湖底

爆裂ハートフルコメディ

Wake Up, Girls!FINAL LIVE ~想い出のパレード~(前編)

大切な想い出なので開演前の雰囲気も含めて書こうと思ったらめっちゃ長くなったので分割します。本番の感想だけ読みたい方は次の記事へ飛んでください。

 


まえがき

僕が初めてSSAでライブを見たのは、2011年2月20日に開催された『TVアニメ「けいおん!!」ライブイベント ~Come with Me!!~』。声優イベント自体初めての体験でしたが、8年経って500回ほど声優イベントを見た今でも「伝説」だったと断言できる最高のライブでした。この時の体験が忘れられずにアニソンのライブに通い続けていると言っても過言ではない。

Come with Me!!から1ヶ月ほど経った2011年3月11日に東日本大震災が発生。僕自身は東北と縁もゆかりも無く、当日は京都の大学にいて揺れに気付くことすらなかった。数日後、SSA原発事故の影響で全村避難となった福島県双葉町の受け入れ先に。あの日最高の音楽を浴びた場所に無数の避難者が横たわる映像はとてもショッキングだった。

その後、KING SUPER LIVE 2015や2015年以降のアニサマSSAは毎年訪れていましたが、単独ライブで訪れることはありませんでした。

 

あれから8年。ワグナーとなった僕はいよいよSSAで2度目の単独ライブを経験する。この日再び「伝説」に立ち会うんだと、確信を抱いて。

 

 

物販

偶然にも公演前日が休みだったので、万全を期して前日入り。秋葉原ゲーマーズのBtB衣装展を見た後、会場を下見して大宮に前泊しました。前日は雨だったので、アニサマ2014パンフレット特典映像「Wake Up, Girls!の目指せ!さいたまスーパーアリーナ!!」を感じてエモくなりました。

ホテルでは7人宛てに手紙を書くつもりだったけど、想いをまとめきれずに結局全員分は書けずじまい。

HOMEツアー終盤では物販の枯れ方が尋常じゃないくらい早かったので、SSAも警戒して始発で会場入り……のつもりが準備に手間取り1本遅れで午前5時ごろに会場着。既に長蛇の列ができていました。

物販開始まで4時間あったが、ツアーを一緒に駆け抜けた顔見知りのオタクたちと話していたらあっという間だった。思えばWUG現場に通いだしてから約1年半、ワグナーと積極的に関わるようになってからは約1年しか経ってないのに随分知り合いが増えたものです。

開始数分前になって「ブロマイドは1人7点、缶バッジは1人10点、それ以外は1人1点まで」という情報が流れてきて待機列がざわめく。当然僕も友人に代行を頼まれていたのであちこちに連絡を飛ばしていると、30分ほどで購入の番が回ってきました。レジの数が多く、購入数制限もあっていつもの物販よりはかなりスムーズだった印象。

僕は前泊が功を奏して無事に全種類のグッズを購入できましたが、1限にもかかわらずその後続々と完売していき、昼ごろには売るものが無い状態になっていたのはひどい。パンフレットなんて普通は余るくらい刷るだろうに……。6時間以上並んだCome with Me!!でもパンフと缶バッジくらいは買えたぞ。後に事後物販がアナウンスされたけど当然の対応です。

物販2万円購入特典の抽選は当然のように外し、HOMEツアーからの連敗記録を更新。CD物販の特典メッセージカードは全63種という鬼仕様だったけどライブ円盤の予約で9枚だけ入手。物販積めなかった腹いせにアニマックスとTSUTAYA TVも入ってブロマイドをゲット。昔はこんな女性声優のブロマイドに真剣なオタクじゃなかったのにな……。

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公開リハーサル

わぐらぶ会員限定の公開リハ。僕はHOMEツアー市原公演前の公開リハにも参加しましたが、ネタバレ要素はほとんど無く、翌日の本番では開幕のSHIFTから初見と同じように引っくり返ってました。なので今回もその点は全く心配なく参加できました。

リハの座席は216扉11列目で、本番の座席とほぼ同位置。せっかくなら違う視点から楽しみたかったけど、まあ仕方ない。参加人数は2600人とのことで、アリーナはCブロックまで、スタンドも200レベルの前方中段までしか入れていませんでした。アリーナモードでもこの人数はちょっと寂しい。

舞台監督の挨拶に続き、7 Senses衣装の7人が登場。ジャージ姿だった市原と比べるとリハ感は薄めですが、この衣装も見納めということなんでしょうね。挨拶しながらマイクを確認*1し、7 Sensesを1番まで歌ってイヤモニの音量などを確認。PAとのやり取りなど普段のライブでは見られない姿が見られて良い。奥野さんの業務的な口調が新鮮でよかった。

続いて「本番では歌わない2曲を」ということで、「止まらない未来」と「リトル・チャレンジャー」を披露。ここで本番ではI-1曲を歌わないんだと悟る。最後のリトチャレを心に刻みました。

さらに「スキノスキル」「僕らのフロンティア」。曲の合間には音や立ち位置、照明などを確認しながら雑談も。「本番ではほとんど喋る時間がない」とのことで、メンバーも最後の団欒を楽しんでいるようでした。ここに来てよっぴーが「極スマの2番、美海のサビ前のところみんな何言ってるの?」とか言いだして笑ってしまった。ステージ左右に伸びた花道も本番では駆け足なので、ゆっくり歩きながらスタンドとクレーンカメラにアピール合戦。このメンバーとワグナーの家族のような空気感がたまらなく愛おしい。

リハの最後は「せっかくの衣装だから」、7 Sensesをもう一度フルで。連番が組めなかったのでコールは大人しめ。本番はどんな空気になるんだろうか。

 

 

けやきひろば

けやきひろばに集まった無数のオタクを見て、この全員がWUGを見に来ているという事実に感慨深くなる。毎年幕張のWUGフェスで開催されていたというキャベツオフにも少しだけ参加できました。

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ユニフォームオタクで集合写真。

思えば永野愛理さんの始球式に感激してAIRI 313ユニを作って、WUGフェス2017でユニフォームオタクの集合写真に乱入したのがワグナーとの交流の始まりでした。あれから1年ちょっとだけど、本当にたくさんの人とのつながりをくれたWUGちゃんに感謝。

これは何?

 

WUG現場、いろんなバックグラウンドを持ついろんなオタク達が集まってるのに割とみんな仲良くて、この日も多種多様なワグナーが和気藹々と語り合ってる光景がとても温かくて楽しかった。個性はバラバラでも仲が良くて、一つになると物凄いエネルギーを放つのはWUGちゃんと同じですね。やっぱり家族だから似てくるのでしょうか。

 

開場30分前の午後5時、ワグナーの大円陣に参加。

続いて身内でも円陣。

2016年からの数回の共演、そして2017年1月14日「ANIMAX MUSIX 2017 OSAKA」でのコラボが無ければ僕はここにいなかっただろう。鈴木このみさん、WUGちゃんに出会わせてくれてありがとう。

 

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行くぞ、ファイナル。

 

開演前

入場してまず驚いたのは、花の数。6年間お世話になった関係者から、そしてワグナーから贈られた無数のフラワースタンドが並び、歩いても歩いても途切れることがない。アニサマでもこんな数見たことないよ。もうこの時点で泣きそうでした。

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自分も7人宛てに出させてもらいました。僕をWUGに引きずり込み、2年間ずっと連番してくれたオタクと連名で。「幸せをくれてありがとう」は4thのTUNAGOの映像からの引用です。

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偶然にも、僕らの花の隣にはメンバー7人のお母さん「Wake Up, Mothers!」からのお花が。

本当に身近な人から遠くのワグナーまで、たくさんの人に愛されてきたユニットなんだなぁと胸が熱くなりました。

 

入場すると、公開リハとは全く別の光景が広がっていました。ステージサイドから400レベル最後方まで埋め尽くされた光。予想以上でした。直前に追加発売分を叩いたら400レベル2列目とかが出たので上までは埋まらないと思っていたのですが、アリーナモードとはいえ、現実は間違いなくさいたまスーパーアリーナを満席にしていました。

おそらく5000人も入らなかったであろう去年の「Green Leaves Fes」から、1年で3倍の集客を実現した理由。それは「解散ブースト」の一言では片付けられない、7人がHOMEツアーやフェスで最高を更新し続けることによって勝ち取った信頼によるものだと思います。

 

陰ナレは丹下社長と松田マネージャー、そして早坂さんが7人を送り出すというもの。一言聞いて、これは新章のパワハラ社長ではなく以前の優しい丹下社長だと思ったのですが、やはり脚本は待田さんでしたね*2

 

さあいよいよ“エクストラステージ”の開幕です。

約束の地、約束の時へ。

 

後編へ続く。

*1:順番はマイク順。吉岡→永野→田中→青山→山下→奥野→高木

*2:伝説(虎>ω<)美海 | Wake Up, Girls!オフィシャルブログ Powered by Ameba