湖底

爆裂ハートフルコメディ

Animelo Summer Live 2017 -THE CARD- 3日目

2日目は推しがいなかったので体力温存のためスルーしたのですが、個人的にはセトリ見た限り行けばよかったと後悔するほどではなかったので安心しました(行ったら行ったで十二分に楽しめたと思うけど)。

 

さて、いよいよ3日目。WUGちゃんの出番です。

f:id:koteijing:20170902214906j:plain新章の絵柄にはまだ慣れていませんが、このイラストは可愛いですね。 

f:id:koteijing:20170902215003j:plain「アイドルの祭典」本番前に振りを確認していたのはこのE2ゲートの中でした。

f:id:koteijing:20170902215533j:plainいざ、聖地「I-1アリーナ」へ。

 

本番

この日の座席はB8ブロックの通路席で、センターステージも近くて最高でした。

 

・01 crossing fieldChase the world / LiSA×May'n

WUMコラボでMay'nさんがシクレ登場するのは予想していましたが、初っ端から中部地方を代表する女性アニソンアーティスト同士のこのコラボは激アツ。一発でテンションがブチ上がりました。

 

・02 Inner Urge / 上坂すみれ

自称「キングレコードの下ネタ担当」だそうです。早く水着写真集出してください。

 

・04 Beyond The Dream / アイドルマスター SideM
・05 MOON NIGHTのせいにして~HIGH JUMP NO LIMIT~Study Equal Magic! / アイドルマスター SideM
・06 DRIVE A LIVE / アイドルマスター SideM

お初にお目にかかりましたが、曲良いし格好いい……。

 

・09 Starry Wish / 水瀬いのり
・10 アイマイモコ / 水瀬いのり

客層の違いもあるでしょうが、アニマ大阪など全盛期と比べるとStarry Wishの家虎も落ち着いてきた気がします。ソロデビュー当初の頃と比較して随分歌っている最中の表情が柔らかくなり、ソロでは初出場の大舞台でものびのびと歌声を響かせていて、自分が見た中では今までで一番のパフォーマンスでした。本当にどんどん進化しているので12月のワンマンでの仕上がりが楽しみです。

 

・12 ガーネット / 奥 華子

本人による弾き語りをこんな大会場で、しかも間近に聴けるとは……。真っ青だった会場が次第に赤く染まっていく様子が印象的でした。

 

・13 Future Strike / 小倉 唯

前奏のピアノソロで一気に頭に血が上ります。俊龍は神。

・14 ハイタッチ☆メモリーHoney♥Come!! / 小倉 唯

センターステージでめっちゃ近い!衣装かわいい!俊龍

 

・16 VERMILLION / 黒崎真音

舞台に初挑戦した今年の成果を見せつけるということで、役者による本物の殺陣をステージ上で披露。最後はセンターで島津豊久土方歳三の一騎打ちが繰り広げられる中、本人も感情を全身で表現しながら歌い上げるという凄いステージでした。いいものを見させてもらいました。これもアニサマならではですね。

 

・19 Last Proof / ZAQ

映像演出でWUGカラーの7枚のカードや4thツアーのシンボルそっくりの鳥が出てきたのでこれはコラボだと思って急いでビブスを着用したのですが、全然関係なかったようです。何だったんだあれは……。それはともかく、口笛がすごかったです。一昨年の「OVERDRIVER」ラップバトル、昨年の「hopeness」ピアノ弾き語りに続き、今年も“アーティスト・ZAQ”の強さを見せつけられた気がします。

・20 Alteration / ZAQ

曲に入る前のMCがめちゃくちゃ格好良かった。もともと客として来ていた自分が出演する側になり、テーマソングまで書かせてもらえた。そして「次は君の出番だよ」と。アニサマが日本最大のアニソンライブとして長く続いてきたからこそのドラマですね。

 

・21 Sparkling Daydream / ZAQ feat. 内田真礼上坂すみれ

滋賀県の美しい風景を描いた中二恋1期OPがSSAの大スクリーンに流れているのを見て感動しました。今シーズン最高のUOグルグルでした。

 

・22 無敵*デンジャラス / B-PROJECT
・23 Hungry Wolf~dreaming time / B-PROJECT
・24 永久パラダイス / B-PROJECT

女オタクを「小鹿ちゃん」、男オタクを「オオカミさん」って呼んでるのが面白かった。

 

・25 One In A Billion / Wake Up, May'n!

WUGちゃんは4thツアー衣装、May'nちゃんもそれに合わせた白衣装で登場。7人Ver.もいいですが、やはり8人揃ったワンビリは強い。

・26 恋?で愛?で暴君です! / Wake Up, Girls!

よっぴー(グリ声)の「この曲で盛り上がらないと……死にます!」で極上スマイルになっちゃいました。ワンビリもですが、タイアップ作品のOP映像を背負って歌い踊る姿を見ると、アニソンアーティストとして一皮剥けた感じがありますね。

・27 Beyond the Bottom / Wake Up, Girls!

ついにこの日がやってきました。歌ってくれたらいいなと思っていましたが、イントロを聴いた瞬間に頭を抱えて床に跪いてしまいました……。前2曲の感想があっさりしてるのはBtBがエモすぎて記憶があまり残っていないからです、すみません。

メインステージで1番の歌唱を終えた後、みにゃみの「WUG最高~!」からセンターステージへ駆け出すという続・劇場版「Beyond the Bottom」の再現*1に感極まりました。今年ワグナーになった自分でさえこれなのだから、公開当時から追い続けてきたオタクたちにとっては万感の思いだったはずです。ステージに立つWUGちゃんたちも前2曲とは明らかに違うオーラを放っていました。仙台で聴いたBtBもエモすぎて放心状態になったのですが、SSAのセンターステージで見るそれはあまりにもエモかった……。アウトロの最後では宙に手を伸ばし何かを掴むような振りに合わせて、スクリーンに「Wake Up, Girls!」「新章」「始まる。」の文字が映し出され、WUGの出番が幕を閉じました。これまでのWUGの集大成を全力でぶつけて、新章へつなぐ。そんな思いがひしひしと伝わってきたステージでした。

f:id:koteijing:20170903005809j:plainアニサマ2017☆(み´μ`ゆ)|Wake Up, Girls!オフィシャルブログ Powered by Ameba

今年のアニサマにはたくさんの声優ユニットが出演し、さながら「アイドルの祭典」の様相を呈していたように思います。その中で、WUGちゃんはBtBという切り札を選択したことで、「WUGらしさ」を見せつけることができたのではないでしょうか。決して順風満帆ではなく、大人たちのゴタゴタなどさまざまな逆風も吹く中、それでも絶望を力に変え、必死に想いを届けようとする姿。必要以上にアニメとのハイパーリンクが起きているような気もしますが、その泥臭さ、エモさこそがWUGらしさなのではと感じています。いつか単独でSSA公演を行い、白一色に染まった会場でBtBを味わえる日が来ることを待ち望んでいます。

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WUGパートが長くなりすぎました。続きいきます。

 

・30 おジャ魔女でBAN2 / MILKY mode

BtBで感極まりすぎてスクモパートの記憶がないのですが、サプライズでミルキィが出てきたおかげで魂がSSAに帰ってきてくれました。なんで2日連続でおジャ魔女曲やったのかわかりませんが、こっちはなかなか回収できない曲なので楽しかったです。

 

・31 ギミー!レボリューション / 内田真礼

今年もかよという感じはありますが、何度聴いても楽しい曲ですね。

 

・33 オリジナル。 / TrySail
・34 adrenaline!!! / TrySail

一昨年200Lv.でゴンドラ上のナンスから目線もらって以来ナン推しだったのですが、冷静に考えて3人ともめっちゃ可愛いし選べなくなってきました。adrenaline!!!はセンターステージでめっちゃ近いしめっちゃ楽しかった。なかなか縁が無くて単独公演に行けてないのでそろそろお邪魔したいです。

 

・35 oath sign / LiSA
・36 だってアタシのヒーロー。 / LiSA
・37 Catch the Moment / LiSA

セトリが強すぎる。あんまりLiSA聴かない自分でもこれは熱くなる。

・38 Rising Hope / LiSA

「このあと大先輩にステージ繋がなきゃいけないんだよ!お前らもっと行けんだろ!?」と煽ってからのライホ。半端無い。出し惜しみ無しの最強のパフォーマンスをブチかまして大トリをリスペクトする姿勢、格好良いとしか言いようがない。「ETERNAL BLAZE」を警戒して残してたUO全部折った。

 

・39 TESTAMENT -Aufwachen Form- / 水樹奈々
・40 Destiny's Prelude / 水樹奈々
・41 Invisible Heat / 水樹奈々
・42 UNLIMITED BEAT / 水樹奈々

ごめんなさい、予習不足で全然曲知りませんでした。ただ、それでもやっぱり奈々様はすごかった。これまでの38曲でアッツアツになったアニサマの空気を一瞬で水樹奈々ワールドに変えてしまう力。チェリーボーイズがセンターステージに出てバカテクの演奏を繰り広げる中、本人はメインステージを右に左に全力疾走しながらブレることなく凄まじい圧のボーカルを響かせる姿に、「これがアニサマの大トリだ」という格の違いをまざまざと思い知らされました……。

 

・43 Playing The World / アニサマ2017出演アーティスト

Twitterでも話題になっていたように、イチャつく内田姉弟をすみぺが引き剥がすという一幕があって爆笑。WUGちゃんとTrySailが横並びになってたのですが、WUGで一番端にいるよっぴーとTrySail3人のTシャツ(水色)が被ってしまい、よっぴーがトラセメンバーにしか見えなくて面白かったです。WUGメンバーのTシャツアレンジみんな可愛くてずっとわちゃわちゃしてて最高でした。

 

アニサマ3年目の自分は大御所アーティストが毎年出演していた時代を知らないので、今年は例年以上に強く感じました。3日目はもともとのラインナップが凄すぎてサプライズのコラボや演出はやや物足りない感触もありましたが、それでも流石アニサマだと思わされるライブでした。少なくとも過去3年間では一番楽しかったと思います(2日目行ってないけど)。これからも、アニサマが世界最大最強のアニソンライブとして歴史を刻み続けていくことに期待しています。頼むぞ斎藤P。

*1:劇中のステージはアニサマ2015がモデル

Animelo Summer Live 2017 -THE CARD- 1日目

今年もアニサマに行ってきました。3年連続3回目ですが、今年は初日と3日目のみの参加です。

昨年の感想はこちら

けやきひろば

11時ごろSSAに到着し、けやきひろばへ。恒例のカラオケ大会ですが、今年は午前の第1部が「完唱歌いきりまショー!!激辛部門」という、基準値未満の歌唱力だと歌の途中で強制終了となる企画になっていました。「激辛」と称するだけあってかなり厳しく、初日は誰も完唱できず、中には1サビまで辿り着かない参加者も。だいたい3,4人が同じ曲に挑戦するので、観客側としては同じ曲を何度も途中まで聴かされて盛り上がりきらないまま強制終了という、なかなかにフラストレーションの溜まる企画でしたね。来年は普通のカラオケに戻してください。

 

続いてWUGの後輩ユニット「Run Girls, Run!」のステージ。このために早めに来ました。

新章のPV上映に続き、3人が登壇。背を向けて並んだので「タチアガレ!」が来るかと思いきや、まさかの「リトル・チャレンジャー」で度肝抜かれました。めtttっちゃ好きな曲で、自分はまだWUGによる披露も見たことないのでイントロで頭抱えて絶叫してました。後輩ユニットによるリトチャレは劇場版「Beyond the Bottom」のネクストストームを髣髴とさせる姿でかなりエモかったです。

続いてはワンフェスでも披露された「16歳のアガペー」。お披露目のときはちゃんと名前を呼べなかった1サビ終わりですが、今回は集まったワグナーたちがちゃんと各々の推しを呼んでいてよかったです。ちなみに自分は今のところ林鼓子さん推しかなぁという感じですが、公式のあだ名「はやまる」はコールしにくいので「ここちゃーん!」と叫びました。

ラストは「タチアガレ!」。イントロのコールはいつものノリで「Wake Up, Girls!」と入れましたが、「Run Girls, Run!」と叫んだオタクもいたようです。今後はこっちが定着していくのでしょうか。

どの曲での場面だったかはっきり覚えていないのですが、衣装のスカートが翻って見せパンがバッチリ見えてしまう一瞬があり、それがまるでブルマのようなハイレグ具合で、非常にその、アレでした……。一応履いてはいるものの、まさに「七人のアイドル」の勾当台公園ライブのような瞬間で、まさかこんな形でヤマカンとのハイパーリンクを感じてしまうとは……。

オタクの拳に隠れてフリ素回避成功

 

その後は芝生でダラダラしながら開演待ち。昨年は無法地帯と化していたけやきひろばですが、今年はレギュレーション強化で黒人警備員が投入されたこともあり、リフトとかしてるオタクも少数で大人しかったですね。

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お昼ごはんに屋台で鈴木さんオススメの牛タンカレーを食べましたが、結構ボリュームあって美味しかったです。

 

本番

初日はA11ブロックというなかなかの好位置を確保しましたが、ステージ端やゴンドラを使って近くに来てくれる演者があまりおらず寂しかったです。

昨年同様、セトリの中から印象的だったポイントをピックアップして感想を書いていきます。

 

・01 ハレ晴レユカイ / SOS団(平野綾×茅原実里×後藤邑子)

初日1曲目にして今年最大のジョーカー。イントロの時点で高まったけどまさかSOS団本人が来るとは思わず、気付いたときには言葉にならない言葉を叫び続けていました。特にゴトゥーザ様はここ数年の闘病の様子をブログで読んでいたので、アニサマのステージで元気に歌い踊っている姿が本当に嬉しくて、次第に涙があふれてきました。スクリーンには1期ED(絵コンテ・演出:山本寛)が映し出され、オタクたちは11年経っても身体に染み付いているハルヒダンスを踊り狂いました。最後に両脇を茅原さん後藤さんに抱きかかえられながら退場する平野さんの姿がすごく感動的だったんですが、それが偶然にも「激奏」のイラストと同じ光景だったという……。歴史的瞬間に立ち会うことができました。

1曲目の時点で去年の「かどみゅ!」(ハルヒ映像を流しておきながら『長門有希ちゃんの消失』ED曲のみ披露)を完全に超えてしまいましたね。

 

・02 ようこそジャパリパークへ / けものフレンズ with オーイシマサヨシ

事前にSSAの方位を確認しておいたおかげで無事に吠えることができました。

 

・03 コネクト / ClariS
初めてClariSさんの実物を見ました。コネクトといえば一昨年の鈴木このみ×春奈るなコラボが思い出深いですが、本家もやっぱり良いですね。正直に言えばクララとアリスのオリジナルVer.が好きなんですけどね。

 

・05 FLAWLESS / Pyxis
・06 プラチナ / Pyxis

「初恋の棘」にイェッ俊龍したかったのですが、アニタイじゃないので干されてしまいました。残念。

 

・07 ユー&アイ / 大橋彩香
・08 ワガママMIRROR HEART / 大橋彩香

ユー&アイは予習不足のため普通にゆっくり聴いてました。ワガママは今年最強クラスのバケモン曲なので高まりすぎてあまり記憶がありません。ステージが遠くて腰フリフリをしっかり見られなかったのが悔しい。

 

・09 fantastic dreamer / Machico

ホリプロの強い曲が連続で来て高まります。Machicoさんはウマ娘を除けば「かどみゅ!」以来でしたが、曲とか歌い方とか結構好きなので一度ワンマン現場にも行ってみたいですね。

 

・11 サウンドスケープ / TRUE

ユーフォのイベントをことごとく仕事に潰されるなどしてなかなかご縁が無かったのですが、ようやく聴けました。「DREAM SOLISTER」も大好きですが、サウンドスケープは落ちサビの「伝えたい 上手くなりたい 特別になりたい」などより劇中に沿った歌詞になっていて良いですね。ライブ的にも跳べるポイントが多くて楽しい。

 

・13 DreamRiser / Minami×TRUE

MCで「ランティスの名曲です」みたいな話してたけど、この二人で歌うならもっと強いランティスの曲があったような気もします。まあそれはそれとして良かったです。

 

・14 illuminate / Minami
・15 ZERO!! / Minami

最近のMinamiさんの曲全然知らなかったけど2曲ともめっちゃ格好よかったです。

 

・16 君じゃなきゃダメみたい / OxT
・17 Go EXCEED!! / OxT

結局OxT名義の曲やってないような気がしますが、お馴染みのギターバトルはシビれました。

 

・18 バラライカ / 田村ゆかりxOxT

OxTが急に「やらないか」とかいう寒いギャグ突っ込んでくるからまさかと思いきや、まさかでした。完全に意味不明のコラボかつ意味不明の選曲ですがバカみたいに楽しかったです。ハレ晴レを除けば最大のサプライズでしたね。

 

・19 カオスシンドローム / 鈴木このみ

バラライカで完全にテンションがおかしくなってるところに推しを出してくるのやめてほしい。某有名オタクが発明した、AメロとBメロの間のクラップがクッソ楽しいのでオススメです。

・20 Blow out / 鈴木このみ

最近の鈴木さんのシングルでは「Redo」に並ぶ強さを誇る1曲。思わず靴を脱ぎました。跳びポイントとコール&レスポンスを予習しておくとメチャクチャ楽しいです。今年は昨年以上に伸びやかな力強い歌声が出ていたような気がしてよかったです。

・21 This game / 鈴木このみ

今年のテーマが「THE CARD」なのでノゲノラ曲が来るのは予想していましたが、「THERE IS A RESON」のピアノイントロが聴こえた瞬間エモすぎて崩れ落ちました。が、途中で切り替わってちょっと混乱。しかし初めてアニサマで聴くThis game*1は格別でした。前半トリを任され、ほとんど白一色に染まったSSAの盛り上がり方を見て、着実に実力を上げてきたことを実感して感慨深かったです。「THERE IS A REASON」はツアーまでお預けですかね。

 

・22 BLACK SHOUT / Roselia from BanG Dream!
・23 LOUDER / Roselia from BanG Dream!

鈴木さんでの疲れが回復しきらないままに登場。バンド枠なので休憩明けに来るのは想定内でしたが、やっぱ強い。2月のバンドリ3rdライブでのサプライズ初登場時から比べると明らかに演奏レベルも上がっていました。月曜の武道館公演にも行ったのですが、ポピパもロゼリアも演奏が上手すぎて違和感が全然なく、オケと同じように聴けるレベルにまで達していて本当に凄いです。

 

・24 Break your fate / 西沢幸奏
LOUDERに推しジャンしすぎて呼吸困難になってるところにByfのサイレンが聴こえて殺されるかと思いました。ノンタイ曲*2ですがバキバキの攻撃的ロックで、1stワンマンと全国ツアーでイキり倒した結果「お前らかかって来いよ!!」の煽りが定番になってしまった幸奏を見て、「艦これ」しか知らなかった人のイメージはブチ壊れたのではないでしょうか。

・25 帰還 / 西沢幸奏

ここで「The Asterisk War」とかが来てたら間違いなく心臓発作で救急搬送されていたので命拾いしました。Byfとは一転した静かなバラードで、優しさの中に力強さのある歌声がSSAを包み込みます。自分がこれまでに聴いた「帰還」の中でも一番心に響いた気がしました。

 

・26 空色デイズ / 西沢幸奏×鈴木このみ

この瞬間が来るのをどれほど待ち望んだだろうか……。昨年の「MF文庫J『夏の学園祭2016』」以来仲良くなった同い年の2人。これまで数々のイベントで共演しながらコラボの機会は無く、昨年12月には札幌でのツーマンライブ*3まで追いかけていったのに見ることができなかったその光景が、ついに目の前に現れました。しかもこのみんはギターを首から提げ、2人で交互に空色デイズのイントロを奏で始めます。歌の面ではこのみんが先輩だけど、ギターは幸奏のほうが先輩。Wギターボーカルによって完全に対等な立場となった2人によるステージでした。あまりのエモさに跳ぶことも叫ぶことも忘れ、ただこの貴重な時間を一瞬たりとも見逃すまい、聴き逃すまいと見入っていましたが、ラスサビを2人で一緒に歌い始めた瞬間に涙があふれて前が見えなくなりました。ありがとうアニサマ……。

 

・28 夢の果てまで / 早見沙織

空色デイズの後しばらく椅子に座り込んで放心状態のまま泣いていたのですが、この新曲がめっちゃ良くて癒されました。竹内まりや感全開のちょっと懐かしさすら感じる曲を見事に歌いこなしていて、早見さん普通にJ-POPシーンでも通用するアーティストになるんじゃないかと思いましたね。

 

・30 You & Me / 田村ゆかり feat. motsu & おまいら

motsuのツイッター見てたらヒェイ山ヒルクライムしてるし今日は来ないなと思ってたら見事に騙されました。何年経っても客パートの歌詞はしっかり覚えてましたね。

 

・31 青空Jumping Heart / Aqours
・32 HAPPY PARTY TRAIN / Aqours
・33 恋になりたいAQUARIUMユメ語るよりユメ歌おう / Aqours

ラ!サ!はまだ見られておらず、Aquoursさんとも初対面だったのですが、めっちゃ良いですね。若くて明るくて元気いっぱいで、荒唐無稽なMVも実にラブライブ!らしい。歌もダンスも思っていた以上にレベル高かったです。とりあえずこの日一番輝いていたメンバーは諏訪ななかさんだったと思います。めちゃくちゃ可愛かった。これ以上推しが増えると人生がぶっ壊れるので近付きすぎないようにしておきます。

 

・34 雪、無音、窓辺にて。 / 茅原実里

イントロで絶叫。ハレ晴レだけでもヤバいのに追い討ちをかけるかのように終盤でこれは反則。かどみゅ!とは一体何だったんだ……。

 

・39 GO!!! / FLOW

もはや定番ですが、我々世代のアンセムなのでやっぱり盛り上がりますね。そろそろCOLORSも聴きたいのでよろしくお願いします。それにしてもほぼ全員40代なのにステージの端から端まで全力疾走しながら全然息切れせずに歌い続けるのは凄いとしか言いようがない。

 

・41 Glorious days / GRANRODEO
・42 move on! イバラミチ / GRANRODEO
・43 The Other self / GRANRODEO

実はGRANRODEOの曲全然知らないんですが、ライブで聴くのは結構楽しみにしてます。飯塚さんがAquoursに入りたいとか言ってて笑った。

 

・44 Playing The World / アニサマ2017出演アーティスト

 このみと幸奏が仲良く並ぶところまでは想定内だったのですが、ラスサビの「次は君の出番だよ」でゆかりんがこのみんに駆け寄って一緒に笑顔で歌ったところで崩れ落ちました。移籍で同じアミュレート所属になり、秋から「LOST SONG」でW主演を務める2人。圧倒的なキャリア差があるのに果たして本当に上手くやっていけるのかと心配していた中で、ゆかりんの方からこういうアクションを起こしてくれたことがすごく嬉しくて、ちょっと安堵しました。

 

いやー、初日からブチかましてきましたね今年のアニサマは。ここ数年、大御所が出場しなかったりでやや盛り上がりに欠ける部分もあったと思うのですが、今年は完全に20台半ばの我々世代を狙い撃ちにした内容でハートを揺さぶられました。一発目が強すぎて3日間通してハードルが上がりすぎてしまった感もありましたが、少なくとも初日は大満足の内容で文句なしに楽しかったです。

2日目は参加しなかったので、続いては3日目のレポをお送りいたします。

*1:自分は2015年から参戦のため

*2:一応ゲータイ曲

*3:「Anison-R presents Special Xmas LIVE 2016!!」

仙台巡礼その3(楽天戦編)

仙台の旅ラストはKoboパーク宮城にて行われた、東北楽天ゴールデンイーグルス VS 千葉ロッテマリーンズ公式戦「扇屋商事~宮城ふるさと~BLACK EAGLES DAY」の観戦です。推しによるプロ野球での国歌斉唱と始球式なんて一生に一度見られるかどうかですからね。速攻でチケット押さえました。 

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15時半ごろ球場に到着し、来場者プレゼントのBLACK EAGLESユニフォームを受け取り入場。自分はWUGナイターのユニフォームを持ってないので「AIRI 313」の背番号を貼ろうと思ったのですが「1」のワッペンが在庫切れでした。残念。

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イーグルシートの3塁側最前を確保したので見晴らし抜群でしたが、ギリギリでネットがマウンドがかかってしまいました。チアダンスチームによるパフォーマンスや両チームのスタメン紹介に続き、いよいよその瞬間が訪れます。

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気付いたときにはもうバッターボックス後方にまゆしぃとよっぴーの姿が。こっちまで緊張してカメラを持つ手が震えます。

そして日本国国歌「君が代」の斉唱。WUGのライブで見せる力強い歌声とはまた違う、透き通るような伸びやかな非常に尊い歌声に感動しました……。声優やアイドルという前提を抜きにしても素晴らしい国歌斉唱だったと思います。

 

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大仕事を終えて引き上げる際の清々しい表情が印象的でした。

続いてあいちゃんがマウンドに向かいます。手足には「パっとUP」の企画でミズノにオーダーしたオリジナルのグローブとシューズが。

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一礼した後、緊張した面持ちで2度ほど深呼吸してリズムを取ります。

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しっかりプレートを踏んでいるのがいいですね。始球式とはいえ、正式な位置での投球にこだわっていたそうです。

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ボールは惜しくもホームベース手前でワンバウンド。ボールの行方を追った後、一瞬悔しそうな笑顔を見せていました。しかしホームベース真上を通るコントロールは中々のもので、球場ではどよめきも起きていました。

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今回のベストショット。天使か。

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両側スタンドに頭を下げた後、マウンドを降りて憧れの嶋選手のもとへ。後にパっとUPで話していたのですが、「ナイスピッチング」と一言かけてもらったそうで、ボールを受け取った瞬間の喜びがあふれ出た表情が最高に可愛い。緊張が解けたのか、ポニーテールを振り乱して(ありがとうございます)満面の笑顔でフィールドを駆けていきました。

球場全体から温かい拍手が送られ、プレーボールとなりました。いや、本当に仙台に来てよかったです。素晴らしいものを見せていただきました。再び投げる機会があれば、ぜひノーバウンドでのリベンジを果たしてもらいたいですね。

試合も観たかったのですが、続いてラジオ「RESETTERS!」の公開録音があるため一旦スタンドを出て球場正面のステージへ。

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最初に30分ほどフリートークがあった後、午後6時から公開録音開始、6時半ごろ(前半若干巻いて出番長めに取ってもらった。感謝)にゲストのWUGちゃん登場という流れでした。パーソナリティーの本間さんと及川さんがめっちゃ面白くてゲストパート以外も普通に楽しめました。流石プロですね。

WUGちゃんパートでは、まゆしぃとよっぴーが国歌斉唱に向けて歌詞の現代語訳を読み、歌詞の意味も考えながら練習を重ねてきた(「さざれ石の」の間にブレスを入れないとか)ことや、あいちゃんがライブ前もずっと投球フォームの練習してたことなどの裏話も。

「格好いい大人とは」というトークテーマでは、(吉岡)「自分は免許取らないから助手席に乗ってみたい、白い車がいい。家の車が白なので」(本間)「ガチャガチャするやつ?」(吉岡)「ガチャガチャやってほしいですね!」という話があり、自分はちょうどこの翌日が白のMT車の納車日だったので私信としか思えず一人でめっちゃテンション上がってました。本当にありがとうございました。ちなみによっぴーは「お金いっぱい持ってる人(一生懸命働いてる人)」、あいちゃんは「一緒に野球を観に行ってくれる人」という回答でした。あいちゃんは終始野球とハイボール(ビールは将来の身体のことを考えてやめたらしい)への愛を語ってて最高でした。推せる。

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ステージ終了後はハイボール片手に観戦。スタンドに戻ると既に試合は後半戦に突入しており、そしてあっさりと負けてしまいました……。WUGメンバーがKoboパークに来ると勝てないジンクスが続いているので次回こそは勝ってもらいたいですね。

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11話でアイドルの祭典に向かったときと同じホームから新幹線に乗り帰京。夜行バスで湖底に戻りました。

 

以前にも書きましたが仙台は元々好きな街で、WUGアニメを見てからさらに好きになったので今回訪れることができて本当に良かったです。ライブも聖地ならではの熱気に包まれて最高でしたし、国歌斉唱と始球式は貴重な場面に立ち会うことができました。せっかくの七夕なのに七夕まつりをほとんど見てないし、まだまだ回れていない聖地もたくさんあるし、仙台以外の石巻気仙沼も震災直後以来行けていないので復興の歩みを確かめたいという思いもあるので、ぜひまた東北を訪れたいと思います。これからもWake Up, Girls!の成長とともに、にぎわい広がっていく東北を応援していきたいですね。

仙台巡礼その2(アニメフェス~聖地巡礼編)

仙台巡礼2日目、8月6日のレポートです。

 

まずは前日に続いて仙台国際センターで開催の「仙台アニメフェス1st」へ。お目当てはもちろんWUGちゃんのトークステージです。ライブ疲れで普通に寝坊したのでアニマックスブースは諦め、あにてれステージを狙って無事に立ち見最前を確保。

f:id:koteijing:20170815192519j:plain※ナナナ体操は撮影可能でした

出演者は、WUGからまゆしぃあいちゃんよっぴーと「けものフレンズ」から根本流風さん田村響華さん築田行子さん、「カードファイト ヴァンガード!!」から石井マークさんとテレ東の細谷伸之P。メインコーナーは各アニメの映像を見ながらのクイズでしたが、映像がありえないくらい音ズレしてて出演者一同通常以上にアドリブ力を要求されていて面白かったです。WUGの3人は完全にひな壇芸人でしたね。3人ともロングのワンピース?で非常に可愛かったです。

 

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他のブースもゆっくり見たかったけど、巡礼を優先しステージ終了と同時に撤退。

 

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聖地・勾当台公園。ステージが目に入った瞬間あまりのエモさに言葉を失いました。昨年はここで実際にWUGがライブをしたということで、ちょうど先日届いたわぐらぶ会報誌にレポートが掲載されていましたが、写真見てるだけでも泣けました。現場に立ち会えたワグナーは本当に幸せだと思います。いつかまた聖地ライブやってほしいですね。

ちなみにステージ見てたらミスコンの公開オーディションが始まって10代の少女達が自己紹介したり特技披露したりしてたのですが、WUGのオーディション場面を髣髴とさせる姿で非常にエモかったです。

 

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続いて訪れたのは、8話で登場した「38mitsubachi」。オタクやってなかったら仙台でこんなオシャレなパンケーキ屋さんに来ることは一生無かったと思います。

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同行した友人が名物の「10段パンケーキ」を注文。自分はあまりお腹が空いていなかったので「パリパリチョコベリーパンケーキ」。少しずつ溶けてくるチョコとベリーソースの酸味がマッチしてうんめぇにゃ~でした。10段パンケーキは結局一人では食べきれずに少し手伝いましたが、シンプルにバターやメープルシロップだけでも美味しくいただけました。これを一人で平らげる片山実波は流石です。

 

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グリーンリーヴス・エンタテインメント。エモすぎる……。

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林田藍里さんのご実家こと、「熊谷屋」さん。娘を溺愛している様子が伺えます。「ゆべし」がどんなお菓子なのか知らなかったのでアニメを見て不思議に思っていたのですが、ようやく実物を頂くことができました。美味しいし小腹を満たすのにちょうどいいですね。アニメ劇中に登場し、「わぐばん!」のロケで永野、奥野、高木の3人が手作りに挑戦した「きなこねじり」もお土産に購入しました。

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「喫茶ビジュウ」は時間が無く外から一瞬眺めるだけでした。他にも行きたいところが山ほどあるので絶対再チャレンジしたいですね。

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真夢と未夕が語り合った北四番丁駅ホームから地下鉄に乗車。向かう先はそう、Koboパーク宮城です。

 

続きます。

仙台巡礼その1(初日編)

Wake Up, Girls! 4thライブツアー「ごめんねばっかり言ってごめんね!」宮城公演に参加するため、8月5~6日に仙台を訪れてきました。2013年3月以来4年ぶり3回目、ワグナーになってからは初の仙台巡礼です。

まだツアー中のため、ライブ以外の部分を中心にレポートしていきたいと思います。まずは初日の模様から。 

夜行バスで東京入りし、東京駅でオタクと合流してやまびこ125号で一路仙台へ。WUG単独ライブは初めてということもあり、もう初めてディズニーランドに連れて行ってもらう幼児のようなテンションでした。

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午前9時半すぎ、仙台駅へ到着。6日から「仙台七夕まつり」が開催されるため、駅構内もすっかり七夕ムードです。

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駅2階の仙台市観光情報センターで新章記念の巡礼ガイドとスタンプラリー台紙をゲット。今回は時間が無くスタンプはこの1ヶ所のみでの回収となりました。

 

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午前10時、ライブ会場の仙台サンプラザホールに到着。物販列は階段下で折り返して再度階段の途中まで上がる程度に伸びており、並んでいる間にビブスとキーホルダーのあいりVer.が完売。まあ地元だから仕方ないね……。大阪で完売のまゆビブスはラスト2着くらいをギリギリで確保できました。

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こんなに物販に金使ったライブはいつ以来だろうか。東北イオン限定のWAONカードも無事入手し、「7 Senses」と「雫の冠」の現地購入特典ブロマイドはみゅーちゃんのサイン入りが当たりました(後日宅配)。

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物販のブロマイドは3パック買ってめちゃくちゃダブった。

 

12時過ぎに物販を終え、開演までは1時間半ほどしかありませんでしたが、とある“ブツ”があるとの情報を得た我々は急いで地下鉄に乗り込みました。向かった先は、仙台国際センターで開催の「仙台アニメフェス1st」です。

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ゲーマーズブースで売られていたのは、現在では入手困難となっているWUG初の企画DVD「夏合宿、やらせてください!」と「声優ゆめ日記」シリーズ。中古品も軒並み1万円を超える中、なんと定価販売!どうやら再生産分が先行販売されていたようです。これを定価で買えただけで入場料分の価値はありましたね。

 

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サンプラザホールへとんぼ返りし、いよいよライブ本番。詳細はまだ書きませんが、まぁ~エモかった……。昼はアリーナ上手側見切れ席でしたがめちゃくちゃステージが近く、夜は逆にアリーナ中央最後列で後を気にすることなく跳べ、昼夜で違う角度からフォーメーションを確認できて最高でした。仙台限定のジョジョコラボ曲も振り付けがバチバチにキマってて格好良かった……。

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ライブ後の打ち上げは、「味の牛たん喜助 駅前中央店」へ。テレビアニメ3話の食レポロケで実波、真夢、菜々美が訪れた店です。

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店内はライブ後のワグナーと一般客が半々くらいという感じ。

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「特切り厚焼定食」、うんめぇにゃ~でした。牛たんのボリュームがすごくて肉だけでお腹いっぱい。

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退店時には空いていたので、アニメで3人が座っていた席も見ることができました。

 

霧雨に包まれた仙台の夜景が幻想的で綺麗でした。

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“嬉しくって見つめあいたい ペデストリアンデッキで 頬染めて笑った 16歳のアガペー

 

続きます。

『Wake Up, Girls! 新章』新キャスト&新キャラクター発表会

前回の記事での宣言通り、7月30日に幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル」にて、WUG新章の新キャスト&新キャラクター発表会を見てきました。

イベントの概要については各媒体でレポートが出ていますので、自分なりに感じたこと、考えていることを中心にお伝えします。なお公平を期すため(?)今回のイベント中はイヤホンで山本寛「前」監督のツイキャス*1を聞いていたので、そちらの反応も交えて書いていこうと思います。

イベントレポート

ステージ開始時には結構な数のワグナーが集まっていました。まあ別ステージにななみん出てたり隣のFGOフェスにみにゃみいたりしますしね。僕みたいにこれだけ見に来た人間がどれだけいたかは不明。

お馴染みのBGM「前を向いて、走れ!」と共に、MCの安野希世乃さんが登場。今回は「I-1 Clubの小早川ティナ役」としてではなく、終始「司会のお姉さん」といった雰囲気で進行していました。

まず、2013年夏のワンフェスのステージでWUGのメンバー7人が発表されてからの作品の歩みが紹介されたのですが、スクリーンに映し出された4年前のメンバーお披露目の写真を見て山本監督が「俺がいない!見事なトリミングだ!」とか言ってて面白かったです。

続いて新章スタッフの板垣伸監督と、MONACAから神前暁田中秀和広川恵一の3氏が登壇。板垣監督はかなり緊張した面持ちで、イベント中も言葉は少なめでした。もともとそういう人なのかな?

そしていよいよ新キャスト3人が登場。自己紹介の後、ユニット名「Run Girls, Run!」が発表されました。オーディションの裏話もあり、課題曲が「7 Girls War」と「言の葉 青葉」だったことが明かされました。また安野さんは前日夜に吉岡茉祐さんから「うちの後輩達をよろしくお願いします」とLINEがあったことを報告。会場から歓声が上がります。

お披露目に続き、3人による初めてのライブステージが行われました。この時ばかりはヤマキャスのイヤホンを外してステージに集中。

1曲目は「16歳のアガペー」。WUGのライブではサビ終わりの「まっすぐ きみの名前を呼ぼう」で推しの名前を叫ぶコールが定番ですが、さすがのワグナー達も新メンバーにはすぐ対応できず、名前コールは少なかった印象。

1曲目が終わった時点でMCを挟み、3人ともめっちゃ息切れしているのが初々しい。林鼓子さんはまだ15歳ということで、「16歳なってないアガペー」と発言して会場の笑いを誘っていました。

そして2曲目は「タチアガレ!」。ジャンプやポジションの入れ替わりなど難しい振り付けもちゃんとこなしていて、かなりの練習量を積んだことが伺えました。

 イベント後に公開された「踊ってみた」動画。上手いですね。

新キャストの印象

前にも書いたように自分は今年ワグナーになった新参なので、WUGちゃんのデビュー当初の様子と比較することはできませんが、ランガちゃん*2の3人はすごく受け答えがしっかりしていて、緊張しつつも人前に出ることには慣れているような印象を受けました。ライブパートでは歌声こそ震えて上ずっていましたが、振り付けは揃っていて踊りながら笑顔もキープできており、初めてのステージにしては上々の仕上がりだったと思います。

特にセンターの林さんは最年少ながら一番自然体でステージに立っているように見え、「この3人の中で推すならこの子かなぁ~」などと思いながら見ていました。まゆしぃとは全く違う方向性のセンターになりそうですね。京都出身の森嶋優花さんも、隣県民として今後の活躍に期待しています。もちろん厚木那奈美さんも。

さて、近年開催される声優やアニソンのオーディションでは、最終的に合格しなかった参加者が後に別の形でデビューする例が多く見られます。特に選考終盤になれば参加者の平均レベルは高く、ほぼ全員が合格ライン付近にいるわけです。その中から選ばれるための要素は技術面よりも、作品やレーベルとのマッチングになってくるのではと想像しています。

今回の3人の中にも過去他のオーディションに参加していた方がいるようですが、それがこのWUG新章で「Run Girls, Run!」としてデビューする意味とは。今はまだわかりません(WUGも最初はそうだったと思います)が、これから「RGRがこの子たちでよかった」「この子のデビューがWUG新章でよかった」と思える展開になることを期待しています。

新章に望むこと

ライブ後は新章のストーリーも公開されました。

仙台の弱小芸能プロダクション「グリーンリーヴス・エンタテインメント」に所属するWUGは、
数多の挫折を経験しながらも、国民的アイドルグループ「I-1club」を「アイドルの祭典」で破り、優勝した。
一躍トップアイドルに・・・と思ったのもつかの間、「アイドル経済不況」が叫ばれてきたこのご時世、現実は甘くない。
7人は地道なアイドル活動に追われる日々が続いていた。
一方、仙台市の中学に通う速志歩・守島音芽・阿津木いつかの3人は、次第にアイドルに憧れを持つようになり…。*3

ということで、「Wake Up, Girls!Festa. 2015 Beyond the Bottom Extend」で発表された「I-1 ClubがWUGを吸収合併する」という話は無かったことになったのかな? なおヤマキャスによると、「3人組の後輩ユニット」という構想自体は山本監督の発案だそうです。ただし「こういう風になるとは思っていなかった」とのこと*4。後輩ユニットが登場するという大まかな話は監督交代の有無に関わらず規定路線だったんですね。もっとも、山本監督が作ったからといって新章が成功していた確証はなく、板垣監督の新章が失敗作になるという確証もありません。

ただ、このイベントに参加して不安を覚えたのは、板垣監督から「熱」を感じなかったことです。あまり多くを語らないタイプの方なのかもしれませんが、作品を通じてどんなメッセージを伝えたいのか、RGRをどういうユニットに育てたいのか、そういう思いが一切伝わってきませんでした。少なくともこれまでのWUGは明確なメッセージを持った、熱いアニメーション作品です。まゆしぃのブログにもあるように、ユニットとしてのWUGも作中と同様、常に「WUGらしさとは何か」を自問自答し、全力でステージに立ってきました。その熱量が、今のところ新章からは伝わってこないのです。

もちろんまだ放映前ですしネタバレ回避もあるでしょう。監督交代のドタバタもあり、あまり波風を立てたくないのかもしれません。でも、あまりにも「守り」に入りすぎている気がします。監督が変わったのはこの際仕方ない。制作陣が変われば作品の方向性が変わるのも仕方ない。それなら新しい方向性は何なのか、監督なりプロデューサーなりがしっかり示してほしい。中途半端にWUGモドキを作るくらいなら、全部捨ててもっと攻めてくれというのが個人的な思いです。

私は新章に成功してほしいと思っています。いちアニメファンとして面白い作品を見たいというのはもちろんですが、3人の若い女性が人生を賭けてこの作品でデビューするのです。自分と同じ苗字のキャラクターを背負って。そして先輩の7人も、まだまだ発展途上にあります。これまでのWUGの縮小再生産のようなことをしていては、せっかくの芽を潰してしまいかねません。新章がこれまでのスタイルを踏襲するかどうかはともかく、覚悟を決めて「真摯で、正直で、一生懸命な」作品にしていただきたいと思っています。それが「WUG」の名を引き継ぐ上での最低条件ではないでしょうか。

*1:ゲスト:山崎雄太(演出家、BtB副監督)、伊藤光彦(わぐZOOアシスタントプロデューサー、Ordet→マカリア→?)、近岡直(旧章キャラクターデザイン・総作画監督)、澤田知世(旧章衣装デザイン)

*2:まゆしぃのブログに準じた表記

*3:WUG3公式サイト「STORY」より

*4:脚本は2話までできていたが残っているかは不明

Wake Up, Girls!にハマった

こんばんわぐ~👐

 

はい。Twitterをフォローしいていただいている皆様は既にお気付きでしょうが、最近「Wake Up, Girls!」にハマってしまいました。実に3年遅れですが、アニメ、ユニット共に完全にドハマりしております。毎日WUGのことばかりツイートしています。

自分自身、急に推しが7人も増えて色々と追いつかなくなっている部分もあり、4thツアー参加を前に、ここで一度なぜ私がWUGにハマったのか、WUGの何が好きなのかを整理して書いてみようと思います。

序章

2014年の放送当時、「アイドルオタクのヤマカンが新人声優でアイドルアニメを作る」という話は耳にしておりましたが、視聴には至りませんでした。何故か?湖底にはテレ東系の電波が届かない*1からです。

京まふ2014やアニサマ2015でユニットとしてのWUGちゃんを見かけたときも「なかなか良い曲だな」と思う程度で、そこまで興味を惹かれませんでした(当時は今ほど若手女性声優に真剣じゃなかったのかもしれない)。

ところが2015年以降鈴木このみさんの現場に足しげく通うようになる中で、オタクたちの間で「鈴木このみ吉岡茉祐似てる説」*2が流れ始め、その影響か周囲のこのまにあ達が徐々にWUG堕ちし、事あるごとに良さを語ってくるようになりました。外堀が埋まってきましたね。

大阪城ホールの奇跡

そんなこんなでWUGを意識しだし、曲も少し聴き始めた矢先の2017年1月14日。大阪城ホールにて開催された「ANIMAX MUSIX 2017 OSAKA」で事件は起きました。

WUGソロパートでは「僕らのフロンティア」と「7 Girls War」を歌い、MVと寸分違わぬキレの良いダンスを披露。初めて間近で見る7人の完成度に圧倒され、あまりの可愛さに頬が緩みっぱなしになります。

さらにライブ終盤にはこの日最大、いや2017年最大(7月現在)といっても過言ではない衝撃が訪れました。

聖地巡礼アニメSELECTION」と銘打ち、作品の舞台となった町を紹介してから曲に移るこの日の特別企画で、スクリーンに映し出された「宮城県 仙台市」の文字。会場がざわめいた後、流れ出したのは「タチアガレ!」のイントロ(生バン)(激エモ)。絶叫に包まれる城ホで、ステージに現れた少女交響曲衣装の7人は背景のアニメ映像と同じダンスを繰り広げます。初めて生で見るタチアガレ!は全てがエモかった……。これまでに見てきたどの声優ユニットとも違う格好良さを感じました。

ショートVer.のタチアガレ!を歌い終えた7人がフォーメーションを変え、延長されたアウトロが続く中、ステージ中央から現れる人影。スポットライトに照らされたのは、つい2ヶ月前に幕張でのバースデーライブで披露した振袖風衣装をまとった推しの姿でした。

気がつけば悲鳴を上げ連番オタクと抱き合い床に転がっていたのですが、耳に飛び込んできた「パーッとパーッと晴れやかに」の歌詞に飛び上がります。完全に推しが8人に増えた瞬間でした。

f:id:koteijing:20170714145303j:plainありがとうANIMAX MUSIX

その後、DアニメストアAmazonプライムビデオでアニメ全作を一気に視聴し、全音源に加え舞台「青葉の記録」やその他諸々のDVD、書籍等をかき集めるなど完全にWake Up, Girls!というコンテンツの虜になったのでした。

WUGアニメの魅力

 続いてアニメ「Wake Up, Girls!」の魅力について話そうと思います。ワグナーの中でもアニメの評価は二分されている感がありますが、私はかなりハマりました。というのも「よみがえる空」や「SHIROBAKO」、「響け!ユーフォニアム」等のように、リアル志向で登場人物たちが地道にステップアップしていく作品が好きだからです。

「リアル」なアイドル像

アニメ全部見太郎じゃないので確信はありませんが、今までのアイドルアニメはアイドルの「理想像」であり、現実のアイドルが持つ汚い部分はほとんど排除されてきたように思います。しかし本作では現実のアイドルグループをモチーフにしつつ、アイドルが本人達にとっての夢*3であると同時に、事務所やレーベルにとっては商品であり、全力で推してくれるオタクもいればアンチもいるという側面までもを描きました。特に劇中のWUGオタクとして強烈な個性を発揮する大田邦良は随所で情熱的な名台詞を残し、オタクの鑑のような存在として扱われています。

山本 OPにオタクが出てくるアイドルアニメは初めてだと思います(笑)。これは、意図的にやりました。「オタクの姿を見たくない」というのは、やはり打開すべきだろうと思ったんです。(中略)アイドルを応援するって素晴らしいことだよ!というメッセージを込めています。だから大田はデザインはああでも、絶対にカッコいいはずだと僕は確信しています。*4

もちろん泥臭いだけでなく、理想も語られます。TVシリーズ最終回の「アイドルの祭典」開会式でI-1Clubゼネラルマネージャ白木が「エンターテインメントの真髄」を語った開会宣言など、作中の大人たちが掲げるアイドルへの希望は山本監督が持つアイドル論の代弁でしょう。セリフや演出の端々にクリエイター側のメッセージが現れるところにも惹かれるものがあります。

山本監督のアイドルへの思いや、WUGで目指したもの、そして新人声優7人をどのように見出したのかは以下のページに記されています。最近は何かとトラブル続きでネガティブな印象が先行していますが、少なくとも私は「WUGの生みの親」としての山本監督はきちんと評価されるべきだと思っています。

なおこの時インタビューしたライターとも既に絶縁した模様。このページもいつまで残るかわからないので早めにチェックしておきましょう。

 

アニメ的にも、「七人のアイドル」はシリーズ全体の序章でありながら1本の映画として起承転結が綺麗にまとまって見ごたえのある作品になっていますし、テレビシリーズも山あり谷あり紆余曲折しながら7人が成長しアイドルの頂点を目指す姿が丁寧に描かれました(作画的にはやや険しい部分もありましたが)。そして続・劇場版2作がシリーズ全体の「転」「結」となって物語は大団円を迎えます。あまりにも綺麗に終わりすぎていて新章には不安しかないのですが、まああまり期待せずに見守りたいと思います。

アニメの演出論的な視点からは、はばたくキツネ氏が素晴らしいレビューを書かれているのでこちらもぜひご一読ください。

 

震災と真正面に向き合った作品

もう1点、忘れてはならないのは、WUGが宮城県を舞台にした東日本大震災と深いつながりを持った作品であるということです。

小説版などで明かされた設定では、キャラクター7人中3人が被災者ということになっており、それがアイドルを目指す動機にも繋がっていきます。一方でアニメ劇中では被災地という側面を強調しすぎることなく、東京VS地方という構図をアイドルアニメのストーリーに上手く取り入れて展開しており、巧みな構成だと感じました。

そしてテレビアニメ第9話「ここで生きる」では、初めて被災地(気仙沼)の生々しい姿が映し出されます。劇場版からテレビ8話まで、片山実波を取り巻く石巻仮設住宅の人々を除いてほとんど震災に関する描写が無かっただけに、初見時は衝撃を受けました。私自身も震災後に一度気仙沼を訪れたのですが、そのとき目にしたのと同じ光景がアニメに描かれています。東日本大震災は後のさまざまな作品テーマに影響を与えましたが、テレビアニメで真正面に現実の被災地を捉えた作品は他に無かったのでは。

f:id:koteijing:20170714143939j:plain2013年3月撮影の気仙沼市街。写真左奥は9話でWUGが宿泊した旅館「大鍋屋」

f:id:koteijing:20170714144530j:plain気仙沼港。沈んだ桟橋の向こうに真夢と夏夜が語り合ったベンチがある(写真見てまた泣きそう)

音楽面でも、特に「タチアガレ!」や「言の葉 青葉」はアイドルの心情と被災地への思いが重なった、強いメッセージ性を持った素晴らしい楽曲だと思います。特に「言の葉 青葉」は“絆”のような陳腐なワードを使わず、真摯に言葉を紡いだ歌詞に心が打たれます。

現実のユニット活動でも、毎年ライブツアーで仙台公演を行うなど現地でのイベント出演も積極的に行い、東北イオンや東北楽天ゴールデンイーグルスとのコラボなど、作中のWUGと同様あるいはそれ以上にご当地アイドルとして活躍しているのが嬉しい。新章以降も、WUGの地元は仙台であるという原点を大切にしてもらいたいですね。

私自身は宮城と縁もゆかりもない人間ですが、仙台は震災前後に何度か訪れたことがあり、都会と緑の調和した美しい街であるという印象を抱いていました。8/5の4thツアー仙台公演へ参加できることになり、再び仙台を訪れるきっかけをくれたWUGに感謝しています。

f:id:koteijing:20170714143738j:plain仙台駅前のペデストリアンデッキ。Loftの街頭ビジョンは後に撤去された。

声優ユニット「WUG」の魅力

声優ユニットWake Up, Girls!」は特殊なユニットです。というのも、通常のアニメ作品の出演者が例え新人でも既に事務所に所属している人間の中から集められるのに対し、WUGはアニメのためにエイベックスと81プロデュースによる「第2回アニソン・ヴォーカルオーディション」を開催し、全くの新人を7人集めたからです。また同オーディション第1回では「i☆Ris」がデビューしていますが、こちらは当初から特定の作品とのタイアップだけでなく幅広い活動を志向しています。作品名とユニット名が同じで、自分と同じ名前のキャラクターを背負ってデビューした声優ユニットは唯一無二の存在ではないでしょうか。今後7人がどのような活動をしていくにしても、おそらくWUGは名刺代わりの作品としてずっと背負うことになるでしょう。

さて、小説版には「個人戦か、団体戦*5」という話がありましたが、現実のユニットの方も「団体戦」型じゃないかと思っています。特定のメンバーの個性が牽引するというより、全体の雰囲気がいいんですよね。個人的にi☆Risは各メンバーが強烈な個性を放つ「個人戦」型ユニットだと感じているので、すごく対照的です(どっちが好みかは人それぞれだと思います)。

デビュー以来、声優業やライブだけでなくバラエティ番組やゲーム実況などあらゆるジャンルの仕事に挑戦し、また毎年メンバー自身で企画するソロイベントを開催するなどセルフプロデュース能力に磨きをかけているところも今後に期待できるポイントです。

前述の通り私がWUGにハマったのはつい最近のことであるため、結成当時の様子などは映像や書籍でしか知りません。イベント経験値もほとんどなく、まだまだ彼女達のことを理解できているとは言えませんが、現状で私なりに7人をどう捉えているかメモ代わりに記しておきたいと思います。

吉岡茉祐:圧倒的センター感。イケメン。ステージでの立ち振る舞いにオーラがあり、ダンスは重心が低く格好良い。一方で褒められるとすぐに照れる、ホラーが苦手など乙女なところもあり、ギャップが最高に可愛い。あとテンション上がると関西弁全開になるのも良い。子役出身で創作の才能もあるので、今後は声優だけにとどまらない幅広い活躍が期待できそう。

永野愛:舌足らずな話し方が可愛い。林田藍里と同様、ユニット全体を見渡す母親的なポジション。毒舌のツッコミ役。振り付けやわぐらぶ編集長など縁の下の力持ち的にいろんな場面でWUGを支えていると思う。野球の話してるときが一番楽しそうだし、今年はあいちゃんの笑顔のためにも楽天は勝ち続けて欲しい。

田中美海:オタク。絶妙なロリ顔。3年前はヤマカンが「本当に田中美海は裏がない子なんですよ。(中略)それぐらい実波そのものの存在です」と絶賛していたけど、最近FGO関連などで本性が表れてきた気がする。WUGちゃんねるでバイオハザードやったときにゾンビに対して暴言を発しまくってたのが最高。

青山吉能:デビュー当初と比べると急激に可愛くなった。何があったんだ。番組では常にボケや顔芸を入れてくるので目が離せないが、何も考えてなさそうでいて実はしっかり自分を持ってる子だと思う。熊本への思いとかね。「恋愛暴君」で初主演を務めて経験を積んだことで、さらにステップアップしていくことでしょう。あいちゃんへのイジり方が好き。

山下七海:「おへんろ。」のおかげで唯一3年前から存在を知っていたメンバー。もともと声優志望じゃなかったとのことだが、声優にならないのは勿体無いくらい声が可愛い。徳島弁の破壊力は半端ない。あと全体的に可愛い。メンバー内で一番おしゃれで料理スキルも高いなど育ちの良さが感じられる。

奥野香耶:貴重な同い年(90年度)女性声優。声や仕草がいちいち可愛い。菊間夏夜とは間逆でメンバー内でも大人しい性格だが、思ったことはちゃんと言うタイプ。ちょっと闇を抱えてそうなところがまた良し。スイッチが入ったときの思い切りがすごい。もっと本音のところを知りたくなる存在ですね。

高木美佑:オタク。みにゃみがザ・女オタクという感じなのに対し、みゅーちゃんは少年系のオタク。アニュータのオフィシャルプレイリストの選曲は信用の塊だった。生粋のゲーマーでプレイが上手いのはもちろん、魅力を的確に伝えながら実況するスキルも高い。身体能力も優れ、バレエ経験のおかげで回転系のダンスがすごく綺麗。振りの激しい曲中も笑顔を絶やさない。マチアソビのハッカドールお渡し会では神対応を頂き好きになりそうでした。

誰を推すのか問題

WUGは団体戦型ユニットであるがゆえに、7人の中から誰か一人推しを選ぶとなると非常に難しい。別にハコ推しでもいいじゃないかと思われるかもしれませんが、公式FC「わぐらぶ」入会時に推しメンの選択欄があるのです*6

そして結局私が選んだのは、吉岡茉祐さんでした。やはりライブステージにおける圧倒的な存在感やWUGだけに留まらない活躍へのポテンシャルに強烈なエモさを感じさせられます。料理下手など隠し切れない不器用さもまた魅力です。あとやっぱり自分も関西人なので関西出身声優は応援したいですね。

ちなみに最期まで迷ったのは永野愛さんでした。4thツアーのグッズに選んだ数字「313」*7に込めたメッセージなど、やはり地元仙台出身者としてこの作品に強い思いを持って臨んでいるんだなと感じさせられるからです。

本当なら4thツアーの会場で最終的に推しを選びたかったのですが、会報誌の発送対象が7月中の入会者までだったので泣く泣く決断しました。この判断が後にどう影響してくるのか楽しみですね。

 

※追記

仙台公演翌日の始球式を見て完全に永野愛理推しになりました。

別に推し変したわけじゃないんです。吉岡茉祐さんは「推す」対象ではなく、リスペクトの対象であり、むしろ彼女のパフォーマンスに僕が「推される」側だったと気付いたんです。許して。

 

まとめ

最初に「整理して書いてみます」とか言ったくせに、この半年間抱え込んだ感情を吐き出していたら6000字オーバーの全くまとまりのない記事になってしまい自分でもドン引きしているのですが、とにかくこれが2017年7月末現在の、私のWUGへの思いです。今後、4thツアー参戦などを通じて新たに感じたことがあれば、都度ブログに記していく予定です(本当か?)。

そして新章についてですが、不安ばかりを口にしていても仕方ないので、この目で新キャスト発表会を見届けてくるつもりです。生みの親であり7人の育ての親である山本監督が離れたWUGが今後どんな展開を迎えるのか、なるべく最後まで見守っていければと思います。

*1:日本のBBCことびわ湖放送が子供向けを中心にテレ東の一部アニメを放送しているが、深夜アニメは滅多に流さない

*2:確かに角度によっては似てる。鈴木このみ若井友希似てる説もある

*3:当初は必ずしもそうではない

*4:「WUGpedia」p.79

*5:「小説版Wake Up, Girls!それぞれの姿」p.170

*6:ソロイベの当選確立などに影響するらしい

*7:「311」から一歩踏み出した、次の素数。そして「3」「1」「3」を足すと「7」