湖底

爆裂ハートフルコメディ

Run Girls, Run!1stツアー「止まってなんかいられない」大阪&仙台公演

もともと全公演終終了後にまとめて感想を書くつもりだったのですが、千秋楽・東京公演に一人でも多く来てもらいたいという思いから現時点での感想を書くことにしました。曲を知らない人にも伝わるように試聴動画等も交えて紹介します。運営は早くショーケースイベントあたりの映像を公式で上げてください。

どうせ持ち曲全部歌うのでネタバレもクソもありませんが、曲順など気にする方は一番下まで読み飛ばしてください。なお仙台夜公演は行かなかったので、行ったオタクは責任を持って記録を書いておいてもらえると助かります。

 

 

 

セットリスト 

1. カケル×カケル

デビュー曲から始まるセットリスト、これぞ1stツアーって感じでいいですね。僕は去年のショーケースイベントで、初の持ち歌であるこの曲を本当に楽しそうに全力で歌う姿を見て、「WUGのついで」ではなくちゃんとランガを推していこうと決めました。この曲で描かれている、憧れを追いかけてただがむしゃらに走る姿こそが究極の「ランガらしさ」だと思っています。

 

2. 地下鉄ラビリンス(昼)/16歳のアガペー(夜)

WUGのカバー。7人曲を3人でカバーするので、振りや歌い分けの違いが面白い。ショケイベの頃は先輩のカバーということで緊張感が伝わってきましたが、だいぶランガの個性が出てきたと思います。16歳の林鼓子さんによる16歳のアガペーが楽しめるのは今だけです。

 

3. Make it!

i☆Ris曲のカバーとしてはこの1年間で一番多く披露してきたと思われる曲。当然MIXも入ります。ランガ現場はWUG現場と比較してMIXや推しジャン等も多めですが、この1年間アイドルフェスに出まくっていたのでそういう雰囲気になるのは当然かと思います。でもまだまだ生まれたての現場なので、これからどういう雰囲気になるかは今後のオタク次第ですよ。何せまだ1stツアーの途中ですからね。

正直もっと先輩カバー枠あるかと思ったら2曲だけでした。1年で結構持ち曲増えたしね、立派なものです。

 

4~6. ソロカバーコーナー

【森嶋】

大阪昼:せいいっぱい、つたえたい!三森すずこ

大阪夜:星間飛行ランカ・リー=中島愛

仙台昼:ラブミーギミーTia

 

ずっとみもりんに憧れていて、ミルキィホームズシスターズのオーディションや、みもりんが「見届け人」を務めたキミコエ・オーディションを受けていたもっちー。ついに勝ち取った舞台で、ソロでみもりんのカバーを歌う姿にはグッと来るものがありました。

 

【厚木】

大阪昼:白金ディスコ阿良々木月火(井口裕香) )

大阪夜:Zzz(佐咲紗花

仙台昼:太陽曰く燃えよカオス後ろから這いより隊G

 

大阪のカバー曲、残念ながら僕はちゃんと履修していない楽曲だったのであまり盛り上げてあげられなかったのですが、絶対にウケる定番カバー曲ではなく自分が本当に好きな楽曲を選んでくる姿勢は良いと思います。仙台はWUGリスペクトの選曲でしたが、「うー!にゃー!」だけじゃなくABメロの掛け合いも全部客席に歌わそうとするもんだからほとんどのオタクは対応できず無音の時間になってしまいました。いや岡本未夕さんもカバーしている定番曲なのに予習してないオタクが悪いんです。あっちゃんごめんね……。

 

【林】

大阪昼:Catch the Moment(LiSA)

大阪夜:飛ぶサカナ(南條愛乃

仙台昼:そばかす(JUDY AND MARY

 

ランガのセンターの本領発揮。この子は本当に歌が上手い。まゆしぃやよっぴーとはまた違うノビのある歌声で、クセがなく非常にまっすぐな歌声がフレッシュで良い。今後はここにどんどん個性が加わってますます伸びていくんだろうなぁと可能性を感じさせます。大阪夜ではかなりキーが高くて難しそうな南條さんの曲を綺麗なハイトーンボイスで歌いこなしていました。一方Catch the Momentやそばかすではお立ち台に足をかけて客席を煽るようなパフォーマンスを見せてくれましたが、本人が邦ロック好きということもありめっちゃ楽しそう。バラードでもロックでもしっかり魅せてくれますね。

 

トークコーナー「ツアーでも、よーいドン!」

Run Girls, Radio!!の企画「シチュエーションで、よーいドン!」をステージ上でも行おうというコーナー。ぺらじの「即興芝居がんばっぺ」に近いものでしょうか。事前にTwitterで募集したお題に従って一人ずつ挑戦し、一番可愛かったメンバーを客席の投票(ペンライトを掲げる)で決めます。現金を掲げてはいけません。ラジオでは厚木那奈美さんが圧倒的な強さを誇っていたのですが、もっちーの強引さやはやまるのフレッシュな可愛さも人気で、厚木一強の牙城は崩れてきました。やっぱり生の反応が見られる分ラジオより面白いですね。

ちなみにこれ以降の衣装は昼夜で変わります。

 

7. 秋いろツイード

楽曲派界隈で話題沸騰中の石濱翔による和風Future Bass。イントロから二胡がオリエンタルな雰囲気を醸し出す。サビの鳴りはライブハウスの音響で浴びるともうCD音源では満足できない身体になってしまいます。

曲が素晴らしいのはもちろんですが、この曲は振り付けも抜群に良い。ランガのダンスは比較的細かい動きで激しく踊るものが多いのですが、この曲は只野菜摘(神)による切なげな歌詞の世界観をゆったりとしたダンスで表現しています。これまでのランガのパフォーマンスを見てきた身としても、こんなに「間」の表現ができるようになったのかと驚きがありました。

 

8. サクラジェラート

RGR×石濱翔×只野菜摘の四季ソング第1弾。この曲の見所は何と言っても厚木那奈美さんが振り付けを担当したダンスです。初のメンバー振り付けということでどんなもんかと思ってましたが、想像以上のクオリティでした。サビの「星が降ってくるのを待つ」で☆を描くなど歌詞とのリンクもある上、本人が「もっちーの可愛いところ、はやまるの元気なところを表現した」と語るように、メンバーの個性がしっかり現れています。何より厚木那奈美さん自身の魅力がこれでもかと伝わってくる最大のポイントが後半に待ち受けているので、是非その目で確かめてください。

 

9. スライドライド

広川恵一作曲の1stシングル。この曲はメロディがかなり変則的でランガの中でも屈指の難しさだと思うのですが、それゆえに歌唱面の成長を測る格好のベンチマークになっています。正直初期はかなり歌声がブレていた(特に厚木)のですが、今回のツアーではだいぶ安定してきました。本人も意識してトレーニングを重ねて克服してきているようです。

厚木記者:私も筋トレや柔軟頑張ってます。後は、歌がもっと上手くなりたいから、家でトレーニングをしています。

林:どんなトレーニングしてるの?

厚木記者:私の家に階段があるんだけど、そこから飛び降りながら発声してるよ。

森嶋:いつもやってるじゃん(笑)。

林:前も言ってたよね?

厚木記者:結構いいのですよ?近隣の方に迷惑のかからない時間を見計らって飛び降りながら発声してますね。

林:これって理に適ったトレーニングなんだよね?

厚木記者:そう。声を前に飛ばすイメージを掴むのに適しているトレーニングなんだよ?

林:勢いをつけるとかお腹の下に力を入れるとかという意味では効果的なんだよね。

厚木記者:飛んでる時って声が上ずっちゃうんだけど、下げながら「ワー!!」って言いつつ、声を前に飛ばすイメージを掴んでいますね。このトレーニングを経て、以前よりも進歩があったんじゃないかな?

林:それは思う。ライブの映像とか振り返って見た時にあっちゃん全然違うもんね。*1

他のインタビュー記事などを読んでいても、ランガの3人はちゃんと自分たちの課題を自覚して成長していこうとする姿勢が感じられるので、現時点で少し足りない要素があったとしても必ず克服して伸びてくれるだろうという安心感がありますね。

 

10. Break the Blue!!

1月放送開始の「ガーリー・エアフォース」主題歌。戦闘機の機動をイメージした腕の振りが特徴的で、サビの「Shoot down!」で推しメンから撃たれるのが楽しい曲です。MONACAだけでなくI'veまでもを手駒に加えてしまったランガさん、楽曲派ユニットすぎる。

 

11. Go! Up! スターダム!

この曲に入る前のはやまるの口上が印象的です。毎公演変わるのでお聞き逃しのないようお願いします。個人的にはもっと素の言葉で語ってもいいんじゃないかとも思いましたが、ANNiによるとこれも大好きな邦ロックへのリスペクトということで、それならまあいいかなと。語っている言葉自体はとても謙虚で、この子たちは決して自惚れたり調子に乗っていたりすることは無いんだと改めて思いました。自分たちの立ち位置をしっかり理解していて、その上でもっと輝きたいんだという強い意志を感じました。

「カケル×カケル」が走り出したまさにその瞬間の楽曲だとしたら、この曲はその少し先で、仲間と出合ってスターダムを目指していく姿を描いた楽曲だと思います。それが今のランガとすごくシンクロしていて、曲前の口上も相まってめちゃくちゃエモーショナルになってきます。聴けば聴くほど良い曲。切なげなDメロからラスサビで一気に弾けるところが大好きです。

 

12. プリマ☆ドンナ?メモリアル!

プリパラ&プリチャンオータムライブに行けなかったので今回初めて生で聴けたのですが、バケモンですね……。プリティーシリーズにわかの僕でも歴代作品へのリスペクトを感じまくる歌詞と振り付けでエモくなってしまいます。シリーズのファンならもっとたくさん感じられるものが詰まっていると思います。そしてそれを抜きにしても曲が良いしダンスも可愛くて、純粋に見ていて楽しくなれる曲です。Aメロのコール(1番は歴代作品のタイトル)やサビのコールがまだまだ足りないので、品川へ行くオタクはしっかり予習していきましょう。

 

13. キラッとスタート

イントロがライブオリジナルアレンジになっていて一瞬何の曲かわかりませんでした。プリチャンの初代OPで本編を締めくくるセトリ、良すぎる。この曲はひたすらに明るく楽しいのでクライマックスの盛り上がりにぴったりですね。フリコピも楽しい。2サビ後の間奏には良い感じの尺があるので、言いたいことがある人はちゃんと言いましょう。

 

En. カケル×カケル

本編で持ち曲全部やってアンコールでデビュー曲もう1回やる1stライブ特有のこれ!!これが見たかった!!タオルを振り回しながらステージを縦横無尽に駆け回り、座席指定の仙台では客席通路まで降りてきて一緒に遊んでくれました。最後に3人が肩を組んで歌う姿はまさに1×1×1で1つになっているようで、素晴らしい光景でした。

 

「今」のランガを見てほしい

ここまでネタバレ全開で書いてきましたが、でも僕の文章で伝わることなんてほんの数%です。

Run Girls, Run!はWake Up, Girls!直系の後輩としてデビューし、i☆Risからプリティーシリーズ主役のバトンを受け継ぎました。でもまだはっきりとした「ランガらしさ」は出せていないのかな、という気もします。しかし「何かが生まれようとしている」気配はひしひしと感じるし、このツアーを通して強くなってきたように思います。だんだん3人のキャラが立ってきて、意識しなくても自分たちの色を出せるようになってきているなぁと感じています。

そして今回のライブ、ぶっちゃけここまでの集客は各回200~300人程度です。この人数のライブだと観客一人の反応で雰囲気が大きく変わります。コール入れる人数が一人増えるだけで変わる。ちょっとしたリアクションをキャストが拾って流れが変わることもある。アンコールで一人が声を出すとはっきり音量が変わる。客一人一人もライブを作る上で大きな役割を担っています。

i☆RisともWUGとも違う、Run Girls, Run!の物語はまだ始まったばかりです。百聞は一見にしかず。ぜひその目で今のランガを見て、一緒に物語を作ってみませんか?

1stツアー千秋楽は今週末です。当日券もあります。一人でも多くの方が品川ステラボールに足を運んでくれることを願っています。