メリークリスマス!ぼっち・ざ・ろっく!最終話、素晴らしかったですね。
あまりにも良すぎて余韻が収まらず、そのまま深夜の勢いでブログを書き始めました。最高のクリスマスイブです。
年の瀬だしそろそろ今年聴いた曲を総括しないとなぁと思っていましたが、最終話の曲で全部ぶっ飛びました。ライブパートやるのは分かってたけど全部新曲て。
特に「星座になれたら」がバンアパ感溢れるサウンドも相まってお気に入りで、何度も聴き返しているうちに色んな発見があったのでブログにまとめることにした次第です。
あくまでも自分的解釈ですし、もう全国民気付いてるような浅い話だったらすみません。
放送終了後即リリックビデオと劇中ライブ映像上げる公式偉すぎる
この曲の歌詞は、みんなから愛される眩しい星座への憧れを歌った曲ということで、結束バンドのボーカルでクラスの人気者でもある喜多郁代に憧れる後藤ひとりの曲、という解釈が一般的になりつつあります[要出典]。
Bメロの「いいな 君は みんなから愛されて」「いいや 僕は ずっと一人きりさ」の韻の踏み方とぼっち感が好き。
さらに2番Bメロは「月が綺麗で泣きそうになるのは いつの日にか別れが来るから」。これもう𝑰 𝑳𝒐𝒗𝒆 𝒀𝒐𝒖.じゃないですか?
と、ここまでは僕も完全にぼ喜多の曲だと思っていました。しかしDメロであることに気付きます。
これって……
こういうことですよね?
そしてこのリリックビデオのイラストは踏切。
踏切、星座……?
「星座になれたら」の歌い出しは「もうすぐ時計は6時」。
完全に「午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった」のオマージュじゃねえか!!!
そう、この曲は2000年代の少年少女たちの心を鷲掴みにしていた邦ロックの名曲へのリスペクトに溢れる曲だったのです。31歳異常独身男性ワイ、ド世代すぎて死ぬ。
その点を踏まえてもう一度歌詞を聴き直すと、アジカンやバンプのような輝かしい売れっ子バンドに対する、バンドを組めなかったぼっち・後藤ひとり目線の憧れ、結束バンドに出会って夢を描いていく過程を歌った曲ではないかと解釈できるのです。
落ちサビの「君と集まって星座になれたら 夜広げて描こう絵空事 暗闇を照らすような満月じゃなくても」なんてまさに結束バンドらしいですよね。リリックビデオではラストにメンバーカラーの線が集まり、輪になって結ばれます。
エ、エモ~~~~~~
天空バンドへの憧れとキラキラ女子・喜多郁代への憧れをダブルミーニングで書いてくる後藤ひとり、天才作詞家すぎるだろ。後藤正文か?
そんな憧れの対象だったアジカンの曲をカバーしちゃったんですよ。後藤ひとりが。
最終話のサブタイが1話の「転がるぼっち」と対になる「君に朝が降る」と明かされた時点で先週から発狂していたのですが、本当に歌ってしまった。「転がる岩、君に朝が降る」は僕がアジカンで一番好きな曲なんですよ。エンドロールに流れた後藤正文の名前で泣いちゃった。
しかもご本人がコメントを。
||◤𝘼𝙍𝙏𝙄𝙎𝙏 𝘾𝙊𝙈𝙈𝙀𝙉𝙏◢||
— TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式 (@BTR_anime) 2022年12月24日
「転がる岩、君に朝が降る」
covered by 結束バンド
作詞・作曲:後藤正文
「転がる岩、君に朝が降る」という楽曲を、
大切に扱ってくれて嬉しいです。
公式サイトMUSICページはこちら▽https://t.co/6d8EyCp8VC#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/v1wyrsOaqe
ゴッチは以前ブログでもぼざろに言及していましたが*1、まさかこんな日が来るとは。
これもアジカンで育った少年少女たちが大人になり、クリエイター側に回る時代になったからだと思うと感慨深いですね。まあ僕自身は何も成し遂げないまま大人になってしまいましたが……。
高校~大学の頃はロックを聴きまくっていた(アニソンも聴いてたけど)僕も、大人になって女性声優の沼に沈んでからは久しく声優ソング以外を聴かなくなっていたのですが、ぼっち・ざ・ろっく!で毎週サブタイ元ネタのアジカンの曲を復習しているうちにあの頃好きだった色んなバンドを再び聴き直し、青春の感情を取り戻すことができました。そういうオタク、僕以外にも多いんじゃないでしょうか。
ぼっち・ざ・ろっく!、本当に面白くて素晴らしいアニメーション(一部実写)でした。ありがとう、はまじあき先生。ありがとう、Clover Works。ありがとう、青山吉能さん。𝘛𝘩𝘢𝘯𝘬 𝘺𝘰𝘶.
来年は声優オタクを卒業する予定なので久々にフェスにも出掛けてみたいと思います。2023年の目標はELLEGARDENのライブに行くことです。
P.S.
ぼっち・ざ・ろっく!で青山吉能さんを知った方々へ。
結束バンドではあまり歌わない青山さんですが、本当に素晴らしい歌声の持ち主なので、ぜひ他の曲も聴いてみてください。青山さんのロックといえばこの曲がオススメです。
(このアルバムは名曲しか入ってないので全部聴いてほしい。全曲解説はこちら)
「青山吉能が歌う、青山吉能に向けた応援歌」がテーマの曲です*2。今なら後藤ひとりさんにも刺さるかもしれませんね。
ちなみに、アジカンにも「解放区」という曲がありますが、リリースは青山さんの方が1年早い2018年。アジカンの解放区は2019年5月15日リリース。青山吉能さんの誕生日は5月15日。なんだか運命的なものを感じます。
最近はソロアーティストデビューも果たし、ぼざろで一気に知名度を上げた青山さん。2年前は一時体調不良で休業していたことを思うと本当に感慨深いものがありますし、Wake Up, Girls!時代から青山吉能さんの歌と言葉に何度も救われてきたオタクとして、やっと彼女が世界から見つかりつつあることを心より嬉しく思います。
2023年も青山吉能さんが健康で、さらに躍進する1年になりますように。