湖底

爆裂ハートフルコメディ

異常遠征記2022(F1→餃子→F1→生誕)

2022年一番の異常オタクムーブの記録です。

 

アドベントカレンダーの枠が空いてたのでお借りします。

前日はToki QQさんの「一味違う体験 - JP Ver.」、翌日はまろまゆさんです。

adventar.org

 

まえがき

2022年10月7日~9日にかけて、鈴鹿サーキットで3年ぶりのF1日本グランプリが開催されました。

 

僕はベッテル・ウェバー時代からのレッドブルファンでして、ホンダPUを搭載してからはますます応援に熱が入り、今年こそは現地観戦に行こうと7月24日のチケット発売当日にレッドブル応援席のチケットをゲット。8年ぶり2度目となる現地観戦に向けて、10月を待ち焦がれていました。

 

駐車場代も含めて計5万1400円也

 

唯一懸念していたのは、推し声優である厚木那奈美さんの誕生日が10月11日であること。もしバースデーイベントがあるとすればその前の3連休(10/8~10)に行われる可能性が高く、どうか決勝とだけは被らないでくれと祈っていたのですが……。

 

 

耐えた。

 

決勝翌日の月曜日(スポーツの日)開催ということで、無事に両方参加できるだろうと安堵。ところが……。

 

 

耐えてなかった。いや予選日だからギリ耐えてるか。

 

そう、今夏のTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)の関連企画として「肉汁餃子のダンダダン」とのコラボで行われた「クックアイドルNo.1決定戦」にて見事グランプリに輝いた厚木さんは優勝特典として1日店長イベントを実施できることになっていたのです。まさかこの週末に被るとは……。

 

 

これめちゃくちゃ可愛かったな

 

推しの女性声優が餃子を提供してくれるという一生に一度のレアイベント、何があっても行くしかない。かと言って5万円のF1チケットをジャーするのは勿体無いし、せっかくだから決勝だけでも観に行きたい。という訳で両方行くことにしました。

 

10月7日 AM2:30 滋賀県某所・実家

金曜も休めることになったので金曜日券を買ってFP(練習走行)から見ることに。

 

 

実家に立ち寄ってから鈴鹿へ。滋賀から鈴鹿は結構近くて、下道でも2時間くらいで着いてしまいます。渋滞を回避して朝イチで入場したいので未明に着くように出発しました。

 

途中の道の駅でゆっくり休憩しつつ、5時過ぎに鈴鹿サーキット正面駐車場に到着。開門まで仮眠します。

 

10月7日 AM9:00 三重県鈴鹿サーキット

 

入場ゲートからF1公式テーマソング流れててテンション爆上がり。

 

雨予報なのにレインコートを忘れる痛恨のミスで、せっかくだからと開き直ってレッドブル公式のレインウェア(24200円)を買ってしまいました。ついでにあれやこれやグッズを買ったら4万円くらい使ってしまった。これが世界最高峰のモータースポーツ……。

 

金曜日はグランドスタンド以外自由席なので、決勝とは違う席で見ることに。

まずFP1はA2席から1コーナーへの進入を眺めます。

 

角田裕毅のアウトラップ。F1での鈴鹿デビューの瞬間

 

雨なのにえげつない速度で飛び込んでいくマシンの迫力に圧倒される。

 

FP1終了後、B席のスタンド下で雨宿りしているとRun Girls, Run!ファイナルライブの当落が出ていました。見事に全落でブチ切れ。だからキャパが狭いって言ってんだろうがよ!!!!!

 

なかなか繋がらないインターネットでひとしきり呪詛を吐いているとFP2の時間になったので一旦avexのことは忘れます。

 

 

逆バンクでの撮影がめちゃくちゃ楽しかったので次はこっちの席を取るのもありかな~と思いました。宝くじ当たったらバズーカ買ってカメラマン席行きます。

 

セッション終了後、駐車場に戻ると案の定大渋滞。何時間待っても出られそうにないので、車は置いたまま徒歩で鈴鹿サーキット稲生駅へ。

 

こちらも長蛇の列

と思いきや津方面は全然並んでなかった

向かった先は三重の県庁所在地、津。そう、ここから推しに会うため東京へと運ばれます。

 

10月7日 PM10:40 津駅

津駅。初めて来た

午後8時半すぎに到着し、閉店間際の吉野家に滑り込み。

 

 

9時半からは厚木さんの生誕イベ前日配信が始まったので、駅前のベンチで視聴。

 

 

あまりの可愛さに発狂していて三重県警に逮捕される寸前でしたが、ちょうど配信終了と同時に夜行バスの出発時刻を迎えました。

 

 

10月8日 AM6:00 東京駅

一日中雨に打たれてガチで疲労困憊してたので秒速で寝落ちし、次に目を開けたらもう海老名SAでした。

 

(1週間前は東京ステーションホテルに泊まってました)

 

結局前夜は風呂を浴びる暇が無くバスに乗ってしまったのですが、そんな汚い体で推しに会う訳にはいかないのでしっかり清めます。

 


上野に最近できたカプセルホテル・サウナですが、3時間コースで1600円とまあまあ良心的なお値段。ちょっと狭いけど24時間営業で立地良くて綺麗なので夜行バス明けにちょうどいいですね。

 

10月8日 PM0:00 肉汁餃子のダンダダン 渋谷道玄坂上店

 

イベントは14時からですが、あまり早い時間から列を作るのはNGとのお達しがでていたこともあり、とりあえず入店。コラボメニューはまだ注文できないので通常の餃子とビールで0次会をやっていきます。

 

 

ダンダダンは渋谷駅近くにもう1店舗ありますが、こちらはマークシティを通り抜けた先という少し離れた立地(オタクがよく行くライブハウス村からは近い)ということもあり、お昼時でも店内は空いていました。どちらかといえば居酒屋に近い、夜メインのお店というイメージもあるんでしょうかね。

 

 

イベント30分くらい前から列ができ始めたので並ぶ。急に大人気店になった。

 

 

ダンダダン店員姿の厚木那奈美さん、新鮮すぎる!!!!!

 

ダンダダンは「粋で鯔背(いなせ)な店づくり」がコンセプトということで、店員さんも前掛けに鉢巻きというザ・酒場スタイル。一方、厚木さんはアルバイト経験がケーキ屋さんのみ、声優になるまで牛丼チェーン店に入ったこともなかったという経歴の持ち主です。絶対に居酒屋バイトをしないタイプの子の居酒屋店員姿、萌えすぎる。

 

列の横でサイン書きが行われました。

 

前から10組目くらいで入店。席への案内やオーダーの聞き取りは一般の店員さんがやってくれます。

ダンダダンは「餃子とビールは文化です」をモットーに掲げるお店で、ちょうど生ビール半額キャンペーンをやっていたのでコラボ餃子と一緒に注文。女性声優の前で堂々と飲酒できるイベントは最高。

 

一日店長である厚木さんのお仕事は焼き上がった餃子を席まで運び、コラボ餃子の食べ方を説明すること。他の席を回っている店長(とデレデレの客たち)の姿を眺めながら待っていると、しばらくして我々の番が回ってきました。

 

宇宙一可愛い餃子屋の店員さんから、餃子のタネにはヘルシーな鶏ささみを使用していることや、最初はそのまま食べてお酢で味変するのがおすすめ(厚木さんは重度のお酢マニア)との説明を受け、その後少しだけフリートークの時間がありました。自分の卓は全員身内のオタクで固まってたので、厚木さんの音頭で乾杯。幸せなことです。

 

 

や、本当に推しへの贔屓を抜きにしても美味しかった。タネを鶏ささみにすると肉汁を吸ってしまうのでジューシーさを維持するのが難しかったそうですが、苦労して開発されただけあって見事にジューシーで肉汁たっぷりの餃子に仕上がっていました。付け合わせの野沢菜もごま油が香ばしくてビールに合う。

 

店内は9割以上がオタクで埋め尽くされた異常空間と化し、時折厚木さんの美声が聞こえてきます。各テーブルへ丁寧に配膳・説明し、短い時間でもオタク一人一人としっかりコミュニケーションを取ってくれるのは流石です。まだ並んでいる人がいるので食べ終わり次第そそくさと退店。

 

餃子は肉厚で焼き上がりにそこそこ時間がかかるのですが、一斉に来店した客が同時に同じメニューを注文したため提供に時間を要し、客席の回転率はあまり良くないようでした。結果、最初に入店した客が1/3ほど入れ替わった時点でタイムリミットが。食べログによると座席数は58席とのことなので、だいたい70人くらいに提供できたのかな?1時間のイベントとしてはよく頑張った方だと思います。

 

しかし、店の前にはまだ行列が。厚木さんはわざわざ外に出て入店できなかったオタク達にお詫びの挨拶をしてくれたのですが、心から申し訳なさそうに、涙ながらにお話される様子を見て、改めて本当に良い子だなぁと思いました(自分は施しを受けられた側なので胸が痛みましたが……)

 

 

その後はさっきまでの満席状態が嘘のようにまた静かな店に戻ったので、特にやることもない我々はそのまま2次会へ突入。

通常餃子と食べ比べ

さっきまで着用していた名札とサイン色紙が飾られていました

結局この日は肉汁餃子のダンダダン渋谷道玄坂上店に3回入店して計6時間くらい滞在してました。

 

翌日は朝イチでサーキット入りするため、高速移動椅子に課金して午後10時ごろに鈴鹿の駐車場へ帰着。厚木さんの粋で鯔背な姿を反芻しながら車中泊しました。

 

10月9日 AM7:00 鈴鹿サーキット

7時ごろに起床し、ドライバーの出勤風景を眺めるため移動経路の沿道へ。女性声優への入り待ち・出待ちは厳禁ですが、世界に20人しかいないF1ドライバーには許されるのです(もちろん周囲に迷惑をかけない範囲で)

 

 

一通り眺めた後はGPスクエアに移動し、レッドブル飲んで気合いを入れつつ中島悟氏やホンダのエンジニアによるトークショーを観覧。

 

10月9日 PM2:00 同、国際レーシングコース

正午ごろにレッドブル応援席の自席へ。スタンド最上段だったので後ろを気にせず思う存分カメラを振り回せます。

 

最後の鈴鹿となるベッテル

レッドブルファミリーは応援席の前でインタビュー

この頃から雨が降ってきた。雨男?

ホンダジェットのデモフライト。空は一面の灰色

水樹奈々さんによる国歌独唱

LIVE PARKタオル装備で待機

雨の降る屋外という難しいコンディションの中、見事な美声を響かせてくれました。歴代日本GP国家独唱の中でも上位に入るクオリティだったのでは。女性声優による君が代を聞いたのは2017年8月6日の楽天生命パーク*1以来5年ぶりでした。

 

・決勝

スタート直前から雨が激しくなり、1周目にサインツのクラッシュで赤旗中断。その後なかなか天候が回復せず、レース再開が予告されるも再び延期……ということを繰り返し、結局2時間後の午後4時15分に再スタートしました。いつ始まるかわからないまま、混雑でネットも繋がらない中雨に打たれながら待つのは本当にしんどかった……。

 

再開直後はご覧の水量。終盤は徐々に乾いてきましたものの、暗いし寒い……。

流し撮り難しい

結果はご存じの通り、レッドブルのフェルスタッペンが優勝し2年連続のワールドチャンピオンを決めました。28/53周しかしてないのにフルポイントが与えられるとは誰も思わず、チャンピオン決定のアナウンスにサーキット中が混乱してましたね。

 

前回現地観戦した2014年も雨でジュール・ビアンキのあのクラッシュがあり規定周回数を満たさないレースになってしまったので、次こそは好天の下でフルのレースを見てみたいものです。

 

すぐに出てもどうせ混むので東コース歩いてから脱出。さっきまでマシンが駆け抜けてたところを自分の足で歩けることに感激しました。

 

10月10日 AM0:30 京都市内・自宅

途中で飯食ったり(王将でまた餃子食べた)休憩挟んだりしつつ帰宅。

当初は夜行バスでそのまま翌日のイベントに向かうことも考えましたが、雨でここまで消耗するのは想定外だったので翌朝出発にして正解でした。とはいえ寝たら起きられる気がしないので準備しながら夜を明かします。

 

 

愛知や静岡付近ではゲリラ豪雨に襲われましたが、無事に時刻通り到着。

 

10月10日 PM1:00 東京・表参道

厚木さんの有観客でのバースデーイベントはコロナ前の2019年以来3年ぶり*2。前回はスーツやジャケット着用のドレスコードがありましたが、今回は特になし。でも一応パーティーということでジャケットだけ羽織っていきました。顔面Tに。

 

 

正午過ぎに会場に到着し、物販列へ。VTuber名取さなさんがデザインしたグッズを購入。

 

 

Tシャツは厚木さんのこだわりで刺繍仕様にしたこともあり、一般的にはやや高めの3500円でしたが、F1グッズと比べると激安に見えてきます。アルファタウリなんか普通のプリントTシャツでも余裕で1万円超えますからね。

 

 

イベントの詳細については前回のブログでも触れたので割愛しますが、本当に素晴らしい時間でした。RGRの衣装ではなく個人としてステージに立つ姿はいつもよりリラックスして見え、よりファンと距離が近い雰囲気で歌っていたように感じられましたね。

「A piece of cake for you.」を再び聴ける機会があることを願っています。

 

 

打ち上げは再びダンダダン渋谷道玄坂上店(48時間ぶり4度目)

 

翌日は仕事なので夜行バスで帰宅。軽く仮眠してから出勤しましたが、疲労困憊&厚木那奈美さんのことで頭がいっぱいで全然仕事になりませんでしたね。

 

 

以上、金と体力を擦り減らしまくった4日間でしたが、今年一番充実した4日間でした。来年はオタク辞める予定なので、もっと優雅な旅を楽しんでいきたいですね。