湖底

爆裂ハートフルコメディ

WUGに興味を持ってくれたあなたへ

WUGのファイナルライブちょっと気になるけど、平日だしな~、よく知らないしな~と思っているそこのあなた。行こうと思ってるけど何から予習すれば……とお思いのそこのあなた。ここではそんな皆様が胸を張って3月8日のさいたまスーパーアリーナSSA)へ行けるよう、順序を追って疑問にお答えしていこうと思います。

長いので「それは間に合ってる」という部分は適当に読み飛ばしてください。

 

 

新規だけど最後だけ行っていいの?

いいに決まってる。大歓迎です。一人でも多くの人たちに彼女達の勇姿を見てもらいたいと思っていますし、彼女達に一人でも多くの応援を届けたいと思っています。WUGが解散した後も、WUGを見た人の記憶は残り続けます。それを一つでも多く残したい。

HOMEツアー全12会場33公演を全通した身として自信を持って言えますが、Wake Up, Girls!は最高を更新し続けています。最新のライブが最高のライブです。つまり最後のライブはWUG史上最高のライブになります(予言)。それを見ないなんて勿体無い。

「ニワカが席を埋めたら本当に行きたいファンが行けなくなるのでは……」との心配もあるかもしれませんが、WUG単独でのこれまでの動員実績は最大で5000人程度で、今回はSSAのアリーナモードなので最大で約4倍のキャパがあります。「全てのワグナーさんともう一度ライブがしたい」がコンセプトのSSAライブです。そこにはあなたも含まれています。

 

チケットはどこで買えるの?

2/9より一般発売開始です。

wug-portal.jp

 「SSAの一般発売分とかどうせクソ席じゃん」とお思いのあなた。Wake Up, Girls!を信じてください。HOMEツアーでは1000~2000席程度のホールを回りましたが、「え、そこ通るの?」という普通の通路を使い、ありえないくらい近くに来てくれました(参考画像,)。横須賀は5階席で見ていて気付いたらすぐ横に田中美海さんがいました。そんなことある?SSAの演出プランがどうなるかわかりませんが、WUGちゃんはきっと裏切らないはずです。

また、WUGのライブパフォーマンスの魅力の一つは複雑なフォーメーションダンスです。7人全員が並ぶことで生まれる美しさは、ステージ全体を俯瞰で眺めてこそ見えてきます。前方には前方の楽しさがありますが、WUGに限っては遠い席も決してハズレではないと思っています。

どうしても良席が欲しいなら先行で7連申し込んで余らせてるワグナーがいるはずなので探してみましょう。

 

※追記※

 Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~ チケット追加発売情報

2/25から追加販売が始まりました。一部プレイガイドでは完売していますが、まだ購入可能です。

 

予習はした方がいい?

ぶっちゃけ予習なんかしなくても大丈夫です。山下七海さんも「笑顔を持ってきてくれたらOK!」って言ってました。楽しむ気持ちさえあればいい。コールやペンライトの色を合わせることに気を取られて、目の前のWUGちゃんのパフォーマンスに集中できないのは勿体無い。

でも逆に予習してしっかり楽しみたいという方もいるでしょう。以下はそんな方に向けて書きます。

 

曲は何を聴けばいい?

 

Wake Up, Best!MEMORIALを買ってください。だいたい全部入ってます。以上。

 

というのは流石に雑すぎるのでもう少しちゃんと書きますが、MEMORIALはCD8枚組+全MV収録のBDが付いて税込8,399円なので1枚あたり1000円以下という超特価です。なんならアニュータとかApple Musicとかの定額配信サイトでも聴けるのでとりあえずこれを聴いておけば間違いないです。

ライブでほぼ間違いなく歌われるのは、まずアニメWUGの主題歌&劇中歌(MEMORIALでいうところのDisc1・6)と他作品タイアップ曲(Disc7)。そしてSSAではDisc8の新曲4曲も披露されるはずです。この4曲はMONACAの4人*1と作詞の只野菜摘さんからのWUGちゃんへの最後の贈り物で、単なるアニソンやアイドルソングの枠に留まらない、WUGにしか歌えない4曲です。ライブパフォーマンスはダンスや照明等の演出も含め、WUG6年間の集大成として他の追随を許さないレベルにまで到達しています。ぜひSSAで目に焼き付けてください。

アニメ発のライブにもかかわらず、キャラソンは比較的披露回数が少ない*2のですが、どれも良曲揃い。Disc2収録のユニット曲(セブンティーン・クライシス*3、プラチナ・サンライズ*4、outlander rhapsody*5、タイトロープ ラナウェイ*6)はライブのために作られた曲ということもあり、バチバチに高まる曲ばかりです。

WUG名義の曲はMEMORIALに全部入っていますが、「I-1 Club」など劇中のライバルユニットの楽曲も良曲揃いです。過去ほとんどのライブではWUGが何曲かずつカバーを披露しています。こちらはWake Up, Best!1~3に収録されており、CDだけでなく各種配信サイトでも聴くことができます。WUGはシングルを集めなくてもいいので楽曲の予習は比較的楽だと思います。

 

ライブの雰囲気を知りたい

1stツアーから4thツアーまでのライブBD-BOXとHOMEツアーPart1のBDが3/29に出るのですがSSAには間に合わず……。エイベックスは商売が下手。

しかし、我らがアニマックスさんがやってくれます。2/25にはHOMEツアー大宮公演の密着スペシャルが、SSA直前の3/4には大宮公演ライブスペシャルが放送されます。現在のWUGのライブパフォーマンスを知るにはこれを見るしかありません。

今からライブ円盤を買うとしたら、オススメは「Wake Up, Girls!新章」のBD第1巻です。定価3780円(Amazonなら2900円)と破格でありながら、BD-BOXには未収録の「Wake Up,Girls!Festa. 2016 SUPER LIVE」が全編収録されています。ライブの規模感としても、スタンディングのライブハウスだった3rdや4thの東京公演よりもSSA公演に近いと思います。なお新章BD第7巻には「Wake Up, Girls!Festa. 2017 TRINITY」が収録されているので、より最近の曲を予習できます。

手っ取り早く見れるものでは、公式が一部のライブ映像をYoutubeで公開しています。「Wake Up, Girls!Festa. 2015 Beyond the Bottom Extend」の少女交響曲は比較的長めに(2番まで)公開中。見所は前髪を切りすぎた高木美佑さんです。

その他1stツア~3rdツアーの数曲(ショートVer.)があります。

1stの頃マジでおイモちゃんだな……。みんな大人になったね……。ちなみに1stではタチアガレ!の落ちサビを歌うメンバーを公演ごとに変えていました。映像(東京夜公演アンコール)では青山→吉岡と、通常の逆パターンになっています。

2ndの「言の葉 青葉」はプロジェクションマッピングが印象的です。

3rdの生バンは最高……SSAも生バンだといいな……。いやでも歌に集中したいからな……。

 

コールは覚えたほうがいい?

覚えなくてもいいです。覚えて楽しみたい方は頑張ってください(雑)

いや声優ユニット現場なので当然バンバンコール入るんですが、別に覚えてこなきゃいけないものではないと思うので。どの曲にも定着しているコールはありますが、それが「正解」という訳ではありません。もちろんみんなで一斉に叫ぶのは一体感があって楽しい。

WUGで特筆するとしたら「7 Girls War」と「7 Senses」。Aメロの各メンバーのソロで「○○○○!よっぴー!」というように名前を叫ぶコールがあるのですが、この「○○○○!」には決まったセリフがありません。リズムに合わせてノリで叫びましょう。「超絶可愛い!」とか「お前が一番!」とか「サクサクジューシー!*7」とかそんな感じです。

他は書くとキリが無いので他サイト様を参考にしてください。

tokinodrop.tokyo

shryamaneko.hateblo.jp

ameblo.jp

 

TUNAGO

コールではないのですが、振りを覚えておくことをオススメする1曲があります。

「TUNAGO」です。公式の振付動画があります。

この曲はWUGが架け橋となってたくさんのつながりができるように、との想いで歌われている曲です。ぜひSSAでもみんなでつながりましょう。なお振りは左手で、演者と鏡映しになるように踊ってほしいと振付師の永野愛理さんが言っていました。

TUNAGOについての僕の考えは解散発表の翌日に書いた記事があるので、こちらもご一読いただければ幸いです。

  

ペンライトって何色振ればいいの?

WUGは基本的には推しの色振ってればOKです。ただ、ワグナー的にはなるべく色を揃えたい曲がいくつかあります。初心者の方には大変お手数をおかけしますが、これだけは覚えてもらえると嬉しいというものをいくつか紹介します。

繰り返しになりますが、色を合わせることよりもステージを見て歌を聴くことを優先すべきなので、強制ではありませんし、やらなくても大丈夫です。

 

できれば合わせてほしい曲

Polaris

WUG7人で作詞した新章の劇中歌。基本色は白で、試聴動画にはありませんが、落ちサビのまゆしぃソロ(ひと粒の瞬きが~)で会場が一面のに染まります。これは鳥肌立つくらい綺麗な光景です。

公式ペンライト(ルミエース)は次の色を予約できるので割と簡単なのですが、キンブレなどの順番に色を替えるタイプでは慣れが必要です。初見では難しいかもしれないので、色替えに気を取られてまゆしぃのソロを聴き逃すくらいなら白を隠すだけでいいと思います。ソロパート後、ラスサビは各自の推し色を振っている人が多い印象です。

ペンライトではありませんが、ラスサビの後半はWUGちゃんが肩を組むのに合わせて客席のワグナー達も肩を組みます。HOMEツアー終盤ではほぼ全員が肩を組むレベルまで広がりました。知らないオタクと肩を組むのは躊躇するかもしれませんが、最後のSSAでは2万人全員で肩を組みたいと思っています。僕の連番になった人は容赦なく肩を組みに行きますのでよろしくお願いします。

 

Beyond the Bottom

こちらも白色統一。これは続・劇場版の劇中ライブ(舞台はSSA)の再現です。落ちサビで赤に替える人もいますが、大多数は最後まで白です。

 

・言葉の結晶

上記試聴動画には含まれていないのですが、音源の2分39秒、「もの言わぬ声だった」後の無音に合わせて消灯し、会場に「無」を作り出します。これはHOMEツアーPart3大阪公演でメンバーから提案がありました。初見では難しいと思いますが、周りに合わせて消灯してもらえると嬉しいです。音が爆発するラスサビで再点灯します。

 

その他

ある程度色が統一されているものを記載。他は各々好きな色でOKです。

ちなみに4thツアー以降販売されている公式ペンライトには濃い緑と淡い緑の2種類がありますが、基本的には濃い方がかやたんの個人カラー、淡い方がWUG全体色という位置付けです。

僕らのフロンティア

水色→ラスサビのみなみソロで黄色

言の葉 青葉

雫の冠、TUNAGO

WUGグリーン

・ゆき模様 恋のもよう

I-1 Club曲

I-1は島田真夢・岩崎志保がセンターを務めた初期の曲(シャツとブラウス、リトル・チャレンジャー、ジェラ、Knock out)は、志保と鈴木萌歌がセンターを争った「運命の女神」では、萌歌がセンターを勝ち取った「止まらない未来」はになります。新章の2曲(君とプログレス、Jewelry Wonderland)については特定の色に染まる感じではない印象です。

 

アニメは見なきゃダメ?

当然見たほうがいいと思いますが、見なくてもライブは十分楽しめると思います。これは個人的な印象かもしれませんが、現在のWUGは他のアイドルアニメ作品とは違い、ライブがアニメの再現を目的としていません。どちらかといえば7人の人間のライブです。ステージ上でキャラクターを意識的に演じる場面も少ない。

でもそれは決してアニメを蔑ろにしている訳ではなく、あえて演じる必要が無いからだと思っています。WUGという作品のためにデビューし、6年間キャラクターを背負ってきた7人はキャラクターと一心同体なのです。もちろん島田真夢が吉岡茉祐のようなイケメンではないように、それぞれ別人格ではあるのですが、ふとした瞬間に声優7人の中にキャラクターの魂が生きていることを実感できる。それがWUGの魅力の一つなのかなぁと思っています。それを感じるためにはやはりアニメを見た方がいいかもしれませんね。SSAでは当然アニメを意識した演出もあるでしょうし。

 

でもヤマカンでしょ?

WUGの生みの親は山本寛です。これは揺るがない事実。でももしアニメを見たことが無いなら、ネットでイキり散らしてるあのオッサンとその評判のことは一旦忘れて、ぜひ自分の目で評価してください。

作品の順番としては、劇場版「七人のアイドル」→TVアニメ1期(12話)→劇場版「青春の影」→続・劇場版「Beyond the Bottom」→TVアニメ新章、という流れ。

そんなん全部見れねーよという方は、とりあえず「七人のアイドル」だけ見れば7人のプロフィールと作風は掴めるはずです。個人的には、1本のアニメ映画として、アイドルを描いた作品として、とても綺麗にまとまった作品だと思っています。

さらに時間が無いという方には公式が「7分で分かるWake Up, Girls!」という七人のアイドル~青春の影までの超ダイジェスト動画をYoutubeに上げているので、これだけ見てBeyond the Bottomと新章を見るというのも手です。

決して万人受けする作風ではないと思います。ざっくり言うと、どん底から這い上がってまたどん底に落ちてまた這い上がる……を繰り返すストーリー。ヤマカンらしい悪趣味な演出も人を選ぶでしょう。作画も昨今の作品と比較してお世辞にも良いとは言えません(特にdアニメなどで配信されているのはリテイク前の放送版)。

でも、アイドルオタクの山本寛が信念を持って描いたアイドルの世界がそこにはあります。辛い思いをしたキャラクターもちゃんと救われます。しんどい場面もありますが、どうか最後まで見て評価してもらいたいと思っています。特にBeyond the Bottomの舞台はSSAなので。

さらに一歩引いたところから作品を俯瞰すると、ヤマカン作品というレッテルを貼られ敬遠され、その生みの親が今では敵となって刃を向けてくる、そんな状況でも輝こうとする7人の姿そのものがWUGの物語です。山本寛がこの作品に込めた「アイドルとは物語である」というメッセージは、皮肉にも自身が作品を追われることによって体現されたと言えるでしょう。

新章は比較的オーソドックスなキャラクター重視のアニメなのでとっつきやすいかもしれませんが、こちらも放送版は作画があまり芳しくなく……。ただBtB以降の三次WUGの実績がキャラにフィードバックされているので、声優とキャラのつながりを感じる上では抑えておきたい作品です。特に最終回のライブシーンは見応えがあります。

  

やっぱなんか面倒くさそう…

じゃあ上に書いたことは全部無視してOKです。来て、見て、楽しむ。それだけでいい。

何も予習しなくても、何も考えなくてもきっと楽しめるはずです。今のWUGにはそれだけの力がある。あなたが楽しければWUGちゃんも喜んでくれます。

そもそも声優ライブの雰囲気が苦手という方もいると思います。無理しなくて結構です。黙ってじっと見ててもOKです(実際ライブ会場にはそういう人もたくさんいます)。

年度末の平日です。チケットも安くはない。そこまでWUGに熱狂的にハマっていなければハードルの高いライブだということは承知しています。

 

でも行けば伝説の目撃者になれます。WUGを知らずに来たオタクに一生マウント取れます(オタクはすぐマウントを取りたがる)。4月以降、新たに応援したいと思える推しが見つかるかもしれません。

ぜひ皆さんも、WUGの最後の舞台を照らす満天の星空になりましょう。3月8日、さいたまスーパーアリーナで皆さんと肩を組めることを心待ちにしています。