の続編です。
あれから約20日。この間にあった18日の山中湖と24日のワンフェスはそれぞれ諸事情により行くことができず、いよいよ5周年ツアー開幕の週に突入した7月25日(月)。珍しく仕事が早く終わって18時前に帰宅できたので、風呂に入って洗濯機を回し炊飯器のスイッチを押したあと、暇つぶしにPCの前に座ったのが19時前でした。
別の女性声優へのリプライを1件送り終えた後、TLが不穏な空気に包まれているのを感じます。通知欄を見ると、Run Girls, Run!公式からの新着ツイート。
Run Girls, Run!より
— Run Girls, Run!公式 🎤5th Anniversary Live 開催決定🎤✨ (@rgr_official_) 2022年7月25日
いつも応援してくださる皆さまへ
大切なお知らせを発表いたしました。
詳しくは以下をご確認いただけますと幸いです。
【https://t.co/VaU3UV1B9F】#RGR_JP
時勢的にメンバーのコロナ感染の報告という可能性も頭を過りましたが、「いつも応援してくださる皆さまへ」という一文を見て、そういうことなんだろうなと覚悟を決めて開くと、案の定の内容でした。
そか
— 湖底人 (@koteijing) 2022年7月25日
2018年6月15日以来、人生2度目となる推しユニットからの最後通牒でした。
ただ正直なところ、解散発表自体に驚きは無いというのが本音です。
予兆
立ち上げ当初のプロデューサーたちは既に会社を去り、3年以上続いた「キラっとプリ☆チャン」が昨年終了した後、新たなタイアップを取ることもなくアニソンアーティストとしては宙ぶらりんの状態が続いていました。先輩ユニットの件を鑑みてもavexは5年契約が基本だと思われるので、5年の節目を乗り越えるのは厳しいだろうなと感じていたところです。
何より、先日の30万円での接近の際の3人との会話で、そう遠くないうちに解散発表があるかもしれないなという予感がしていました(思ってたより早かったけど)。ツアーや今後に向けた話をした際、もっと大きくなるぞという熱意というよりは、これまで支えてくれたファンへの感謝を語っていたので、今回のツアーはそういう性質のものなのかなと。
でもツアー前に発表があるとは予想外でした。あるとしてもツアー最終公演後かなって。最初はなんでこんな水を差すようなタイミングなんだ、ツアーに人を呼びたいならもっと早く言えばよかったじゃないかとも思ったのですが、結果的には24日のワンフェスを終えた後、ツアー前のこのタイミングしかなかったのかもしれません。
ワンフェスは2017年7月30日にRun Girls, Run!がデビューを果たした思い出のステージ。ここに立って「5周年」をきっちり迎えた後に発表したかったのでないか。そして、オタクたちが覚悟を持ってツアーを迎えられるように知らせたかったのかなと。
ただ月曜日に発表されると、この行き場のない感情を抱えたまま1週間働かないといけないのが大変キツいのですが……。
無念
で、ここまでダラダラと「解散?別にわかってたもんね」とノーダメを装ってきましたが、
いやーーーーーーーーー悔しい。
状況的には5年で終わることについて納得せざるを得ない。確かにアーティストとしてバカ売れしたとは言い難いです。
でも5年間間近で彼女たちのパフォーマンスを見てきた身としては、こんな位置に留まっているレベルではない、マジで逸材揃いの3人なんだということを声を大にして申し上げたい。
5周年とは言っても、そのうち半分くらいはコロナ禍でまともに活動できませんでした。それは他のアーティストも似たような境遇なので言い訳にならないのかもしれませんが、ちょうど結成3年目くらいの脂の乗った時期に身動きが取れなくなってしまったのは本当に痛かった。2019年の2周年ライブ*1がめちゃくちゃ楽しくて、同時期に「らんがばん」の放送が始まり、さあこれからだというタイミングで……。
ユニットが解散しても、この3人ならそれぞれの道できっと輝き続けることができると確信していますし、そこに不安はあまり無いのですが、やっぱり僕はRun Girls, Run!としての3人のパフォーマンスやトークが大好きでした。それがあと少しで見納めになってしまうのは本当に寂しいです。
まあ今更ウダウダと後悔の念を綴っても仕方ないので、今後に向けた話をします。
約10年間アニソン現場のオタクをやってきて、今までいくつかのユニットやアーティストを看取ってきた経験から言えば、活動終了の約半年前に予告してもらえるのは恵まれている方です。本当に唐突に終わりを宣告されたり、特に告知がないままフェードアウトしたりというのが当たり前の世界。そこで我々は8ヵ月の猶予を得ました。
メンバーもオタク達も、悔いなく全力で駆け抜けるために、この時間をどう使うか?
ゴールに向かって
とどいて とどいて 私の言葉
たくさんの想いを のせていくから
夢へのバトンを つなぎきった時
ゴールで ぎゅっとしてね
Run Girls, Run!としての目標の地は武道館でした。現時点においては、無謀な夢と言われても仕方ないでしょう。でもまだ時間はあります。この夢が叶うかどうかは、我々の力次第です。
まずは、5周年ツアーです。7/31に仙台PIT、8/13に大阪BIG CAT、9/25に東京・品川インターシティーホールと、規模的には昨年の4周年ライブに大阪公演が追加されたくらい。まずはこれを埋めなければ話になりません。そして、過去最大の盛り上がりを見せるライブにしたい。そうすれば、最後の日を迎える会場がスケールアップするかもしれません。
まだ全公演チケット販売中です。もし、ここまで読んで少しでもランガに興味を持ってくれた方がいれば、ぜひ遊びに来てください。最後だけのつまみ食いでも全然構いません。そもそもちゃんとしたワンマンライブ自体これまで7回*2しかやってないので、今からでも全然遅くないんです。ニワカが席を埋めたらファンが困る?ファンはもう全員チケット持ってるので大丈夫です。たぶん。
断言できますが、Run Girls, Run!はこれから間違いなく面白くなります。解散という明確なゴールラインが設定された以上、ラストスパートの態勢に入るしかありません。僕の経験上、こういう状況になったアーティストはめちゃくちゃ強い。
あんまり先輩の話を引き合いに出すのもアレですが、僕にとって3年前のWUGとの別れは喪失の記憶ではなく成功体験です。最後のツアーが始まってからSSAでのファイナルまでの半年間は人生で一番楽しかった。毎公演、ライブを重ねるごとに客席もステージもボルテージが上がっていく。もう出し惜しみなんかしてる余裕は無いわけですよ。後先考えずに全部出し切らないと終わっちゃうので。もしかしたら、今からそういう世界を味わえるのかもしれません。
一緒に遊べるオタクは一人でも多い方が嬉しいし、残された期間でメンバー3人に一人でも多くのお客さんが笑顔で楽しんでいる景色を見せてあげたい。
最後の半年間、ただの傍観者でいるよりも、一緒に走って、一緒にゴールテープを切った方が絶対に楽しいはずです。あなたも、Run Girls, Run!の夢へのバトンをつなぐ「ランナー」になってみませんか?
おまけ
Run Girls, Run!を知るためのおすすめコンテンツを置いておきます。
楽曲
ライブ
4周年ライブのフルVer.はミニアルバム「Get set, Go !」のライブ盤に収録。3周年オンラインライブのフルVer.はシングル「ドリーミング☆チャンネル」のライブ盤に収録。
バラエティ
YouTubeもあります(各回前半30分のみ)
ブルーレイには2018年5月開催のWake Up, Girls!との合同イベント「Green Leaves Fes.」を収録。
SNS&ブログ
・森嶋優花さん Twitter Instagram TikTok
ブログはメンバーTwitter開設後の更新は少なめですが、ユニット結成当初からの貴重な記録です。
それでは、皆さんと今後のランガ現場でお会いできることを楽しみにしています。