湖底

爆裂ハートフルコメディ

Wake Up, Girls!にハマった

こんばんわぐ~👐

 

はい。Twitterをフォローしいていただいている皆様は既にお気付きでしょうが、最近「Wake Up, Girls!」にハマってしまいました。実に3年遅れですが、アニメ、ユニット共に完全にドハマりしております。毎日WUGのことばかりツイートしています。

自分自身、急に推しが7人も増えて色々と追いつかなくなっている部分もあり、4thツアー参加を前に、ここで一度なぜ私がWUGにハマったのか、WUGの何が好きなのかを整理して書いてみようと思います。

序章

2014年の放送当時、「アイドルオタクのヤマカンが新人声優でアイドルアニメを作る」という話は耳にしておりましたが、視聴には至りませんでした。何故か?湖底にはテレ東系の電波が届かない*1からです。

京まふ2014やアニサマ2015でユニットとしてのWUGちゃんを見かけたときも「なかなか良い曲だな」と思う程度で、そこまで興味を惹かれませんでした(当時は今ほど若手女性声優に真剣じゃなかったのかもしれない)。

ところが2015年以降鈴木このみさんの現場に足しげく通うようになる中で、オタクたちの間で「鈴木このみ吉岡茉祐似てる説」*2が流れ始め、その影響か周囲のこのまにあ達が徐々にWUG堕ちし、事あるごとに良さを語ってくるようになりました。外堀が埋まってきましたね。

大阪城ホールの奇跡

そんなこんなでWUGを意識しだし、曲も少し聴き始めた矢先の2017年1月14日。大阪城ホールにて開催された「ANIMAX MUSIX 2017 OSAKA」で事件は起きました。

WUGソロパートでは「僕らのフロンティア」と「7 Girls War」を歌い、MVと寸分違わぬキレの良いダンスを披露。初めて間近で見る7人の完成度に圧倒され、あまりの可愛さに頬が緩みっぱなしになります。

さらにライブ終盤にはこの日最大、いや2017年最大(7月現在)といっても過言ではない衝撃が訪れました。

聖地巡礼アニメSELECTION」と銘打ち、作品の舞台となった町を紹介してから曲に移るこの日の特別企画で、スクリーンに映し出された「宮城県 仙台市」の文字。会場がざわめいた後、流れ出したのは「タチアガレ!」のイントロ(生バン)(激エモ)。絶叫に包まれる城ホで、ステージに現れた少女交響曲衣装の7人は背景のアニメ映像と同じダンスを繰り広げます。初めて生で見るタチアガレ!は全てがエモかった……。これまでに見てきたどの声優ユニットとも違う格好良さを感じました。

ショートVer.のタチアガレ!を歌い終えた7人がフォーメーションを変え、延長されたアウトロが続く中、ステージ中央から現れる人影。スポットライトに照らされたのは、つい2ヶ月前に幕張でのバースデーライブで披露した振袖風衣装をまとった推しの姿でした。

気がつけば悲鳴を上げ連番オタクと抱き合い床に転がっていたのですが、耳に飛び込んできた「パーッとパーッと晴れやかに」の歌詞に飛び上がります。完全に推しが8人に増えた瞬間でした。

f:id:koteijing:20170714145303j:plainありがとうANIMAX MUSIX

その後、DアニメストアAmazonプライムビデオでアニメ全作を一気に視聴し、全音源に加え舞台「青葉の記録」やその他諸々のDVD、書籍等をかき集めるなど完全にWake Up, Girls!というコンテンツの虜になったのでした。

WUGアニメの魅力

 続いてアニメ「Wake Up, Girls!」の魅力について話そうと思います。ワグナーの中でもアニメの評価は二分されている感がありますが、私はかなりハマりました。というのも「よみがえる空」や「SHIROBAKO」、「響け!ユーフォニアム」等のように、リアル志向で登場人物たちが地道にステップアップしていく作品が好きだからです(自分自身は努力とか根性とか大嫌いなのにね)。

「リアル」なアイドル像

アニメ全部見太郎じゃないので確信はありませんが、今までのアイドルアニメはアイドルの「理想像」であり、現実のアイドルが持つ汚い部分はほとんど排除されてきたように思います。しかし本作では現実のアイドルグループをモチーフにしつつ、アイドルが本人達にとっての夢*3であると同時に、事務所やレーベルにとっては商品であり、全力で推してくれるオタクもいればアンチもいるという側面までもを描きました。特に劇中のWUGオタクとして強烈な個性を発揮する大田邦良は随所で情熱的な名台詞を残し、オタクの鑑のような存在として扱われています。

山本 OPにオタクが出てくるアイドルアニメは初めてだと思います(笑)。これは、意図的にやりました。「オタクの姿を見たくない」というのは、やはり打開すべきだろうと思ったんです。(中略)アイドルを応援するって素晴らしいことだよ!というメッセージを込めています。だから大田はデザインはああでも、絶対にカッコいいはずだと僕は確信しています。*4

もちろん泥臭いだけでなく、理想も語られます。TVシリーズ最終回の「アイドルの祭典」開会式でI-1Clubゼネラルマネージャ白木が「エンターテインメントの真髄」を語った開会宣言など、作中の大人たちが掲げるアイドルへの希望は山本監督が持つアイドル論の代弁でしょう。セリフや演出の端々にクリエイター側のメッセージが現れるところにも惹かれるものがあります。

山本監督のアイドルへの思いや、WUGで目指したもの、そして新人声優7人をどのように見出したのかは以下のページに記されています。最近は何かとトラブル続きでネガティブな印象が先行していますが、少なくとも私は「WUGの生みの親」としての山本監督はきちんと評価されるべきだと思っています。

なおこの時インタビューしたライターとも既に絶縁した模様。このページもいつまで残るかわからないので早めにチェックしておきましょう。

 

アニメ的にも、「七人のアイドル」はシリーズ全体の序章でありながら1本の映画として起承転結が綺麗にまとまって見ごたえのある作品になっていますし、テレビシリーズも山あり谷あり紆余曲折しながら7人が成長しアイドルの頂点を目指す姿が丁寧に描かれました(作画的にはやや険しい部分もありましたが)。そして続・劇場版2作がシリーズ全体の「転」「結」となって物語は大団円を迎えます。あまりにも綺麗に終わりすぎていて新章には不安しかないのですが、まああまり期待せずに見守りたいと思います。

アニメの演出論的な視点からは、はばたくキツネ氏が素晴らしいレビューを書かれているのでこちらもぜひご一読ください。

 

震災と真正面に向き合った作品

もう1点、忘れてはならないのは、WUGが宮城県を舞台にした東日本大震災と深いつながりを持った作品であるということです。

小説版などで明かされた設定では、キャラクター7人中3人が被災者ということになっており、それがアイドルを目指す動機にも繋がっていきます。一方でアニメ劇中では被災地という側面を強調しすぎることなく、東京VS地方という構図をアイドルアニメのストーリーに上手く取り入れて展開しており、巧みな構成だと感じました。

そしてテレビアニメ第9話「ここで生きる」では、初めて被災地(気仙沼)の生々しい姿が映し出されます。劇場版からテレビ8話まで、片山実波を取り巻く石巻仮設住宅の人々を除いてほとんど震災に関する描写が無かっただけに、初見時は衝撃を受けました。私自身も震災後に一度気仙沼を訪れたのですが、そのとき目にしたのと同じ光景がアニメに描かれています。東日本大震災は後のさまざまな作品テーマに影響を与えましたが、テレビアニメで真正面に現実の被災地を捉えた作品は他に無かったのでは。

f:id:koteijing:20170714143939j:plain2013年3月撮影の気仙沼市街。写真左奥は9話でWUGが宿泊した旅館「大鍋屋」

f:id:koteijing:20170714144530j:plain気仙沼港。沈んだ桟橋の向こうに真夢と夏夜が語り合ったベンチがある(写真見てまた泣きそう)

音楽面でも、特に「タチアガレ!」や「言の葉 青葉」はアイドルの心情と被災地への思いが重なった、強いメッセージ性を持った素晴らしい楽曲だと思います。特に「言の葉 青葉」は“絆”のような陳腐なワードを使わず、「うつくしい街と 無邪気には言えない そこにある かなしみを 知ったから」「がんばってねと かんたんに言えないよ 言の葉と青葉の きらきらを あおいで」とすごく真摯に言葉を紡いだ歌詞に心が打たれます。

現実のユニット活動でも、毎年ライブツアーで仙台公演を行うなど現地でのイベント出演も積極的に行い、東北イオンや東北楽天ゴールデンイーグルスとのコラボなど、作中のWUGと同様あるいはそれ以上にご当地アイドルとして活躍しているのが嬉しい。新章以降も、WUGの地元は仙台であるという原点を大切にしてもらいたいですね。

私自身は宮城と縁もゆかりもない人間ですが、仙台は震災前後に何度か訪れたことがあり、都会と緑の調和した美しい街であるという印象を抱いていました。8/5の4thツアー仙台公演へ参加できることになり、再び仙台を訪れるきっかけをくれたWUGに感謝しています。

f:id:koteijing:20170714143738j:plain仙台駅前のペデストリアンデッキ。Loftの街頭ビジョンは後に撤去された。

声優ユニット「WUG」の魅力

声優ユニットWake Up, Girls!」は特殊なユニットです。というのも、通常のアニメ作品の出演者が例え新人でも既に事務所に所属している人間の中から集められるのに対し、WUGはアニメのためにエイベックスと81プロデュースによる「第2回アニソン・ヴォーカルオーディション」を開催し、全くの新人を7人集めたからです。また同オーディション第1回では「i☆Ris」がデビューしていますが、こちらは当初から特定の作品とのタイアップだけでなく幅広い活動を志向しています。作品名とユニット名が同じで、自分と同じ名前のキャラクターを背負ってデビューした声優ユニットは唯一無二の存在ではないでしょうか。今後7人がどのような活動をしていくにしても、おそらくWUGは名刺代わりの作品としてずっと背負うことになるでしょう。

さて、小説版には「個人戦か、団体戦*5」という話がありましたが、現実のユニットの方も「団体戦」型じゃないかと思っています。特定のメンバーの個性が牽引するというより、全体の雰囲気がいいんですよね。個人的にi☆Risは各メンバーが強烈な個性を放つ「個人戦」型ユニットだと感じているので、すごく対照的です(どっちが好みかは人それぞれだと思います)。

デビュー以来、声優業やライブだけでなくバラエティ番組やゲーム実況などあらゆるジャンルの仕事に挑戦し、また毎年メンバー自身で企画するソロイベントを開催するなどセルフプロデュース能力に磨きをかけているところも今後に期待できるポイントです。

前述の通り私がWUGにハマったのはつい最近のことであるため、結成当時の様子などは映像や書籍でしか知りません。イベント経験値もほとんどなく、まだまだ彼女達のことを理解できているとは言えませんが、現状で私なりに7人をどう捉えているかメモ代わりに記しておきたいと思います。

吉岡茉祐:圧倒的センター感。イケメン。ステージでの立ち振る舞いにオーラがあり、ダンスは重心が低く格好良い。一方で褒められるとすぐに照れる、ホラーが苦手など乙女なところもあり、ギャップが最高に可愛い。あとテンション上がると関西弁全開になるのも良い。子役出身で創作の才能もあるので、今後は声優だけにとどまらない幅広い活躍が期待できそう。

永野愛:舌足らずな話し方が可愛い。林田藍里と同様、ユニット全体を見渡す母親的なポジション。毒舌のツッコミ役。振り付けやわぐらぶ編集長など縁の下の力持ち的にいろんな場面でWUGを支えていると思う。野球の話してるときが一番楽しそうだし、今年はあいちゃんの笑顔のためにも楽天は勝ち続けて欲しい。

田中美海:オタク。絶妙なロリ顔。3年前はヤマカンが「本当に田中美海は裏がない子なんですよ。(中略)それぐらい実波そのものの存在です」と絶賛していたけど、最近FGO関連などで本性が表れてきた気がする。WUGちゃんねるでバイオハザードやったときにゾンビに対して暴言を発しまくってたのが最高。

青山吉能:デビュー当初と比べると急激に可愛くなった。何があったんだ。番組では常にボケや顔芸を入れてくるので目が離せないが、何も考えてなさそうでいて実はしっかり自分を持ってる子だと思う。熊本への思いとかね。「恋愛暴君」で初主演を務めて経験を積んだことで、さらにステップアップしていくことでしょう。あいちゃんへのイジり方が好き。

山下七海:「おへんろ。」のおかげで唯一3年前から存在を知っていたメンバー。もともと声優志望じゃなかったとのことだが、声優にならないのは勿体無いくらい声が可愛い。徳島弁の破壊力は半端ない。あと全体的に可愛い。メンバー内で一番おしゃれで料理スキルも高いなど育ちの良さが感じられる。

奥野香耶:貴重な同い年(90年度)女性声優。声や仕草がいちいち可愛い。菊間夏夜とは間逆でメンバー内でも大人しい性格だが、思ったことはちゃんと言うタイプ。ちょっと闇を抱えてそうなところがまた良し。スイッチが入ったときの思い切りがすごい。もっと本音のところを知りたくなる存在ですね。

高木美佑:オタク。みにゃみがザ・女オタクという感じなのに対し、みゅーちゃんは少年系のオタク。アニュータのオフィシャルプレイリストの選曲は信用の塊だった。生粋のゲーマーでプレイが上手いのはもちろん、魅力を的確に伝えながら実況するスキルも高い。身体能力も優れ、バレエ経験のおかげで回転系のダンスがすごく綺麗。振りの激しい曲中も笑顔を絶やさない。マチアソビのハッカドールお渡し会では神対応を頂き好きになりそうでした。

誰を推すのか問題

WUGは団体戦型ユニットであるがゆえに、7人の中から誰か一人推しを選ぶとなると非常に難しい。別にハコ推しでもいいじゃないかと思われるかもしれませんが、公式FC「わぐらぶ」入会時に推しメンの選択欄があるのです*6

そして結局私が選んだのは、吉岡茉祐さんでした。やはりライブステージにおける圧倒的な存在感やWUGだけに留まらない活躍へのポテンシャルに強烈なエモさを感じさせられます。料理下手など隠し切れない不器用さもまた魅力です。あとやっぱり自分も関西人なので関西出身声優は応援したいですね。

ちなみに最期まで迷ったのは永野愛さんでした。4thツアーのグッズに選んだ数字「313」*7に込めたメッセージなど、やはり地元仙台出身者としてこの作品に強い思いを持って臨んでいるんだなと感じさせられるからです。

本当なら4thツアーの会場で最終的に推しを選びたかったのですが、会報誌の発送対象が7月中の入会者までだったので泣く泣く決断しました。この判断が後にどう影響してくるのか楽しみですね。

まとめ

最初に「整理して書いてみます」とか言ったくせに、この半年間抱え込んだ感情を吐き出していたら6000字オーバーの全くまとまりのない記事になってしまい自分でもドン引きしているのですが、とにかくこれが2017年7月末現在の、私のWUGへの思いです。今後、4thツアー参戦などを通じて新たに感じたことがあれば、都度ブログに記していく予定です(本当か?)。

そして新章についてですが、不安ばかりを口にしていても仕方ないので、この目で新キャスト発表会を見届けてくるつもりです。生みの親であり7人の育ての親である山本監督が離れたWUGが今後どんな展開を迎えるのか、なるべく最後まで見守っていければと思います。

*1:日本のBBCことびわ湖放送が子供向けを中心にテレ東の一部アニメを放送しているが、深夜アニメは滅多に流さない

*2:確かに角度によっては似てる。鈴木このみ若井友希似てる説もある

*3:当初は必ずしもそうではない

*4:「WUGpedia」p.79

*5:「小説版Wake Up, Girls!それぞれの姿」p.170

*6:ソロイベの当選確立などに影響するらしい

*7:「311」から一歩踏み出した、次の素数。そして「3」「1」「3」を足すと「7」