湖底

爆裂ハートフルコメディ

Wake Up, Girls!FINAL LIVE ~想い出のパレード~

開演前の記録はこちら。

 

本番

タチアガレ!

制服姿の7人がそれぞれの地元からSSAに集うOP映像(この時点でもうボロ泣き)に続いて、もう何度も何度も聴いてきたイントロが流れ出す。やっぱりな、そうじゃなきゃな。想い出のパレードの先頭は、始まりの曲から。

後光が差すような背景を前に、リフトアップされた制服衣装の7人が登場。「Wake Up, Girls!」の叫び声と同時に花火が弾け、一気にテンションが上がる。

僕はちょうど通路席だったので、今までで一番激しく振りコピしました。悔いのないように全力で。全力でやりすぎて早速腰を痛めた。

まゆよぴのソロ合戦、過去最高でした。

 

16歳のアガペー

久々にイントロで崩れ落ちた。HOMEツアー終盤には曲順も読めてしっかり立ったまま聴けるようになっていましたが、セトリが変わるとやっぱりダメだった。

「名前を呼ぼう」ではギリギリまで迷ったけど、最後は「WUGちゃん」と叫びました。アガペーはもう聴けないけど、推しの名前を叫ぶ機会はまたあるはずなので。

7人は途中からセンターステージに。初期の曲を初期の衣装を着て広大なアリーナの真ん中に立って歌っている姿はなんとも不思議で、これがWUGのワンマンなんだなぁと徐々に実感してきました。

そしてSSAに響く落ちサビでの推しのソロ。噛み締めました。

 

7 Girls War

そのままセンターステージで横一列に並ぶフォーメーションにガッツポーズ。「行くぞ!がんばっぺ!Wake Up, Girls!」のコールも最後か。7色に輝く客席の真ん中で歌う姿はまさに1期OPの再現。そんな大舞台でも7人がちゃんと楽しめている様子はしっかり伝わってきました。原点回帰の「涙ファ~」もごちそうさまでした。

 

ゆき模様 恋のもよう

そう、これも設定上は初期の曲。「青葉の記録」は見に行けなかったけど、「青葉の軌跡」の想い出がよみがえる。これまでのホールツアーとは桁違いの音圧で広川恵一サウンドを全身に浴び、どんどん気持ちよくなっていく。

 

言の葉 青葉

背景には撮り下ろしの仙台の映像。つい2週間前には実際に仙台で聴いて風景も見てるのに、それでもやはりグッと来る。ツアー千秋楽でのまゆしぃソロは想いが強すぎてもはや歌と呼べるような状態ではなかったけど*1、この日はしっかり歌として完成されていました。

ラスサビはMVと同じ光のページェントの映像を背負って。去年のクリスマスイブにワグナーと見た光景を思い出し、こみ上げるものがありました。

この曲はツアー岩手公演で一緒に歌ってくれたイーハトーヴシンガーズさんが歌い継いでくれていて、SSA2日後の岩手県宮古市での復興支援コンサートでも歌われました。解散後も地元の人々がWUGの曲を歌い続けてくれるなんて、こんなに嬉しいことがあるでしょうか。6月の盛岡公演でも歌うことが告知されているので、ぜひ足を運んでみてください。僕も行きます。

 

ここで7人は一旦下がり、「七人のアイドル」から「Beyond the Bottom」までのアニメ映像が。「WUG最高~!」の映像をここで流してしまうとは意外でした。もしかしてBtB歌わないの?それは嫌だな。映像の最後は「そして物語は次の1ページへ」という言葉。ここから新章楽曲かと思いました。

 

One In A Billion

なるほど、ここからはアニメとしてのWUGのライブではなく、ユニットとしてのWUGのライブということですね。7人を照らすメンバーカラーのスポットライトの中央にはっきりと白色の筋が見えて、May'nちゃんへのリスペクトを感じました(というか出てくるのか!?と思った)。アウトロで飛び跳ねる永野愛理さんが好きすぎる。

僕はWake Up, May'n!は解散していない説を採用しているので、またいつか8人で同窓会のように歌ってくれる日が来るといいなぁと思っています。

 

素顔でKISS ME

ヘドバン。この曲が売れないなんて、劇中世界の人間見る目が無さすぎるのでは?

 

恋?で愛?で暴君です!

楽しい、ひたすらに楽しい。もうWUGちゃんに「オレモ~!」って叫ぶことは無いけど、WUGナイターの「オレモ~!」タオル*2は今後もいろんな現場で活用していくよ。

アウトロのよぴちゃんの膨れっ面、今日も最高に可愛かった。

 

キャラソンサビメドレー

ハジマル

始まった瞬間飛び跳ねて喜んだ。キャラソンを聴けるのはもう愛知公演が最後だと思ってました。最高に楽しかった去年の大阪ライブを思い出した。ありがとう。

可笑しの国

ちょうどトロッコが目の前に来て嬉しかった。この後も一番来てほしいタイミングでトロッコが来る席だったので結果的には良い席でした。ありがとう。

ステラ・ドライブ

キャラソンで一番好きなこの曲を最後に聴けてよかった。ありがとう。

スキ キライ ナイト

7連番のうち2人の限界かや推しオタクが崩れ落ちていた。最後に「かやが好き~!」って叫べてよかった。ありがとう。

オオカミとピアノ

GREEN LEAVES FESで人気上位だったおかげでキャラソンの中でもこれだけすごい頻度で聴いた気がします。たくさんシャンシャンさせてくれてありがとう。でも「snuggery」と「ドラマチックを君と」ももっと聴きたかったなぁ。

歌と魚とハダシとわたし

思えばこれが最後の「うんめぇにゃあ~」だったのかな。片山実波ちゃんの歌、全部大好きでした。ありがとう。

WOO YEAH!

アリーナや2階席や3階席どころじゃないよ、400レベルまでエアーじゃなく満員だよ。最高のエンタメをありがとう。

Non stop diamond hope

予想外すぎて連番と抱き合って喜びました。この曲の7人Ver.は無理だと思ってたけど、サビだけなら可能だったんですね。まさか最後に聴けるとは思わなかった。ラスサビのブレイクでこの日一番の全力ジャンプした。ありがとう、ありがとう。

「7人全員で歌える時間を長くしたい」という意向があったのをどこかで聞いていたけど、キャラソンパートに7台のトロッコで繰り出すことによって、この日は常に7人全員でワグナーの前に出てきてくれたんですよね。僕らも最後は7人一緒にいるところをずっと見たいもん、分かり手すぎるよ。

 

ワグ・ズーズー

あれもこれもそれもどれも想い出になるんだよなぁ……。サメのパペット持ってくるの忘れたことをちょっと後悔しました。

 

WUGちゃんねる特別編

ここで再びメンバーが掃け、スクリーンにはお馴染み「WUGちゃんねる」のロゴが。なんとSSAで奇跡の復活!しかも大好きな「ぺらじ」*3とのコラボ。もう感謝しかありません。

ライブはWUGの魅力のうち半分くらいで、もう半分は7人がわちゃわちゃしてるときの空気感なんだけど、それを一番魅力的に伝えてくれたのがこの2番組でした。これがなかったら僕はここまでワグナーになってません。MCがほとんど無くて普段のわちゃわちゃ感が出せない中、WUGちゃんねるを使ってそれを見せてくれる構成には脱帽です。やっぱりWUGジャージなんだよな。

前日発売のファミ通で超大ボリュームの特集を組んでくれた上、そのインタビュー完全版を無料公開(全人類は読むべき)してくれる大盤振る舞いとかどんだけWUGちゃんのこと好きなんだよファミ通さん。しかも解散決まってから個人の番組用意してくれるし……本当にありがとうございます。これからも7人をよろしくお願いします。

 

HIGAWARI PRINCESS

5周年衣装でHIGAWARI PRINCESS全員Ver.。2018年4月1日、SENDAI GIGSでの5周年ライブを思い出す。あの時はWUGはもう少し続くんだと思っていたけど、でもこんなに幸せな終わりが来るなんて全く予想もしていなかったよ。

 

スキノスキル

この曲まだリリースから1年なんですってね。もう遠い昔のように思えます。あれから1年、完結してたはずの世界を変え続けて僕らはここにいる。

1サビ終わりと落ちサビの永野愛理さんのソロが大好きです。貴方の歌声は僕をたくさん癒してくれました。チカラになってくれました。ありがとう。

 

僕らのフロンティア

WUGに興味を持ち始めていた2016年末、楽曲10選のために改めて1年間のアニソンを聴き直す中で出会い、WUGを「アーティスト」として認識するきっかけとなった1曲。今でも1,2を争うくらい好きな曲です。初の外部タイアップ曲でありながら、7人の歌声のハーモニーが本当に爽やかで、横一列での軽やかなステップが尊くて、WUGらしさに満ち溢れた曲。

2番頭で円陣組んだり、「いつまでも競争しよう」で殴り合ったり、毎公演連番と遊べたのも楽しかった。「ならんでのんで笑いあった」でまゆよぴが遊ぶところではクレーンカメラにアピールしてましたが、会場のモニターには抜かれませんでしたね。BDでは使われるのでしょうか。

ラスサビのみにゃみソロでは結構な割合で黄色に染まって、でも水色も残っていて、その色合いがとても綺麗でした。

 

7 Senses

思えば僕が初めてWUGのワンマンに参加したのは4th仙台で、あの頃は7GWの劣化版みたいな印象でした。メンバーも最初は「WUGっぽくない」と思っていたらしいけど、それが今やWUGに欠かせない、まさに7人の個性を繋ぎ合わせた曲になってるんだから不思議です。ずっと約束の地、約束の時って何なんだろうと思っていたけど、今日この日のことだったんだよな。やっと辿り着いたよ。

 

極上スマイル

実は最初にアニメを見たときはそこまで刺さらなかった曲。でも今はこれを聴かないとWUGのライブじゃないってくらい必要不可欠な曲になりました。シンドイ季節を知ってるから、かわらぬ笑顔を愛でるんだよな。HOMEツアーPart3で、どんなにしんみりしても最後は極上の笑顔に変えてくれる、魔法のような曲でした。あの覚醒剤キメて作ったとしか思えない狂気の映像、狂おしいほど好きだったな。

1番Bメロではみゅーちゃんが2番を歌っちゃうミスもありましたがご愛嬌。

 

ここでI-1 Club、ネクストストーム、Run Girls, Run!の3組のキャストからWUGちゃんへの贈る言葉が上映されました。大坪さん含むI-1の皆さんは素敵なフラスタも出してくれて、愛を感じました。ランガちゃんはWUGみたいに重いものは背負わずにのびのび羽ばたいてくれたらいいと思ってるけど、でもWUGでデビューしたこと、WUGという先輩がいたことはずっと忘れずにいてほしいですね(言われなくても忘れないだろうけど)。

 

雫の冠

ここからMEMORIAL衣装。いよいよ終わりが近付いてくるのを感じる。HOMEツアーから導入された4面モニターの裏、この曲とBtBのときだけ使われる白の線状のライトがとても綺麗で大好きでした。最後に一粒だけ光が残るのが良い。

「雫がつくる冠がほしい」。すなわち、一瞬の芸術を永遠に残したいという意味(だと僕は思っている)。それは叶わぬことだけど、魂のようなものは続く。

 

少女交響曲

この曲はツアーPart2岸和田公演で化けたと思います。以前はライブでそこまで大騒ぎする曲ではなく、どちらかといえばじっくり聴く方の曲だった印象だけど、あのバケモンみたいなFANTASIAの最後、テンションがぶっ壊れたワグナーをテンションがぶっ壊れたWUGちゃんが煽り倒してアホみたいに盛り上がって以来、凄まじい爆発力を持つ曲に変わりました。そのおかげでPart3では1曲目からバチバチに盛り上がりましたね。

やはりこの日のまゆよぴソロは過去最高。アニサマ2015で初めて聴いたときから「いい曲だな」「アイドルなのに割と歌上手いな」と思ったけど、まさか3年半後にSSA単独公演でこんなパフォーマンスを見られるとは。

 

Beyond the Bottom

ついに来た。絶対にSSAで歌わないといけない曲。

愛知公演あたりから完全にパワーインフレ起こしてて「もはやこれは歌なのか?」という状態でしたが、この日はただならぬ気合いが入っているのが見て取れました。ずっと限界突破していたまゆしぃだけでなく、他のメンバーまでいつもとは違うオーラを放っている。ちょっと力みすぎじゃないかとも思っていましたが、1番終わりの「WUG最高~!」を機に肩の力が抜けたような気がします。そうか、みんなこの瞬間をずっと待っていて、緊張していたんだな……。来るとわかっていてもこの台詞で泣き崩れました。予告通りにホームランを打たれた投手の気持ちです。負けました。

2番後の間奏、HOMEツアーでは真っ白に光る階段を前に踊る7人をシルエットで強調する照明演出が天才的だったのですが、SSAでは逆にステージの照明は全て消え、白いペンライトの海の中センターステージで踊る7人だけがスポットライトで照らされ、神々しさを越えた7人の女神がそこにいました。

今後どんなに歌や躍りの上手いアーティストが現れたとしても、この世界観を生み出すことはできないでしょう。永遠に忘れたくない光景でした。

 

海そしてシャッター通り

ここから新曲の「MONACA組曲」。ツアーPart3では各公演1曲ずつの披露でしたが、4曲立て続けに聴くことで、より「起承転結」をはっきりと感じられました。

僕はこの曲に対しては仙台というよりも気仙沼石巻のような、町の規模に比してより大きな悲しみを背負ってしまった土地のイメージを抱いていたのですが、モニターに気仙沼陸前高田の風景が映し出されていたのを見てやはりそうだったのかと思いました。それも一番大きな画面は使わず、階段横の小さな画面で控えめに流していたことが印象的。直接言及されることはありませんが、東北、そしてWUGへの鎮魂歌だと思っています。

 

言葉の結晶

Wake Up, Girls!が6年間鍛え上げてきたライブパフォーマンスの集大成。視覚・聴覚をフル動員しても受け止めきれないくらいの力が伝わってくる。中でも永野愛理さんのダンスはマッハ5で動いたかと思えば時間が止まったかのように完全に静止する、他を圧倒するキレで目が離せません。

Part3大阪公演からは「もの言わぬ声だった」後の無音でペンライトを消灯する流れが生まれましたが、流石にSSAの規模ではよく訓練されたワグナーは少数派でした。しかしその後の4つ打ちの低音だけが響くパート、熊本公演の初披露では思わずクラップが発生してしまったところでも、天井に反射した残響まで聴こえるほど客席は静まり返っていました。7人の圧倒的なパフォーマンスには13000人を黙らせる力がありました。

照明演出もバチバチに格好良く、個人的には無音パートで一瞬鼓動のように響くところで光が瞬く(伝われ)のが大好きです。そしてラスサビで爆発する歌と光。これがもう見納めなのかと思うと本当に惜しいですね。

最後の青山吉能さんの絶唱、史上最強の絶唱でした。

 

土曜日のフライト

新曲4曲の中で一番歌詞が刺さる。メンバーも「只野さんは私たちが言えないことを歌詞にしてくれる」という旨の話をしていましたが、この曲なんて意訳したら大変なことになりますよね。まさに起承転結の「転」。

歌詞に合わせて飛び越えたり行き交ったり棘を抜いたりする振り付けも好き。あと2番Bメロのまゆよぴのコーラスが美しい。

最初に聴いたときは田中秀和っぽくないなと感じたのですが、ライブが終わった後も一番耳に残っているのはこの曲。流石です。

 

さようならのパレード

MONACA組曲の、そしてWake Up, Girls!の6年間の結びの曲。明確に別れを突き付けてくる一方で、悲しみではなく温もりを感じる曲です。歴代の振り付けが取り入れられていますが、サビ終わりの7GWが特にグッと来ますね。

予想では、この曲はSSAならではの演出を入れてくるんじゃないかと思っていました。間奏のWUGロゴがはためくところで、映像ではなく実際に旗を持ってゆかりの人々(I-1とかランガとか)が行進するみたいな。パレードだし。

でもそんな特別な演出は一切無かったし、不要でしたね。7人の歌とワグナーの声だけで十分でした。

カーテンコール、愛知公演での初披露時は涙が止まらず呆然と立ち尽くすことしかできなかったのですが、3回の予行演習を経てやっと笑顔で送り出せるようになりました(ちょっと泣いたけど)。本編ラストに相応しい、清々しい最後でした。

 

アンコール

SHIFT

あとはお気持ちになって終わりだと思ってたのに、「まだまだ遊び足りないだろ?」と言わんばかりにブチ込んでくるWake Up, Girls!さん、大好きです。市原公演開幕時、ANIMAX MUSIX 2018 YOKOHAMAに次ぐ3度目の衝撃。

ブロードウェイを描いた映像演出やきらびやかな照明がSSAの大舞台に映える映える。ストライプと水玉がキュートな衣装とも再会できて嬉しい限り。落ちサビの山下七海さんは世界遺産です。

 

地下鉄ラビリンス

この流れ、もしや……と思いきや案の定。天才のセットリスト。

またもトロッコでアリーナに繰り出す7人。そういえば事前に書いたブログ記事ではHOMEツアーの客席演出を強調してメンバーが近くに来てくれるぞと煽ったのですが、さすがにSSAではトロッコが精一杯で通路を走り回るようなことはありませんでしたね。もし期待していた方がいたらごめんなさい。でも心の距離は間違いなく近かったでしょ?

最後にババーンと画面に映し出されるクソデカWake Up, Girls!ロゴがツアーよりもさらにデカくて最高でした。

 

TUNAGO

WUGの主題歌でも挿入歌でもキャラソンでもなく、他アニメタイアップ曲でもない。元はカップリング収録の、イオンのCM曲。そんな楽曲で最後の舞台のアンコールを締め括ったことが、何より7人による東北へのメッセージだと思います。

この曲が無ければ、4thツアーのテーマがこの曲でなければ、僕はこの日SSAにいなかったでしょう。

 

Wアンコール

7人からの手紙の朗読。ファミ通さんの記事に全文書き起こしがあります。

www.famitsu.com

  

高木美佑さん

「ありがとう」の連打にやられました。この日初めて来た人にも、6年間応援したワグナーにも、メンバーにも裏方にも等しく感謝を伝える優しさ。表から見えるだけでも試練だらけだったプロジェクトで、きっと裏側では想像を絶するほどの苦労があっただろうに、それも感謝に変えられる強さ。シンプルな言葉からたくさんの想いが伝わりました。コール&レスポンスもみゅーちゃんらしくてとても良かったですね。

Keep smiling.なみゅーちゃんの笑顔に何度救われたことか。いつも最高の笑顔をありがとう。

 

山下七海さん

ここでも紫推しへのファンサを忘れないサービス精神は流石。すでに声優として独り立ちしている山下七海さんから「WUGは核になるもの」と言われると説得力があります。「絶対つないでいく!」との力強い言葉に勇気付けられました。

余談ですが、仙台2日目昼公演の山下七海さんの挨拶はすごく胸に来ました。たくさんの現場を経験した上で「こんなに自由にさせてもらえる現場、WUGしか無いんだから」と惜しむ姿に涙が止まりませんでした。WUGを愛してくれて、たくさんの人をWUGに連れてきてくれてありがとう。

 

田中美海さん

みにゃみも仙台昼での「楽しかった……楽しかったなぁ……(涙)」で僕の涙腺をぶっ壊しましたね。この日は「片山実波ちゃん」で声を詰まらせたところでダメでした。

ファンミでオーディション映像を見ましたが、最初から声優としての能力は頭一つ抜けていました。WUGを受けなくても必ず別の形で人気声優になっていたでしょう。でもみにゃみはいつも「WUGでよかった」と言ってくれましたね。こちらこそ、WUGでデビューしてくれてありがとう。

貴方はこれからますます声優として大きく羽ばたくはず。田中美海の名声が高まるにつれ、Wake Up, Girls!という歴史はさらに伝説的になっていくことでしょう。

 

吉岡茉祐さん

仙台では泣きじゃくっていたけど、エクストラステージはいつもの格好良いまゆしぃでしたね。最強の7人の、最強のセンターです。

僕もWake Up, Girls!に出会ってからの日々が人生で一番幸せでした。特にこの1年間、寂しさもありましたが、何より楽しかった。たくさんの幸せをありがとう。

これからのWake Up, Girls!は任せてください。僕達は絶対に忘れることなく、WUGの物語を、キャラクター達を、生かし続けます。

「何でも屋になる」という挑戦、心から応援しています。

 

永野愛理さん

反語を使ったあたりがすごく永野愛理さんらしいですね。

「いま気づかれなくてもいい。5年でも、10年でも、20年先でも、WUGってすごいグループだったと言ってもらえる自信があります」との言葉、その通りだと思います。僕はこれからも何度も東北に遊びに行きますが、もし誰かにそのきっかけを聞かれたら、20年後でも自信を持って「Wake Up, Girls!という最強のユニットがいたから」と答えられます。

桜のような人間に「なります」と断言してくれてありがとう。最後のブログではさらに具体的な夢を語ってくれましたね。絶対に実現できると信じています。

Wake Up, Girls!という花が散っても、永野愛理という桜は再び咲き誇る日が来ます。これからも一緒に桜を咲かせていきましょう。

 

奥野香耶さん

Part3以降、しんみりしがちなMCの流れを変えてくれたのはいつも香耶ちゃんでしたね。「90%の人が理解できないことをしているときに輝ける」とのことですが、間違いなく輝いていました。盛岡公演で全部出し切って、肩の荷が下りたからなのかな。

「びっくりさせちゃうんだから!」の一言、ありえん可愛かったです。まさか最後のこの時間にこんな萌え台詞を聞けるとは思いませんでした。ごちそうさまでした。

そして、一番中の人と正反対のキャラクターである菊間夏夜と真剣に向き合って、誰よりも愛してくれてありがとう。背格好も髪の色も違うけれど、間近で見た「青葉の軌跡」の舞台上にいたのは間違いなく菊間夏夜でした。また気仙沼にも遊びに行きますね。

 

青山吉能さん

へっぽこで、おちゃらけてて、泣き虫で、MCはグダグダで、よく立ち位置間違えて、いつも変顔してて、感情むき出しで、不器用で、歌が上手くて、真摯で、正直で、一生懸命で、最後は謎のエモさを残すよっぴーがWUGのリーダーで本当によかった。

盛岡で放った「私達、ファンと演者の一線越えちゃった」との発言にはヒヤヒヤしましたが、でもまさにその通りで、HOMEツアーを駆け抜ける中で僕達は完全に分かり合えた関係になれました。それこそ家族以上に。それは貴方がいつでも全力で感情をぶつけてくれたからです。ありがとう。

僕もSSAで人生に一区切りついたような気がします。お互い第2章頑張っていきましょう。未来はいつだって無限の解放区。貴方なら光を掴めます。

 

Polaris

SSAのセンターステージで7人が輪になって踊った瞬間、どうにかしてこの時間、この空間を永遠に保存できないかと思った。それくらい尊い世界がありました。

一面の白から一面の赤へ、そして7色の海へ。文句のつけようのない、正真正銘の満天の星空。最後の肩組みは偶然僕の横だけ手すりが途切れていたので、通路をまたいで一つになることができました。1万人以上が肩を組んで一つの音楽に身体を揺らす体験、おそらく今後二度と味わうことはないでしょう。

 

トリプルアンコール

タチアガレ!

デビュー曲に始まり、デビュー曲で終わる。最初のライブと最後のライブでのみ許されるセットリスト。これを待っていた。「灰になる準備はいいですか?」って聞かれたら毎回「ハーイ!!」って答えてたんだけど流行りませんでしたね。

今度はフォーメーションも振りも関係なく、広大なステージを駆け回る7人。最後の舞台を心ゆくまで楽しむ姿がたまらなく愛おしい。もう3時間以上飛び跳ね声を出し続けてるけどこっちも負けじと全力で立ち向かう。

気が付けば客電が点いていて誰もが歌っていた。WUGちゃんもソロパート関係なく全員の合唱に。あのときSSAにいた約13000人と7人、全員がWake Up, Girls!でした。

 

拍手が鳴り止み、ステージに整列する7人。いつもの挨拶「以上、Wake Up, Girls!でした!」をきっかけに、手を振りながらリフトダウンされていくWUGちゃんを、姿が見えなくなるまで「Wake Up, Girls!」のコールで見送りました。

 

再登場を願うコールではなく、SSAで「優勝」を成し遂げた7人に対する鳴り止まないWake Up, Girls!コール。まさに続・劇場版「Beyond the Bottom」ラストシーンの完全再現でした。

 

お見送り会

全員に「ありがとう」と伝え、推しとは「これからもよろしく」「よろしく!」と言葉を交わしました。

 

あとがき

本番を迎えるまで、終演後の自分がどうなっているか想像できませんでした。そのためワグナーの打ち上げ企画にも参加表明できず、万全を期して会場横のホテルを押さえていたくらい。

でも終わってみれば、もう思い残すことは何も無い。完全にやりきって、ただただ「楽しかった」という感想です。こうして1曲ごとの感想を思い出して書けるくらいには平常心でライブを楽しめました。たぶん仙台2日目昼公演でメンバーと一緒に寂しい気持ちを全部吐き出しちゃって、夜公演は全力で最高のツアーファイナルを遊び倒してHOMEツアーを完走したからだと思います。まさにSSAはただ楽しむだけのエクストラステージでした。

僕がワグナーになってからは2年。WUG6年間の歴史のうち3分の1に過ぎませんが、今振り返ってみても4thを前にしたあの時期にWUGと出会えたからこそここまで熱中できたし、あのタイミング以外にありえなかったと思います。出会ってからは、行けるイベントにはほとんど行き、Wake Up, Girls!を楽しみ尽くしました。後悔はありません。

そして最後に最高のライブを見せてくれました。あの2018年6月15日には想像もしていなかった華々しいラストでした。これ以上の終わり方を望むことはできないでしょう。

Wake Up, Girls!は「伝説になる」と宣言し、本当に伝説になってしまいました。

永野 (略)思い出とか歴史はいつまでも受け継がれると思うし、だからこそ教科書で私たちも学んだりするじゃないですか。そういうふうに後々「こんなすごいユニットいたらしいよ」って、思ってもらえるような1日にしたいと思っています。

青山 伝説。

――伝説を作りにいくと。

永野 簡単なことじゃないと思うんですけど、それぐらいこの6年間にかけてきた思いとか、Wake Up, Girls!に対する思いとか、やっぱり大好きな気持ちは一生変わらないので、そこに私は歴史を作りにいきたいと思います。*4

 

2019年3月8日、さいたまスーパーアリーナ。約束の地で、7人が起こした伝説を僕は忘れません。その当事者の一人として、これからも語り継いでいこうと思う。

 

 ──アンコールが鳴り止まない。

Wake Up, Girls!(ウェイクアップガールズ)は、
2013年から2019年3月まで活動した声優ユニット
メンバーは、吉岡茉祐永野愛理、田中美海青山吉能山下七海奥野香耶高木美佑 の7人。

ステージ上で魅せるライブパフォーマンスを、単純な一言で飾るのは勿体無い。
ユニット名を叫ぶアンコールは、いつもライブで鳴り止まなかった。


──そのくらいの話だっていい。
それでも私達はその日の7人を誰かに伝えていこう。
みんなで過ごしたその瞬間。
想い出のパレードを。

wug-portal.jp

 

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P.S.

Wake Up, Girls!に関わった全ての皆様、本当にありがとうございました。吉岡茉祐さん、永野愛理さん、田中美海さん、青山吉能さん、山下七海さん、奥野香耶さん、高木美佑さん、そしてワグナーの皆様の未来が希望に満ちたものになりますように。