メインステージで1番の歌唱を終えた後、みにゃみの「WUG最高~!」からセンターステージへ駆け出すという続・劇場版「Beyond the Bottom」の再現*1に感極まりました。今年ワグナーになった自分でさえこれなのだから、公開当時から追い続けてきたオタクたちにとっては万感の思いだったはずです。ステージに立つWUGちゃんたちも前2曲とは明らかに違うオーラを放っていました。仙台で聴いたBtBもエモすぎて放心状態になったのですが、SSAのセンターステージで見るそれはあまりにもエモかった……。アウトロの最後では宙に手を伸ばし何かを掴むような振りに合わせて、スクリーンに「Wake Up, Girls!」「新章」「始まる。」の文字が映し出され、WUGの出番が幕を閉じました。これまでのWUGの集大成を全力でぶつけて、新章へつなぐ。そんな思いがひしひしと伝わってきたステージでした。

f:id:koteijing:20170903005809j:plainアニサマ2017☆(み´μ`ゆ)|Wake Up, Girls!オフィシャルブログ Powered by Ameba

今年のアニサマにはたくさんの声優ユニットが出演し、さながら「アイドルの祭典」の様相を呈していたように思います。その中で、WUGちゃんはBtBという切り札を選択したことで、「WUGらしさ」を見せつけることができたのではないでしょうか。決して順風満帆ではなく、大人たちのゴタゴタなどさまざまな逆風も吹く中、それでも絶望を力に変え、必死に想いを届けようとする姿。必要以上にアニメとのハイパーリンクが起きているような気もしますが、その泥臭さ、エモさこそがWUGらしさなのではと感じています。いつか単独でSSA公演を行い、白一色に染まった会場でBtBを味わえる日が来ることを待ち望んでいます。

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WUGパートが長くなりすぎました。続きいきます。

 

・30 おジャ魔女でBAN2 / MILKY mode

BtBで感極まりすぎてスクモパートの記憶がないのですが、サプライズでミルキィが出てきたおかげで魂がSSAに帰ってきてくれました。なんで2日連続でおジャ魔女曲やったのかわかりませんが、こっちはなかなか回収できない曲なので楽しかったです。

 

・31 ギミー!レボリューション / 内田真礼

今年もかよという感じはありますが、何度聴いても楽しい曲ですね。

 

・33 オリジナル。 / TrySail
・34 adrenaline!!! / TrySail

一昨年200Lv.でゴンドラ上のナンスから目線もらって以来ナン推しだったのですが、冷静に考えて3人ともめっちゃ可愛いし選べなくなってきました。adrenaline!!!はセンターステージでめっちゃ近いしめっちゃ楽しかった。なかなか縁が無くて単独公演に行けてないのでそろそろお邪魔したいです。

 

・35 oath sign / LiSA
・36 だってアタシのヒーロー。 / LiSA
・37 Catch the Moment / LiSA

セトリが強すぎる。あんまりLiSA聴かない自分でもこれは熱くなる。

・38 Rising Hope / LiSA

「このあと大先輩にステージ繋がなきゃいけないんだよ!お前らもっと行けんだろ!?」と煽ってからのライホ。半端無い。出し惜しみ無しの最強のパフォーマンスをブチかまして大トリをリスペクトする姿勢、格好良いとしか言いようがない。「ETERNAL BLAZE」を警戒して残してたUO全部折った。

 

・39 TESTAMENT -Aufwachen Form- / 水樹奈々
・40 Destiny's Prelude / 水樹奈々
・41 Invisible Heat / 水樹奈々
・42 UNLIMITED BEAT / 水樹奈々

ごめんなさい、予習不足で全然曲知りませんでした。ただ、それでもやっぱり奈々様はすごかった。これまでの38曲でアッツアツになったアニサマの空気を一瞬で水樹奈々ワールドに変えてしまう力。チェリーボーイズがセンターステージに出てバカテクの演奏を繰り広げる中、本人はメインステージを右に左に全力疾走しながらブレることなく凄まじい圧のボーカルを響かせる姿に、「これがアニサマの大トリだ」という格の違いをまざまざと思い知らされました……。

 

・43 Playing The World / アニサマ2017出演アーティスト

Twitterでも話題になっていたように、イチャつく内田姉弟をすみぺが引き剥がすという一幕があって爆笑。WUGちゃんとTrySailが横並びになってたのですが、WUGで一番端にいるよっぴーとTrySail3人のTシャツ(水色)が被ってしまい、よっぴーがトラセメンバーにしか見えなくて面白かったです。WUGメンバーのTシャツアレンジみんな可愛くてずっとわちゃわちゃしてて最高でした。

 

アニサマ3年目の自分は大御所アーティストが毎年出演していた時代を知らないので、今年は例年以上に強く感じました。3日目はもともとのラインナップが凄すぎてサプライズのコラボや演出はやや物足りない感触もありましたが、それでも流石アニサマだと思わされるライブでした。少なくとも過去3年間では一番楽しかったと思います(2日目行ってないけど)。これからも、アニサマが世界最大最強のアニソンライブとして歴史を刻み続けていくことに期待しています。頼むぞ斎藤P。

*1:劇中のステージはアニサマ2015がモデル