湖底

爆裂ハートフルコメディ

WUGナイター2018の思い出

この記事は「Wake Up, Girls! Advent Calendar 2018」の13日目の記事……の予定でしたが、更新が大幅に遅くなってしまいました。申し訳ございません。

adventar.org

 

皆さん、こんにちわぐー!

色々なことがあった2018年もそろそろ終わりを迎えようとしていますね。色々ありすぎて上半期のことが遠い昔のように思えてしまいますが、今回は個人的に今年(12/13現在)一番楽しかった半年前のイベントについて書きたいと思います。そう、「Wake Up, Girls!×東北楽天ゴールデンイーグルスラボナイター」(通称WUGナイター)です。

WUG放送初年の2014年から毎年開催されていて、今年で5年目。私は昨年からのワグナーですが、2017年のワグナイターの様子をTLで追っていてすごく楽しそうだったのと、現場で見る背番号7のWUGユニに憧れていたので念願の参加でした。

この素晴らしいイベントを、楽しかった思い出を、ちゃんと残しておかなければいけないなと思ったので、半年前の記憶を掘り起こして綴っていきます。

1日目

試合前イベント

永野愛理さんの怪文書

コラボ5年目の今年はまさかの2days開催で、6月13日は前夜祭として「永野愛理が楽天イーグルス愛を必要以上に大声で訴えるイベント ~本拠地凱旋~」がイーグルスドームで開催されました。この「永野愛理が(略)イベント」は2017年12月から2018年1月にかけて仙台フォーラスの「EAGLES CAFE」で計4日間開催されたイベントで、永野愛理さんがゲストのWUGメンバー*1とワグナーにひたすら楽天の魅力を語るだけのイベントでした。

私は1/17開催の奥野香耶さんゲスト回に行ったのですが、平日の仙台イベントにも関わらず他球団ユニを着たオタクで定員70人の会場は満員*2で、挙句の果てにはゲストまで他球団ユニで登場*3するというカオスなイベントでした。これ楽天イーグルス公式カフェでのイベントですよ。そして各回1時間、ワグナーの推し球団をdisったりゲストメンバーを楽天の選手に例えたりしながらノンストップで喋り倒す永野愛理さんの野球愛に感服しました。

 

前置きが長くなりましたが、6月の話に戻ります。

飛行機で仙台入りし、まずはアニメガで楽天コラボブロマイドを購入。仙台に着くなり女性声優のブロマイドに平気で1万7千円注ぎ込んでるの、我ながらヤバいオタクになってしまったなと思う。球場へ移動し、チケットを受け取ったらまたグッズを大量購入。

WUGと楽天のコラボグッズは例年かなり気合が入っていますが、今年のも素晴らしい内容でした。特に「オレモ~」「今来たばっかり~」「それな~」タオルはあらゆるオタク現場で活用でき汎用性抜群です。これをゲットできただけでも価値あるイベントでした。クリアファイルは2018年の選手キービジュアルポスターのパロディです。

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前夜祭の永野(略)イベントも2部構成で、第1部はRun Girls, Run!の3人、第2部は楽天OBの阿部俊人アカデミーコーチをゲストに招いてトークを繰り広げました。

第1部では野球にあまり詳しくないランガちゃんにあいちゃんが魅力を伝えるという内容で、厚木那奈美さんが同じ長野出身の聖澤にエールを送っていたり(結局今シーズンも見せ場は無く引退してしまいました)、林家は静岡なので中日寄りで森嶋家は巨人ファンの家系であることが判明したりと楽しいお話が聞けました。選手の女装コンテストの話ではやまるのテンションが急に上がったのが面白かったです。

あとこの日のランガちゃんは3人とも上がホームユニで下はデニムのショートパンツだったのですが、太ももが眩しくて最高でした。髪型もみんないつもと違う感じで新鮮。

第2部では阿部コーチと今季の低迷ぶりの原因を探りましたが、「打順が固定されていないので選手も自分の役割が分からず準備しづらい」というお話があり、実際梨田監督辞任後の平石体制では打順を固定して成績が向上したことからも、正しい指摘だったのではと思います。2013年の優勝時は「軸になる選手がたくさんいた」とのことで、浅村という大きな軸が加わる来季は期待できそうな気がします。

あと応援はちゃんと選手にも届いているし、WUGナイターのときは明らかにいつもより声援が大きいとのこと。

 

 ガチャでななみんのサインボールを当ててしまいました。

 

試合本番

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この日はセ・パ交流戦で対戦相手は中日。ステージが設けられた内野上段のバイバーシートでの観戦です。自分はステージやや下手側だったのですが、ちょうど出演者用の席の真後ろだったので試合を見ながら談笑する永野愛理さんとランガちゃんを眺められて幸せでした。厚木那奈美さんのポニーテールの根本が美しかった……。

試合は初球デッドボールという幸先の悪いスタート。2回裏の攻撃時にはランガちゃんがスタジアムMCに挑戦したのですが、この回は三凡であっという間に終了してしまいました。反省しろ犬鷲打線。

3回から4人がバイバーシートに登場。その後は攻撃回ごとに4人が登壇し、一緒に応援歌を歌って選手にエールを送ります。特にアマダーとディクソンの応援歌ではランガの3人と無限にマサイすることになって楽しいったらありゃしない。満面の笑顔で飛び跳ねるあっちゃんが可愛すぎた。ランガの3人が元気に応援してくれるのであいちゃんは試合を見てる時間が長かった気がします。

3回にはディクソンが来日初(そして唯一だった)ホームランで先制し、6回にはアマダーにも一発が出て大興奮。やっぱ野球の華はホームランですね。

途中でもっちーがバイバー最上段に設けられた「EAGLE BRIDGE」に挑戦しに行きました。試合前イベントで永野愛理さんが宣伝した効果もあり、この日の挑戦者数は100人越えで5月のオープン以来最高記録だったそうです。

自分も挑戦しましたが、ランガポーズで片足上げるのを躊躇うくらいには怖かったです。空中ブランコの方は結局体験できず。

 

楽天は先発の近藤が5回1/3を投げて4失点するなど投手陣が安定を欠き、3-6で敗れる悔しい結果となりました。ランガちゃんは7回裏でタイムリミットを迎えて帰ったのですが、残ったあいちゃんは最後まで真剣にグラウンドを見つめながら一生懸命に応援していて清かったです。客席からは「あいちゃんハイボール来たよ!」「もういいじゃん飲もうよ!」などの声が飛んでいましたが……。

明日は絶対勝つ。そう誓ってオタクと酒を浴び続けました。

 

なお、この日に行われたNPBのドーピング検査でアマダーから禁止薬物の陽性反応が出たことが8月に発覚。6ヶ月の出場停止処分が下り、アマダーはそのまま退団することになりました……。

 

2日目

試合前イベント

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朝イチで球場入りし、チケットと念願のWUGユニ、タオル、応援バットをゲット。このユニフォーム、背番号はちゃんと刺繍だしイメージアニマルのワッペンも付いてて本当に格好良いんですよね。そんじょそこらのコラボユニとはクオリティが違う。あと個人的に今年リニューアルしたホームユニのデザインが好きなので、新仕様のものがもらえて嬉しい。

今年はコラボ5年を記念し、永野愛理さんの提案で「極上スマイル」が応援歌として採用されることになりました。イーグルスドームでの試合前イベントでは、あいちゃんが応援団にお願いしに行く茶番映像や、あいちゃんのEAGLES BRIDGE挑戦映像(めちゃくちゃ可愛かったのでわぐらぶに上げてください)を上映し、みんなで選手応援歌や極スマ応援を練習。最後はハイタッチ会でお見送り、という流れでした。茂木の応援(モギ!モギ!モギエーゴロー!)のよっぴーがノリノリだった。

1部と2部の間にコンビニで昼飯食ってたらみにゃみとみゅーちゃんがEAGLE BRIDGEに挑戦しているとの情報が流れてきたので、慌てて戻るとちょうど終わって降りてきたところでした。わぐらぶに動画上がってるけどみゅーちゃん全力でブランコ漕いでて凄い。そんな感じで試合前はWUGちゃんが球場周辺をうろついていたのですが、ワグナーはスタッフに誘導されるまでもなくモーゼのように道を開け、誰一人として悪さをしようとする者はいませんでした。その信用がHOMEツアーでの客席を使う演出を実現させたのかもしれません。

球団オリジナルの地ビールEAGLES BEER」を買うとあいちゃんのポストカードがもらえました。スタンドでガバガバ飲むビールとは違ってじっくり味わいたい美味しさです。

スマイルグリコパークの観覧車ではこの2日間限定でWUG7人によるアナウンス音声が流されていたので一人で乗車。メンバーがやりたいポジションは?という話もあり、吉岡:審判、田中:一塁手(みんなの思いを受けたい)、青山:三塁手(一番速い球が飛んでくるから)、山下:代走(ホームスチールしたい)、奥野:二塁手(遊撃手と仲良くしたい)、高木:捕手(投手をリードしたい)との答えでした。永野愛理さんは「常日頃から監督をやりたいと思っている」とのことです。

 

試合本番


www.rakuteneagles.jp

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2列目ドセンという最高の観戦環境を確保。 メンバーの待機席も目の前で、まゆよぴがスマホでお互いを撮り合う姿など尊すぎる光景をたくさん見ることができました。試合も見なきゃいけないし忙しい。

プレイボール前、大型ビジョンにアニメOP映像(7GW)が上映され、グラウンドに7人が登場し観客に挨拶。ドアラが乱入してきて笑いました。そしてもう一度球場全体で「極上スマイル」を練習。

試合は初回にディクソンのタイムリーで先制し、昨日とは一転して良いムード。なおディクソンの今季3打点のうち2打点はこの2日間で記録したものでした。

2回裏にはあいちゃん、かやたん、みゅーちゃんが、3回裏にはまゆしぃ、みにゃみ、ななみん、よっぴーがスタジアムMCに挑戦。田中和基(CV.田中美海)が実現しました。また2回にMCを終えた3人は、3回裏は外野スタンドの応援ステージで一般のお客さんに極スマ応援をレクチャー。和基の二塁打に喜ぶ姿がバッチリ中継に映ってました。

4回から7人がバイバーシートに揃いました。外野からあいちゃん戻ってきたときに「戻ってきたよ、あいりー!」って言ってるオタクがいて笑いました(舞台「青葉の軌跡」直後のイベントでした)。この日は「イオン にぎわい東北ナイター」だったので、4回の攻撃前にはWUGちゃん出演のテレビCMが流れてバイバースタンドは大盛り上がり。

その後は岸と吉見の両先発が好投を続け、1点差のまま試合後半へ。6回表には高木美佑さんがビール、永野愛理さんがハイボールを飲み始めました。

即座に同じ樽のハイボールをゲット。若手女性声優と一緒に飲酒しながら野球観戦するイベント、控えめに言っても神イベでは???みゅーちゃんはビール飲んだ後も全く衰えることなくアマダー応援歌で誰よりも長く高く飛び続けてて凄かったです(オタクはヘトヘト)。

この回、1死二塁から京田がショート頭上を越えるヒットを放ちあわや同点という場面で、田中和基が素晴らしいバックホームでピンチを凌ぎスタンドは大興奮。

7回裏のラッキー7ではWUGちゃんと一緒に「羽ばたけ楽天イーグルス」を歌ってジェット風船を飛ばし、勝利を願います。まあ表にはバイバーでも燃えドラ合唱してたんですが

この回はずっと極スマで応援。試合序盤はバイバーだけの盛り上がりでしたが、この頃には球場全体がノってくれて、WUGちゃんの曲で楽天ファンが一つになって応援している光景は最高でした。6月の仙台の夜はまだ肌寒かったのですが、応援と飲酒で温まったみゅーちゃんとよっぴーはコートを脱いではしゃぎ回っていましたね。7回はウィーラーのヒットや代走島井と田中の盗塁などで1死二、三塁のチャンスを作るも得点に至らず。

しかし続く8回裏、アマダーの2ランで待望の追加点!WUGちゃんとの「Burn!」は格別です。さらに三好のヒットからキャプテン嶋のタイムリーツーベースで1点を追加し、吉見をKO。ここで「この試合勝てるぞ!」と確信してメチャクチャ楽しくなってました。この回を終えてWUGちゃんはバイバーから撤収。例年通り新幹線でこの日のうちに帰ったのかと思っていました。

9回は1月の「永野(略)イベント」で山下七海さんが推していた守護神ハーマン*4がしっかり3人で抑え、 見事勝利。

白いジェット風船を飛ばし、ワグナー達と万歳三唱で大喜び。本当に最高の1日でした。

ここ数年はWUGナイターで勝てないことが続いていましたが、通算勝率を5割に戻し、今季低迷が続いた中で初のホーム3連戦勝ち越し*5をもたらしたWUGちゃんは立派な勝利の女神だったと言えるのではないでしょうか。オコエ・ディクソンが活躍したのもこの2日間だけだったし……。毎日WUGちゃんが来てたらディクソンはもっと活躍したかもしれない。そしてこの試合の3日後、借金20の責任を取って辞任した梨田監督にとってもWUGナイターが最後の勝利となりました。

岸とディクソンのヒーローインタビューが終わると、グラウンドにWUGちゃんの姿が。バイバースタンドに手を振って引き上げるWUGちゃんを大声援で見送りました。外野席からも「いいぞ!いいぞ!WUGちゃん!」のコールが飛んできて嬉しかった。

勝ち試合の後は外野の応援団周辺でその日活躍した選手の応援歌などを歌う「二次会」と呼ばれる儀式があるのですが、この日はレフトスタンドとは別にバイバーシートでも二次会があり、極上スマイルの原曲をみんなで歌って(歌詞がうろ覚えでグダグダになってたのがまた面白かった)勝利を祝いました。この時間になると内野席には誰もいないのが当たり前なのですが、最後まで大勢のワグナーが残って余韻に浸っていました。

応援ステージでの7人は、ななみにゃみゅーよぴが純粋に応援を楽しむ一方、あいちゃんは試合展開が気になって仕方ない様子で、かやたんは時折あいちゃんとプレーについて話している感じ。まゆしぃは心なしかあまりワグナーと目を合わさず、ステージ後方でグラウンドや外野席を見ている時間が長かったような気がしたのですが、翌日になってその理由がわかりました。

最高の1日から一夜明けた2018年6月15日の15:00。仙台に残ってDATE BIKEで聖地巡礼を楽しんでいた僕の元に1通のメールが届きました。その時のことは以前ブログに書いています。

koteijing.hatenablog.com

解散発表前最後のイベントでしたが、結果的に勝利で終われて本当によかったなぁと思っています。

 

総括:WUGだからできた、最高のコラボ

今やプロ野球球団とアニメ作品とのコラボは珍しくなくなりました。特に楽天は「ダイヤのA」や「アイドルマスター ミリオンライブ!」など多数の作品とコラボナイターを開催しています。埼玉を舞台にした「ヤマノススメ」と埼玉西武ライオンズなど、ご当地アニメのコラボも盛んです。

でもWUGナイターは5年も続き、球場全体を巻き込んで応援歌まで変えてしまうという、他作品とは一線を画すレベルのコラボになりました。その要因としては、まずメンバーに永野愛理さんという本気の楽天ファンがいたことが大きいでしょう。仙台出身で、普段から球場に通っているあいちゃんがいなければ、数あるイベントのうちの一つで終わっていたかもしれません。WUGちゃんがただの仕事としてではなく、本気で選手を応援して試合を楽しんでくれてるからみんなが全力になれたんだと思います。

もう1点は、ワグナーに野球好きが多いということ。あいちゃんやホムラジの影響かもしれませんが、他球団ファンを含め、ガチの野球オタクが多い。シーズン中は毎日のように誰かしら球場にいますしね。楽天とコラボしてるから野球好きが集まってきたのか、野球好きがいたからコラボが盛り上がったのか、鶏が先か卵が先かはわかりませんが、この5年間で確実にワグナーに野球好きが増え、その影響でさらにコラボナイターも盛り上がっていったんだと思います。過去4年のWUGナイターで、勝っても負けても全力で応援し続けてくれたワグナーの皆さんに感謝。今年の試合後も一般の楽天ファンからの「バイバーめっちゃ声出てた」「ワグナー凄かった」とお褒めの言葉をたくさん見かけて、すごく嬉しかったです。

私自身、小学生の頃は野球好き(巨人と近鉄)で毎日ナイター中継を見ていたのですが、ここ十数年は野球から離れていました。それがワグナーになって、パっとUPを毎週見るようになり、野球好きの知り合いが増えたことで再び野球熱を取り戻し、昨年の始球式やWUGナイターで改めて球場の楽しさを教えてもらいました。みんなで同じものを応援して、点が入ったときは周りの見ず知らずの人たちともハイタッチして喜び合える。野球観戦の楽しさの原点がWUGナイターにはありました。

そして、WUGが東北と本気で向き合ってきたこと。

これは試合前の球場前で応援団が極スマ応援をレクチャーしていた様子なのですが、この光景を見て僕はすごく胸が熱くなりました。ワグナーだけでなく、東北の地元の人々がWUGの曲を楽しんでくれている。ご当地作品としてこれ以上の喜びはないでしょう。先日のHOMEツアー岩手公演でもイーハトーヴシンガーズさんと「言の葉 青葉」を歌い、忘れられない思い出になりました。

ユニットとしてのWake Up, Girls!は来年3月で解散してしまいますが、WUGの曲はこれからもずっと東北の地に根付き、歌われ続けてほしいなあと願っています。そして願わくば、楽天戦で再び極スマを使って応援できる日が来ることを。

*1:12/20:ゲストなし、12/26:高木美佑、1/10:山下七海、1/17:奥野香耶

*2:当日朝現地での抽選に100人以上が集まり、クジ外して入れない人も多数。自分も外しましたが心優しいワグナーさんが譲ってくれました

*3:1部:阪神藤本ユニ、2部:赤星RS53ユニ

*4:名前がフランクそうだからという雑な理由

*5:結局このカードを含む2回しかなかった