湖底

爆裂ハートフルコメディ

2017年オタクイベント10選

振り返るシリーズ第2弾。
イベンターノートでの集計によると、2017年のイベント参加数は131回(前年比 179%)でした*1。もう増やしたくないですね。
それぞれのイベントにかけがえのない思い出があるのですが、全てを語るのは難しいので楽曲と同様に10選という形で振り返っていきたいと思います。これも絞り込むのは難航しましたが、2017年終了時点で強く記憶に残っているイベントを時系列順にピックアップしてみました。
 

1/14 ANIMAX MUSIX 2017 OSAKA

2017年初っ端からブチかましてきたバケモンフェス。年間優勝はもちろん、人生においても僕をアニソンライブ現場オタクへと引きずり落とした「けいおん!! ライブイベント ~Come with Me!!~」に次ぐインパクトのあるライブだったのでは。
KOTOKOによるハヤテのごとく!メドレー、大橋彩香による衝撃の「ワガママMIRROR HEART」、鈴木このみ×Minamiによる「少女迷路でつかまえて」のコラボなど豪華すぎるラインナップで見所盛りだくさんでしたが、一番は何といっても初めて間近で見たWake Up, Girls!のパフォーマンス、そして鈴木このみとのコラボ。一連の経緯は別記事にまとめていますが、これに参加してなかったら年間100イベントを超えるような事態にはなっていなかっただろうことを思うと本当に罪深いライブでした。


4/30 SHIENA NISHIZAWA 1st LIVE “Break Your Fate

何度か別記事でも触れましたが、僕が2017年に参加した中で最も激しいライブでした。1stライブにしてソールドアウトし1300人で満杯になった会場は身体が宙に浮くほどの圧縮で、普通の声優ライブなら「一歩下がって」「周りの人に優しく」などとMCが入るところ、「もっとかかって来いよ!」と煽る20歳の小娘。最高か。

セトリはほぼ1stアルバム準拠でしたが、最初の「Break your fate」→「Shark」→「Gemini」の流れはあまりにも危険。中盤でバラードをまとめて消化した後、ラストスパートで「Brand-new World」「The Asterisk War」を続けて投下し本編ラストを「Feel This Morment」の大合唱で〆る構成も最高でした。終演後のフロアに粉々になったキンブレの破片が無数に散らばっていた光景は忘れられません。

この1stライブに続き、2017年は全国12ヶ所のライブハウスを回る武者修行ツアーを敢行し、2018年は「ラーメン大好き小泉さん」EDタイアップ「LOVE MEN HOLIC」で言葉遊びを巧みに取り込んだアニソンらしいアニソンを書き上げるなど、ますます表現の幅を広げている西沢幸奏さん。今後も目が離せない存在です。

 

7/23 RAYVE FINAL 2日目

上記記事でもレポしていますが、初めて目の当たりにした「卒業」でした。ちょっと寂しいけど、幸せなラストステージだったと思います。今度札幌に行く機会があれば是非お店のほうにもお邪魔したいですね。

 

8/5 Wake Up, Girls! 4th LIVE TOUR「ごめんねばっかり言ってごめんね!」宮城公演

こちらも詳細は↑にて。千秋楽の東京公演とどちらを選ぶのか迷いましたが、初のWUGワンマンへの参加であり聖地公演でもあるこちらをチョイス。特に夜公演での「言の葉 青葉」→「Beyond the Bottom」は言葉を失うほどのエモさで呆然と立ち尽くしていたことが強く印象に残っています。果たして今年は何回仙台へ行くことになるのでしょうか。

 

8/6 東北楽天ゴールデンイーグルス VS 千葉ロッテマリーンズ(扇屋商事~宮城ふるさと~BLACK EAGLES DAY)

推し声優によるプロ野球公式戦での国歌斉唱&始球式というレアイベント。最近はアニメ作品とのコラボによる声優の始球式もちょくちょく見かけるようになりましたが、ミズノでオーダーした自前のグローブとシューズ*2でマウンドに上がり、ワンバウンドでのミットインに本気で悔しがる女性声優はそうそういないのでは?

永野愛理さんの2018年の目標は「もっともっと多方面で、自分の個性も出しながらお仕事できるように頑張りたいと思います!!たくさんのことに積極的に挑戦して、私永野愛理にしかできない活動ができたらなと思います!」*3とのことなので、今年もいろんな野球関連イベントがあるといいですね。もちろん声優としてのお仕事も。

 

8/25 Animelo Summer Live 2017 -THE CARD- 1日目

3日目も強かったですが、やはりSOS団やこのみ×幸奏など総合的な強さで初日に。

 

10/7 鈴木このみ Standing Live Tour 〜Bring It〜 東京公演

感想書こうと思って書けてなかったスタンディングツアー。鈴木さんのライブレポは終演後にオタクと飲み散らかす中で発散して満足してしまい文字に残せていないことが多いのでダメですね……。

最初はオルスタでわちゃわちゃやってても演者が売れるにつれて全席指定になり、ライブ経験の少ないライトなファンが増え(それ自体はとても良いことです)いつの間にか警察だらけでレギュレーションがガチガチに……というのが最近のアニソン現場の空気になりつつあります。2017年は初めてLiSAさんのワンマン*4に参加したのですが、演者があんだけパワフルに激アツな曲歌ってるのにマジで誰一人床から足を離さず全員ただ光る棒振ってるだけの光景に唖然としました。これがメジャーアーティストになってしまうことなのか……。と思ってたらこの記事を書いてる最中にライブハウスツアーの開催が決定してました。いいねぇ~。

さて鈴木さんも例に漏れず、2015年秋の1stツアーを最後に国内の単独公演は全て座席指定での開催となっていました。 もちろん座席指定にもメリットはあり、長時間並ばなくていいし荷物はある程度持ち込めるし疲れたら座れるし誰もが自分の場所でライブを集中して見れるしで色々と楽なんですけど、やっぱりオルスタでわちゃわちゃする楽しみも欲しいんです。そんなオタク達の想いを汲み取ってか久々に開催されたスタンディング公演。セットリストは各公演ほぼ共通でしたので下記サイトをご参照ください。

最初の大阪公演は幸奏1stに次ぐぐらいハードで、自分のポジションを保つのに必死でしたが、これがオルスタの醍醐味だなあと再確認。今回のツアーはほとんどMC入れずに畳み掛けていくスタイルで、「Bring It」(かかってこい)の名にふさわしく演者と観客の真剣勝負のような雰囲気がありました。続く名古屋公演では、アンコールで「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」をバンドメンバーのパートを変えてワンコーラス演奏するサプライズがあり面白かったです。

そして迎えた東京公演。開場は1stワンマンライブの会場だった新宿BLAZEです。1stは最後までチケットが入手できず参加できなかったので、個人的には3年半ぶりのリベンジとなりました。番号はあまり良くなかったのですが、2曲目の「Redo」で一気に圧縮がかかり前方へ運ばれ、その後7曲目「Join us」あたりで最前に辿り着くことができました。この辺りまで必死でほとんど記憶がない。

その後の「I to I」「メビウス」の流れは良かったですね。I to Iは2016年10月の10代ラストライブ以来約1年ぶりに本ツアーで披露されましたが、オルスタ映えする曲です。メビウスは今までは箸休めの曲という印象だったのですが、今回最も化けた曲でやたらとエモかった覚えがあります。

アンコール明けでは、1stワンマンでの横断幕企画を再現するというこのまにあからのサプライズを行ったのですが、その後このみんからもサプライズ返しをされてしまいました。スタッフにも内緒で練習してきたという「フラジャイルな君」のキーボード弾き語り。10代ラストライブなど大切な場面で披露してきた思い入れの強い曲を「歌以上のものを届けたい」と考えて一生懸命披露してくれたことがとても嬉しかったです。

 スタッフさん、バンドメンバーの皆、
そして何よりもファンの皆さんへ。
言葉じゃどうしても足りないと思ったので、
今すぐに精一杯の返せるものが欲しくて
「フラジャイルな君」の弾き語りを
こっそり練習しました。
レコーディングの時に、ちょっと苦手なハモを
ミニ鍵盤で教えてもらう時間が温かくて私は好きで、
それを思い出してキーボードにしました。
きっしーと白戸さんに、教えてもらいました
ちゃんと伝わったかなぁ。*5

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とても楽しく、思い出深いツアーになりました。

 

11/4 2017Honda祭り

こちらも鈴木このみ案件。おそらく初の野外ライブ、しかも普段非公開のホンダ栃木四輪R&Dセンター内でのイベントと聞けば車オタクとして行かない訳にはいきません。

屋台で飯食ってたら急にリハが始まり、しかも一発目に当時音源発売前で2016年11月のバースデーライブ以来1年ぶりの「Love is MY RAIL -running start-」*6が来たもんだからひっくり返りました。偶然にも到着直前の車内でライブ円盤から抜いた音源流してオタクとロングイントロの良さを語り合ってたから私信すぎた。

リハ後は応募していた高速周回路同乗走行に当選したのでNSX(NA2)の助手席へ。

JGTCグランツーリスモ4で育ったオタクなので本当に夢のような時間でした。時速180kmでバンクに貼り付く走行、斜め下にGがかかるという今までに味わったことのない感覚だった。

そうこうしているうちに本番ステージの時間になったのですが、入場時の青空が嘘のように空から大粒の雨が。そんな中始まった1曲目は「Moment」。雨脚が強まる中、「円陣準備はいいかな?」の詞に合わせてびしょ濡れのオタクで円陣組んだのが最高に楽しかった。結局5曲歌ったところで中止になり本番でのLove is MY RAILはお預けとなったのですが、それも含めて異様にエモいライブでした。

 

12/10 Wake Up, Girls!Festa. 2017 TRINITY

初のWUGフェス。オフィシャルJTBツアーに課金した結果、2017年最高の席運を発揮してセンターステージ最前でした。目の前で躍動するWUGちゃん、I-1 Club、ネクストストーム(おれは高野麻里佳さんのオタク)……最高でした。

特筆すべきはGYAO!でのアンコール配信があったことで、通常ライブ円盤が出るまで数ヶ月は待たされるところ、終演直後に全編フルの映像を観ることで鮮明な記憶をそのまま固定することができました。いつものライブ後はだいたい記憶喪失になってしまうので、今後もっと多くのライブで採用してもらいたいですね。

一番印象に残っているのは、「雫の冠」の2番終わりで7人がセンターステージからメインステージに戻るところで、客席に背を向けて颯爽と歩く後ろ姿を見て「格好良いなぁ」と思ったことを覚えています。あとは安野希世乃さんの紙吹雪舞う「DATTE」やI-1の新曲「Jewelry Wonderland」も強かった。

10選には入れませんでしたが、12/24のアニメJAMもWake Up, May'n!(WUM)によるWham!の「ラスト・クリスマス」が聴けて感激しました。4年越しで「七人のアイドル」での原作ネタを回収するとは。

 

12/28 MUSIC B.B.Presents アニソンB.B.

全日本アニソングランプリ出場者3人が一堂に会するライブ、逃すわけにはいかない。特に河野万里奈さんは同い年で関西出身ということもありデビュー当初から気になる存在だったのですが今までライブに行けておらず(この1ヶ月ほど前にチェキだけ撮った)、楽しみにしていました。

あとむらたたむさん、初めましてだったんですが何となく吉岡茉祐さんに似てるなぁと思っていたら声も割と似てて、連番したワグナーと「島田真夢じゃないか!」って叫んでしまった。

河野さんが“アニソンシンガー”としてステージに立てている嬉しさを噛み締めるように歌う姿が本当に幸せそうでした。snowdropのコラボが始まったときは隣の見知らぬオタクが床に転がりだしたので思わず握手して喜びを分かち合ってしまった。みんな待ってたんだよな。

最後は出演者全員で「君の知らない物語」。この出演者でこの選曲、刺さりすぎる。

ありがとう、MUSIC B.B.。おかえりなさい、河野万里奈さん。またアニソンのステージでお会いできる日を楽しみにしています。

*1:Anime Japanやマチアソビ等の細かいステージイベントが集計されてるので実際に足を運んだ回数はもっと少ない

*2:文化放送ホームランラジオ パっとUP!」の企画で製作

*3:謹賀新年!あいり|Wake Up, Girls!オフィシャルブログ Powered by Ameba

*4:10/21 LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~「そしてパレードは続く」滋賀公演

*5:鈴木このみ 公式ブログ - 「Bring It」ツアーファイナル!!! - Powered by LINE

*6:2017年12月20日発売、ベストアルバム「LIFE of DASH」に収録